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道の駅 きょなん

ファイル 3046-1.jpg鋸南町吉浜の127号沿いにある道の駅。

まぁまぁわりと寄ってる道の駅だけど、毎度食事するわけでもなく併設されてる美術館に入るわけでもなく、とくにネタもなくトイレだけの休憩で点景には一度もしたことなかった。

で、今日も実はトイレだけのつもりで来たんだけど、あー海眺めるならここでいいか!と裏の海に歩いてみた。

ほんとはどこかの砂浜の海岸に寄るつもりだったんだけど、そういえばまだサンダルでも短パンでもないから足ポチャするわけでもないし、靴で歩くだけなら砂浜より港っぽいとこの方が歩きやすいし、今日は天気よくて富士山まで見えてるからどこで見ても海はキレイそうと思って歩いてみたんだけど。。

やっぱり思った通り、海は青く輝いて十分だった。

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もちろん海の先に富士山も見えていた。夏の昼間でも見える日あるんだねぇ。
北に見える岬のような山は裏から見た鋸山。高さの揃い具合が丁度いい。

内房とはいえ保田あたりまで来るともう外海に向いてるのかな。少し波があって水中は覗けなかった。
炎天下の下で釣りをする人たちの後ろを通り過ぎてまっすぐ進むと北の先は保田の漁港の湾内で、対岸に人気の漁港直営食堂「ばんや」が見えた。こっちは波の揺れも緩く水中が覗き込めた。底まで見えるきれいな海だった。(それだけにゴミも見えてしまうのは難点)

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こっちでも釣りをしてる人がチラホラいて、自分なんか今来たばかりでもう暑さにやられて怠くなりかけてるというのに、よく一日中釣りしてられるなぁと感心した。

水中をじっと見ると小魚の群れが水面を泳いでいたり、水中にはもう少し大きな魚も見えて楽しめた。砂浜の海岸じゃこういう風には見えないからここで正解だな。
サングラスで偏光効いてたからか写真で見るよりももっと魚を捉えてたつもりだったけどまぁこんなもんか。

そして来た道を戻った。
うー冷房がコイシイーと急ぎ道の駅に戻って来て、あー!美術館とか冷房効いて落ち着くかも!とか思って、(有料なので)いつも敬遠してた「菱川師宣記念館」になんとなくのノリで入ってみた。JAF割りで\400。館内写真禁止なのであしからず。

ここは浮世絵の美術館。鋸南町保田の出身の菱川師宣は切手で有名な「見返り美人」の作者。浮世絵版画を芸術作品にした立役者だとか。

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主に美人画で素敵だとは思うけど、いかんせん学が無くて見てまわってもピンとこなかった。。
面白かったのは「表四十八手」いわゆる交接体位の四十八手ではなく可愛らしい部類のいちゃつき方アラカルト。この四十八手というのもこの菱川師宣からだそうだ。へええ。

それと企画展の「錦絵新聞の世界」というのは面白かった。
明治に入って下火になりはじめた浮世絵版画で各地の珍事件を描く1コママンガのような連作。えぐい事件が多く探偵小説のようなドロドロ感もあって夢野久作の「いなかのじけん」を版画で見てるようなそんな感じだった。

そして最後にソフトでも食べちゃおうかと並ぶ店を見てみた。
意外と食事処はサンガ焼きやクジラの立田揚げなどの房総料理がリーズナブルに食べれそうで、ここで食事って何で今までなかったんだろう?と不思議に思った。
で、ソフトソフト。ソフトはびわソフト。あーそーか。枇杷っていうと富浦の道の駅って印象で面白く感じなかったからここで食べた事なかったのかな。今日は食べた。JAF割りもきいた。

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甘くておいしい枇杷のソフト。普段なら外で幟をバックに写真でも撮るトコだけど、もう暑くて外でなんか食べる気はせず店内で食べた。水もいただけてありがたい。
これだけ暑いんだから多少甘いもの食べてもバチあたらないよね。

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