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蓮沼海浜公園 展望塔

ファイル 2999-1.jpg山武市蓮沼にある公園の展望塔。

随分前から気になってて、一度は車を停めて歩いて来てみたことあったけど、閉鎖されててのぼれなかった。
その後、Webで取り壊すという記事を見たような気がしてすっかり残念と諦めていたんだけど、何度か通って見かけてて取り壊されてはいなかった。
ひょっとしたら別のトコの展望塔の話題とごっちゃになって勘違いして憶えちゃってたのかもしれない、、

そして今日は手前から「あれ?まだあるんだ、、」とか思いながら見てたら、最上階で展望する人が見えた!「え?のぼれるの?」と気になって寄ってみた。(改修が終わって解放されたのは今年の3月だそうだ。)

展望塔は「こどものひろば」という区画の中央にあり、駐車場からまっすぐ歩く。すぐ脇にないから寄らないって人もいそうだ。空いてるので一番手前に停められた。

ファイル 2999-2.jpgそして展望塔。
一階に「展望塔利用(無料)についてのお願い」とあって、注意書きの他に利用時間や構造やデザイン由来とかがあったので写真撮っておいたんだけど、残念ながらピンボケで読めず、、やっぱ駄目だこのデジカメ。。

で、その1階は閉まってた。(裏の売店も閉まってたけど、トイレは開いてた)
なので、外側の階段を上った。二階も閉まってて中は不明。三階から塔の中の階段に入ると、そこに二階からの階段は無かったしエレベータなんか勿論なかった。
まぁわけないだろうとのぼってみた。
3Fから各フロアに階数が出てて7Fの上が屋上だった。8階分の登りかぁ。。でも一気に登れたのでビルの高さとは違うと思う。


ってわけで屋上からの展望。八階だけあってさすがに眺めよかった。
アクリル板の窓と高めの格子で飛び降り防止になってて少々閉鎖感はあったけど、俯瞰で見れば九十九里の海も広く見えたし、手前のたもとも平気で覗き込めた。東西南北全方位見れて、駐車場の自分の車も見えて嬉しかった。(まぁド真ん前に停めたからねぇ)

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北方向を見るとプールの蓮沼ウォーターガーデンはずいぶん先の方だった。っていうか長い公園だよなぁ。。
足元の公園のゴーカートや特殊自転車は乗ってる人いなかったけど、ミニトレインは乗ってる人が見えてずっと先の方に走ってた。
塔のすぐ前に駅があって「日本一の走行距離2.1㎞」と出てた。へー。

たっぷり眺めて階段を下りた。
すぐ下の七階におりると、涼しいいい風が吹いてたのでちょっとまたここでも展望。上は日差しが暑かったので涼めて気持ちよかったし、こっちはベランダ式で窓はないので広く見渡せてむしろ最上階よりもイイ眺めだったかもしれない。

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そして上で写真撮り忘れてた西側もよく見えた。
房総半島も中間のこの辺りは平べったいよね。遠くに見える総武線の先の丘もあまり起伏なくキレイな帯のようにのびていた。

手前の田圃では移動する田植機が見えた。ごくろうさまです。
涼んで眺めて階段を下った。

タグ:楽:眺 景:海 観:園 観:楼 観:具 観:一

麺家 香湯らーめん

ファイル 2998-1.jpg香取市小見川の356号沿いにあるラーメン店。

店先の看板に「小見川餃子」とあったのが前から気になってて寄ってみようかと思いつつ、食事の時間に合わなかったり合っても混んでそうだったりで通過してた。
で、今日は小見川に来たのが午前11時、丁度開店するくらいの時間だし朝食べてないしってことで寄ってみた。

まだ空いてる駐車場は真ん前に悠々停めて入店。店は新しくきれいで、あれ?ずっと前からあった店だったような気がしてたけど、、と少し不思議に感じた。

ファイル 2998-2.jpgカウンター席は5席、やっぱり一人客は少ない店なのかな。
メニューは多く迷った。
「ワンタンBLACK」というのが一番気になったし、塩メニューも牛乳とかバジルチーズとか冒険メニューも気になった。
メニューの表には「当店のスープは~」水郷鶏の鶏ガラと国産昆布、隠し味に胡椒豆と大豆をじっくり煮、揚げ葱と揚げラードを入れた香りのよいスープがこだわりとあった。
どのラーメンもそのスープが元になってるんだろうけど、そのこだわりの味を味わいたかったのでやっぱりまずはシンプルに醤油ラーメン。そして餃子(3ケ)にした。
ラーメンは細麺と中太麺とで選べた。普通な方でとあやふやなことを言ったら「中太麺ですね」となった。

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まず先に醤油ラーメンから登場。
そして食べようと思ったくらいで餃子も出てきた。
麺は太くは見えずほど良い感じ、汁は危惧したギトギトさもなくいい醤油の汁を揚葱と揚ラードが前面に出張ってこうばしくいい味。甘めな感じもうまく纏まってた。これはいいね。
チャーシューは少し脂感強くてくどかったかな。若者にはいいだろうけど。

ファイル 2998-4.jpgそして餃子。
ぷっくらして餡ギッシリ、ひき肉が密でどっしりした餃子だった。
そういえばメニューには特に小見川餃子とは書いてなかったなぁ。。掲載もサイドメニューの枠で、どちらかというとワンタンを推してる感じにとれた。
餃子自体はおいしく満足だったけど、地域性ある得意なものではなかった。次回来たらワンタンメニューにしようと思った。

帰ってから調べたら2019年に同地域内から移転して来た店で、もともと人気店だったそうだ。
あれ?そうなの?もっと前から見かけてたような気がしてたけど、、まぁ店は新しかったから納得だけど、、前にもラーメン屋があった場所だったのかな?ひょとすると小見川餃子の看板ってこの店じゃなかったのか?今日あったっけ?とか気になって調べてみたけどわかんなかった。。
まぁどちらにしてもおいしかったからいいや。

タグ:餐:ら 餐:餃

臥龍の藤

ファイル 2997-1.jpg銚子市妙見町の妙福寺にある藤の古木。

「千葉県 藤の名所」でGoogle検索してあがってた場所の第三弾。
とはいえ最初から向かって来てたわけではなく到着は4時過ぎ強。時間的にはおとといこっちに来るべきだったのかもね。
駐車場は寺の裏側なのでこの案内板は後から見たもの。車はちゃんと停めて八台というトコかな。駅からも近いし工場見学できる醤油工場のすぐ前ということもあってか、停まってる車よりも歩いてる人は多かった。
そしてやっぱり藤の名所ということもありオープンな印象の寺院で気兼ねなく見て歩ける雰囲気でよかった。

で、
裏から歩いてもまずすぐに藤棚がありキレイに咲き揃っていた。
おお、これは整ってて密度濃くて優雅な藤棚、市街地の寺院は洗練されてて違うなぁと感じた。そして藤棚は囲いがあってその下には入れず脇から覗くだけだったけど、案内に「現在、足利フラワーパーク園長・樹木医塚本こなみ先生による抜本的治療中です」とあった。ってことは治療が終わったら下に入れたりするのかな。

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とりあえず横から覗くだけでもその濃い紫の雰囲気と香りを楽しめて、ゆっくり周りを歩いた。
その藤棚の前には「北辰殿」というお堂があり、案内を読むと、聖徳太子が自らの童子姿を彫った「北辰妙見大菩薩御尊像」という物が奉納されているそうで、なんとこれは源頼朝から豊臣秀吉に伝承され、後に加藤清正が江戸城に奉遷し、多古城の松平氏に伝わって享保元年(1716)にこの寺に奉祀されたそうな。えーなんかスゴイ寺だったのか。知らなかった。(寺には興味薄いもので)

そんな「北辰殿」の前を通って進み左右に続く藤棚を抜けると本殿前の広場に出た。
その本殿の右脇の大客殿と社務所の前にある藤棚には案内板があって、これが「臥龍の藤」だった。

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なるほどこれは立派な藤棚。下の樹を見ると幾柄に別れた幹が昇る龍の如く(正直いえばタコの足に見えたけど)棚に伝って隆盛に広がってて勢いよく花房も濃く圧巻だった。

この「臥龍の藤」は案内によると樹齢七百五十有余年の野田藤。京都御所内から船便で移植されたんだそうだ。
これはこれはと周りを廻って見てまわった。写真を撮ってる他の人達もいろんな角度で撮ってたりして面白かった。

こちらもやっぱり囲いがあって藤棚の下には入れないけど、社務所の入口前は高くよけた棚があって、ここは下に入れて藤の先の青空も見上げられた。
こっちの藤は少し密度薄いなとか思いきや、臥龍の藤の方を見ると続いて繋がってて、なんとこれも臥龍の藤の先っぽだった。広がるねぇ、まだまだ元気だねぇ。

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鮮やかな紫に慣れた目を休めるように、向い側にあった白い藤棚も見てまわってみた。
白い藤ってなんか不思議な感じ。っていうかおいしそうw

そして本堂の龍の彫刻とかも見てまわると、その本堂の脇には「五葉の松」というのが案内付きであって、読むとこれは。薩摩の島津が育てて皇居吹上御苑に献じてたものだそうだ。なんかいろいろあるなぁ。

本殿から大客殿へと頭上に繋ぐ渡り廊下の「通本橋」の下をくぐって表の方に一旦出てみた。
ここを出ると銚子駅はすぐなのでこっちから歩いてくる人も多かった。
で、一枚目にあげた案内板を見て折り返した。(こういう見出し的なものの写真がほしかったので)

また境内に戻って臥龍の藤を眺めてたら、まだ明るいけど四隅のライトが照らし始めていた。あぁ夜もライトアップしてるのか。夜の藤とか見てみたいなぁ。。(それこそ鬼滅の刃っぽい雰囲気だろうねぇ)

そしてもうひとつの井戸の上の小さめの藤棚も眺めながら駐車場に戻った。
藤は、最初の奥の藤と、この井戸の藤、白い藤と、臥龍の藤の四つあってどれも綺麗だった。

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そして藤以外にもいろいろあって、太鼓橋の前には滝が流れてて、これは滝行用のものだそうだ。
なんか見所多く、ベンチもあったりトイレもあったりした丁寧なお寺で好感持てた。どうも寺院というと部外者がフラフラ入っていいものかと不安になるけど、名所となるとさすがだね。

っていうか何度も来てる銚子だけど全然知らなかったわ。
今回はたまたま「某人気アニメの影響で藤の花を見に行きたい」なんて書いたメールがラジオで読まれたりしてたのもあって、嘘から出た誠ってわけでもないけど、口先だけじゃなくてちゃんと行こうとしとかなきゃ不誠実だよな、、とか思って調べた「千葉県 藤の名所」、知らなかったトコに来れて楽しめて良かった。

タグ:植:花 植:樹 観:寺

優善

ファイル 2996-1.jpg印西市平岡の356号沿いにある蕎麦食堂。

東方向のドライブで頻繁に通る定番コースの356号利根川土手道から古い方の356号に逸れてすぐなので、もうすっかりお気に入りで何度も寄ってる店。(と、此処まで定番のコピペ)
点景はこれで七回目。

前回「半年おきに上げよう」とか言ってたけど、ここんとこ毎月来てて溜まったので四っつづつの年三回とかでいいかな。

まずは今日 4月24日

なんか毎月「かた焼きそば」を食べようと思って来ててついつい別のを食べてるんだけど、今日は朝飯遅めで食べちゃってたので量多めの印象のかた焼きそばはヤメとこうと思い、おすすめメニューの「そば・ミニギバサ山かけ丼」というのが気になり「ギバサって何ですか」と質問。地域によって呼び名が変わるネバネバの海藻で、ギバサは秋田での呼び名とか。正式にはアカモクというのだそうだ。ちょっと弱いか、、と迷ってたけど「マグロ刺ものってますよ」と言われそれにした。

そばより先にギバサ山かけ丼が出てきたけど、わさびを醤油に溶かして上からかけようかと思ってたトコで蕎麦も来てそろった。

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あーこれは好きだわ。かなりのネバネバでツルツルっと食べれておしい。
内房の金谷とかで出る「カジメ」とは違うのかな?(食感一緒だったけど別ものらしい)店の人はカジメは知らなかった。

で、今日も食べ終わってから店主人のあんちゃんと少し歓談。やっぱりコロナの話とか連休の話がメイン。連休中は店休みにするそうだ。
 
 
 
 
そして先月 3月28日

「かた焼きそば」を食べようと思って来てたんだけど、「冬限定メニューが今日までです」と言われて見てみた。気になったメニューは取り敢えず食べてたよな、、と思ったけど、そういえば「カキ天ぷらそば」って、何となく掻き揚げ天ぷらのそばかと思ってたけど、ひょっとしたら牡蠣の天ぷらなのかな?と聞いてみたらそうだた。あ、じゃあそれいってみよう。
ってことで「カキ天ぷらそば」

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ふたつのカキ天ぷらは蕎麦とは別皿ででて来たので、軽く汁につけてサクッとたべつつ、もうひとつは浮かべ浸してフワッと食べた。
ふたつだけど、一つの中に牡蠣がそれぞれ二つづつ入ってたので食べ応えあり、意外とミルク部も多く牡蠣の風味とミルク感を味わえて期待以上に美味しく満足メニューだった。
 
 
 
 
先々月は 2月21日

この日は自分の誕生日なので、一番高いメニューにしようと決めてたので「かた焼きそば」もおススメで気になった「そば・ミニふぐ天丼」もヤメて「うな重」をたのんだ。
正直いえば餅は餅屋、鰻は鰻屋で食べるのが賢明だとは思うけど、おきに入りの馴染みの店で一度も食べた事なくまず滅多に頼むことないだろうというメニューを食べることこそ贅沢というもの。

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ってわけでうな重。いや全然おいしいよ。焼き方やタレもそりゃ鰻屋とは違うけどこの店らしい個性も感じられつつ、食べ応えある身で思いきり食べられた。誕生日としても満足の食事になった。
 
 
 
 
そして今年の始めは 1月10日

しつこいようだけど「かた焼きそば」を食べるつもりで来てて、またまたついつい黒板のおすすめメニューに目移り。「そば・ミニたらばがに丼」って、、色んな食材を楽しんで入荷してるよねぇ。

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食べて気付いた。そういえば正月もタラバ食べてたっけ。。
ってことで左程の感激はなく、半分弱占めたワカメが邪魔でそれを消化するのに手間取った。もう少し違ったアピールでタラバを味わいたかったけど、それでもやっぱりおいしいね。
 
 
 
と、今回もまたおすすめメニューを選ぶ事が多く、なかなか気に入ったメニューをリピートする機会がないのがもどかしいけど、毎回違うメニューで楽しませてもらったし、だんだん食後の歓談までセットの食事が定番化してくつろぐようになってきてしまった。よきよき。
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:麺 餐:菜 餐:揚 餐:貝 餐:魚 餐:甲 楽:話

龍頭寺の大藤

ファイル 2995-1.jpg匝瑳市木積の龍頭寺にある藤の古木。

「千葉県 藤の名所」でGoogle検索してあがってた場所の続編で、先に寄ったトコはイマイチだったけど、こっちはお寺という事で期待してた。
いつもの海見てひとまわりの県内定番コース上にある八日市場の近くだけど全然知らなかった。こういう検索で知れたのも嬉しい。

でも意外と八日市場からは離れててかなり奥にある寺院で県道からは細道ながら「おせん様の藤祭」という横断幕で案内されて分かったものの不安な道の先だった。しかも駐車場はいっぱいで(各々が少し寄せて停めればあと数台停められるのに)少々待って停めた。平日でこれだと週末はどんなになるのだろうか。

で、車から歩くと、大きな案内図があって他にも臨時駐車場があったらしい。ちょっと分かりづらいよ。

そしてお寺は道から坂を下った舌状台地の襞の谷間で、また登るのやだなぁって感じの急な坂を下るとすぐに寺が見えて手前の裏に藤棚があるのも見えた。

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キレイに咲いていていい感じだったけど、建物の裏だから大藤はきっと表側にあるに違いないと思い一旦通過。
お寺の表にまわって本堂を見つつ歩きまわってみた、、けど、前の道に出たトコに小さな藤棚があるくらいでそれらしい藤はなかった。
あれ??おかしいな、ひょっとしたらあの裏のが大藤だったのか?と戻ってみたら、どうやらそれらしかった。

なんか狭そうな建物の裏なので(池も濁ってて)まるで貫録なかったけど、むしろ偉そうに勿体ぶったりしてなくて親しみやすくていいし、密度は濃く時雨のように垂れた花はキレイでいい雰囲気だったし、棚内に入れて長く垂れる花を間近で見て香りもよく包まれる感じで藤棚を鑑賞できた。

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この「龍頭寺の大藤」は樹齢100年以上だそうだけど、そもそもこの地は元禄時代に加納せん(おせん)という婦人によって考案された「藤箕」が大ヒットして13万枚も制作して関東東北東海などに出荷された歴史があり、蓑づくりの発祥の地として「おせん様の藤祭」というのを毎年開催し続けてるそうで、大藤よりも古い歴史の藤を素材とした文化の息づく地域だったわけだ。へー知らなかった。

取り敢えずは大藤を見てまわり、順路らしい墓の丘に少し上りつつ大藤を見下ろしつつ、そういえば足元に並んだ七福神とかも見てまわった。(全部写したつもりだったけど六体だった、、あれ?)

そして「何か話かけて下さい」とか書かれ設置されてたテレビ東京のカメラを睨みつつ、脇に見えた立派なタケノコを見つつ、また坂を上って戻った。

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駐車場の裏にある売店っぽいテントを覗くと幕には「国の重要無形民俗文化財指定「大積藤箕制作技術」300年の歴史館」とかあって、パネル解説の資料館になっていた。(ちなみに売店としては焼き芋を売ってるだけだった)なんとも雑な歴史館だなぁ。国重要文化財ならもう少しちゃんとしたのがあってほしいけどなぁ。
そういえば最初に見た案内板の前にも何かあったなと行ってみたら、こっちには藤箕の実物と製作工程などのパネルがあった。箕には文化財の証書のコピーがテープで貼られてて、雑だなぁ、、と思った。

悪くはないけどこんなもんかと少々微妙な気分で車に戻った。
けど、運転席から見た向かいの畑に「地上絵 金太郎と鯉」という幟が立ってて気になったので、また下りて歩いてみた。

どうやら芝桜で作ったデザイン花畑のようで、下からだと何が何だか分からなかったけど、幟の所にちょこと盛った土塁があったので上がって見た。

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けどなんかやっぱりちょっとよく分からなかった。
丸いのがクマの顔なのでその横の赤いのが金太郎の腹掛けなのかな。黒い金具のトコが金太郎の顔か。んー微妙。これからもっと咲いてハッキリするのかも。(いや、もう咲き終わりはじめたとこなのかも)

で、ここから畑の先に藤棚があるのが見えたので更にオマケがてら畑を横断して歩いてみた。
ら、単に畑の脇にある農家の藤棚かと思いきや、そうではなくその奥にちゃんと一区画分の藤棚の広場があった。そうそうこういうのだよ。こういうトコをを求めてたのだよ。表の方に出たら「おせん様の藤園」とかパネルが出てた。。まじか。気がつかなきゃ見ずに帰るトコだったぞ。。

どうやらここは最初の看板にあった「箕づくり実演」とか「米はこび競争」とか催される「藤まつり」の祭会場らしかった。分かりずらいよ。看板だけじゃなく順路なりなんなり出しててほしい。

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そしてその藤棚の広場の奥には「藤棚200m散策コース入口」と看板立ってた。ああ、それが「散策道」とあったやつね。まだまだ藤棚あるのね。
そうだよね、お寺で藤見てた人やすれ違ったは数人だったのに駐車場いっぱいだったのはおかしいなと思ってたんだよ。見て歩ける藤棚もちゃんとあるわけだ。 けど、順路は畑の裏の土の道で雨降ったらグチャグチャだろうと想像つく段を暗い森に下って怪しかった。。

暗い森は細いながらもちゃんとした道路で、坂を下って森を抜けると「藤棚200m」とあって藤棚があった。
200m先にチョロっとある藤棚ではなく、200m続く藤棚という事だった。よかった。ちょっとまばらだったり順路が雑だったりしてたけど、なかなかの藤棚の道。メインは坂道で、写真撮ってる人も多くゆっくりいろんな角度から眺められた。

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藤は房の短い玉のような品種や桃色の花の品種などもあり色々と楽しめたし、雑な感じもあり乍らも舌状台地の襞の谷間を彩る感じは面白かったし、藤棚の外の木々に絡んだ藤も含めて自然な感じも良かった。

ゆっくり眺めて匂いも堪能しつつ坂を上って、藤の谷の200mをあとにした。
その坂を上るとさっきの「おせん様の藤園」の入り口に出た。え、こっちから行ってもよかったのか。。っていうかその方が順路っぽいよなぁ。。裏から裏からとまわっちゃったけど、まぁそれもよし。ほどよい散策で満足できた。こっちに気づいて歩けて良かったー。

タグ:植:花 植:樹 観:寺 観:像 観:具 観:発 観:道 観:重 楽:歩

木下万葉公園

ファイル 2994-1.jpg印西市木下の356号沿いにある丘の公園。

頻繁に通る定番コースの脇にある丘の公園だけど、トイレ休憩で数回、歩いたことは前回の点景以来なかったかもしれない。。
「木下貝層」という国史跡名勝の天然記念物と、雛壇に並んだ河津桜がきれいな公園で、河津桜がきれいに咲いた時季は寄ってみようかと思ったりもしたけど、その奥にローラー滑り台が出来てからは子連れの客がたくさん来てて敬遠。国道から眺めるだけだった。

そんなトコだけど、今日は出掛ける前に「千葉県 藤の名所」でGoogle検索してみたら、この公園が出てたので、藤なんてあったっけ??とか思いつつ寄ってみた次第。

貝層の前の駐車場に停めて公園正面入り口にまわって丘の階段を登った。
ここはまっすぐ登る階段以外にもゆっくり斜面をまわって登るスロープの舗装路もあるんだけど、まぁここは階段で一気に。
交差するそのスロープの道を見ると、斜面の植木の案内とともにその草木にまつわる和歌が書かれてたりして、ああ、万葉公園だから万葉集なのか、と気が付いた。

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そんな中、キレイに咲いてた花もあったのでちょっと上る足を止めて見てみた。
これは「けい(現代名シラン)」という名の花だそうだ。よく見かけてたけど知らんかったw(紫蘭だけに、、orz)大伴池主が「蘭蕙」と読んだこの花は、昔から日本で自生して普通に咲いていた花だそうだ。(「諸説ある」とも添えられていたけど)

さて、階段を登り切ると、その上の広場に円形の藤棚があった。
あーこれ、藤棚だったんだ。。

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っていうか、棚が高いのに藤は密度も長さも少なくまばらな感じでイマイチ、いやイマサン。これで名所を名乗っちゃダメでしょ。Googleに言って取り下げてもらった方がいいと思う。(思うだけで自分で投稿とかはしない)

実はすごい隠れ名所だったなんてことは期待してなかったし、とりあえずまぁ藤は見れたのでよし。
丘の先の展望は前に来た時に見たのでパスで、取り敢えず一週廻って広場を奥に歩いた。

実は別のトコににも藤があったりして、、とか期待しつつも、そんな事は無く広場の先の裏口に出て、河津桜の段斜面側から下った。

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まぁ軽い散歩に丁度いいくらいの丘歩き。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:観:園 楽:読 植:花

角新食堂

ファイル 2985-1.jpg柏市藤ケ谷にある食堂。

海上自衛隊下総基地の前の宅地にある店で、ここも以前Googleマップ見てて行ってみようと思ってた店の一つ。定番コースからはちょこっと横道に入るけど、表の県道からも屋根の看板が見えててすぐ場所がわかった。
駐車場は店の前と横だけじゃなくて手前にも一軒分の駐車場があったりするので集会向きなのかもしれない。
店の前の交差点には「防衛省用地につき居住者及び関係者以外の立ち入りを禁止する」とか看板があるくらいの宅地なので、基地関係者の御用達の店なのだろう。

ファイル 2985-2.jpg店の雰囲気もメニューも普通の定食屋さん。
そうそうこういう感じで気軽な店を探してたんだよね。中華でも蕎麦でもなくて洒落た感じでも凝った感じでもない普通の定食が食べたいときあるよね。
で、焼き魚の定食にしようと思ってたけど、「めひかりフライ定食」なんてあったからそっちにしてみた。めひかりは深海魚。海沿いとかでしか食べたことなかったから少し珍しく思えた。

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フライは頭ごとで苦みもあったけど食べやすく、五つあったのでご飯とのバランス丁度いいくらい。最初ソースで食べてたけど、醬油をかけてみたらそっちのほうがしっくり来て後半は醤油でおいしく食べた。

食べ終わる前くらいにもう入口のカーテン閉じていた。昼は2時までなのかな。出掛けるの遅めだと寄れないかぁ。
ちょくちょく来ることはないだろうけど、たまにはという選択肢でアリな店だなと思えた。

タグ:食:定 餐:揚 餐:魚

東の原公園

ファイル 2981-1.jpg印西市東の原の県道沿いにある公園。
先日寄った「旧陸軍印旛飛行場跡 掩体壕(→)」のオマケのようなネタなので、そっちの項目に追加してアップしようかとも思ったけど三週間もあいてるので普通に上げてみた。

そっちの項目で「掩体壕の土塁と飛行機の形を模した遊び場がある公園」と書いたのが此処。
で、その後に前の県道を通ったらなにやらここにも「印旛陸軍飛行場」の案内板が立ってるのが見えたので、「ひょっとしたらこっちの遊び場の掩体壕っぽいのも本物じゃね?」なーんて思えて気になってた。

で、ちょこっと寄ってみた。駐車場は五台分位で、こんな天気で人も少ないのに満車だった。
まずは公園の入口の方へ歩いて案内板を見た。公園の図と並んで「印旛飛行場と掩体壕」という案内があって、現存する掩体壕は一基だけと前に行った場所を紹介してたので、やっぱりここの遊び場の土塁は模して盛っただけのもののようだ。

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その掩体壕型の中心には飛行機を模した形の狭い砂場があった。双発っぽい形だから二式戦の屠龍かな?とか一瞬思えたけど、主翼の形が後退翼なのでジェット機のイメージのようだった。遊び場とはいえせっかく作るならこだわってほしかったw
最初、これじゃ機首が逆向きじゃないかな?とか思ったけど、バックで格納するからこの向きで正解。砲台の向きと勘違いしてた。

そして天気悪いお蔭で遊んでる子供はいなかったので土塁にのってみた。上も平らで左程高くなく、子供が転がり下りても問題なさそうな感じ。いい遊び場だけど「子供が戦争に興味もったら困る」とか言い出す親とかいそうだなと思った。

天気悪いからチャンスと思って来てみたわけだけど、子供が遊んでないからとはいえ怪しいおっさんが遊具広場でウロウロしてるのはやっぱりヨロしくないと思え、土塁から下りたら足早に車に戻った。

タグ:観:園 観:軍

臼井城址公園

佐倉市臼井城之内にある城跡の公園。

臼井城は歴史からも興味ある城だったし、なによりちょくちょくドライブでも通る道から見える丘の城跡なので、前々から行こうとは思ってたし、いつでも行けると思ってるトコはなかなか行かないもんなんだよね。。
公園になってて駐車場もあるというのは調べてたんだけど、入りこむ道が狭くて細そうで毎度躊躇して通過し続けてた。。っていうか軽自動車(Z)に乗ってた時に行けばよかったーと、乗りかえた時から思ってた。

ファイル 2980-1.jpgなので、車を車検に出して借りた代車の軽で今日こそはとやって来た。
坂の中腹の駐車場の裏から登れる道もあったけど、取り敢えず公園の正面から歩こうと、くねーっと坂を上って入口に進んだ。

こっちからまわったのは正解かな。ちゃんと臼井城跡の案内と園内図もあった。(っていうか、ここにしかなかった)

臼井城は千葉一族の臼井氏が築いた城で、何度も戦乱に見舞われ落城奮闘返討の歴史を持つ城。
臼井氏を追い出して原氏の城になった戦国時代には、上杉謙信も攻めてきて落城寸前で巻き返して大勝して追い払ったというのが有名な戦場の城。
うちの地元の小金城の高城氏は原氏側だったので、謙信は臼井城に来る前に小金城にも攻め入ってて、こちらも攻め落とせぬままに臼井城攻略に失敗して引いたという話からも興味持ってた。

まず公園の入り口は二の丸跡の広場。広い原っぱで草も刈ってあったので天気よければ寝転がりたいトコだけど、雨降った後なので横断する気さえなく、周りの道を進んだ。

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その広場の北側は堀になってて、縁の日陰に進んでみたら深く割れた崖の谷のような溝でなかなか凄かった。けど、聊か茂み荒れ深くスッキリは見渡せないのは残念。

それはそうと足元にはかわいらしい紫の花があちこちに咲いてて、日陰ながらきれいだった。ムラサキケマン(紫華鬘)という春の花らしい。(かわいいいけど毒があるそうで食べたヤバいそうだ)

ぐるっと公園の道を進むと東側は浅い溝で一段低い小さな曲輪のように見えた。(けど、往時は深かった堀を埋めたものらしい)
溝に沿って進むと、駐車場からの道と合流して土橋の道に出る。その先が主郭の本丸跡だそうだ。

二の丸みたいな広場を想像してたけどちょっと違って三角?Y字?三方向に飛び出した形だった。
まず手前にあった土塁の階段を登って進んでみた先が北側の隅。ここはこれで別の曲輪に見えた。公園の入口の図では花のマークがあった場所だけど花はなく木蔭で地味だった。

ファイル 2980-3.jpg

次に南の開けた広場の側には桜が並んで咲き乱れていた。
これはこれはいい具合に満開。そして枝先もいいくらいの高さまで伸びていて花見に最適。もちろんこんな天気だから花見客などおらずゆっくり歩いて花を見れた。むしろこんな天気で良かった。(昨日はいたのかな?)

そして桜に包まれながら隅まで進むと、南東側の臼井から桜への町並みがよく見えた。
昔はこの市街全部まで印旛沼が広がってたそうで、そのままだったらさぞかしいい眺めだろうと思えた。
正面少し先には佐倉城址の歴博の四角い変な建物が丘の上に見えた。佐倉城は江戸時代に建てられた戦乱知らずの城。大きくて立派でも歴史的な面白味はないね。

その右手前にこんもり見える森の丘が宿内砦。この臼井城はこの城以外に幾つもの砦と支城を付近に巡らせてた城なので、そういう領域で考えるとえらく広大な城という事になる。まぁ戦乱時の城はみんなそんな感じかな。

ファイル 2980-4.jpg

東側に進んでそっちの隅からは印旛沼が少し遠いいけどよく見えた。もちろんこっち側も往時は眼下まで沼の水面だったのだろう。あ、いや、干拓しやすいくらいの蘆原だったのかもしれないな。と想像してみた。
沼の左岸に印旛公園の師戸城跡がある。城跡を歩いた感じではそっちの方が広くて立派な城に思えるけど、支城だったそうだ。
こっちの沼側から攻め込まれることはないだろうからここが城の奥の奥だね。館を造るならここだね。

あとはゆっくり北側の縁に沿って歩いた。下を覗くとこっちも曲輪のようだった。けど案内図には曲輪とはなく、北側の出口のように書かれてて祠の方から下る道があった。

ここら辺の足元にもまたさっきと別の青紫の花が咲いていた。タチツボスミレ(立坪菫)というらしい。スミレってどんな花かパッと思い浮かばないけど、こういう感じなのね。植えられた桜もいいけど、自生した天然の野草の花もいいもんだ。春だねぇ。

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そして土橋に戻ると、覗き見下ろせる坂の途中の駐車場まで小さな曲輪に見えてしまう。往時の土橋はもっと細く、両脇は急峻な深い堀になってたんだろうね。
で、その土橋の先の後から盛って造ったような下る道で駐車場に戻った。

あとは車で移動だけど一応駐車場からは来た道を戻らずに坂を上って、公園の口を通過すると土橋で深い堀を渡った先が三の丸曲輪だそうだ。
密林の谷のような堀に沿って進むと「太田図書の墓」というのがあった。太田図書というのは太田道灌の弟だそうで、この臼井城攻略の際に討死したそうだ。

つまり攻める側というか往時の城はこっち側が入口だったわけで、沼から登ってきて城の奥を歩いてまわって入り口方向に抜けて帰った形。でもっこっちの道は狭くて入り組んでた。くねくねと北に抜けて帰ったけど、この三の丸は南北に長い外郭で太田図書の墓から左に曲がって南に折り返すのが下城としては正解だったようだ。(そんなことまで考えて城をまわったこともないけどね)

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珍来

ファイル 2978-1.jpg館山市佐野の410号沿いにあるラーメン店。

「厄除タンメン」の幟が目について気になって暖簾が掛かってたから半端な時間でもやってるようなので寄ってみた。

けど、入口はカギが閉まってた。。

あれ?と中を覗くとテレビつけたまま店のおばちゃんが座席でうたた寝してた。。
コンコンとノックすると気付いて起きて開けてくれた。(いや、不安に思ってやめようかとも思ったけどねw)
日差し良く西日差し込んで暖かければうたた寝もする気持ちはわかるけど、ちゃんと鍵を閉めてたって事は寝る気満々だったんだよね。

ファイル 2978-2.jpgさて小さくて雑な店ながら入口のアルコールもテーブルの仕切りもコロナ対策はちゃんとしてた。
そして店のおばちゃんはまるで僕が近所の常連かの如く「もう毎日おんなじでつまんねーな」とか話しかけてきて(最初は乱暴な言葉で焦ったけどw)感じよかった。

メニューを見つつ最初から決めてた「厄除タンメン」をたのんだ。メニューにも「当店自慢」とあった。そういえばメニューの「ニラレバラーメン(気が向いた時)」というのも違う意味で非常に気になった。。

そして「厄除タンメン」
「おいしいキャベツを貰ったから沢山入れといたよ。この季節のキャベツは甘くておいしいよねぇ」といわれてキャベツ話が始まったので相槌うちながら食べた。

ファイル 2978-3.jpg

たしかに甘いキャベツはボイルして炒めてておいしかったし、他の野菜もおいしかったけど、タンメンじたいそのまま塩バタくらいのコクで既においしくて、細麺で柔らかめの麺は野菜に夢中になってるとのびそうになるけど、むしろのびてもいいくらいの総合汁料理って感じでゆっくり食べられた。

おばちゃんの話は実に具体的な内輪話に移りつつも、ついつい聞き入って楽しめた。
先日行った同窓会の話からハーレー乗りのお客さんの話、木更津のコストコに行きたいと云う話とか宝くじの話、館山の話や一昨年の台風の話、話は流れながら自然に続きつつ、こちらの反応は流されずにちゃんと聞いてくれて会話になってたのでなごめた。
差し込んでた夕陽が落ちそうになったとこでさすがにそろそろ「ごちそうさま」と会計して店を出た。

客観的にみれば世間話に付き合わされただけに思えるけど、雑な感じながら人懐こく飾り気なく自然に話せて気分よく、千葉県ローカルのいい雰囲気が味わえて楽しかった。

帰り際に「うちはカツも厚くて自慢なんだよ、また館山に来たらカツ丼食べに来てみて」と言われ是非来ようと思った。
(そういえば「厄除タンメンの厄除けってどういう意味ですか?」と聞くのを忘れてた。。)

タグ:餐:ら 餐:菜 楽:話