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若洲公園

ファイル 3853-1.jpg江東区若洲の東京湾港内若洲埠頭にある公園。

毎回東京ゲートブリッジを渡るたびに歩道を歩く人と橋に上れる塔が気になってて、たまには寄り道して橋を歩いてもいいなと思いながらついつい通過してた。

で、今日こそは寄ろうとゆっくり橋を下りて駐車場の入り口を探した(渡ってきてからだと折り返さなきゃ入れないのでわかりずらかった)。駐車場は有料だったけど正月だからとケチらずに入園。
奥の奥の橋の脇の「若洲昇降タワー」の手前すぐに停めて歩いた。

もう目的はこの昇降タワーなんだけど、すぐに登らずにまずは公園で下からの海を眺めた。
天気いいので人も程よく多くみんなくつろいでた。

公園としては橋の東側にある広いゴルフ場から灯台から端の下に長く伸びた埠頭の海釣り公園までが港湾局の「若洲海浜公園」、端の西側の芝生広場やBBQ広場などが都立の「若洲公園」だそうで、「若洲昇降タワー」は都立の方だそうだ。

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東京ゲートブリッジも大きくかっこよく見え、夕日に照らされてた。
その東側のゴルフ場の前は大きな岩が並んでシンプルな磯場という感じになってた。埠頭と磯では釣れる魚も違うのかな?どちらも釣り人がチラホラ竿を伸ばしていた。

さて、そして愈愈「若洲昇降タワー」。無料のエレベーターで、入り口には警備員さんがいて反対側には下りられないのと5時に閉じるのと説明された。元旦からご苦労様です。

エレベーターは、橋の歩道口のある八階までノンストップ、だけど九階が展望ホールとあったので九階まで上がってみた。

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その展望ホールは橋より少し高いくらいの眺めで窓は少々汚れてたけど橋や公園がよく見えた。駐車場に停めた自分の車も見えた。寒くて外に出たくないときなんかはこれでいいかも。
今日は暖かいので螺旋状の階段を八階に下って外に出た。

ちょっと外に出て上から東京湾を眺め下ろせばそれでいいかと、橋を歩くつもりはなかったんだけど、やっぱ真ん中あたりが一番眺めいいのかな?とか思えたし、風もあまりなく西日に向って歩くのは暖かくて気持ちもよかったので、ついつい坂道になった橋の上をしばらく歩いてみちゃった。

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でも橋のトラスの柱に日が隠れて日陰になると途端に寒くなった。ひえーここで折り返そうかなーと思ったけど、やっぱりどうせなら真ん中までは、、と進んだ。
歩道は広く車道から離れて歩けるもののやっぱり車で通れる道をわざわざ歩くというのは面白いものでは無く、少々飽きてきたけど苦ではないくらいで橋の中央に着いた。
ここまで何カ所かアクリルガラスになってて海が覗けるところはあったんだけどチラ見で過ぎてて、この中央の所で休憩してゆっくり存分に眺めた。

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東京港の一番外の口なので街までは遠くビルも遠く、他の湾口の橋に比べて寂しい感じがするくらいな眺めだけど、スカイツリーの高さはしっかり感じられた。

そして車道越しに港の外の房総方面の東京湾を眺めた。外には船がチラホラ浮いていた。

ゆっくりめつつ、後からの人がたどり着く前に折り返して戻り始めた。
これは、車で走っててもそうだけど、橋は上ってる時より下ってる方が眺めいいね。窓を覗く必要もなく広くゆっくり眺めながら歩けた。
正面方向にはディズニーもシーの火山がカメラのズームで見えた。

対向側後方に城の天守っぽく見えるのがあったので何だろうかとカメラのズームで見てみたら、、アクアラインの通気口の塔「風の塔」だった。あーね。ってことはそれを辿った向かいにアクアラインが?と探したけど、ちょっと見つからなかった。。

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内側の公園の前の鉄塔のような船もよく見えた。(深層混合処理船「ポコム12号」という海底地盤の改良工事の作業船だそうだ)
ゆっくり歩いてると、まだまだ今から橋を歩き始める人が結構いてすれ違った。これ、日が暮れたら一気に寒くなりそうだから急いだほうがいいんじゃないかと思いつつ、昇降タワーに戻ってホッとした。

下に降りて、雲に隠れそうな夕日が照らす海と橋もいい感じで少し眺めた。

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南の湾外に目を移し、カメラのズームで見てみたらアクアラインが見つかった。ああ、この距離であの高さじゃ上からは見つからないか。なるほど。

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野呂PA

ファイル 3852-1.jpg千葉市若葉区野呂町の千葉東金道路にあるパーキングエリア。

千葉東金道路は過去に一度しか乗った憶えしかない有料道路なので、勿論ここは初めて寄った。っていうかPAがあることすら知らなかった。

夕方なのでこの先渋滞するかもしれないトコで、時間に余裕あるわけでもなかったけど、今日は東金で買物だけしての折り返しだったから、このくらいの寄り道はしとかないとなぁ、、と思っての寄り道。
なので小ネタないかなーと思って車をおりた。

店の前の外にスナックコーナーがあったけど、まずは店の中に入った。店は千葉土産が並んでて、ここだけのおすすめ商品などもあった。

ファイル 3852-2.jpgけど、それよりも食堂のメニューが面白くて興味引いた。
ピーマンの彩り天丼とか舞茸天浜海苔そばとかカツ丼カレーとかニンニク醤の豚焼肉重とか野呂定食というのもあった。
あーここで食事しちゃったら夜食べられないよなぁ、、刺身買って来たトコだしカニが待ってるそうだし、、と悔しく思いつつ外に出た。

そしてスナックコーナー。立ってた幟にあった「黄金豚」のフランクを食べようと思ったけど、、売切れだそうで。えー、じゃあ、「イカすり身紅生姜串」にした。

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まぁ普通においしい揚げ物。紅生姜とイカの組み合わせは間違いないね。
外の椅子で食べてて寒くないくらいの気温でよかった。

っていうか、ふと気づくと、その食べてたテーブルに「ハーブで安らぎませんか?少し摘んで香りを楽しんでください」とあった。
え、このテーブルの前のハーブの草、摘んでいいの?へえー。って事でちょこっと葉先を千切って嗅いでみた。
ハーブとかよくわからないんだけど、それっぽいにおいでこれは面白い休憩所だわと思った。

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そして間隔おいて並んだ他のテーブルの前の草はそれぞれ違う草のようで、さっきのは緑の葉で(ローズマリー?)で、こっちには葉の感じは似てたけど白いのがあった。(エレモフィラ?)香りは違ってた。

そしてその先の脇に進むと「文学の森」というエリアになってて、房総を愛した文豪たちを紹介した碑が並べられていた。

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へーへー、文学もよくわからないんだけど、竹久夢二、芥川龍之介、伊藤左千夫、林芙美子、山本有三、加藤まさを、若山牧水、そして与謝野晶子という名前くらいはさすがに知ってる有名どころだったので(加藤まさをは聞き覚えなかったけど「月の砂漠」の人だった)碑文を読みつつゆっくり回れて楽しめた。

なんか思った以上にネタだらけの面白いPAだった。やるじゃん千葉。

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タグ:食:串 餐:揚 植:草 楽:験 楽:読 観:石 観:P

丸源ラーメン 松戸栗ヶ沢店

ファイル 3851-1.jpg松戸市栗ケ沢の県道沿いにあるラーメン店。

つい先月、近所にできたチェーンのラーメン店。
丸源ラーメンというチェーンはわりとあちこちで見かけてて名前は知ってたけど、食べたことはなかった。店の外装の雰囲気も、おおきな「肉そば」の文字もラーメン的に特別個性的に思えず、ありがちなコッテリ系かなと思ってたし、ちょっと調べたら愛知の会社だそうで、愛知でラーメンは食べた事が無いし。。(と、思ったけど、スガキヤで食べてた)って感じだったけど、近所にできたのなら気軽に食べれるおいしい店だといいなと思って、そのうち行こうと思ってた。

で、本日来店。んー開店ひと月チョイじゃまだ混んでるかなぁ。。と思いつつ来てみたら駐車場はすんなり停められた。けど、店を覗くと待ってる人が、、うわ、ヤメた。と車に引き返した。

と、思いきや、並んでた人は会計のセルフレジ待ちだったようで、入ってみたらこれからの待ちはなくすぐにカウンター席に着けた。あら。

で、たのんだのは普通に熟成醤油の肉そばのチャーハンセット。
塩とか味噌とか豚骨醤油とかもあるようで、うまかったら次は塩にしてみようと思った。

ファイル 3851-2.jpgチャーハンが先に来た。
セットのは鉄板たまごチャーハンの小。
鉄板で玉子を焼いて混ぜて食べるのは「横綱」と一緒なので、ここのもなのかとしか思わないけど、こっちは自分で玉子を垂らさないで済むのが楽でいい。
チャーハンかきまぜて食べてみて、アチーからしばらく無理だと諦めてからラーメンが出るまで少し長く、アチー侭でちびちび食べてしまった。

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ラーメンはやや甘いけどいい醤油の味でおいしい。コッテリというほどでもなく麺も啜りやすく、いい感じ。これは普通に来れそうだ。選択肢増えてありがたい。

ところでずーっと気になってたことを会計の時にたずねてみた。
「店員さんの掛け声で『いやーいやー』って聞こえるのは何て言ってるんですか」時にはいやーんとも聞こえるのだ。
したら「『はいよー』って言ってるのがそう聴こえたのかもしれません」だそうだ。
ああ、ハイヨーね。。ハイヨーシルバーのハイヨーね。
しっくりこないけど了解。

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タグ:餐:ら 楽:話

三福

ファイル 3850-1.jpg八王子市片倉町の都道沿いにある角煮の店。

前にこの都道の北野街道を通った時に信号待ちで見かけて城以上に気になってて、今回も気になったけど駐車場がなさそうで諦めてた。隣りのコンビニに停めて、、ってわけにはいかないからね。

で、片倉城跡公園の駐車場から歩いたら少しあるかなーと思ったけど、城歩きの後で、天気よくて寒くなかったのでもう少し歩いてもいいかなと16号を歩いて来てみた。

公園の前からまっすぐ歩いて五分ほどで着いた。

小さな店で、中に入るとカウンター席だけだった。
席の上にはガラスケースが張り出てて、寿司屋っぽい?いや違うな、持帰りのお客さん用に商品並べるケースってことかな?角煮はグラムで販売してるようだし、食事メニューもラーメン以外は持ち帰り可だそうだ。

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さて、食事は角煮丼がメインだけど、煮かき揚げ丼やあなご丼も気になった。(後メニューは角煮ラーメンと焼きそばもあった)
でもやっぱりここは角煮だよなと、角煮丼をたのんだ。

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ってわけで角煮丼。甘い味もそんなに強くはなくおいしく食べやすい優しい角煮だった。嬉しいくらいの脂味とタマネギもおいしくペロリと完食。歩いてきて良かった。おいしかった。

さて、店のおじさんが「今日は暖かそうですね」と声かけてくれて「今、城跡公園を歩いてきたところですけど暖かかったですよ」と返した所から続いて、いろいろお話が聞けた。

こちらの店主は60年前の小学生の頃にここに越してきたそうで「昔は『城址公園』って呼んでたのにいつの間にか『城跡公園』と名前が変わって面白くない」そうだ。(遺構があるのが城址だっけ)「バス停だけは昔のまま『片倉城址』なんだけどねぇ」
そして「子供の頃はよく壊れた三輪車を改造した乗物で山の斜面を滑り下りて遊んだ」んだそうだ。「曲がり切れずに田圃に落ちた」りしたそうだ。さっきメジロを見たあたりの斜面かな。やんちゃだなぁw
「キレイな公園になる前は周りは全部田圃で池なんかなかった」と言ってた。ホント?
他に物価やコメ不足の話しとかの世間話もありつつ(聞き上手すぎかな。。)、駐車場を聞いたら店の横に一台分のスペースはあるそうで「すごく狭いから来店直前に電話くれれば誘導する」なんて言ってくれたけど、きびしいなぁw

でも街道沿いのコインパーキングに入れてもいいからまた来たいなと思えた。ごちそうさまでした。

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タグ:食:丼 餐:肉 楽:話

片倉城跡公園

ファイル 3849-1.jpg八王子市片倉町の16号沿いにある城跡の公園。

前に近くの都道北野街道を通った時に見かけた案内で気になってた所、ちゃんと公園になってそうだから駐車場ありそうだなと思ってて、今日来てみたら16号沿いの入口の先に思いのほか大きめな駐車場があったので、悠々停めて城跡歩き。
まず入口の案内地図がしっかりしてて有難かった。

で、彫刻広場に進むと思ったより沢山の彫像が並んだ芸術ゾーン。アートですね。
芸術には疎いけど、ひとつひとつ見てまわり、住吉池も眺めた。池は浅いようで寒そうなアオサギがそろりそろりと歩き回ってた。

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広場からは反対側にも池に続く道があったけど、そっちには進まずに二の丸広場の山方向の道に進んだ。
山の中腹には住吉神社というのがあるそうだけど、まっすぐな石段は登る気がせずに手前を折れた。(住吉神社も城の腰郭だったらしい。。)

入口の公園らしさはすっかり山道に変わって「まむし注意」と喚起してた。まぁもう冬眠してるでしょ。
小さな橋で渡る片倉沢はチョロチョロながらちゃんと水が流れてた。

そしてしっかり山道。真っすぐじゃなくても登る分は登るわけで、ゆっくり進んだ。
山道はトレーニング中っぽい高校生が走りまわってて大きく避けて通して何度も休憩したのでそんなに苦でもなかった。高校生はみんな「ありがとうございます」と礼儀正しく駆け抜けて行ったけど、休憩の誤魔化しなので感謝されて申しわけなく思った。

神社より少し高い所の広場に登りきったーと出た所が二の丸広場かと思いきや、そこは展望広場とあった。え?こては曲輪じゃないの?出丸でしょ?
ここからは木々の合間から北の八王子市街がよく見えた。まぁ冬だから見えるけど春から秋までは葉が繁って展望ゼロだろうね。勿体ない気もするけど近隣住民は覗かれてるようでヤだろうし。

展望広場から下りて堀の向かいに登るとそっちが二の丸広場。思った以上に広い芝生の広場で驚いた。城感は薄かったけど大きな城だったんだねぇ。

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広場では小学生のクラブか何かの一行がシート敷いて弁当食べてた。
南の端が丘陵の続く方でしっかり堀の谷で切られてた。浅くてすぐ越えられそうな堀。往時はもっと深かったのではなかろうか。
南東側は丘が土塁役となってて(実はこの部分、堀で切られてて馬出のような郭だったらしい。よく見ればよかった。。)、東側に橋の架かる堀があってその先が本丸だった。

橋の前に城の案内板があった。
片倉城は室町時代前期の応永年間に大江氏の城だったらしいけど確証はないらしい、、築城も廃城もハッキリしてないそうで、配置や場所的に戦国時代に北条が築城したとも考えられるとか。。あやふやなのね。

そして公園ぽいコンクリの橋を本丸に渡った。横に見る堀は雑草で埋まって浅く見えた。
本丸はこの橋の脇の奧が櫓台だったそうだけど、それも高さも盛りも感じずピンとこなかった。

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本丸広場は二ノ丸より小さく木々に囲まれて狭く感じた。けどここでもピクニックでお弁当食べてる家族がいたりしてほのぼの。
日陰側には足元で沢山の土鳩がもぞもぞと啄んでまわってて、一斉に飛んだらうるさそうだから驚かさないようによけて歩いた。北側には住吉神社の社殿の屋根が見えた。

その住吉神社の腰郭に下れば素直な城巡り順路って感じだけど、なぜか気が進まずもう少し廻ろうと二の丸に戻った。
二の丸広場では弁当後の一行がボール遊びを始めてたのでよけて通過して、西側の堀に下りた。
この西側は堀というか奥の沢の谷。最初に上ってきた展望広場の横から続く道。それを奥の沢の上に進むと柵が狭まった出口みたいなトコに「火気厳禁」の看板があって、その先は外かと思いきや広場になっててちゃんと柵に囲まれた公園内だった。っていうか、ここは城外?少々斜面だけど本丸並みの広さの郭に見えるんだけど。。(城外らしい)

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っていうかこんな緩やかな斜面がすぐ脇にあったら城として弱すぎるんじゃないか??とか思いながら、その広場の北西の端から山を下る道に出た。
こっちの道は緑の笹の繁る林で木々の合間から八王子市街が覗いてた。野鳥の声も多く、ちょっと立ち止まって声を追って鳥を探した。けどなかなか見つからず悔しくて動けなかった。キツツキの木をたたく音なんかが一番見つけやすそうなのになぁ。そして、木々を飛び移ってた小鳥の姿を追ってカメラでズームしてやっと見つけれた鳥はメジロだった。んーなんかメジロって春の鳥ってイメージなんだけど、、かわいいから見れて嬉しい。

ぐるっと回って下ると下には小さな田圃っぽい畦があり、その先に水車小屋があった。
水車はちゃんと動いてまわってて、近づいてみたらちゃんと筒を通して流れた水で動いてた!この水が奥の沢の水で、流れるのを見るときれいな水だった。へええ、春先には田を潤わすくらいの水が流れるのかなぁ。

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水車の先には菖蒲園の池もあって、その先からまた彫刻が並んでて一気に公園の感じになった。アートですね。
そして片倉沢を渡った先の池は山登る前に見た池。なるほどここに奥の沢片と倉輪沢の水が流れ込んでるんだねと思えるような透けたきれいな水だった。

最後に彫刻広場の住吉池に戻ると、アオサギはシロサギ(ダイサギ)に変わっていた。こちらは寒く無さそうに元気に歩き廻って水中を啄んでた。

ファイル 3849-7.jpgそして公園の入り口には「片倉城跡公園の湧水」という案内板も立ってて、「八王子湧水めぐり」の8つの内に選ばれていた。そう言えば行こうと思ってて思い出せないスポットは湧水スポットだったかも。丁度良かったのかも。
ところで、此処にはハッキリ室町時代に築城されたと書かれてた。江戸時代には南北東の三方が沼だったと伝えられてるそうだ。
でもなんかどうもあやしい。また城好きらしからぬ邪推がうかんできた。
なんか実はここは城にしたくなるようなおいしい地形のただの山なんじゃないかって思えてきた。

カタクリの花が咲く城っぽい山をカタクリ城とか呼んでたのが片倉城と呼ぶようになってあやふやな伝承だけが残って城跡とされちゃったとか。。
北条あたりがなーんかいつでも簡単に城にできそうだから少しだけ手を入れて取り敢えず神社を置いたとかさ。。
太平洋戦争中には高射砲陣地になってその時に随分と造成されたそうで、工兵的な演習とばかりに堀作ったりして更に城っぽくなっちゃったとかさ。。
なんて邪推も許されそうな歴史のはっきりしないおいしい城跡に思えた(いや、怒られるでしょ)

そんな勝手な想像も含めて、とてもいい城跡だった。風もなくて暖かかったし、歩き回ってて楽しかった。
最後にさっきのシロサギが飛び立つのを見つつ、このまま車停めて来るときに見かけた近くの店に歩いて行ってみようかなと、表の渋滞した16号に出てみた。

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タグ:観:城 観:園 観:藝 観:像 観:池 観:装 景:山 景:町 楽:登 動:鳥

天鷹酒造

ファイル 3848-1.jpg大田原市蛭畑の400号沿いにある酒蔵。

先々月行った秋葉原の日本酒イベント「Tokyo SAKE Collection2024 ~サケコレ@アキバで日本酒~」で試飲して気に入った清酒の酒蔵。
日本酒は二十代の頃浴びるように飲んでたんだけど、その後パッタリ飲まなくなって久しかったのが、今年は神崎の酒蔵まつりにも行ったりして少し再燃し始めてるかと思えてた。
とはいえ、やっぱり普段自宅で晩酌とかすることもなく、相変わらず酒量少ない生活であることに変わりはないんだけど、この天鷹酒造の「九尾」というのはぜひまたゆっくり家でも飲みたいなと思えてて、それでドライブがてら来れたらなと思ってて来てみた次第。
今まで何度も通ってた400号沿いにあったとはねぇ、ぜんぜん気が付かなかった。。

そんな酒造の販売店に入りまわってみたけど「九尾」というのは見当たらなかった。あれ?おかしいな。
店の人に聞いてみたら「九尾は販売店でのみの取り扱い」だそうで、タブレットで販売店を探してくれた。

ありがたかったけど、ドライブがてらの立寄った此処で買いたかったので、取り敢えず、辛口特別純米の天鷹の小さいのを買って出た。

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店を出て少し周りを見つつ写真撮ってまわった。
まぁ、点景にする内容でもないくらいの買物立寄りだけど、写真撮ってたし、日本酒再燃の起点となったならその景色は点景だなと思ってあげてみた。(なったのでしょうか)

帰って飲んだ辛口特別純米は充分おいしくツルりとすぐ飲み終わってしまった。。
もう少し大きいの買えばよかった。

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タグ:楽:買 餐:飲

日光味噌ラーメン いろは商店

ファイル 3847-1.jpg宇都宮市下平出町の県道沿いにあるラーメン店。

前に一度来て点景にもしてた店で、「日光味噌」という特製味噌を使ったラーメンで、前に食べてからしばらくぶりだけど、なんか独特でおいしかったのを覚えてた。
また味噌ラーメンが食べたくなったら来ようと思ってたけどしばーらく来ることなく久々(六年振り)の来店。

店に入ると待ってる客はなく席もあいてたけど何故かお待ちくださいと待たされて、帰る客がいてもまだ待たされて、10分くらい待たされて席に着けた。よくわからん。なんなん。不服感じながら幾つも空いたカウンター席に座った。

ファイル 3847-2.jpgメニュー見るとメインは麻婆味噌ラーメンと吟醸味噌ラーメン。
で、辛いのアウトだから麻婆は無いとして、吟醸味噌は幾つもあったけどトッピングの違いなだけだった。
つい先日冬の賞与入って景気いいトコだったのでケチらず人気№1とあった一通り乗せの「特製吟醸味噌ラーメン」をたのみ、トッピングでバターをつけてみた。いや、そんなことで奮発したつもりなのが既にケチ臭いと言えばケチ臭い気もするけどね。。てへ。

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で、久々に食べた日光味噌の吟醸味噌ラーメンは、思ってたほど特別な感じせず普通においしい味噌ラーメンで少し辛かった。あれ?そうだったっけ。
七年で味が変わったのか、自分の期待度が高すぎたのか、先月清水で食べた味噌ラーがうまくて霞んだか、席に着くまで待たされた不満からか、それとも同じようにしばらく食べてない富山のたら汁と味の記憶が混ざったか、、
よく分からないけど、食べて「これこれ」とはならず、おかしいなぁって感じだった。
けど、おいしいはおいしく汁も残さず平らげたし、バター入れて味変ナイスだったし、また数年したら来てみようかと思えたし、悪い食事ではなかった。

ただ、他でも久々に食べたら思ってたのと違うのがあるかもと、自分の感覚や記憶に些と不安を感じた。まぁ、それはそれでいいけどね。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:ら

まこちゃんラーメン道楽

ファイル 3846-1.jpg野田市目吹の県道沿いにあるラーメン店。

たまにしか寄ってないけどお気に入りの店で、四回目の来店で四回目の点景。
おいしいけどその旨さの割に混んでなくて車も停めやすくて穴場。場所かねぇ。長く続いてほしいので自分がよく寄る夕方早めくらいはたまたま空いてるってことであってほしい。

ファイル 3846-2.jpgさて、普通にラーメン食べようと思ってたけど、何やらホワイトボードにあった週替わりメニューという「がっつりラーメン」というのが気になったので、辛くないかだけ確認してそれにしてみた。

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これはなるほど「がっつり」の名の通りガツンと濃い味のエッジの立ったラーメン。モヤシとネギと豚肉の上に大蒜と葱と生姜の醤油餡が乗って味の乗算。濃い味の中でモヤシとネギが清々しいコントラスト、たまにはこういうのもいいね。麺もおいしく啜れた。

この店はそもそも普通の醤油ラーメンがおいしいのに、いつも限定とかのメニューをたのんでしまってるので、もっと普通に来ようと思った。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:ら

西蓮寺

ファイル 3845-1.jpg行方市西蓮寺にある天台宗の寺院。

樹齢千年以上にして県指定天然記念物のイチョウの紅葉を見によく来るお寺。点景も四度目。
で、だいたいいつも少し早かったり遅かったりなんだけど、今回は食事した店で「丁度見頃」と言われたので安心して来てみた。
ら、まず車が混んで駐車場混雑。こんな混んでるの初めてかも。誘導員が何人も立ってるのに手前に空きがあるのか奥に進んでいいのかハッキリ誘導せず、行っちゃうよーと奥まで進んだら空いてなかった。。けど、脇に無理やり停めた。誘導員は見てただけ。。なんだこれ。

ってわけで門の前で停めて歩いた。
点景四度目だからどこかで書いてると思うけど、この門は国指定重要文化財。天文12年(1543)室町後期の建立。国だよ国。銀杏は県なのに。

門をくぐって進むと林の木の合間から黄色く大きな銀杏がチラチラ見えて、巨大なオブジェのような見事な黄色い樹が青空を背に光るように立ってて神々しかった。
そしてやっぱり人が多くお祭りのように樹を囲んで、写真撮ったり子供が落ち葉で遊んだりしてて賑やかだった。まぁお祭りのようなもんだ。車両販売やテント販売の菓子や珈琲の露店も出てたのは初めて見た。

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地べたもまっ黄色で日陰と日向のコントラストも鮮やかな黄色の世界。
まぁ、もう点景も四度目なので極力写真メインで並べていくとしましょう。

まず一番古く大きい一号株の周りをまわった。裏側からの零れる陽光がイイ感じ。

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まわって見上げて近づいて離れてウロウロ。踊ってるようなもんだw

そして少し若い二号株。共に樹齢千年以上なので若いというのも違う気もする。
こちらは少し紅葉遅めで裏の方はまだ緑の葉が残っていた。そんなとこで若さアピールかよというツッコミもまた違う気がする。失礼しました。

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形はやっぱり一号株の方がイイ広がり方でカッコいいね、と振り返って眺めた。

そうそう、だーれも注目してないけどその横の「相輪橖」も国の重文。9.16m。樹に隠れて地味。立てたばかりの700年前は樹よりも高かったんだろうかね。

塔は人気なかったけどお堂には人が多く、常行堂に集まってた人はおみくじとかお守りとかかな(いやそれ神社だろw)と思いきや、手前の水甕に集まってる人も多く、何やら写真撮ってるので寄ってみたら、水甕の水に映った銀杏の黄色が映えるようでみんな必死で角度を探してた。
なるほど。防火用の水が燃えてるようで面白い。(見返すと、あんましハッキリ樹を映す角度ではなく、少し離れて黄色く輝く円くらいで写した方がよかったなと思った)

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常行堂は天井や壁に絵が描かれ「びんづるさま」というなで仏があったり絵馬が銀杏だったりと情報量豊富だった。ここは九月に大法要があって大行列で堂内をまわるそうだ。

ファイル 3845-6.jpg最後に赤い花手水をながめて黄色一色だった目を休めて境内を出た。

いやぁ今年はバッチリな頃合いで来れてよかった。
こんなに人集まる所だったんだねぇ。

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ごはんや

ファイル 3844-1.jpg行方市荒宿にある食堂。

先ず店なんかなさそうな宅地の細道を進んでたらたまたま見かけて寄ってみたらこんな感じで驚いた。
完全に普通の民家で営業している店。古すぎず新しくもない郊外の家で子供の頃に行った親戚の家みたいな民家に上がっての食事。

いや、先月も郡山で古い民家の蕎麦屋に入ったばかりだけど、そこよりは新しめな昭和中後期くらいって印象の建物で凄く馴染める雰囲気だった。

ファイル 3844-2.jpg座敷に上がると客席はテーブルになってて、まぁその方が楽だけど座敷には合わない感じでちゃんと店としての体裁を感じられた。

メニューは「美明豚」という茨城のブランド豚の定食がメイン。といいつつ「お魚定食」も気になって何の魚か聞いてみたら、今日は鯵を煮たものだということでお勧めされたけどパス(霞ケ浦の魚だったらそっちにしてたんだけどねぇ)
素直に「生姜焼き定食」をたのんだ。

部屋の雰囲気を和み楽しんで寛いで少し待った。
正直に言うと、ブランド豚のメニューはいい肉つかってるから肉は少なめなんだろうなぁ、、まぁ仕方ないよなぁ、、という感じかなぁ、、と思って待ってたけどアニハカランヤ、出てきた料理は大きい肉ドンドンドーンのイイ感じの定食だった。いいねいいね。

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そしてもちろんうまい豚。しっかり豚のおいしさを堪能。いいねいいね。
肉の下の野菜もおいしく、小皿のお新香や煮物もおいしく、柔らかく炊いたご飯はやさしく、具の多い味噌汁は薄味ながらおいしく、手料理感あって健康的に気を配ったやさしさを感じる定食だった。

これは普通に雰囲気ある民家での食事というのを抜きにしてもおいしく満足の定食。たまたま見つけて寄ったのが大当たりで嬉しかった。

で、やっぱネットとかで調べてくるんだろうか、自分の後からもお客さんは程よい間隔で続いて来てて、後の方のお客さんは「今日はもう生姜焼き終わっちゃいました」と言われてて、お魚定食やカレーにしてた。きっとそれもおいしいんだろうけど、自分は少し早く来れて食べれて良かった。

さて、満足で店というか家を出た。
ら、その母屋の前の納屋というか離れというか、横にある建物もお店のようでちょっと覗いてみた。

「ばあちゃんの店 花と葉っぱ」という名の雑貨店。手作り感ある小物や農産物などが並んでて、まぁ自分向きな商品の店ではなったけど、見てまわった。

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ギンナンでも買って行こうかと思ったけど「これはそのまま食べれますか」と聞いてみたら、まだ炒ってないものだというので「簡単だし保存がきく」とは言われたけどヤメといた。
けどそこからその店のばあちゃん?(おばちゃんくらいの若さだけど)と少し話が続いて、これから行こうと思ってた銀杏の西蓮寺の話しも聞けた。紅葉も今丁度いいくらいだと聞いて気分高まった。
ギンナンはパスしたけどドライブのおやつにラスクを買って店を出た。やさしいおばちゃんとの話で和んで気分良く癒された。ナイス過ぎる寄り道だった。

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