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道の駅 茶倉駅

ファイル 1525-1.jpg松阪市飯南町粥見の166号沿いの丘の上にある道の駅。
ここらで食事しないともう食事できない時間になっちゃうなぁと思ってたけど、入口の道の駅の案内表示には食事マーク(ナイフとフォークの)は無く喫茶マーク(コーヒーカップ)しかなかったので、ああ無駄だったかな、、とは思いつつ、まぁトイレと先の道選び休憩でいいかと寄ってみた。

で、あまり広くない駐車場は停まってる車も多くてギリギリ停車。なので休憩してる人もいて賑やかだったけど、洋風な店はなんか閉まってそうな雰囲気。。
だけど、ちょっと覗いてみたら意外と普通に営業してて、ちゃんと軽食コーナーもあって食事できるようだった。
まぁさすがに松阪牛みたいな重いメニューはないけど、名物うどんみたいなのはあったのでありがたく食事。ナイス。

ファイル 1525-2.jpgお茶を練り込んだという「お茶うどん」にしてみた。

食券だして待つ間、店の前のテラスに出てみたら、目の前の櫛田川の谷間が良く見えていい眺めだった。
写真は正面だけだけど、この国道と逆の左の岸の集落には茶畑が見えて、なるほどお茶が名産かと「お茶うどん」にして良かったとか思った。

そしてその「お茶うどん」真ん中に大きな椎茸が浮かんでいた。

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うん、軽いお茶の風味がほどよく味わえるうどん。
汁は普通のだし醤油だけど、大きな椎茸もおいしくてなかなか満足。
本日最後の食事にしては軽すぎるかとも思えたけど、何故か午前中に食べたサンドイッチが腹持ち良くてこれで丁度イイくらいの腹加減だった。

松阪に行ったのに牛肉は無しかい、、と思う人もいるかもしれないけど、ここに来る間の街道沿いの肉料理の店はどの店も鶏肉(カシワ)料理って出てた。地元の人はカシワ焼肉のほうが全然メジャーなソウルフードのようだ。
なのでむしろそっちを食べたい気になってたけど、どこの店ももう夕方前で混みはじめたようで、「焼き肉で一杯」みたいな雰囲気な時間だもんで通過通過で道の駅まで来たって感じ。旅行者向け料理も地元民向け料理も時間とタイミングが難しいよね。道の駅で食事できて良かった。

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旧長谷川邸

ファイル 1524-1.jpg松阪市魚町にある商家屋敷。
松阪というと「牛」ばかりが浮かぶけど、町としては商家の栄えた町で、なかでも江戸店持ちの松阪三大豪商といわれるのが三井家と小津家とこの長谷川家だそうだ。
(凡人の僕は財閥と三越を創った三井家しか知らなかった、、)
休日のみの公開で無料だそうで、最近発見された大判小判に興味を持って軽く覗くだけのつもりで来てみたんだけど、入ってみたら10分後にガイドツアーが始まりますと言うので、んじゃあ聴いていこうかなとゆっくりした。

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ガイドツアーは、まずおもてに出て敷地の広がりの変遷や建物の造りなど分かりやすく解説。
そして中に入って長谷川家のしきたりや江戸店へ行き来する使用人の話などを聞いた。

そして一番沸いたのがガイドツアーでしか開けないという大蔵の扉。
千両箱も開いたり、大きな御用箱も見せてくれてガイドさん体力勝負だね。おつかれさま。

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大正建築の屋敷はでかく、続きの間の先の隠し門とか灯籠の根元のマリア像らしき謎の彫刻(合掌してる地蔵の形に見えたけど)
とか、元奉行所だったという裏庭の庭園には立派な稲荷神社やスッポン岩や餅を担いだ人の像とか色々あった。

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この庭園でガイドツアーは終了。とても分かりやすく楽しめた。
ところでこのガイドの人は松阪を「まつか」と言っていた。あれ?「まつか」が正しいのかと思ってたけどと聞いてみたら、「そうなんだけどみんな言いやすいからまつざかと言ってる」そうだ。「いばらき」と書いて「いばらぎ」と発音するのと一緒ってことか。。

ファイル 1524-5.jpgそして後は自由に米蔵に展示された大判小判を眺めた。
去年見つかったばかりの物だそうで、ずっと千両箱の中で保管されてた為に珍しいほど綺麗な状態。キレイすぎて本物?と疑っちゃいたくなった。

んー面白かった、と、外に出て時間を見ると、なんともう2時半過ぎ。。城も含めて松阪で2時間半もふらふらしてしまった。。
急ぎ足で駐車場へ歩いた。
途中、松阪牛の店があったけど、ちょっと食事の時間には早いから、、とか、どうせ高いんでしょ、、とか思って通過。
でも、歩いてたら道々その店の案内が沢山出てて気になってスマホで検索してみた。 ら、意外とリーズナブルなメニュー(牛丼800円とか)もあったりして、んーどうする?松阪に2時間半もいて、牛肉食べずに帰るのか、、、などと考えてるうちに駐車場の前まで歩いて来たんだけど、あーやっぱり食おう!とか思って引き返した。

けど、、こんな半端な時間でも店には並んで待ってる人が沢山いた。そりゃそうだよね。みんな食べたいよね。
、、、待ってられないのでやっぱヤメた。
そんなわけで、無駄な往復の時間も加算されて、車に戻ったのが3時過ぎ。。うわぁ

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御城番屋敷

ファイル 1523-1.jpg松阪市殿町にある武家長屋。
二の丸から眺めてて面白そうだったのでちょっと歩いてみた。
キレイに続く生垣と凹凸の無い石畳で見た目のいい雰囲気の通りだった。
入口の案内によると、文久3年(1863)の幕末に御城番として赴任した武士の組屋敷として建築されたそうで、今でもその子孫が生活している建物だそうだ。へーすごい。

ファイル 1523-2.jpgで、まず入ってすぐの脇に蔵があった。
これは江戸時代末期に隠居丸(鈴屋のあったトコ)に建てられた三棟の土蔵の内のひとつが払いさげられて移築したものだそうで、おー!と思ったけど「このことが事実ならば、松坂城の唯一の現存する建物となる」という微妙な書かれ方の案内板。。事実ならばって書いてる時点で怪しいよね。

そして御城番屋敷。やっぱり生垣がカッコいい。
現役の町だから屋敷は覗かない方がいいんだけど、一番手前の屋敷だけは入館無料で公開されていた。いいねー。
(入口に「三重県立松坂工業高等学校誕生の地」という石柱が立っていた。??武家屋敷で学校って事??)

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中に入ると意外と広い屋敷で驚いた。
前に行った赤穂城の長屋門みたいな二間くらいの質素な物を想像してたけど、六畳間×四で天井も高く広々した屋敷で、ゆったり暮らせそうな雰囲気だった。

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という感想を管理してた案内役の女性に話したら、思いもよらぬ詳しい解説の話が聞けた。
なんでも、パンフやネットに掲載された幕末築の武家屋敷というのは大嘘で、実は明治維新後の廃城後に建てた浪人長屋だそうで、大きさも半分くらいだったものを修繕時に建て増して天井も上げて現代でも暮らせるサイズにしているんだとか、、
たまに「城内三の丸にこんなものが在った訳がないだろう」と詳しいお客さんが怒りながら来られることもあるそうで、「御城番地区長屋」って名前に変えて明治の遺産と公表して欲しいと市には何度も言ってるんだそうだ。。あらら。
凄いぶっちゃけ話を聞けて楽しかった。
(っていうか、帰ってからネットで見たら確かに何処にもそんな話は出てなくて「逆にかつがれたか?」とか思えるくらいだ)
そして城下の商家屋敷などは嘘偽りなく見所もかなり多いのでと色々薦められて興味持てた。

ファイル 1523-5.jpgまぁ、御城番という名の地区にある元武士が暮らした長屋屋敷という事には違い無い。
雰囲気を楽しむ観光地としては散歩する気になる町と通りで悪くないと思えた。
(あ、工業高校のこと質問するの忘れてた。。)


ファイル 1523-6.jpgで、ここで引き返すつもりだったのが、話し聞いてもう少し町を歩いてみたくなり商家屋敷とかも見てみたくなって、ついつい更に散歩。
三の丸ってどこまでだったんだろうなーとか思いつつ、「原田二郎旧宅」とかを覗きつつ、生垣の続く城下町の宅地を歩いた。
途中からはこの「御城番屋敷」で見かけた観光客の人に声かけられて、ついつい一緒に話しながら(奈良から来た人だそうだ)ぐるっと旧長谷川邸まで歩いた。

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松坂城跡

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松阪市殿町にある城跡公園。
松坂城の「坂」は大阪と同じように昔は土偏だったそうだ。
まずはパッと見の印象、石垣が高く綺麗に並んでかっこいい城だった。
さっそく登ると、先ず一段上に「歴史民俗博物館」というのがあって、本日入館無料とあったので入ってみた。
この建物は明治45年に建てられた図書館だそうだ。

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中には松阪の商家の玄関が再現されていたりして意外と面白かったけど、明治45年の建物を感じさせるのは階段くらいだった。

さてさて城に戻る。
真っ直ぐ登って城郭先に進むと月見櫓跡。ここが一番眺めよく、城の正面の西側の市役所から伊勢湾方面の市街中心部が見渡せた。

城壁の縁には段もなくギリギリまで進んで下を覗けて高さを感じられた。おー城郭だ!って感じ。高いの苦手な人はこのくらいでもダメかな?

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そしてそんな城壁の上を歩けるのが嬉しいね。

月見櫓跡からは東に進んで二の丸跡を見下ろしながら太鼓櫓跡まで進んだ。
二の丸への間にある寺?の門のイチョウがキレイだった。

ここで城壁から下りて、もう一段上の本丸跡に上がって天守跡に登った。ここがてっぺんだね。

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ここには昔、三層の天守が立っていたそうだけど、江戸時代初期に台風で倒壊してそれ以降再建されなかったそうだ。
そんな天守跡の傍らには敵見櫓跡が続いていて連郭式のかっこいい城だったんじゃないかなぁと思えた。
この松坂城は織田の家臣だった蒲生氏が築いた城だけど、数年で会津に移封になりその後幾度か城主を変えて、江戸時代は紀州藩の飛び領地となって城代が置かれたそうだ。だから和歌山に遠慮して台風にかこつけて取り壊したってトコだろうね。せっかくの立派な城郭が勿体ない気もするけど、そのおかげで城より城下が栄えて立派な商人町になったそうだから町としてはある意味理想的なのかもね。

この天守からの本丸の周りも城壁の端を半周歩けた。やっぱり端を歩けるとその聳える高さや内側の本丸の広さを実感できていいね。
そして南側の「松阪開府之碑」の石碑の立つ金間櫓跡で城壁から下りた。

で、また一段下ってさっきの城壁の続き、中御門跡の先の西側もずっと城壁の端を歩けるようなので進んでみた。
西側は石垣の下は「本居宣長記念館」の裏で上は梅園になってて裏側感が満ちた雰囲気、だのにちゃんとずっと石垣上を歩けるようになってるのが凄い。やっぱりカッコいい城だ。

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あまり大きい声では言えないけど自宅近所の人んちの塀を伝って冒険するのが好きだった子供の頃の感覚を(特に妹が大好きで困ったw)補完するような城跡でウキウキしながら歩いた。
同じような写真ばかりで申し訳ないけどウキウキの分だけ大量に写真撮って歩いたのでご愛嬌。

この西側の角には櫓跡とかなくてノンストップで北西側に回った。
北西の角だけには眺める山の案内板が立っていた。

引き続き北側の城壁。
真っ直ぐだったのは西側だけで北西側はまたジグザグになってて面白い。
途中で石垣の下にいた猫と目が合った。普段なら塀の上とか高いトコでのんびりしてそうなニャンコを逆に見下ろすのは気持ちいい。

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そして北端の藤見櫓跡で北に折れる。藤の木は無かったけど足元にさっき行った「歴史民俗博物館」が見下ろせた。
そしてカツカツ折れて鐘の櫓跡でおしまい。これで一周。キレイにひとまわりできて大満足。これはいい城だ。

城壁から下りてまた南側に回って中御門跡から下におりた。
その石段の途中にさっきイチョウが綺麗だった寺の門ぽいのがあって、寄ってみたらここは寺じゃなくて本居宣長旧宅「鈴屋」という国指定史跡。本居宣長は江戸時代の国学者だそうだ。
明治時代に廃城で公園になった後に城下の町内から移築したそうで、元は城主隠居邸があった廓だそうで、城より城下の栄えた松阪らしいね。
でーもここ「鈴屋」は入館有料だそうなので通過した。

二の丸跡に下りるとここは公園らしい広場になってて、シート敷いて弁当食べてる人なども多くいて寛いだ休憩の空間になっていた。
そんな中央に上からも見えていた大きな藤棚があった。これは伊勢湾の奥の愛知県鍋田村(現弥富市)にあった樹齢200年の「森津の藤」を株分けして移したものなので通算樹齢300数10年、、だそうだ。花はなくても充分立派。(だけどできれば藤見櫓の前に植えて欲しかったな)

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そして二の丸前からは足元の町並みが間近に見下ろせた。
そんな町の先に天守みたいな櫓みたいな建物が見えた。なんだあれ?(歯科医院だそうだ、、)

ゆっくり眺めて、南東の正面みたいな裏門跡から下った。
とても満足な城跡で歩いて楽しかった。
ココまで散歩心をくすぐられる楽しい城壁の城跡は初めてだ。
っていうか、まさかと思うけどひょっとしたら明治の廃城後の公園になった時に「歩いて回りやすい城跡公園」として大整備したとかじゃないだろうか、、(いや、まさかじゃないだろう)
どちらにしても充分楽しめた。来てよかった。

そしてそんないい気分のまま、二の丸跡から見下ろしてた工場みたいな長い瓦屋根が面白い「御城番屋敷」へも歩いていってみた。

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鞍馬サンド 鈴鹿店

ファイル 1521-1.jpg鈴鹿市住吉町の「サーキット通り」沿いにあるサンドイッチ専門店。
人気店らしく以前にここのサンドイッチをネットで見かけて気になっていた。
で、来てみたら随分と洒落た感じの店で気が引けたけど、車も停められたので思いきって入店。

店は入口すぐのショーケースでサンドを買って、店内で食べるか持ち帰るかという形。店員のお姉さんの言葉が京都弁ぽく聞こえて「ああ、、鞍馬って京都の鞍馬かぁ、三重で京都の店入っちゃったのかぁ、、」とか思ったけど、ここが本店で京都には店はないようだ。(っていうか、帰ってから調べたら東京都内にも何店かあるそうで、、)

ファイル 1521-2.jpgさて、サンド二種をモーニングセット(コーヒーとか付いて+180円のセット)にして一階の禁煙席で食べた。
この店内も面白く、吹き抜けの空間中央に樹があって、下が一階。スロープの上で突き出た形の二階とあって空間の割に座席数は少なくゆったり落ち着ける感じ。たまたま席は空いてたからいいけど、一階は自分で満席。後からきた人は「あいてないから二階の喫煙席にします」と上にあがっていった。

さて、サンドの二種は、お目当ての「醍醐」という納豆コーヒーゼリーサンド。
もう一つは沢山ある中迷いつつ、(今月限定ってのにしようかとも思ったけど)店の名前を冠した「鞍馬」というのにしてみた。

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まずは「鞍馬」を食べた。チキンとキノコと大葉と海苔チーズサンド。これは美味しかった。チーズが凄く良く会う組合せ。
だ、け、ど、、ちょっと残念なのが食べづらいところ。ぽろぽろ具がこぼれちゃう。もう少しパンが大きいといいんだけどな。

そしてお目当ての「醍醐」
納豆+コーヒーゼリー+クリームということで、見かけたサイトでは下手物扱いされていたけど、納豆好きな僕的にはこれは絶対うまいぞ!と確信持ってたメニュー。だって納豆ってお豆の美味しさがダイレクトに味わえる食材じゃん。それに珈琲の豆の香ばしさが合わないわけがない。
包みから出すとちゃんと糸引いてて遠慮なしに納豆が入ってるのが嬉しかった。
で、食べてみた。
おお、思った通り美味しい!
納豆と珈琲のコンボはもとより、クリームもイイ組合せ。洋風な甘さを大豆が和風に寄せて来ていて、小豆とクリームとはまた違った感じで面白かった。(こぼれることもなく食べやすかったw)

ファイル 1521-4.jpgそしてコーヒーとおまけのフルーツヨーグルトで一息。
テーブルにはメニューではなくて手作り絵本風な冊子が置かれてて、開くと店の「鞍馬」の由来のエピソードの物語になってて、ほっこりしながらながめて休憩できた。(でも、なんで鈴鹿で京都の鞍馬?という疑問は未解決)
未解決といえば、店内や店外にも飾られた相撲のイラスト。何故に相撲?そういえば昔、鞍馬っていう力士がいたけどそういう関係?(それは「蔵間」で全然無関係だと思う、、)

意外にもサンド二種でおなかいっぱい。美味しく面白い朝食となって楽しめた。

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