近江八幡市安土町にある言わずとしれた信長の城跡。
三年で築城して三年後に焼失、更に三年後に廃城になった正に夢のような城。
その築城時を描いた映画「火天の城」を見て、ぜひぜひ来てみたいと思いつつ、、上映から三年経ってやっと来れた。いやー三年づくしでなんかめでたい。
なんと駐車場は有料だった。「有料になりました」とか書かれてたから以前は無料だったらしい。。
さらに城を登るには拝観料が取られる。。拝観?(これも五年前までは無料だったそうだ)石垣だけの城跡で有料って初めてかも。まあいいけど。
さて、石段の大手道を登る。
思ったより沢山の人が登ってた。連休だし駐車場の車の数から思えば当然なんだけどちょっと意外。
邪魔ってほどではないけど、スカートで登ってる女性も多かった。
この段は結構段差が高くて結構キツイ。
けど、その正面だけひょいひょい登っちゃえば、あとは緩やかで楽な登り。
距離も短く日陰も多く、全然思ったほどではなく序の口くらいの感覚で一気に登れた。
黒金門跡、本丸御殿跡と進んで頂上の天主台跡に出た。
きれいに整備されて、すっぽりと天主を再築したくなるようなきれいな天主台だけど、思ったほど広くなかった。
縁に登ると北側は少し展望できた。
琵琶湖は遠いいなぁ。
以前は湖に囲まれた岬のような山だったらしいけど、ちょっと想像つかない。
城下方面の南側は、木々の合間からちょこっと見えるだけ。
んー。
ここくらいは国史の城郭の再現ってことで木々をすべて伐採してしまってほしいなぁ。。それが城ってモンじゃん。
あとから続々登ってくるから頂上で長居はせずに下る。
登りは止まらずにスパスパ来たので下りはゆっくり見ながら歩いたらカナヘビが何度も横切った。
登ってるときに聞きたくない言葉だけど、やっぱり下りは下りできついんだよね。
とか、思ってたら、下りは途中で別ルートが順路になってて、折れると少し登りになった。登りの方がワクワクしていいな。
ちょこっと登った先は旧総見寺。
国重文のかっこいい三重の塔があった。
っていうか、こんな城の中腹に寺があるのは意外だった。でもこれも安土城築城の時に一緒に作った寺院で塔は近隣のものを移築したんだそうだ。
信長って神仏を信じないタイプじゃなかったっけ?
ここからは西の湖が見下ろせた。
昔はこういう琵琶湖からちぎれた湖が沢山あってつながってたそうだ。
塔の前からまた急な石段を下ると門があった。
これも国重文の仁王門。
江戸時代末期までは本堂とか他のものも多く残ってたそうだけど焼失したそうな。
全部残ってたら、こっちはこっちで別料金取られそうだw
(別の位置に仮再建した本堂はしっかり別料金だし)
グルッと廻って秀吉邸跡を抜けて大手道に戻る。
さすが秀吉邸は要所に大きく配置されてる印象。郭二段分で櫓もあった立派な屋敷だったらしい。
大手道挟んで向かいは利家邸跡。
少し狭く感じるけどこっちは三段でやっぱり立派だったらしい。
ん?勝家邸とか長秀邸とか、、光秀邸とかはないの?(シロート疑問ですみません)
そして大手口に降りて、ミストを吹かせた休憩所で少し休憩してたら。「あ、カエル。かわいい」とカエルを見つけてはしゃいでる女性がいた。「なんていうカエルだろうね」とか話してたので、、ついつい「アマガエルですね、この色は保護色です」なんて口はさんでカエル博士ぶってしまった。。けど、なんか感心されて嬉しかった。
タグ:楽:登 観:城 観:史 観:石 景:山 楽:眺 景:湖 観:塔 観:重 観:蛙 動:虫 楽:話