記事一覧

はきだし沼

ファイル 3054-1.jpg野田市船形にある沼。
絶滅危惧種のトンボが生息する沼という事で前から気になっててやっと来れた。
地図で見るとこの付近には他にも幾つもの沼が点在してるみたいだけど、なんでここだけに「日本の重要湿地500」になってて珍しいトンボがいるのか疑問だったけど、来てみたら「この池は“遊水池”です大切にしましょう」と看板立ってた。
ああそれで水質が違うとかかな?(そうらしい)と思えた。

で、歩いてみると沼の岸は葦に覆われてて水面が覗ける場所は一ヵ所だけだった。湧水というから少し期待したけど、水は濁って透明度は無く沼らしい沼だった。しょぼん。(湧水というか利根川の伏流水らしい)

トンボはまぁまぁ飛び交っていたけど、パッと見どれも普通のシオカラトンボっぽかった。(少し寸胴なのはオオシオカラかな)

ファイル 3054-2.jpg

自分みたいなシロートがフラッと来てみただけでそんな珍しいトンボなんか観れる筈ないよなー、とは思ってたけど、自宅近所でも見かけるのと同じシオカラだけというのは何とも悔しい。せめて他の種類のカワトンボとかイトトンボとかがいないもんかとしばらく目を凝らし、対岸の方をデジカメのズームで覗いてみたりしてみた。遠くのアオザキはすぐにわかるけどトンボは飛んでるのが分かるくらいでやっぱりどれもシオカラに見えた。。

ちなみに絶滅危惧種は「オオセスジイトトンボ」と「オオモノサシトンボ」。どちらもカワトンボのような細いトンボ。こんなクソ暑い時には草叢の日陰に隠れちゃってるかな。(ちなみにこの沼に生息する絶滅危惧種はトンボだけでなく水生カメムシの「コバンムシ」というのもいるそうだ。まぁそれは興味ないし見れることもないだろうけど)

ってことで、日陰が覗けそうなトコないかな、、とか思って沼に沿った未舗装の横道を歩いてみた。
こういう時にサンダルはちょっとよくないよね。ふくらはぎまでくすぐられる雑草を踏みながら進んだ。

ファイル 3054-3.jpg

けどやっぱこっちも残念ながらシオカラトンボばかり。葉に停まってそうなのはトンボじゃなくてシジミチョウ。沼を覗ける箇所もなく、木陰を作る木も遠く、沼が途切れるくらいのトコで引き返した。

戻る時はギンヤンマっぽいのが飛んでるのが見えた。ギンヤンマでも嬉しい。けど、止まってはくれないんだよね。高射砲のつもりでカメラで追って何枚か撮ってみた。一発くらい当たっててくれーと思ったけど帰って見たら意外と撮れてて嬉しかった。

ファイル 3054-4.jpg表に戻ってまた水面を覗いてみた。やっぱ自然なとこでは10分かそこらじっとして眺めて待たなきゃとか思って静止。ホントは見えてても気づいてないだけかもとじっくりゆっくり見まわしてみた。

けどやっぱシオカラだけ。これくらいかな。薄い収穫だった。

まぁまた時季を見て来てみようかな。

タグ:景:湖 動:虫