銚子市猿田町にある神社。
何となく前々から気になってて、調べたら紀元前の創建という古い神社。猿田彦が祭神で道案内(交通安全)の神だそうな。ドライブ向きでしょ。
場所はちょっと山中の細めの県道沿いにあってひっそりした所。なかなかこっちの道に入ることが無くて来れなかった。
県道沿いの駐車場から鳥居をくぐって参道を歩くと、二の鳥居からの階段は、JR総武線の線路を跨ぐ陸橋になっていた。
参道真ん前に鉄道引くとは、、けしからんな。とか思うけど、交通安全の神の足元を通る鉄道と言うのも縁起いいね。ちょうど登ってるときに総武線が通って駅に着くのが見れた。
そして陸橋から繋がった参道の石段へは木々のトンネルをくぐる感じで進む。
この周りの森は「猿田神社の森」と呼ばれる天然記念物のスダジイ原生林。
抜けるとちょっと別の雰囲気の場所に来たって気がして神聖な感じを受けた。
石段の上は立派な境内。
マイナーな場所だから寂しい感じかと思いきや、歴史あるだけに立派で大きい神社だった。
そしてちゃんと社務所には巫女さんが二人も御座った。
まずはお参り。
「交通安全」とか「旅先での幸運」とか願えばいいんだけど、最近あまり神社で願い事を唱えず無心で拝むことが多く、ここでも無心で拝んだ。もっと欲張った方がイイかな。
この神社は拝殿の後ろの本殿への順路案内が出てた。
本殿はさりげなく覗けるくらいの神社が多いけど、ここは是非見てってというスタイルで珍しく感じた。
本殿は何度もの合戦で焼失したそうで、今あるのは江戸初期建立の茅葺き(じゃなくて桧皮葺)屋根の県重文。どっしりしてた。
さてさて境内にはガラス越しに神輿が飾られてたり、そこから脇に入ると力石なども並んでいた。四十八貫目だそうだ。(何キロ?)
そしてその先には「御神水」とあって、湧水の水汲み場があった!
え、知らなかった。PET取りに車に戻るのもなんなので取り敢えず柄杓で一口だけ頂いた。おいしかった。
その先も「神社の森」でくねくねの幹がいい感じ。
と、ここで「あ、そういえばトイレ行きたかったんだっけ」と思い出した。
トイレは社務所の先の建物にあってキレイだった。
(でも帰ってから調べたら、トイレに引き返さずに進んでたら「御神水」の湧水場とか池とか「御神砂」なんてのもあったそうだ。。)
とても雰囲気のいい神殿と気分のいい森、更に水が汲める神社でとても良かった。
千葉の神社では一番雰囲気いいかも。またこよう。