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陸奥湊駅前朝市

JR陸奥湊駅の前の県道を封鎖するような勢いで賑わう市。
気が付けばテレビなんかでもよく見かける場所だけど、テレビで見る前に一度通ってて(08/07/05)気になってた。
その時は駐車場を見かけずに通過しちゃってたので、今回も停めるトコ無かったらやだなぁ、、とか思いつつ来てみたら普通に通りに面した有料駐車場があったので無事停めた。

さて、目的は食事。
どこで食べられるかうろ覚えだったので、まず駅前の案内所へ行った。
駅前には「イサバのカッチャ」の像が微笑んでた。

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したら案内所の人が教えてくれてるのにかぶせて通りがかった(「イサバのカッチャ」みたいな)おばちゃんが更に細かく教えてくれた。
好きな食材買って御飯と味噌汁で食べるのは目の前の市営市場の奥。ちゃんとしたセットの定食物なら少し歩いた先に人気の食堂があるそうだ。
目的は「好きな食材~」の方。市場の建物内の店だけじゃなくてここら辺の市の何処の店で買った物でもいいらしい。

なので、少し通りを歩いて見てまわってからその市営市場に入ってみた。

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通りで売られてるものは普通に持ち帰りの量だけど、市営市場の中は買って食べる用の一食サイズのものが多く、もう朝飯用な市場に思えてきた。
幾つか迷いながら買って奥に行った。

ファイル 1198-3.jpgそして、奥のセルフ食事コーナー「朝飯処 魚菜」で御飯と汁を買う。
一応メニュー見るとウニ丼とかイクラ丼とかそういうのもあるみたいだけど、やっぱり自由にいきたいね。
ここで魚も沢山焼いてたりして、うまそうだったので更にシャケ追加。

そして席に付いた。いただきまーす。

いやー、おかず買いすぎ。
まず青森の朝食で外せないのがスジコ。スジコだけでスジコ丼にしたかったけど、塩分とか体のことを気にしてタラコとの皿盛サイズにしといた。
らば、タラコの方がしょっぱかった。。でもどっちもおいしい。タラコはしょっぱいのがいいよ最高。

この中では地味になってしまった刺身は八戸産のヒラメ。さっぱりして濃い味の食事の合間合間に丁度よかった。

ウニは蒸しウニ。本音は生ウニを柵で買ってウニ丼にしたかったけど、昔、妹が八戸に来たときにそれやって寝込んだ話を思い出してヤメといた。(先月宮城でウニ丼食べたしね)
蒸しウニは、、んートロッと感がなくてイマイチ。でも御飯にかけたらイイ風味。贅沢飯だぁ。

シャケはもういわずもがな。これだけで飯何倍もいけそうなのにね。

そしてエビ入り汁。これが意外と薄味でさっぱり。濃いものの連打の後でそう感じただけかなw

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タラコスジコ300 ウニ250 ヒラメ210 シャケ150 シル200 メシ大150 計1260 金額的にはもっといってもいいくらいけどこれ以上の贅沢はイケナイ。大満足の濃い朝食になった。


そして食後も少し市を見て回って、持って帰れそうなものをちょこっと買った。
店のおばちゃんには八戸の祭りの話を聞いた。
今夜もやるから是非見てってとのことだ。んー見てみたいけど、夜まで八戸でのんびりしちゃったら明日キツイよなぁ。。

タグ:餐:魚 餐:卵 観:市 観:鉄 観:像 楽:買

支那そば ちから

ファイル 1172-1.jpg七戸町森ヶ沢の4号沿いにあるラーメン店。
店に大きく書かれた鶏の絵と「秋田比内鶏」の文字に惹かれて入ってみた。
うん、やっぱ秋田に来たら比内鶏だよね。  。。ってここは青森県だったっけ。

店は感じのイイおばちゃんが一人でやってた。
もう夜はコンビニでいいか、、と思い始めたくらいの時間だったから有り難い。
メニューは味噌に塩に正油、トロロラーメンなんてのも気になったけどスタンダードに正油にしといた

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でてきたラーメンはなるとが乗った懐かしい感じのシンプルなラーメン。麩が乗ってるのが東北風だね。
汁を啜ると、 んまかった。
正直、食べるまでは「点景に書かない食事になるかも、、」なんて思ってたけどとんでもない。ちゃんとコクのある美味い汁に程良く柔らかい縮れ麺。
「秋田比内鶏」は釣りではなくほんとにちゃんと作ってるラーメンだった。
こういう普通にしっかりしたラーメンがいつまでも残って欲しい。

ああ、最後に美味しいラーメンで締めくくれていい一日だった。

タグ:餐:ら

酸ヶ湯温泉

ファイル 1171-1.jpg青森市荒川南荒川山国有林酸ケ湯沢の103号沿いにある温泉。
山奥にもかかわらず江戸時代からの歴史ある温泉湯治場。
戦後に指定された国民保養温泉地第一号のひとつだそうな。
前から一度入ってみたかったけど、なかなか場所的に先を急いじゃって寄れなかった。
今日はたまたまペースが悪くて目標の下北半島なんてとても行けない時刻となったので丁度よかった。

ファイル 1171-2.jpgさて、湯は「千人風呂」という広い混浴の浴室。
勿論撮影禁止なので点景記事的にはナシなんだけど、湯上がりに飲んだ林檎サイダーが美味しかったので、飲料タグでの記事って事でいいかな。
風呂上がりは林檎がいいね。

風呂に話を戻すと、浴槽は「熱の湯」と「四分六分の湯」の二つあり、どちらも熱めだけど「四分六分の湯」の方が更に熱かった。
なんといっても総ヒバ造りの雰囲気がしっとりしててイイ。

ファイル 1171-3.jpgそして混浴。
これはやっぱ女性は可哀相だよね。更衣室別で湯船まで仕切がのびてるし白濁の湯だから仕切の内に湯に浸かって移動すれば首から下を晒さずに入れるけど、比率で男20人に女4人くらいだったから、だいたいの女性は静かーに入って奥の方で固まってた。
手前の「熱の湯」まで堂々と移動してきたのは夫婦で来てる人と外人さんだけだった。
まぁ僕は風呂入るときは必ずメガネ外してはいるから、見えてもよく分からないどね。(見たければそういうビデオでも見た方がイイ)

昼間日焼けした腕と足がヒリヒリしつつもゆっくり浸かっていい湯だった。

タグ:楽:湯 観:発 餐:飲

長尾中華そば 西バイパス本店

ファイル 1010-1.jpg青森市三好の7号バイパス沿いにある津軽ラーメンの店。

全然ノーチェックで、見かけて咄嗟に入ったんだけど、こんな時間にご当地のラーメンが食べられるなんてありがたい!(調べたら、朝も早くから開いてるそうだ)
昼以降(「岩手山のミミ」以外)何も食べずに青森まで来ちゃったけど、もう9時だし夕食は牛丼屋でもいいかなーなんて勿体無いこと思ってた矢先で、渡りに船どころか橋が架かってたような気分だった。

席に着くと意外とメニュー豊富で基本は二種。昔ながらのあっさり「津軽ラーメン」と、進化し続けるコク煮出しの「新津軽ラーメン」に別れてて、少し迷った。

実は青森や弘前で何度か食べたことありつつも、薄味過ぎてあまりピンと来てないイマイチな印象の津軽ラーメンだけど、、、んーやっぱここは御当地の昔ながらの方で行くか!とあっさりタイプ。
一緒に「上北丼」という豚バラ小丼をたのんだ。

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あ、うまい。
あっさりながら、ちゃんと味がわかる初心者向けというか、ピンと来てなかった自分みたいな者でも「津軽ラーメン」の味わいの方向性を示してくれてるような一杯で、ぶっちゃけ老舗的なホントの「津軽ラー」とは若干違うのかもしれないけど、ちゃんと焼き干しの風味が感じられて美味しかった。

おーこれはナイスナイス。こっち周り(西から)で青森来てよかった!
と、気をよくした後に続けて食べた「上北丼」は
                     、、、辛かった
残すの嫌だからなんとか食べたけど、おいしい汁は飲み干しちゃってから食べればよかった。。勿体無い。

タグ:餐:ら 食:丼 観:本 餐x辛x

日本最古のりんごの木

ファイル 964-1.jpgつがる市(旧柏村)柏桑野木田にあるリンゴの木。
ずーっと手前の国道から案内が出ててちょっと気になって来てみた。
のに、現地はわかりずらく、入っていいのかな?と不安なリンゴ農園の中で、よく見ると蔦に埋まった柱に「天然記念物りんご樹」という文字が見えた。(県指定天然記念物)

んー
扉が半分閉まってるって事はもう入るなってことかな?
いや半分開いてるんだからいいんだろう、何時までとか書いてるわけでもないしな、、

ファイル 964-2.jpgと、及び腰で進むと、その先は誰もいなかったけどネコが寝ころんだ裏庭の駐車場。
一瞬、あ、やっぱ違った。ごめんなさい。。
とか思ったけど、その方片隅に「日本最古のりんごの木」の案内板があるのに気付いてホッとした。

半分葉っぱに隠れちゃってる案内を良く読めば、その付近の三本がそれぞれ明治十一年稙裁の最古のリンゴだそうだ。(柵のあるやつかな)

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ファイル 964-4.jpg樹齢127年(案内の表記)。
ちゃんとリンゴの実もなっててまだまだ元気な感じだった。
青森は桜も林檎も長生きだね。厳しい気候だろうに、手入れが丁寧なのかね。

取り敢えず日が暮れる前のギリギリで、また素敵な古木を見れて良かった。

でも、お願いだから此処までの道案内をするんだったら、現地はもう少し開かれた分かりやすいスペースにして欲しい。。
「園内には入らないでください」という手書きの注意書きを見て、「ここから先に入らなければ見てていいんだな」と、やっと安心できるスポットって落ち着かなさすぎるよね。

タグ:植:樹 観:然 観:一 植:実

漁師のおやつ屋さん

ファイル 963-1.jpg深浦町関栃沢の101号沿いにある「いこいの駐車帯」の横にあるスナック売店。

駐車場の敷地内じゃなくてその入口の道路脇にあるスナックコーナー的簡易店舗だけど、駐車場のガードレールにずらっと面白そうなメニューの幟並べて立ててた。
その幟が気になって寄ってみた。

で、食べたのが「ヒラメバーガー」
そういえば去年も深浦に来たときは魚系バーガーを食べたよな。流行ってるのかな。
津軽の地元でとれたヒラメのフライのバーガー。

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ヒラメのフライはさっぱりしておいしいけど味的にクセや個性があるわけではなくピンと来ず、変な感想だけど意外とトマトが合ってて美味しかった。

さて、座って食べてたテーブルに置いてあったメニューを見てたら他にもいろいろ惹かれるものがあって気になった。

のでデザート「エゴてんソフト」
エゴノリという海草で作った寒天にソフトを乗せたもの。
ソフトは好きなものを選べて、オススメを聞いて「しおさいソフト」。所謂「海塩」の青いソフト。

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これの「エゴてん」は堅めでクセある寒天、正直言って微妙だった。。
けど「しおさいソフト」は思ったとおりの美味しさでプラマイとんとんってとこかな。
やっぱソフト+海草系は難しいと思う。気を付けよう。

口に合う合わないは兎も角、何にしてもこういう惹かれるメニューを揃えた店は嬉しい。
また次来たときに他のメニューも楽しみたいと思った。

タグ:餐:ば 餐:冷

道の駅 ふかうら

ファイル 962-1.jpg深浦町風合瀬の101号沿いにある道の駅。
「かそせ(風合瀬)いか焼き村」というサブタイトルがついている。
その名の通り、いか焼きが名物でいい匂いが立ち籠めた道の駅。
個人的にはイカ焼きはいつも鰺ヶ沢で食べてるので、ここは通過して寄った事がなかった。。のでたまには寄ってみた。
っていうか腹ぺこ過ぎた。

ファイル 962-2.jpg早速イカ焼き、、、というわけではなく(列になってたし)ちゃんと食事したいので先に食堂を覗いた。

マグロ丼500円!おお!ヅケ丼500円!おお!おお!と涌いたけど、券売機見たらもう丼もの全部売り切れ。。がっかり。
まぁ3時ならば仕方ないっていうか売り切れてて当前だよね。

ってわけでイカ焼きに並んだ。
目の前の網で焼くのを見ながら並んでたんだけど、ポンポン次々と手際よく焼いているので列は意外と早く進んだ。

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そして食べやすく切ってパックに入れて1パック300円。マヨはご自由にと大きいのが置いてあった。
三個とか四個とか買っていく人もいたけど、それでも思ったほどは並ばずにゲット。

で、道の駅の裏の海岸の段に腰掛けて、海を見ながら焼きたてのイカ焼きを食べた。

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ファイル 962-5.jpgんー。うめー。
やっぱ焼きたては芳ばしくてプリプリでいいねぇ。
でも食べてると最後の方ではアゴが痛くなってくるので焦らずにゆっくり食べた。

、、というとこでフト横を見ると物欲しそうなウミネコ。
ちょっと噛み疲れたので、少し破片のイカをポイっとあげたら近くに寄ってきた。
かわいくなって何片かあげた。

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けど、あんましあげてると大勢集まってきちゃうかな、、なーんて思ってたら、最初にあげた手前の子が後から来たヤツを威嚇して追っ払って廻ってた。。
それはそれで可愛くないので残りは全部自分で食べた。

タグ:景:海 景:岩 餐:魚 動:鳥 道の駅

マザーツリー

ファイル 961-1.jpg西目屋村鬼川辺、白神山地の津軽峠近くにあるブナの巨木。
ここはずっと手前から案内が出てた。
何故かネタ帳には秋田県側のブナの巨木「白神のシンボル」を載せてたんだけど、それの事かなと思って立ち寄ってみた。(全然別物でそっちは車で行くには奥の奥だったらしい)

ファイル 961-2.jpg車を停めた津軽峠からは270mの森の斜面の道を歩く。
一応、サンダルを靴に履き替えて歩いた。
道は草が密生して細かったけど、コンクリ舗装されてて歩きやすく勾配も緩やかで楽だった。(サンダルでも良かったかも、、)

森に鳴る涼しげなセミ時雨を聴きながら(ヒグラシかと思ったらエゾハルゼミだそうだ)歩くと270mはあっという間だった。

道の先に案内板と共にその「マザーツリー」という樹があった。

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正直にいうと、目立って大きいとも秀でた存在感とかも感じないさりげない大木だった。
ブナの木は200年が平均寿命とかで、この木は推定樹齢400年だそうだけど、とても古木には見えない若々しさだった。
棚が木の下に突き出てておもわず自然に木の肌に手を当てて触ってみた。
森の声や自然の鼓動、、、なんて詩的なものは感じなかったけど、触れたことによって傍観者だった自分も森に入り込めたような実感が湧いて、そんな包むような優しさを感じられる樹。正に「マザーツリー」とはよく言ったものだと思えた。(思い込みか?(^^ゞ)

さてさて、その「マザーツリー」の先には「岩木山・尾太岳展望所」という案内で道が続いてた。
ちょっと進んでみたら、ここも勾配もなくちょこっと歩いたすぐ先で、北に面した斜面に岩木山展望所、東に面した奥の斜面に尾太岳展望所があった。

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岩木山の北側は木々の隙間も狭く雲に覆われて何も見えなかったけど、南の尾太岳側はいくらか見渡せた。
来る途中の車道からも見えたような眺めをゆっくり眺望。
尾太岳っていうのがどの山かまるで知らなかったけど、道も電線もない自然な山並みに深い自然を感じて気分良かった。
(実際は方向的に、ここまで来た車道が森に埋もれてるんだけどね)

ファイル 961-5.jpg来た道を戻ると「マザーツリー」が裏から見れた。
こっち側からの方が全体がよく見えて、展望所まで歩くのはこうして樹を俯瞰して見る為の仕掛けだったのか、、、とか思えた。

後から来た山スタイルの人達が写真撮りまくってるのを邪魔しないように戻ろう、、と思ったら声かけられた。「展望所って遠いいですか?」
こんな短パンTシャツ者が気にせず歩いてるんだから山スタイルの人が距離を気にしてんじゃねーとか思いつつ「勾配もないしすぐですよ」と答えた。

戻る道も蝉しぐれ。
前回はダートを通過するだけだった白神山地を少しだけでも歩けていい気分。

タグ:楽:歩 植:樹 楽:眺 景:森 景:山

藤田記念庭園

ファイル 960-1.jpg弘前市上白銀町にある大正時代に作られた日本庭園。
国登録有形文化財。
「本日は入園無料日なので是非オススメ」と駐車場で聞いてたので城の後にちょこっとのつもりで来てみた。

その入園無料は「和モダンの祭典」という催物だそうで、浴衣の女の子が案内や受付に立ってて華やかだった。
それ見るだけでも悪くない寄り道。と、じじい的発想ww

ファイル 960-2.jpgまずは入ってすぐの洋館に足を運ぶ。
ここは洒落た造りの館内に喫茶室や資料室があって、広間では若い子のバンドのジャズ生演奏が行われていた。(地元の大学生だったそうな)
こういうトコでの音響も面白くウッドベースもこもらずにピアノやフルートと絡んでて良かった。
おっといけね、ゆっくり聴いちゃいそうな雰囲気を払って1曲聞いて後にした。

そして和館も「どうぞ中へ」との浴衣の案内に誘われて上がってみた。
ここは先日見た映画「奇跡のリンゴ」のロケで使われたそうな。。
え?こんな立派な屋敷のシーンあったかな?とか思ったけど縁側を見て思い出した。ああ、サダヲくんが遅刻してくるお見合いのシーンね!(ちゃんと案内板で解説されてた)

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襖の彫刻などさりげなく凝った造り。明治時代の津軽塗の箪笥も展示されてた。これは小説で読んでてどういうの物か知らず初めて実物見れてよかった。
縁側に面した広間は喫茶室になってたので通り抜けて良いものかたじろぎつつ通過して一回り。

庭園ではコーヒーを飲んで一休みというどこもかしこも喫茶な優雅な空間。ちょっと自分には場違いな感じが強かったし、設営されてた大筆の演技もまだ始まりそうになかったので足早に抜けた。

庭はこれだけかと思ったらもっと奥があって、坂を下って丘の下にも広がってた。

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というか寧ろ庭的にはこっちがメイン。池や菖蒲園のある広い池泉廻遊式庭園。

その低地部庭園に出たところで浴衣の女の子に声をかけられて「興味あったら是非」と、松風亭という茶屋でやってる「エアー書道体験」というのを勧められて案内された。

鼻の下伸ばして来てみると、これは地元の高校の書道部主催なのかな?可愛らしい浴衣の女子高生が受付してた。ついつい誘われてやってみることに。(おいおいw)

ファイル 960-5.jpg「エアー書道」というのはスクリーンにかざした手を筆にしてセンサー越しに書くもの。結果はプリントアウトしてくれる。

Wiiみたいなもんかとか思いきや、前に並んだ人のを見てても結構難しそう(写真は僕じゃなくてその前の人、尻文字書いてるみたい)
自分は平仮名で行こう!と慎重に筆(腕)を進めたけど、結果ひっちゃかめっちゃか。
「ちるくす」と書こうとしてこのザマ。

「みんなは上手く書けるの?」なんてオヤジ根性も丸出しで女の子に話しかけたりして楽しめた。(やれやれ)

サラっと通過する程度の寄り道のつもりで結構楽しんじゃった。
気がつけばもう11時。あちゃー。

タグ:楽:催 楽:験 観:屋 楽:演 観:庭 観:飾 観:ロ 観:池 植:花 観:発

弘前城

ファイル 959-1.jpg弘前市下白銀町にある城跡。
天守現存十二城のうちの一つで、東北地方では唯一の天守現存の城。桜祭りを含め何回か来てはいるものの未だに天守に入ったこと無かったので気になってた。

さて今日は、裏の「公園最短」という駐車場に停めて工業高校口からの入城。ここは西郭の埋門というのがあったそうだ。
脇には「未申櫓」跡。明治後期まで残っていたそうだけど煙草で消失。残念。

この城内は古い樹木が多く、その其々に「古木名木」と立札がかかってた。
池もあって蓮池という名の通り蓮がびっちり。花は辛うじて一輪だけ咲いていた。

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周りの土塁は駆け上がりたくなるような立派な起伏だったけど「のぼらないでください」とあちこちに出てた。

そんなあちこち惹かれる濃い区間をするりと抜けて南口に上る。
券売所に来たのが9時5分前。天守に入れるのは9時からなのでそれまで内堀に架かる下乗橋から天守を撮したりしてた。

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そして天守入場。入場券がやたらと洒落てた。

この弘前城の天守は元は五重五階の物が南西側にあったそうだけど、落雷で焼失。だそうだけど、この時期に落雷で天守をなくしてる城は結構多いよね。本当は幕府に睨まれないために火をつけて取り壊したんじゃないかな。
で、200年も間あいたけど、よそを見れば三階櫓を天守代わりにしてる城は多く、やっぱウチもと三階櫓を改築ってことで天守としたって事だろうと思う。(江戸時代に陸奥国で堂々と天守を掲げてられてたのは親藩の会津だけだよね)

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そんなわけで櫓にしてはやっぱり広い小型天守。
中は資料館になってるけどフラッシュ焚かなければ撮影オーケーだそうだ。珍しい。
登る順路と降りる順路が別なので、慌てずに登らずに資料の品々を見ておかないと戻りでは見れないのはちと面倒。

最上階の三階は広く、大きな本丸模型もあったけど、展望は格子越しに覗くタイプ。
そして、あまり高くないから街は遠く、場内を見回すくらいの展望だった。(やっぱ、櫓だね、、)

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本丸御殿跡は四角く広い桜の広場。公園にするには実にピッタリな判かり易い形の城だった。
隅の櫓跡はやっぱりそれぞれ説明があって丁寧。
鷹丘橋を渡った北の郭には明治からある休憩所があった。

そして二の丸には現存櫓が三基も残り、他にも幾つもの立派な門も残ってて、見所の多い城。

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これだけ残ったのも幕末戊辰戦争の際に早々に新政府側についたからだろうね。
ということを慮ってか、城跡というより桜の公園という印象をメインにしてるようだ。現存櫓は見事に公園にさりげなく埋もれてた。
そんな桜の木は樹齢100年以上のソメイヨシノが300本以上あって、中でも東内門の前の桜は明治十五年に植えた現存最古のソメイヨシノだそうだ。へーへー。

そして城見物のあとは、二の丸で開催されてた「弘前城流鏑馬国際大会」を見物。
本戦は午後からでまだ9時半だったけど、試走とやらで何騎も順々に駆け出してた。
こんな公園の道の目の前で馬が駆け抜けるのはなんか不思議。ゆっくり回るだけの馬もあったけど、多くはちゃんと走って弓を射ってたので面白かった。

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青いリアカーで売ってた「チリンチリンアイス」というりんごシャーベット(100円)を買って舐めながら馬を眺めた。
このアイス、ちゃんとリンゴの粒も入ってたりして意外と美味しかった。

まだすいてたし、のーんびり(カメラのメモリ整理とかしながら)見物してて、気がつけば10時半。うわ。のんびりしすぎ。

タグ:観:城 観:閣 観:櫓 観:重 観:具 観:模 観:一 楽:眺 植:樹 楽:催 動:獣 餐:冷