日立市大みか町にある神社。
正しくは大甕倭文神社と言うらしい。
国道6号に割られた山裾に沿うようにあって、鳥居の先に駐車して歩いた。
したら、参道も山の脇を回るように続いてて、儀式殿の先に拝殿があった。どうやらお参りに来るには脇の市道を進んでこの拝殿前の駐車場に停めるのが正面みたいな感じ。
拝殿は提灯が飾られてて、前には茅の輪が設置されてた。
なにやら張り紙を見ると「夏越の大祓、六月三十日三時」とかあった。
ん?六月三十日って今日じゃん。。一時間チョイ早く来てたら何かやってたのかな?(氏子の方々のお祓いの神事らしい)
輪のくぐり方とかあったので一応くぐってお参りしてみた。
さて何気なく見てまわってたらこの神社、カエルの石像が多かった。(ドラ○もんもあったけど)
カエルに縁あるのかな?
集めて置いてあるだけじゃなく意外なトコにもチョコンといたりして可愛かった。
それはそうと、この拝殿。裏がすぐに山っぽく、本殿が無くない?とか思ってウロウロ見てたら、裏に本殿↑の案内があって、その裏山を登るような道に続いてた。
え?本殿は離れてるのか。と進んでみた。
っていうか、岩ゴツゴツの結構急な登りで、途中、鎖を伝って登るようなワイルドなコース。(写真もブレちゃった)
そんなに高いわけないからと思い一気にグングン登ると、岩山の頂点に本殿があった。
おお、なんか神々しい。(神社だから神々しくてあたりまえだけど)
しかも大祓の後だからか柵も開いていた。
登ってお参り。
これはなかなかの神社。雰囲気もいいね。来てみて良かった。
どうやらこの岩山は「宿魂石」と言って、天津甕星という悪神の身体の一部の岩だそうだ。
此の地を占拠してた星の神で、天照の命で派遣された鹿島も香取も退けるくらい強かったらしい。
案内によるとその天津甕星を退治したのが建葉槌命という倭文(織物)の神。ここの御祭神だそうだ。
??封じた神の鎮魂じゃなくて勝った神を祀ってる??
でも御神体としてる岩は退治された神の一部?ちぐはぐな気がするのは気のせい?
ちなみにこの「大甕倭文神社」、昔は大甕山の頂上にあったものを水戸光圀がこの街道沿いの「宿魂石」の地に移動させたんだそうだ。
なんか、、神話とか編纂してたら、ここら辺にこんなのがあってもいいんじゃないかと思えて作っちゃったんじゃないかな。(水戸光圀ってたまに変なこと言い出してたみたいだからね)
とか、いろいろと勝手に想像しながら神社を後にした。