いすみ市(旧夷隅町)万木にある地域ネイチャーセンター。
実はここはわりと前からWebで知って気になってた所。たしか千葉県内で「ミヤコタナゴ」が観れる所だった筈。
でもその記事はもう古く、後から見たらタナゴがいるのかどうかいまいちハッキリしてなかったりして、それとだいたい外房にドライブに来る時はもっと先に進んでしまってここらでは寄道を考えないことが多く、ずーっと来れないままだった。
で、今日も別にここらで寄道するつもりもなかったんだけど、渋滞のおかげで海沿いに進む気もせず内陸に折れたおかげで、案内を見かけて、あ、そういえばと思い出せてやっと来れた。
建物の案内図は近隣の「いすみ環境と文化のさと」区画の自然スポット地図で、その案内をするのがこのセンターという意味なのかな。
「小動物の広場」「ホタルの里」「トンボの沼」「昆虫の広場」とか、以外とそれぞれ離れて散っていた。軽い気分で歩いてまわる距離じゃなさそうだった。。
さて、扉がしっかり閉じててやってるか不安に思えたけど開くと普通に開館中で、入ると脇に早速珍しいっぽい昆虫の標本、「イスミナガゴミムシ」という1997年に発見された新種の虫。氷河期の生き残りだそうで、このいすみ市にしかいないそうだ。へー。
表の駐車場に車は何台か停まっていたけど、館内にお客は無く、職員が数名いるだけだったので、気兼ねなくゆっくり見れた。
まず散策コースのジオラマがあり、子供向けの学習コーナーがありつつ(竹とんぼとかの昔の遊具もあった)、この地域で確認されてる動物の分布の表とか面白かった。イタチやアナグマよりもハクビシンとアライグマが目立った。。
そしてそして、学習コーナーを折り返すと裏の壁側に水槽が並んでいた。
一番手前は「トウキョウサンショウウオ」。なんとドーナツ型の卵塊があった。
卵はともかく本体はどこだと探したら、木の割れ目から顔を出してこっちを見上げていた。うわ、かわいい。なにこの子、カエルよりかわいいかも。暫らく眺めた。
その隣りのウナギの稚魚もかわいかったけど、これは光の方向でうまく写真撮れなかった。。
そしてモツゴやウグイの川魚、タウナギと続いて角はゲンゴロウだった。元気だけど水草に隠れがちだった。
ん?これで終わりかな?とか思ったけど曲がった奥にも水槽が並んでいた。猪の剥製とかも気になったけどそれより水槽。
こっちの一番大きなメインの水槽が目的のミヤコタナゴだった。ちゃんといた。よかった。
この季節だからかオスの色が濃紺でキレイだった。尾びれのオレンジも鮮やかで目立ってたし背びれの白い部分と口先にも白い部分があって目立っていた。いやぁキレイな魚だよね。下手な熱帯魚なんかより全然イイ。
そして、個人的には栃木県大田原市や埼玉県滑川町や所沢で見たのよりもキレイで凛々しくてそして元気で良かった。ゆっくり眺めた。
あとはメダカ(ミナミメダカ)の水槽と、土を入れてて横からカブトムシの幼虫が覗ける水槽が並んでた。以上の展示で建物の裏から外に出た。
とりあえず目的のミヤコタナゴは見れたし、トウキョウサンショウウオがかわいかったので大満足。まぁ本来は、こういうのが住んでる所だと思いながら池などに歩けばいいんだろうけどね。
とりあえず建物の裏から外に出て脇の畔の水路とか覗いたりフラフラしてみたけど、この季節じゃ何も見れないし 「生態園」と書かれてた水路の対岸は電気の柵で閉鎖されていた。。
ちょっと裏の奥の方にも歩いてみたけどこっちも電気柵で閉鎖。奥の方に大きめの池があるみたいなのでそこまで歩けるかと思ったけど、こっちの奥も電気柵で閉鎖。まぁいいかと戻った。
最後にまた腹ユルでトイレ借りて、入口のアンケート書いて、車に戻った。