茂原市本納にある上総国二宮の神社。
日本武尊が東京湾を渡るときに荒れた海を鎮めるために身を投げた妃の弟橘媛の悲哀を引きずって、この地に遺品の櫛を祀って陵墓を築き二本の橘を植えたのがこの神社の始まりだそうだ。境内も船の形してるそうだ。
先週の木更津の続きって感じだね。っていうか引きずってるね。もう東京湾からはかなり離れてるけどまだ未練の痕を残してる。気落ちして進む気を無くした日本武尊を慰めるつもりで周りの者がこういう地をつくったんじゃないかなと思える。
神社の案内、社葬の案内、遺跡の案内、文化財の案内を読みながら境内を進んだ。なんか日本武尊が来る前の石器時代からの古墳の地だったようだ。
そしておまいり。弟橘比売命(弟橘媛)が主祭神。
堂々としつつ小ぢんまりした印象の拝殿は都が開かれてて中の太鼓などが覗けた。

裏にまわると本殿は意外と大きく立派な造りで彫刻飾りも細かかった。
案内に書かれてた御神木の橘というのはどれだろう?と思いながら境内をまわってたけど、裏の山は「日本武尊が築陵された弟橘媛命の神聖な御陵墓」で無断での立入はご遠慮くださいとの案内が立っていた。二本の橘ってこの中かなぁ。(二千年近くも昔の木が残ってるわけ無いじゃん)囲いがあるわけではなく道もあって立ち入れそうだったけど謹んで進まなかかった。
境内をまわると池があった。吾妻池というらしい。日本武尊が自ら陵墓の土を盛る為に掘り起こしてできた池らしいけど、ほんとかなぁ。。水に身を投げた妃の神社に池なんか作りたくないと思うけど。
池は水濁ってて浮いた枯れ枝にはアメリカザリガニがたむろってた。

池をまわると表側には騎馬武者の像があった。まぁ千葉だから頼朝なんだろうけど、ここは日本武尊っぽいのがあってほしかった。
ひとまわりして参道に戻ったけど、しめ縄が巻かれてた木はひとつもなく、どれが御神木かわからず、そういえば橘ってどんな木だったっけ?って感じだった。
なので、草むしりしてた宮の女性の人に「案内板にある御神木の橘というのはどの木なんでしょうか」と訊ねてみた。ら、これが御神木という大きな木はないけど境内には幾つもの橘が植えられてるということで「おいしい実が生るんだけど、去年枝葉を刈りこんだら今年は花が咲かなかったから実は生ってないかもしれない」とのこと。取り敢えず社務所の前に二本と拝殿前の両脇に二本あるのが橘だと教えてもらった。ご親切にありがとう。

ああ、なるほど、橘。ミカンの木みたいな柑橘系の樹だね。昔住んでた家の庭に植えてた夏みかんに似てるわ。あの雛段飾りの桜の対極にあるやつね。
探してみたけど確かに実はひとつも生ってなかった。
そして昔のウチの夏ミカンの木はアゲハの幼虫が食って増えてた記憶が強かったけど、ここの木はどれも葉が食われてなくて綺麗に青々と茂ってた。で、それとは関係ないんだろうけど境内にはアオスジアゲハがひらひらと飛び交ってて、追って見てたらカップルでいちゃついて舞ってた。。日本武尊と弟橘媛の化身だと思えば煩わしさも薄まるかなw
取り敢えずソロで葉に停まった所も写せて佳。
帰り際に「実はありました?」とさっきの人に声かけられ、なかったというと「おいしいんですよ、生ってる時に来れたら味わってください」と言われ是非とこたえた。お正月くらいの時季が良いそうだ。
っていうか、勝手に採って食べていいもんなの??
茂原市高田の旧国道沿いにある食堂。
メニューは多く、ずらっと並んだ献立の札が店の歴史というか貫録を示していた。
匝瑳市野手の県道沿いにある食堂。
四街道市栗山の県道沿いにあるラーメン店。
会計済ませて店を出るときに入り口のガラスの「エアコン故障」の貼紙に気づいた。。
鋸南町吉浜の127号沿いにある道の駅。



木更津市太田にある町中の小山の公園。



そして外に出るともうすっかり雲がなくなってカンカン照りの真夏の昼。タワーの上の日本武尊と弟橘媛のご両人も悲劇なんかなかったかのように青空に照らされていた。
木更津市朝日のイオンタウン木更津朝日内にある弁当販売店。
コロナ時期なので店にあるイートインは閉鎖されてて椅子もテーブルも片づけられちゃってたんだけど、その向かいにはイオンのフードコートがあって「そっちで食べてもいいんですか」と聞いたら「店内飲食の場合は消費税が10%になります」とのこと。この店で食べるんじゃなくて、買った商品を勝手にフードコートで食べるだけだけど、まぁそれも店内飲食になるのか。。っていうか、店のイートイン閉める意味なくね?とか若干腑に落ちない気もしたけど、食べていけるならいいやと払って、そっちで食べた。
そしてフタの裏にはバー弁の歴史とこだわりが書かれていた。
大網白里市南今泉の県道沿いにある食事処。
メニューは一応見たけど、迷わずに「いわし天丼」をたのんだ。
鴨川市貝渚の鴨川漁港前に浮かぶ幾つかの小島や岩の景勝地。





君津市平山の410号沿いにある焼きそば店。
店はハキハキしたおばちゃん一人でやってて普段は九割以上持ち帰りのお客ばかりなんだそうだ。まぁこんな時世だしね。「店内狭いから外でもいいよ」と言われたけど、店内で食べるというと「暑くてごめんね」と扇風機を2台もむけてくれた。
そして意外と量多く、朝から何も食べてなかったのに多く感じて後半戦ペースにぶったので、扇風機消して青海苔かけて味変。これだけで随分とまた風味変わって最後まで楽しく食べれた。