阿倍野区阿倍野元町にある神社。
「安倍晴明生誕伝承地」というのを見かけてちょっと来てみた。
っていうか表通りからは、たまたまの信号待ちでよく見掛けられたってくらいの標柱。しかも対向車側。
神社はここから脇道を進んだ裏の筋にあった。(表通りに面してるのは「安倍王子神社」で別だった)
ってわけで裏に回ると、実はこっちが旧熊野街道、歴史ある熊野への参拝道、いわゆる熊野古道だそうだ。へー
道の先の正面にはあの「あべのハルカス」が見えていた。
そして安倍清明神社の入口には「安倍晴明生誕伝承地」との石柱。
生誕地と思われる場所は何ヶ所かあって確実には判明してないから生誕伝承地といってるのかな?(確か茨城にもあったよね)
そして境内は石碑や銅像があった。なぜか説明標示は殆ど手書き風の物ばかりで行政より市民に愛されてる印象。
軽く読みつつお参りした。
安倍清明は自分世代だと「帝都物語」とかそこら辺からの陰陽道ブームで色々な作品で長らくヒーロー的な存在の平安時代の人物。
でも銅像はそんな切れ者って感じの顔ではなかった。。
そしてそういえば何年か前に見てた漫画では阿部野橋の商店街とこの安倍清明がモチーフになってて神社も出てた。
それがここかな?と思ったけど少し狭くて違う感じ。
でも凄く緑に包まれていい雰囲気の街角神社だった。
さて、ついでにすぐ近くの「安倍王子神社」にも行ってみた。
此方は少し大きな神社。
鳥居からの参道に並んだ御神木の楠にはそれぞれ「茂杜能木霊神」「多摩能木霊神」「波多能木霊神」「汰紀能木霊神」と名前がついてた。よく伸びてよく守ってくれそうな木々だった。
境内も少し広めで漫画に出てきたのはこっちだなって感じだった。
そういえば熊野の方でも王子って名が付く祠をよく見掛けたけど王子神社ってその王子かな?王子ってなんぞや?
そしてお参りして表の府道に出た。
信号を渡った先には商店街の入口。おーやっぱここは少しまた散歩かな。
「王子本通商店街」から続く「あべの王子商店街」
さっきの布施の商店街より道は狭く更に庶民的な感じ、各店の店前飛び出し具合も激しくほとんどの店が飛び出してたし、やっぱり焼きそばお好みを焼いてるトコもあった。
そしてこの細さでも自転車の往来は多く、おばちゃんも子供もスイスイ走ってた。なんかやけに子供が多かった。
そしてアーケードを歩ききった先には駅があるかと思ったけど無かった。うわぁ本当に庶民的な商店街なんだ。
あとは表の府道に出て駐車場に向かった。
その途中に「北畠公園」という公園があった。
子供たちが元気に走り回って遊んでるような広場だけど、奥には南北朝時代の武将「北畠顕家」の墓がある歴史的な記念公園。
彼の戦死した地がこの阿倍野だそうだ。
ここら辺の歴史はちょっと疎くて残念。知れば面白そうなんだけどねー。
そんな感じで30分強の散歩は、いろいろと歴史ある土地ながら気取らず親しまれた庶民の町を満喫。
いやー大阪の商店街はいいなぁ。
ちなみに、帰ってから「アベノ橋魔法☆商店街」の漫画を掘り起こしてみてみたら、神社はばっちりこの「安倍清明神社」の方だった。
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