記事一覧

臥姫さんが焼

ファイル 3062-1.jpg南房総市市部の県道沿いにある海鮮料理店。

JR岩井駅のすぐ裏で、前に通った時に見かけて気になってた。このすぐ近くにある「道の駅 富楽里とみやま」でさんが焼きを食べた総菜コーナーのちゃんとした店ということのようだ。

店はしゃれた感じで店外にメニューも出てていい感じ、小さな店ながら入口で靴を脱ぐ料理店。
来たのが3時で「もうラストオーダーで出せるものしか出せませんが」と言われ「なめろうだけ単品で食べたいんですけど」というと何やら工場に聞いて「今からキハダマグロをおろすのでキハダのなめろうでよろしければ」ということでそれをたのみ席に着いた。どうやら水産加工工場の直営という形でおろしたての料理を出す店のようだ。

ファイル 3062-2.jpgで、仕切られた円卓の席につくと妹はやっぱりすかさず酒のメニューを見て「南房総レモン」というチューハイを注文したので、悔しいからこちらもノンアルビールをたのんだ。
それと、なめろうがキハダマグロということで「アジの握り」も追加で頼んでみた。メニューには一貫の値段で出てたけど「一人前でいいですか」と言われ「はいそれで」となってどれだけ出るか分からなかったけど、なめろう単品だけじゃ申し訳ない気がするような店だったのでまあいいかと思った。

「なめろう」とは千葉県南部のご当地名物料理で、つくねにした青魚を生で食べる料理。これを焼いたのが「サンガ焼き」ってことかな。で、正直言うと、、「なめろう」と言ったらアジだとばかり思ってたので、キハダだと、、いまいちなネギトロになるんじゃないかとか思ってた。

そして「キハダマグロのなめろう」登場。

ファイル 3062-3.jpg

けどアニハカランヤ!これはうまい!絶品。
薬味の野菜と味噌が魚とぴったり合ってて口に含むとニンマリするいい味。いやぁこの調和はすばらしい。料理だね。千葉の名物がこんなに味わい深いものだったなんて、、いやー今まで「なめろう」をナメテたわ、練りこんだタタキくらいにしか思ってなかったけど考えを改めたわ。妹と共に「うんうん」頷きながら食べた。
そしてノンアルビールでも頼んどいてよかった。いやいやこれは日本酒で行きたいトコだけどね。ノンアルの日本酒はないもんねw

そして「アジ握り」登場。1人前五貫でホッとしたw
っていうかお頭骨付きで笹に乗って雰囲気イイね。

ファイル 3062-4.jpg

これは先に妹から食べたんだけど「なにこれ?甘いよ」と「アジって魚は甘い魚だったの?」と驚いてたので、こちらも食べてみたら確かに甘く感じた。でも多分これは酢飯とのハーモニーで甘く感じるんだと思う。爽やかで夏向きの一品。新鮮なアジの味も生きててちょっと驚く美味しい寿司だった。

食べてる途中で他のお客が捌けて自分らだけになって、アジ握りを食べ終えたころに店の人が「よろしければ骨を揚げて骨煎餅にしましょうか」とまさかのサービス!もう閉めたいだろう時間にありがたい気づかいで「おもてなし」を感じた。(おもてなし詐欺の某運動大会なんかよりこういう飲食店こそ応援したい!と思った)

ファイル 3062-5.jpg

少し時間かかったけど、じっくりぱりぱりに揚げてくれた骨煎餅。おいしかった!
さすがにもうノンアルビールはとっくに飲み終わっててそれだけが口惜しいとこではあったけど、最後までおいしく、自分は頭までおいしく食べて大満足。

ホンのおやつのつもりで寄ったけど、しっかり満足の食事だった。
店の人も感じよく、工場の方から顔を出してくれた加工の料理人さんも感じよく気持ちよかった。
店を出てからも兄妹そろって「これはいいわ」「寄ってよかった」と大絶賛。
逆にこれ以上はないだろうねーと帰りの夕方は食事に寄れずに帰ったw

タグ:餐:魚 餐:鮨 餐:揚 餐:飲