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中華そば 青葉 東大和店

ファイル 3609-1.jpg東大和市清水の都道沿いにあるラーメン店。

中野が本店で関東に20店舗近くあるチェーン店。
青梅街道を進んでてこの「青葉」の看板を手前で見かけて、東京で東京のチェーン店ならドライブ的にもアリじゃないかと寄ろうと思った。

でも青葉は町中やモールの店舗が多いイメージで、街道沿いとはいえ駐車場大丈夫かな、、と不安に思ってはいたけど、対向のこっち車線側にもちゃんと駐車場があって無事停められた。ナイス。

そういえば青葉は、なんとなく耳にも目にもするメジャーな店だけど、入ったのは確か2004のGWに入院してた義弟の見舞いがてら飯田橋店に入って以来なので、どんなラーメンだか全然憶えてなかった。。

けど、席着いてメニュー見たら中華そばとつけ麺しかなかったので迷うこともなく楽にオーダー。

で、中華そば。
今どきにしては珍しくなるとが乗ったスタンダードな見た目で、もちっそしてそうな麺もそのまま見えててバッチリだった。(割りと汁に沈んで麺が見えてないラーメンは多く、少し穿ってアップ写真撮る事が多い)

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さて味は、すっきり醤油でも豚骨醤油でもない丁度いい醤油ラーメン(動物系と魚和風系のダブルスープだそうだ)ああこういう感じだったっけ。素直に汁も麺もおいしくペロリと完食。
ああ、これは青梅街道で帰るたびに寄ってもいいなと思えた。

この日の日誌

タグ:餐:ら

旧平田家住宅

ファイル 3608-1.jpg北杜市小淵沢町にある古民家。

国重要文化財ということで、前に通過した時に気になってたのを赤信号の交差点で気付いて気まぐれで立ち寄った。

敷地内の駐車場前にある郷土資料館が受付になってて、210円の入館料でガイドが付いた。なんとも親切なありがたいスポット。
屋根の断面が覗ける模型も細かくしっかり作れていた。

この平田家というのは武田信玄の家臣の末裔だそうで、合戦で武功を上げたそうで、ああそれで信玄と謙信の対決の像があるのね。
その駐車場と資料館からは一階分上の段に屋敷があって階段を上った。

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近くで見るとまるで裏のような勝手口のような入り口しかない平らな長方形の屋敷で、今日は風が強いからと戸は半開きにしてて中は真っ暗。あぁでも古民家ってこんな感じかも。

屋敷は六割以上土間で、厩が片側にあって曲がらずにそのままワンフロアなので相当馬のニオイしただろうなぁと思った。今はワラで作った馬があるだけだから全然くさくないけど。

囲炉裏の火も消されていたけど、普段は屋根の強度維持の為に閉館までずっと点けてるんだそうだ。「今日は風が強かったものでごめんなさいね」だそうだ。

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と、いろいろ説明してもらってたトコで、後からの観覧客も来て、もう一回ガイドを最初からリピートになった。気にして謝られたけど「急いでないからいいですよ」と返した。その分ゆっくり天井を見たりできた。

そして反対側から外に出てみると、あ、こっちが表だった。
でもなんで日陰側が表なんだろうと思ったら、「この地域では東の金峰山を信仰していたのでそっちに向かって家を建て」てたんだそうだ。そういうもんなんだ。
表側は少し広さがあったので下がって全体が納まる堂々した姿が写真に撮れた。うーんすごい藁葺だよなぁ。

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後から来た客は感激しつつササっと帰っていったので、また女性のガイドさんとマンツーマンになった。
「いろいろ古民家に立寄ったりするけど、ここまで土間がメインのお屋敷もめずらしいですね」とか「それにしても凄い屋根と柱ですね」という話して屋根の吹き替えの話や木材の話などを聞き、栗の柱と聞いて栗の話になったりして、ガイドさんは「お客さんの話の方が専門的なことが多くて日々勉強になります」と逆に感心されて、いえいえ自分なんか全然浅くてと気恥ずかしかった。

そしてこのスポットはJR小淵沢駅から歩いてこれる所なので、小海線と中央線の乗り継ぎ時間で来られる人が多く、来るときは下り坂だから早いけど戻るのは上り坂だからと時間を気にしてササッと帰られる人が多いそうだ。「ゆっくり見てゆっくりお話できるお客さんは嬉しい」とか言われていい気になって、色々話しちゃった。

前に長坂の焼そばを食べに寄った後に前の道を通って気になってて今日やっと来れた、という話をしたら「長坂に焼きそばの店なんてあるんですか?」と返されてびっくり。テレビでも出てたしネットでも見かけるので有名だと思ってたけど、意外と地元の人は知らないもんなのかな。隣りの駅なのになぁ。
「やっぱり勉強になります」とまた言われつつ、気をよくしつつ、ある程度の所で遠慮して「どうもありがとうございました」と礼を言い階段を下りた。

この日の日誌

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高遠城址公園

ファイル 3607-1.jpg伊那市高遠町西高遠にある城跡の公園。

昼前で、たまには高遠そばっていうのを食べてみようかと思ってたけどいざ高遠に来てみたらどこらへんの店がいいかわからず、それよりもたまには高遠城に行ってみようか。。と来てみた。
ちょっと逃げではあるけど、こちらも毎度毎度次こそはと通過してたスポットなので、昼前で時間に余裕あって天気のイイ今日みたいな日に足が向いてよかった。
ましてや丁度「もみじ祭り」の期間のようでタイムリー。いや逆に混んでるかも、、と思いつつ、進むと駐車場は広く悠々停められた。

駐車場から城址への階段の前にはゲートと料金所があったけど「無料」だった。以前は有料だったのかな、、(桜の時季だけ有料になるらしい)

そして脇には「信州そば発祥の地」という幟が立っていたので、ひょっとしたら此処で高遠そば食べられるかも!と気分沸いて階段を上れた。
で、階段を登りきると「もみじ祭り」の幟の間に「高遠そば」の幟もあって確信した。やっぱ紅葉より蕎麦だよねー(いやそれより城だろ)

その上がった所はニノ丸跡。完全に葉が落ちた桜の木の合間にモミジがある感じで集中した感じではなかったけど、いい感じに色づいてた。

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そしてその二の丸の奥にある建物に進んでみたら、入り口に「高遠そばまつり会場」とか出てた。え、そば祭りだったっけ!ラッキーと入ってみた。

建物は「高遠閣」という昭和11年(1936)築の文化会館。下足してあがってすぐに受付、蕎麦の券を購入。この券を買うのは並ばなかったけど、そのあと番号呼ばれるまで待機なのでロビーは人だらけで、しばらく時間かかった。
高遠城の鳥観図イラストを眺めたりして待った。建物の奥の廊下を覗くと横の部屋で四五人体制で蕎麦を打ってるのが見えた。正に打ち立てだ。

17分ほどで番号呼ばれて蕎麦受け取って(いつぞやの関東でのそば祭りに比べたら全然早かった)、階段上がって二階の広間が食べる所。テーブルはびっしりではないけど意外と満席ではなくて窓際のおひとり様用っぽい席とか好きに選べて悠々と食べられた。

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食べた高遠そばは、特別な個性とかあるわけではない素直なそばで、しっかりしてツルツル啜れて蕎麦の風味満点のおいしい蕎麦。薬味の大根おろし入れたら辛かったけど美味しく食べれた。(この辛み大根を入れるのが「辛つゆそば」という高遠のスタイルだったそうだ)
ホントいつもそば食べると思うことだけど、やっぱり大盛りにしとけばよかった。。ぺろりと食べて秒で食べ終わってしまった。

さて、おいしい蕎麦で満足したとこで、じゃあついでに城も見て歩くかなと、、いやいや逆逆、それが目的だってばよ。

テント四つの特産品売り場を抜けて、その裏の菊花まつりコーナーも見て抜けて、「桜雲橋」で掘割を渡ると「問屋門」という門があった。これは城下の問屋役所にあった門だそうだ。

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門の先が「本丸跡」。ここにあった大きなモミジが一番赤くて鮮やかだった。じっくり紅葉を感じて真赤な枝葉の下をくぐった。

崖側の端には「太鼓櫓」があった。これは明治の廃城後に対面の山に造られた鼓楼を、公園化してすぐの明治10年(1877)に現在地に移設して昭和初期まで時の太鼓を打ってたものそうだ。形は廃城前の城内にあったという鼓楼と同じなのかな?シンプルな形だしね。
あれ?そういえば国道の交差点にも同じような太鼓櫓があったよな。あれはなんだ。(これの3分の2の縮尺レプリカで平成22年に商店街入口のモニュメントとして建てたものだそうだ)

この本丸からの眺めは良く、中央アルプスの木曽山脈がよく見えた。けど手前の城下の高遠市街は枝に隠れてよく見えてなかった。
北方向に見ると覗けたのはすぐ下の広い駐車場だった。

さて、また掘割を覗きながら土橋を渡ると「南曲輪」、ここもやっぱり葉の落ちた木の中に赤いモミジが立ってて、人も少ないので陽光と紅葉を見上げながらゆっくり歩けた。往時は庭園があって中央に池があった曲輪だそうだ。

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そして次の掘割は「白兎橋」。この橋にかかるモミジの日蔭の感じがとても良くて、個人的に一番綺麗に感じた場所。紅葉はまだ少し早いくらいのやや緑まじりの色づきだけに赤い葉が引き立ってたし、緑黄橙赤のグラデーションな感じも良かった。

橋を渡ると「法幢院曲輪」。戦国時代にはお寺があったという曲輪で江戸時代になると一般に人もお参りできるようにと城外に移ったとか。
ここに南口ゲートがあって折り返し。ゲートからは美術館が見えた。眺めは本丸よりも市街が近く建物も少し見えた。

南曲輪に戻って途中で東に折れてみた。二の丸に渡る土橋からは堀にある池が覗けた。この池は桜の咲く頃には見上げる桜や池に映る桜、また散った桜でいっぱいの水面とか最高の映えスポットらしいけど、秋はひっそりとしてて日が陰ったタイミングだったのもあってパッとせず下りる気にはならなかった。

そして裏からの二の丸は、桜の木だらけでモミジは小さく、日が陰っててこともあってさびしい感じだった。やっぱり基本的には桜の季節がメインの城址公園なんだね。桜の時にも来てみたいよなぁ。
「高遠閣」の前の販売テントに来ると賑やかでほっとした。

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そして最初に気になってたローメンのテントで「焼きそば風ローメン」を買って、あいてるベンチ探して食べた。
ああローメンだわ。本物のローメンの麺で、食べやすくおいしかった。肉がブタなのが残念だけど(くさいくらいのマトンが好きなのに)伊那の名物まで味わえて大満足。

さて、これで城跡公園内はひとまわり。でも駐車場のゲートには戻らずに北口ゲートから前の道に出た。
この空堀の前の道の右手は三の丸跡なんだそうだ。坂を下ると途中に「進徳館」というのがあった。石段を上って門をくぐった。

この「進徳館」は高遠藩の藩校で万延元年(1860)の創設。建物や門は当時の現存物で、城内で唯一そのまま残った建築物。茅葺屋根で堂々としていた。
上には上がれなかったっけど、裏のエンガワまでふすまが開かれててよく見えた。ボタン式の音声ガイドとか押して一人でゆっくり聞いて歩き回った。

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また前の坂道を下ると三の丸跡の先の方にある広場に「伝、高遠城大手門」というのがあった。
「伝」って、そう言われてるけど怪しいってこと?見た目ボロボロで傾いてた。。説明には高遠高校の正門として使われてたとあった。往時は門櫓だった筈の大手門は、切り詰められて普通の門として使用されていたようだ。とはいえ、城址公園の外のこんなところに修繕もされずに放置されているのはどうかと思うが、、
(それはそうとこの門についてる丸いの。イイヨネ)

そして駐車場に戻った。
この広い駐車場は奥の半分が「勘助曲輪」で中央部に堀があり、入口側は武家屋敷だったそうだ。
「勘助曲輪」は築城当時には無く大手門を東から西に移した時に造成したとあった。
んー。ファンタジー要素の強い山本勘助の名を冠した曲輪。なんか怪しいなぁ。と、邪推のタネを土産に出発した。

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御菓子処 川上屋 手賀野店

ファイル 3606-1.jpg中津川市本町の19号沿いにある和菓子店。

まさか朝の8時半で開いてる店があるとは思わなかった。さすが中津川、名物の栗きんとんの時季は違うのかな。と、思いきや、この店は通年8時からの営業だそうだ。。和菓子屋って朝早かったんだ。

まぁ他の町では朝早くからやっていようが和菓子屋に寄るなんてことはまずないだろうけど、中津川だけは別。栗きんとんのおいしさを知ってしまっては寄らざるを得ない。

車を停めて店に入ると、暖簾には創業元治元年とあった。幕末ですねぇ。歴史ですねぇ。(本店は市街の中津川宿の昔からの場所にあるそうだ)

そして、もちろん自分用に買う「栗きんとん」が目的だけど、できれば日持ちがする(来週会う推しにお土産にできそうなくらいの)もので栗きんとんぽさもある商品とかないかなぁ、、と広い店内の長いショーケースを見た。

そしたら若い女性の店員さんが声をかけてくれて「それでしたらこちらを」と、「嬉しの栗」という一週間くらいもつ商品を薦められた。煮炊いた栗に栗きんとんをまぶしたものだそうで、栗きんとん感バッチリだそうだ。
それではそれをひと箱と自分の味見用に一つ買おうかなと思った。。けど、なんか他のも気になって個装のひとつは「苗木城伝説」というのを買ってしまった。(もちろん栗きんとんも)

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「お包みしますので少々お待ちください」というのが意外と長くて、奥から作りたてのものを詰めてくれてたのかな?店内を見てまわってたら、菓子で作られてるというカッコイイ龍「蟠龍」というのが大きなガラスケースに入って飾られてた。「赤壁城伝説の龍」とあり、その伝説が書かれてた。

なんでも中津川の苗木城は城下の木曽川に住み着いた蟠龍に守られてたそうで、城の壁を白くするたびに白色が嫌いな龍に壁を崩されてたとか(守ってないじゃんw)。なので苗木城は日本で唯一の赤壁の城だったそうな。
へええ、そんな城あったんだ。後で行ってみようかなーっとか思った。

そして商品が纏まって購入。店内に囲炉裏のような座席があって、そちらで食べててもいいそうなので、座ってちょこっと味見。
窓からは南っ先の根の上高原の山が見え、自分の車も覗けた。

で、まずはもう待ちきれない「栗きんとん」

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んーん-んー これこれ!
もうホント栗以上に栗。これぞ栗。やっぱうんまいわ。

今日はこれ、自分用に6個も買ったので、たーっぷりゆーっくり味わう栗の一日にしようとほくそ笑んだ。

そしてお試しに買ってみた「苗木城伝説」
栗きんとんを餅で包んだ逸品。

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おおおおおおお
これはこれは。餅だわ。栗きんとんだわ。
なんだこの贅沢なモチモチの柔らかさの中の充実は。ニヤニヤが止まらない。

こちらは四日くらいの日持ちだそうで、帰ってからの自分用に買って帰ろうかとも思ったけど、そんなに食べて味に慣れちゃっても面白くないなと自重。中津川でこその味わいとした。

いやぁ朝から満足。実は店あいてるなんて思ってなかったから、道の駅で少し時間潰そうかとか考えてたんだよね。
そして、味わって満足で、さっき興味持ったばかりの苗木城もすっかり忘れて、あー中津川は最高だわーとニコニコで出発した。(城跡はまた今度ね。凄いいいトコっぽいし)

あ、ちなみに
翌週に持って行って推しに渡した「嬉しの栗」も大好評で、ご家族で味わってもらえたかなと思いきや「おいしかったからもう全部自分だけで食べちゃった」そうだw
この推しには一昨年に行く途中で買えた「栗きんとん」をあげてて大好評だったので、本当はそっちをあげたい気持ちいっぱいだったんだけど、「嬉しの栗」も凄く良かったそうでよかったよかった。(そっちもひとつ味見用に買って自分も食べとけばよかった。。)

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