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姨捨棚田 田毎の月

千曲市八幡にある聖山の裾の斜面の棚田。
ここは毎回403号で通過する度に、長野盆地を見下ろしながら「そういえばここら辺に棚田があるんだよな、、」とは思いつつ、その場所がどこだか分からず変な道に入り込みたくなくて寄らずに気になってた場所。

今回はまず手掛かりをと「おばすて観光会館」と言うトコに来てみた。
広い駐車場の端に停めてみたら、それは蕎麦屋だったww
でも県道の向かいにお寺があって、姨捨の案内もあったので手掛かりはゲット。少し先に棚田の駐車場があるらしい。
でもその前に、目の前の岩が展望台になってるっぽいので登ってみた。

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「姨石」というらしい。姨捨山に捨てられた老婆が石になったという伝説とか、芭蕉が眺めて詩を詠んだとか、いろいろある昔からの月見の展望岩らしい。
ゴツゴツのさざれ石の巌でサンダルでは登りづらかった。
ここからは棚田は見えなかったけど、ああ、あっちかと方向はわかった。

そして棚田の駐車場に移動。
棚田の一番下だった。。
歩き疲れてたシバオは「えー登るの?」「能登の千枚田行ったけど比べものにならない」とマイナス発言が多かったけど、少しくらいまでならと舗装された坂道を歩き登った。

ファイル 679-2.jpg歩いていると大量のアマガエルがぴょこぴょこ跳ねて道にも出てきた。
おお、かわいい。
「音の風景100選」ではハズし続けてるけど、それよりこういう田圃脇で見かける方が楽しいね。
田圃にはトノサマの子供も見かけた。
虫だけじゃなくカエルも嫌いなシバオは嫌がってたけど、、

少し歩くと少しだけ棚田が見えてきた。
で、上には姨捨駅に停車する列車が見えた。
「あ、駅で見ればよかったんじゃない。。」

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そしてすぐ先に「名勝 姨捨(田毎の月)」の標柱があった。
一人だったら一番上まで登るトコだけど、シバオがこれ以上登りたくなさそうだったのでここまで。
ダラダラと話しながら楽しめる範囲で歩くのが趣旨だからね。

まだ棚田は入り口辺りっぽいけど、まぁまぁ眺めよく棚田の一部と長野盆地が眺められた。

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ここら辺に「姪石」というのがあるようだけど、どの石がそれか判らなかった。。(ちゃんと上の写真に写ってた真ん中の巌だったらしい)

ファイル 679-5.jpgさて、来た道を戻るのはイヤなのでここの案内地図にあった駐車場への道を探して下ってみた。
一応歩道っぽいトコを歩いたんだけど、、そこ、滅多に人が歩かないような雑草と畦の道で、サンダルではグチョグチョ、、
「今年歩いた観光客はウチらが最初じゃない?」って道。
下って駐車場が目の前に見えても直接下りる道らしき道が見つからず、藪漕ぎはヤなので結局正面に回って戻った。

駐車場ではドロドロになった足とサンダルを水溜りで洗いつつ、ちょっとカエル追ったり捕まえたりして戯れた。
簡単に捕まえられちゃうし、一度捕まえると懐いて離れないし、可愛く癒された。
放そうとしたら車の上に飛び移ったりしてたけど、曇ってて車体が熱もってなくて良かったね。。。

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こうしてみると、嫌がるシバオを尻目に自分だけ勝手に楽しんじゃったようにも見えるけど、、そんなことないよねw

タグ:楽:歩 楽:眺 観:農 景:岩 景:町 観:鉄 観:蛙 動:虫

すかんぽ亭

ファイル 678-1.jpg大町市平日向山の県道沿いにある蕎麦屋。

とりあえず道の駅目標だったけど、途中で良さげな店あったら適当に入っちゃっていいよ。という感じでシバオ先頭で走ってて、彼が目聡く見つけて寄れた店。
おお、なかなかいい感じ。

メニューも豊富でイワナ料理とかもあって少し迷った。

僕は外にも書かれてた「あしたば蕎麦」のセットを食べた。
明日葉の天麩羅が付いてくるだけじゃなくて、ちゃんと蕎麦にも明日葉が練りこまれてて、茶そばのような緑の麺でおいしかった。

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ファイル 678-3.jpgそれと、おやきも外に書かれてたり暖簾にも書かれてて気になってたから食べてみた。

しっとりしたタイプで具がみっしりのおやき。
なかなかちゃんとしてておいしかった。

美味しい食事でよかった。
黒部ダムの食堂で冒険してダムカレーとか食べなくて良かった。

タグ:餐:麺 餐:菜 餐:饅

大観峰

立山黒部アルペンルートの中間の黒部側にあるロープウェイ駅。
立山の中腹で中途半端な場所なのかもしれないけど、黒部メインで来たらここまで来てみたいと思ってた。
いやいやもっと余裕ある旅行るなら立山まで行きたいけどね。
そっちはそっちでいずれ機会があればって事で今日は黒部側の上まで。

ファイル 677-1.jpgさてまずはケーブルカー。
もう発車かと焦って切符買ったら、駅長の黒部写真集や土産を叩き売りする段取りで慌てることなかったww

この黒部ケーブルカーは最大斜度は31度の全線地下路線。
っていうか車両の形したエレベータみたい。
混んでまた通勤モードだったけど上の黒部平駅にはすぐ付いた。

ロープウェイの乗り換え時間は少し余裕があったので、駅の屋上展望台に登ってみた。

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おお。向かう立山の斜面は先の大観峰までは雲はなく見上げられた。
その上の山ももう少しで晴れるんじゃないか?と期待できそうな感じ。

逆の見下ろす黒部湖側は少し中途半端な感じだった。

ファイル 677-3.jpg次はロープウェイ。
やっぱり混んで通勤モード。
なんとかドアに貼り付いて狭い角度ながら外が見れた。

山の斜度がキツく、万年雪はよく滑り落ちないな、、と不思議だった。

そして大観峰。標高2316m。
駅のホームからの見下ろす眺めがバッチリだった。
斜面の森林と黒部湖と向かいの山が一望。上まで来てよかった。

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そして駅の屋上展望台に登った。標高2333m。
残念ながらこの上の立山は雲に覆われたままだったけど、真横に見る山肌の斜度のキツさが高山に来たって気分にさせてくれた。
登山家はこんなとこ登るのか、、足腰しっかりしてないと落ちるよな、、(イモトとかやっぱすげー)

もう少し待ったら雲が晴れるんじゃないかと思って、すぐ次のには乗らずに1本分のんびり休憩。

でも、これ以上晴れることはなく逆に雲に覆われちゃった。残念。
残雪を触ってみたり、土産屋を見たりしつつ、次の便を先頭で待った。

てわけで、戻りのロープウェイは一番乗りで先頭の座席に座っちゃった。
後から思えば座席は草臥れてたシバオに譲ればよかった。昨日今日で彼にしては「普段のひと月分以上歩いた」そうで、かなり疲れてた様子。大人気なくスマヌ。

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でもロープウェイの先頭で見る落ちるような眺めは面白く、大人気なくてよかった(^^ゞ
また霧も晴れていい眺めが帰ってきた。

黒部平でまた少し休憩。
売店にはここだけ限定の土産とかが多かったけど、イカとか牛とか酒とか菓子とか、、此処じゃなくてもありそうだった。。
(パッケージ的に限定なだけなんだろうね)

戻りのケーブルカーはもう空いてて余裕で座れた。
そして黒部ダムに戻った。

タグ:楽:眺 楽:乗 景:山 景:湖 観:鉄

黒部ダム

立山町の黒部川上流に造られたダム。

ファイル 676-1.jpg黒部は以前、んー15年くらい前?に職場の旅行で来たことがあった。
けど、その時は雨降っててよく見えなかったのでもう一辺来たかった。
けど、車で来れないトコってなかなか来る機会無いよね。

と言うわけで車は扇沢の駐車場に置いてトロリーバスに乗った。
四台並びながらもバスは結構混んでた。
車輌の中程に立って乗車してたけど、人の頭のすき間から先が見えて楽しめた。

そして地下駅の黒部ダム駅から階段を上るとダム展望台。
おお!
いいてんき!
しかも、放水して虹も見える。
ここは何度見てもイイね。周りの険しい山の景色の中にある巨大な人工物ってやっぱすごいよね。

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「ゴジラかウルトラマンになって叩き壊してみたいね」って言ったら「いやぁやっぱ野砲でしょ」とシバオ。

そして、階段を新展望台に下る。
まずは正面には黒部峡谷と黒部別山を見ながら下る。
心なしか周りの客はみんな関西弁でアウェイな気分。
「関西電力のダムだからね」とシバオ。ああそうか!それでか。なるほど。

途中にダム建設工事で実際に使われたというコンクリートバケットがあった。
ダムファン必見のアイテム!(ファンじゃないけど)
「これ一つだけってことないよね」とシバオは疑問に思ってた様子。
中間からの階段はダムの一部みたいなコンクリ壁に沿った階段だったりして気分出るね。

そして新展望台。ああ、下から見る角度だと更に大きく見える。
前はこっちには来てなかったな?と思ったけど、それもその筈、この展望台は2003年に出来たんだそうだ。

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そしてダムを渡る。
振り返ると陰になった山が切り立ってて、砂防ダム?かなんか人工物が良く見えた。
湖は緑色。普段はダムより湖面が好きな僕だけど、此処ではやっぱり湖面よりダムだな。

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ダムの渡りきる手前辺りが丁度峡谷の正面らしく、風が冷たかった。
放水した水の飛沫も舞い上がってて見下ろすのにイイ感じ。
そして対岸はまたトンネル。

この先はケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと乗り継げば立山まで行けるけど、そこまで行く気はない。立山は立山でまた別の機会に来れたら嬉しい。
黒部側を登るロープウェイ位までは乗りたいな、、とか思うけど雲かぶって何も見えなさそうだよね、、、、
と、思いきや、ケーブルカーの駅のモニターに映る上の様子は晴れてそう!「どうする?」「どうしよか」
シバオとサイフと相談して「行こう!」って事になった。ケチって後悔するよりダメでも行ってみてネタにした方がいいよね。

ケーブルカー黒部湖駅でロープウェイの大観峰駅までの切符を購入して乗車した。

上行ってゆっくり戻ってきて二時間。ちょうど昼になった。
あと黒部ダムで見てないのは湖上遊覧船「ガルベ」
どこ行くルートでもなく、特に違う景色が見れるわけでもなさそうだから乗る気はないけど、一応乗り場まで歩いてみた。

ファイル 676-5.jpgけっこうノリで乗っちゃおうか?なんてなるかとも思ったけど、やっぱり惹かれず。
違う角度からダムを眺めたのと、躊躇なく乗って楽しむお客さんを眺めて、来た道をもどった。

ダムまで戻って、殉職者慰霊碑を見て、レストハウスに入った。
さすがに昼過ぎで混雑してて、ここでわざわざ食べるって気にはならずに食事は見送り。
フト外を見ると、いきなりの雨が降ってきちゃってたようで、みんな傘さしたり濡れながら走ってたりした。タイミング良すぎの大ラッキーだった。

ファイル 676-6.jpg食事はしないけどソフトだけ食べた。
山イチゴのソフト。
すっぱめで美味しかった。

それとダムカードを貰った。
ダムマニア必集のアイテム(マニアじゃないけど)
僕は前に九頭竜川の鳴鹿大堰で貰って知ってたけど、シバオはネットで知って気になってたらしい。
是非たくさん集めてほしい。

さて、戻り。
これもタイミングよかったみたいで空いていた。

ファイル 676-7.jpgバス駅では来たときには気がつかなかったダムの1:186の模型とかあった。
溜まった水に硬貨が投げ込まれてて笑えた。
バス待つ間にモニターに流れるダム開発史ビデオを見てた。ら、
「あ、コンクリートバケット1つだけだ」とシバオ。
人それぞれ着眼点が違って面白い。

トロリーバスは悠々座ってトンネル見ながら、離合を見ながら、県境見ながら、、気がつけば寝てた(^^ゞ

扇沢に着いたらまた晴れてた。
ホント山の天気はタイミングだね。晴れたダムと山の景色が見れて良かった。

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