南房総市和田町花園の128号沿いにある食堂。
駐車帯にある鯨肉専門店の隣りにある店で、ここも十年以上前に寄って食事したことあった店。
この駐車帯は市営の無料駐車場だそうだ。正直この先の道の駅よりも立ち寄りやすいから、またちょこっと寄って鯨料理を食べたいなーとは何度も思ったりしたけど、食事処の方は閉まってることが多く前の道で速度緩めつつも寄る事は無かった。
でも今日は暖簾かかってて営業中なのが見えて咄嗟に寄ってみた。店の写真はピンボケだけどアシカラズ。
店前のサーフボードに書かれたメニューを見て鯨料理もあるのを確認して店に入った。
昼を少しまわったくらいだったけど他に客はおらず悠々と窓際のテーブルに着いた。道の駅とかより楽で静かでいいや。
で、残念ながら鯨の「生姜焼き定食」とか「キムチ炒め定食」は今ちょっとできないと言われ、竜田揚げとか酢鯨とか勧められたけど「着け(刺身)定食」をたのんだ。
そして確か前に食べたときに「皮の刺身」とか絶品だったのを憶えていて単品で頼もうかと思いつつ、安くはないので迷いつつ、せっかくだからと思い切って贅沢にたのんでみた。けど、「ごめんなさい、これも品切れだった」、、ということで諦めた。
ってわけで、漬け定食。
タレに漬けて味のついた鯨刺しは、軽くご飯に経由して食べると血のような赤さが残ってちょっとえぐさを感じつつ、食べてみると全然生臭さもないやわらかく食べやすい鯨だった。正直いえば鯨って少しクセがある印象だったけど、馬刺しよりも食べやすくおいしく感じてパクパク食べられた。薬味はショウガとニンニクとあって交互に食べてたけど僕はニンニクの方が好きだな。
昼を過ぎてやっとありつけた食事がおいしく満足で店を出た。
これで出発しようかと思ったけど、やっぱり「皮の刺身」とか食べられなかったのが心残りで、一応隣りの売店「つ印 くじら家」にも入ってみた。
さすがの専門店で、タレ(ジャーキー風)や佃煮、刺身も冷凍で有り肉に舌に皮も揃ってた。あーやっぱり「皮の刺身」が気になるけど、冷凍パックにしてまで仰々しく持ち帰るのもなぁ、、と迷ってたら「今夜食べるなら保冷材だけでも大丈夫ですよ」というので購入。 そしてこの時食べたのが鯨刺身と皮刺身。それにたしか追加で睾丸も挑戦。これもうまかった!
「いやぁ隣りで食事したんだけど「皮刺し」はなくて、十年以上前に食べたのを思い出してやっぱり食べたくてねぇ」などと喋ってたら「十年以上前なら今の店ではなくてウチが食事もやってたころですね」と、実は隣の店は以前はこの「くじら家」でやってた店で、食事はやめて閉めてた所に「カムカム」さんが入ったんだそうだ。
そうだったんだ。それで閉まってるイメージが強かったのかな。
っていうか、結果的に十年前に感激した店で皮刺しを買えて良かった。
(そして久々に帰りに日本酒とか買って自宅で晩酌。とろけたー うまかったー)
ちなみに以前の写真を見返してみると、前に食事してたのは2007.09.02だった。