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大山千枚田

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ファイル 1003-2.jpg鴨川市大山にある棚田。
くにさん案内で房総を回るときは殆ど毎回来てる気がする馴染みの棚田。
見慣れたせいか、他のあちこちで棚田見て来ても、やっぱりここが一番纏まり良く見渡し良くお気に入り。

そんなわけで点景登場も三回目だけど、
前回は刈入れ後(→)
前々回は田植え時期(→)
なので、稲穂が実った今回でコンプリートって感じで満足。

ファイル 1003-3.jpg棚田の上の道沿いには、ちょっと異様なカカシが並んでた。
かかしコンテストとかそういうものらしい。
流行りものもとか時事ネタとか色々あって(ランドセルを持った「タナダーマスク」っていうのが一番ウケた)ネタ的には面白いんだけど、如何せんどれも造形がやっつけな感じで残念。というか正直言って不気味。
チーバくんは千葉の形してて欲しかった。。

くにさんが来月で千葉を離れてしまうので、ここもしばらく来ることなさそうだな、、と思い、見納めにじっくり眺めた。

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タグ:楽:眺 観:農 観:飾

砂山

館山市坂井にある砂の山。
海から少し離れているのに浜の砂丘のように広く砂の露出した不思議な地形。
だのに、案内も何もなく、名前すらない(「砂山」というのは地名ではない)隠れたスポット。

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車を停めた野原の先を覗くと、山の斜面が広い砂場になってた。
へー面白い。と思ったけど、これは序の口で山を越えると更に広い砂の山がある筈なんだそうだ。
けど、くにさんは3年ぐらい前に来て以来で、記憶曖昧な様子。
猛毒の実(ドクウツギ)の警告以外なんの案内もなく道も雑草高かったし、、、もっとちゃんとした道があったような、、とハッキリせず「行って違ってたら、、」と進むか迷ってた。
僕は興味持って「いやいや面白そうだから、違っててもいいから行ってみよう」と促して砂の斜面に進んでみた。

ファイル 1002-2.jpg確かに海からはゴルフ場挟むくらいの距離があるのに、浜辺のような砂だらけで不思議な所。
砂には貝の破片っぽいのも混ざってるように見えた。

他にも人の歩いた足跡が幾つもあったから間違えてはいないだろうと意気揚々と登ったけど、足元が砂って意外と疲れるよね。。
でも雨の後で湿ってたのでいくらか登りやすかったのかも。
なんとか斜面を登りきって頂上(峠の頂き)から振り返ると、海まで見渡せていい眺めだった。

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ファイル 1002-4.jpg峠の反対側は草木茂ってて進むべきか今一度逡巡。
「先に見てくるから待ってていいよ」とくにさんに気を遣われたけど、一番高い岩の上に登って見てみたら確かに砂山っぽい一角が覗けたので、間違いないと確信。
足元に気をつけながら林の中の砂の道を下ってみた。

そしてその林を抜けると
「わお」
U字に広がった二面の砂のゲレンデが現れた。

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ファイル 1002-6.jpgこれはすごいね、不思議だね。
鳥取砂丘より斜度あって面白そうな砂の斜面。
砂には風紋も少し残ってて砂丘っぽい。っていうか丘っていうよりやっぱ山だね、文字通りの「砂山」だ。

上から転げ落ちたい気持ちもあったけど、帰りの事を考えればそこまではしゃぐ訳にはいかず、っていうか見渡してるだけでも十分楽しめる景観だった。

特にその先の斜面は斜度どれくらいだろう。
スキー上級のくにさんでも「これは滑り落ちたらヤバイよね」と感じる斜度。覗いて怖さを感じて楽しめた。

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満足して来た道を戻る。
登ってみると来た道も結構な斜度で、ひーこら言いながら登ってたら、林から若造の集団が「うわ!やべぇ」と、口々に「やべぇ!やべぇ!」言いながら降りてきた。
うぜーと思ったけど、すれ違う時に「こんちわ」と挨拶するちゃんとした青年達で、大学のサークルのようだった。
なんか素直にはしゃげる若さが羨ましかった。。

この列が長く、十数人二十人くらい?の団体で、男ばかりかと思ってたら後ろの方は女の子だった。
疲れて休憩してたら、「まだ続くのでどうぞ先に登ってください」などと(可愛らしく)言われ仕方なく休まずに登ったww

ひらけた峠の頂きに戻って休憩してたら、しんがりの女の子に「この先って凄いんですか」などと気安く声掛けられて少々会話。
いい気になってからかい半分の会話で楽しかったりした。(おっさんくさい、、、)

タグ:楽:登 景:山 景:崖 景:海 楽:眺 楽:話

館山海軍砲術学校跡

ファイル 1001-1.jpg館山市佐野にあった旧海軍学校跡

410号を曲がると中学校の前に解説板があった。
昭和16年の太平洋戦争直前に横須賀海軍砲術学校から分離して出来た学校だそうだ。

向かいには当時の行進風景の写真が掘られた金属の立派な案内板が立っていた。これは立派で崩れなくていいね。
ああ、なるほど、ここに門があったわけだ。

写真や案内図にあるグランドや兵舎はすっかり田圃になってた。
けど中央の道はそのまま真っ直ぐのびてて、この山に囲まれた地域一帯の広い学校だったのが想像できた。

その田圃の先の右側の住宅脇に、砲身を模した形の「平和記念の塔」が立っていた。
なんでこんなトコに?有志で建てたかったけど空いてる土地がなかったとかってことかな?(駐車場もない)

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ファイル 1001-3.jpgそこには何やら錆び付いた野砲や噴進弾、自衛艦の碇などが置かれてた。
これも有志で持ち寄られたのかな。

野砲は小さくサビサビで崩れてたけど、一番存在感がああった。砲術学校で使われてたものかな。きっと大事にに磨かれて使われてたんだろうな。

噴進弾は巡洋艦の砲弾を改造して作ったものだそうで、木の板などの簡易な装置で飛ばせた為、硫黄島などではかなりの効果があったそうだ。
こんなんで飛ばせたのか。。凄いな。

それと、元敷地内に唯一の現存物、レンガ造りの建造物跡があるそうだけど、パッと見どこにあるのか分からず、、
くにさんがスマホで検索してくれて入口に戻って施設略図を見たりして判明。
左手奥の畑の合間にあった。

ファイル 1001-4.jpg施設略図には「釜場」とあった場所。
説明やら案内やらは一切なく
パッと見、キレイなレンガで整ってて角も揃ってて年代物に見えなかった。
ちゃんと管理してるでもなさそうなのになんでこれだけが残ってるのか謎。
不気味な雰囲気は感じなかったけど、雑草が茂ってたので中には立ち入らずに通りから眺めた。

タグ:観:軍 観:塔 観:建

赤山地下壕跡

館山市宮城にある太平洋戦争時の館山海軍航空隊が使用したと言う地下壕跡。
興味はあったけど有料なので今まで敬遠してた。

「色んな人に色々案内してるから、ちるとどこ廻ったか忘れちゃった。行ったトコだったらゴメンね」というくにさんに
「僕がケチだから有料のトコは行ってない筈だよ。今回は有料のトコでもイイよ」とは、実は此処を考えて言ったので、案内されて丁度バッチリだった。

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まずは「豊津ホール」という昭和っぽい市民センターで入場料200円を払って(ケチるような料金じゃないよね、、w)ヘルメットと懐中電灯を借りて入口に歩く。

入口の説明を読むと、この壕は合計で1.6kmという全国的にも大きな壕だそうだ。
地下壕といっても基地機能を移したとかではなく航空隊の防空壕としいてたようで、事務とか病室とかに使ったくらいの記録しか残ってないようだ。

さてさて、足元気を付けながら入壕。

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中は少し涼しいくらいの丁度イイ感じ。
やや暗いけど、人が大勢死んだ要塞跡とかじゃないから不気味さはまるでなく、通路も広く大きく直線で分かりやすく、下も平らで歩きやすかった。

ファイル 1000-3.jpgそして横道も網の目のように出てて、どの道も崩れて無くキレイだけど立入禁止。
その立入禁止の横道は先が真っ暗で、電気無いとホントに闇に落ちていた。

歩いてて面白いのは岩の層。
壁は岩肌そのまんまでここも斜めにシマシマの地層が岩肌に出てて、掘る角度で丸く模様になってるとことかもあった。

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中は構造物も装置も何もなく説明するような物もなかったんだけど、その中で珍しく見かけた文章は「この壕はどのように使われたのだろう」という疑問型のプリントだった。。
なんか残った資料が少なくてよく分かってないらしい。
分かってない方が色々想像できて恐くもあり楽しくもある。

ちょっと不思議に思ったのは、通路ばかりで部屋みたいな造りのものがあまり無い事。壕ってそういうもんなの?

ファイル 1000-5.jpgどんどん進むとその先は外に開いた口になってて、これが出口かと思いきや、そうではなく、非常時には出口になるけど普段は閉鎖されてて、少し回って来た道を戻るのが順路らしい。

この口のあたりに珍しく何かあるなと見たら説明に、「この壕は戦後忘れられて昭和30年頃よりキノコ栽培に使われてた」とあり、「風呂やボイラー、コンクリートブロックなどはその時に持ち込まれた物」とあった。

あとはまたゆっくり来た道を懐中電灯を振り回しながら戻った。


ファイル 1000-6.jpg壕を出てメットと電灯を返却。
駐車場に戻ってからちょっとオマケで少し散歩。

「赤山」を舐めるように見まわしながら周りを歩いて、裏側の宅地の間にある「掩体壕」も見てきた。
ああ、鹿島で見たのと同じ感じだ。
これは零戦を隠したものだったそうだ。

?こんなトコに隠さなくても地下壕にもっと広い格納庫造れそうじゃない?
(そして山が割れて戦闘機をカタパルト射出とか出来たらかっこいい秘密基地になるのに)

タグ:楽:歩 観:軍 観:地 景:洞 景:岩

道の駅 とみうら枇杷倶楽部

ファイル 999-1.jpg南房総市富浦町青木の127号沿いにある道の駅。
「枇杷倶楽部」というだけあって特産のビワだらけ。「とみうら」というより「ビワの道の駅」と言った方が分かりやすい。
ビワソフトはこの点景でも最初の方で記事にしてたと思う。(→)

でも、
今回はソフトではなくて目的はバーガー。
「イカメンチバーガー」だそうだ。
このイカメンチは富浦市街の国道沿いの肉屋のオリジナルメンチで、くにさん的にはそっちで買う単品のイカメンチがオススメなんだそうだけど、日曜休みだし駐車場ないしで、あまり気軽には食べられないそうだ。
で、そのメンチを挟んだバーガーが道の駅にあるのなら、僕としては断然というか是非ともバーガーでお願いしたい。

ってわけで「イカメンチバーガー」
昼ながらテーブルも空いててゆっくり座って食べられた。

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これは思った以上にイカの濃いメンチ。だのに臭みもなくておいしい。
そしてそれが緑のバンズやサニーレタスとも合ってて、全体的にも美味しいバーガーだった。
これはイイ!御当地変わり種バーガーとしては先日富山で食べた白えびバーガーと肩並べる好印象。おいしかった。

ファイル 999-3.jpgちなみに、緑のバンズは「枇杷の葉パウダー」が練り込まれてるそうだ。こってるなぁ。
枇杷の葉ってどんな感じかは分からないけど、このバンズはイイ風味でなかなか良かった。

食べた後はやっぱ「びわソフト」かな、、と思ってたんだけど、気が付けば列になってた。。
くにさんもそんなに「びわソフト」は押しじゃなかったし、どうせ他で食べるだろうからヤメ。

店内を少し見てまわって駐車場に向かった。

タグ:餐:ば 道の駅

燈籠坂大師の切通しトンネル

ファイル 998-1.jpg富津市竹岡と萩生の間にあるトンネル。
くにさん紹介の「普通の人なら連れて行かないコアな房総めぐり」本日最初のスポット。
127号竹岡の城山隧道手前の怪しいゲートを曲がったトコで駐車。
車でも通れるけど歩いた方がいい場所だという事で、傘持って歩いた。

まずは手彫りのトンネルがある。けどこれの事じゃないらしい。
これはこれで手彫りの跡や岩の層が見えて面白い。
地図で見ると内房線の線路の下をくぐるトンネルらしい。

そしてその抜けた先を右に曲がると、
おお。
なるほど、これはおもしろい。
岩山を縦に割った切通しのトンネル(特に名前は付いていないらしい)
最初は斜面中腹に掘った普通サイズのトンネルだったのを登らずに通れるくらいまで掘り下げてこういう形になったそうだ。

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んーこの写真だとイマイチぱっとしないなぁ。写真へたくそで申し訳ない。
実際に歩くと高さが感じられて迫力有り、見上げて岩の層もおもしろいトンネルだった。

このトンネルの上は「造海城」という城跡へ続く道だそうだけど、くにさんの話では「馴れた人じゃないと危ないくらい酷く埋もれたとんでもない場所」だったそうだ。

ファイル 998-3.jpg反対側に出ると燈籠坂大師という神社があった。
燈籠坂か、、昔はそんな名前が付いてるくらいの坂を登って越えなきゃならなかったんだろうね。(そうではなくて、城への上り口の坂だそうだ)
「神社は何もないから行ってもつまらないよ」とのことで省略。
またじっくりトンネル見ながら来た道を戻った。

「ここは車で屋根開けて通っても楽しいかも」と言ったら、「トンネルの先は切り返しもキツイし進んでも道が細いからオススメはしないよ」と言われた。
んーそうだね。歩いてじっくり見た方が楽しいかな。

タグ:楽:歩 観:道 景:洞