富津市竹岡の127号沿いにある町角中華店。
ここんとこ千葉しか廻ってないから当然127号も何度も通ってて、「アジフライ」の幟が立ったこの店は小さな店ながら両車線側にも駐車場があるのを知ってて、一人でアジフライを食べに来るならここだなと思ってた店。「黄金アジ」とはどこにも書いてないけどそういう地域でアジフライを全面に出した店なら下手なものは出ないだろうと思ってた。
で、今日は黄金アジを食べてみたい妹を連れてきちゃったわけだけど、最初から人気店は無理だよと言っておいたのでさすがにイヤとは言わずに入店。
でも、店に入って反応がなく何度か呼んでやっとおばあちゃんが出てきたときはちょっと僕も「やべぇかも」と思った。(後で聞いたら二人ともに「埼玉のうどん屋(→)」を思いだしてた)
ちょっと気が引けつつも席に着き、自分は「地アジフライ定食」、妹は「地アジフライ」単品と生ビール。まぁいつものことだけど今回はちょっとその遠慮のなさも仕方ないと思えた。
小さな店内は4人掛けテーブルと6人掛けテーブルと丸テーブルの3卓だけで、奥に座敷でもあるのかな?どう考えても駐車場の停められる車の数と合わない小さな店。そもそもおばあちゃんのワンオペだから3卓だけなのは正解だけどね。
で、「地アジフライ定食」登場。
尾っぽがついてないので見た目こそパッとしないけど、コロンと厚みのあるフライで中はふわっと脂ジューシーなとろけるアジ。ちょっとまて、黄金アジの特異性って何だったっけ?とか一瞬思うくらいのおいしいアジフライだった。
そして「ひとつ太刀魚のフライもつけときました」というそれがまたおいしかった。太刀魚のフライとか初めて食べたかも。店内の貼紙にも「タチ魚定食」「地タチ魚焼」とかあって気にはなってたんだけど、うれしいサービス。
そしてそしてキュウリの漬物までよく漬かってておいしかった。
妹も大喜びでうまいうまい言って食べて、食べ終えてからおばあちゃんに「黄金アジというのは?」とか聞いてた。
おばあちゃん曰く「黄金アジというのはそうそう滅多に獲れないのよ」だそうで「だから黄金アジと書いてても普通の地アジを使ってる店も多いんじゃないかな」とか。いや、これだけおいしけりゃ騙されてたとしても全然ОKよ。
店を出て兄妹顔見合わせて「これは大正解だね」と満足の食事。よかったよかった。