利根川沿いの神崎町で毎年開催されているイベント。
以前にも356号で脇を通りかかって、寄ってみようかなーと思いつつ通過しちゃったことがあったので、今回は思い切って寄ってみた。
いやいやいやいや
普段入れない蔵元を見学できるってだけの催物かと思ってたら、とんでもなかった。
(バイパスじゃない方の)国道を閉鎖して露店が並び、人出も凄く賑わっていた。
とりあえず何か食いたいなーと思ってた矢先に目に付いた蜂蜜売り場の「ハニーバジルチキン」これはいい風味でおいしかった。
話を聞くと神崎は蜂蜜も盛んだそうで地元の蜂蜜使用だそうだ。
へーそうなんだ。そういえば確かにその先にも何軒か蜂蜜を売る露店が出てた。
そして通りの中間で太鼓囃子が披露されてたり、脇にステージが出来てて踊りのパフォーマンスも催されていた。
これはなかなか伝統芸能っぽい感じもいいね。
さて、他にも何か食べたいなーと河岸通りをフラフラ歩いてたんだけど、露店はハーブとかオーガニックとか割と洒落た体に良さそうな凝った料理が多く目に付いた。
どれも面白そうだけどどれにしようか迷いつつ進んでたら、祭りの中心の蔵元「寺田本家」に着いてしまった。
とりあえず本拠地は見とかないとね。
と、敷地に入ると、まず入口で小さな試飲コップが配られてて、あちこちで試飲の日本酒が振舞われてた。
おおー!これ、タダで日本酒飲みまくりじゃん!
うわーくやしい。。車で来てたら楽しみ半減以下だね。。我慢我慢。
そういえば最近トンと飲まなくなってた日本酒だけどこんなトコ来ちゃったらやっぱり恋しくなった。
で、奥に進むと「お蔵見学ツアー」の列があったので、これくらいは見ていこうと並んでみた。
したら、意外と列は動かず、、
まぁいいかとのんびり並んで30分かかってやっと中に入れた。。
丁寧な説明で酒を造る工程を説明して廻ってくれた。
この蔵元は基本昔ながらの手作業で丁寧に造る酒蔵だそうでなかなか面白かった。
そして工場内部に仄かに香る甘い米麹の匂いが心地よく、「あーそうだよ、こういう感じが日本酒のいいトコなんだよ」と思い出させられた。
そして蔵見学の後、とても好印象だったので一本小さいのを買ってみた。
もー早く帰って飲みたい気分だったw
蔵の裏は別のステージになってて、ここでも試飲と称した飲み放題の優雅な広場。外人さんも赤ら顔で楽しんでた。
飲みたい気分は食べ物で誤魔化すしかないよな、、ってわけでもないけどマジで何か食べようと物色。
「月の豆腐お好み焼き」というのが面白そうで人気で少し並んでたけど美味しそうなので買ってみた。
(「月の豆腐」というのは神崎の地元産の素材にこだわった豆腐だそうだ)
んー豆腐も野菜もおいしく香りよく、手造りポン酢もいい感じでなかなかイケた。
河岸通りは一通り歩いてみて国道側に歩いた。
こっちでも他にも歩きながらちょいちょいと食べ歩き。
お餅屋の「揚げ餅」(雑煮にしようか迷ったけど)も芳ばしく、千葉産「元気豚」の店では「300円の角煮を200円で如何ですかー」って言うのを買って食べたらこれまたうまかった!
そして今度はもうひとつの蔵元「鍋店」に来てみた。
こっちもやっぱり試飲で酒が振舞われてた。
甘酒コーナーもあって、甘酒くらいなら、、とも思ったけど止めといた。
ここも工場見学できるようだったけど、こっちは白衣にマスクやヘアカバーしなきゃいけなさそうだったので止めといた。
でも「蒸米」の蒸気の勢いも面白く、タンクには某酒蔵漫画の作者のサインが描かれてたり色々と面白かった。
ここらで3時半。
そろそろ露店の多くも片付け始めた。
そんな中、最後にひとつ手焼きの「ぬれ煎餅」だけ買って、食べながら駐車場に歩いた。
思ったほど濡れてなかったけど濃くておいしかった。
いやーなんかこんなにのんびり祭りを見て廻ったのは久しぶりかも。
祭りっていうかフェスティバルだね。酒飲みフェスタ。
人の運転で来たかったな、、、orz
若い頃は溺れるくらい大好きだった日本酒だけど、太ることを理由に敬遠するうちにすっかり飲まなくなって久しい。
(結果的に飲まなくたって太ったんだけどね、、)
でもやっぱ酒でうまいといったら清酒だよね。
少し昔を思い出してってわけじゃないけど、たまーにくらいでも美味しくしみじみ味わって愉しみにできたらいいなーと思えるいい機会になった。