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番やのすし 大沢野店

ファイル 3568-1.jpg富山市上大久保の41号沿いにある回転寿司店。

食べるつもりだったますのすしを逃して満たされない気分で進んでて見かけた店。
回転寿司で鱒寿司(とかの押し寿司)はないだろうと思ったけど、看板に「氷見漁港 新鮮とれたて直送」とかあったから富山の店ならあるいは、、とか期待しつつ、いや、氷見直送ならおいしい地魚で充分じゃんとも思えた。

さてカウンター席に着いてや壁のメニューや席のメニューを見た。もちろん鱒寿司などはなくそれはもう気にならないくらいいろいろ気になった。やっぱり普段聞きなれない名前の魚が気になるね。

まず「白さばふぐ」というのが気になったけど、サバだかフグだかわからずパス。「柳ばちめ」というのも気になって、聞いてみたらメバルだそうだ、けど、品切れだそうで、おいしい白身魚で「まはた」を進められたので、素直にそれをたのんだ。

それとやっぱり聞きなれない「ふくらぎ」もたのんだ。
(出世魚のブリの幼魚の富山での呼び方だそうだ。関東で言う「イナダ」くらい?)

それと、少し迷ったけどやっぱり富山来たら「白えび」は食べたいよねぇ。。と、この三皿。

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板さんも威勢よくて感じよく、富山の魚を食べれて満足。
他にも気になるメニュー幾つもあったけど、これだけで腹丁度いいくらいだったのでストップ。いやいやどれもおいしくて寄ってよかった。っていうかまた寄りたいな。

それにしても、今日は午前中に蕎麦とバーガーしか食べてないのに、三皿で充分とは胃が小さくなったんかな?
いや、暑い暑いと飲物飲み過ぎなのかも。。
(ますのすし買わなくてよかった)


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タグ:餐:鮨 餐:魚 餐:甲

ますのすしミュージアム

ファイル 3567-1.jpg富山市南央町にある鱒寿司工場の博物館コーナー。

国道で案内を見かけて、ます寿司食べたい!と思って来てみた。
入口に「お食事処 さくら亭」というパネルが出てて、ナイス!と思ったけど、土日限定の食事コーナーらしい。。ガックシ。

でもまぁ売店があれば買って行けばいいし、あわよくばどっかで座って食べられるだろう、、とか思って入ってみた。
広い館内の中央にはまずドカンと「夜高あんどん」という祭りに使う行燈山車が飾られてた。なんかすごい。
そしてそして、さっそく横に大きな売店があって、ますずしがバリエーションも豊かに売られていた。よしよし。
そして向かいには団体さん用の食事休憩室のようなテーブルが並んだスペースがあってそこで食べてってもいいらしい。ナイス。

さっそくーと思ったけど、その前に門のようなミュージアムの入口があったので、先にそっちを見てからにしようと進んでみた。

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別棟に向かう渡り廊下にはパネルが並んでマス漁の話とか並んでた。
けど、マスの話はそこまでで、展示のメインは弁当箱だった。
ますのすしは元々「富山の名物を駅弁に」と明治45年(1912)に駅弁として売り出したのが大好評で人気になったものだそうで、全国の駅弁のラベルが並んでいたし、弁当にまつわる歴史などの解説があり、昔の弁当箱などが展示されてて「弁当ミュージアム」って感じだったけど充分楽しめた。

さて一通りみて折り返し、手作り体験で集まってた人達を横目に、奥の動いていない工場を見つつ渡り廊下を戻った。

ファイル 3567-3.jpgそして売店「天人楼」
大きなますずし丸々はちょっと量が多いので(前に思い切って食べて満腹すぎた)ほどよいのないかなーとショーケースを見てみたら、いろいろあって限定の「ますのいぶしすし」とか丁度いいくらいだったのでそれにした、、
けど「うりきれ」だそうで、じゃあこっちの「のどぐろすし」というのは、、「うりきれ」。
贅沢な「伝承館ますのすし」「伝承館 竹ずし」もやっぱり、、「うりきれ」
特選も売り切れで、普通の大きなますのすししかないそうだ。。
えーー、やっぱ月曜だとダメかぁ。どうしよう、半分だけ食べてあとはもって帰るか
いややっぱ目の前にあったらおいしいから全部食べちゃうよなぁ、、
それにここにきて限定品が買えないというのも悔しいし、、
と迷って考えて結局何も買わずに車に戻った。

無念。
でも無料で立ち寄れる資料館としては楽しめたのでまぁいいかな。


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富山城址公園

富山市本丸にある城跡公園。

富山城は富山市街の中心で国道沿いに天守閣がよく見えるので昔から知ってたけど、それだけに模擬天守と知って毎回見るたびに残念に思えてた。
けど、最近では随分丸くなってそれでも何もないよりは面白くていいと思えるようになってきて、他でも立寄るようになってたので、ここもいずれは寄ってみようと思ってた。けど今日はべつに寄ろうとは思ってなくて近くまで来てから、そういえばとほぼ思い付きで寄ってみた感じ。

素直な気分で来てみると、地下駐車場も徐門のような入口で雰囲気あって面白かった。

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そして地上に出てまず「千歳御門」をくぐる。
この門は少し先の外郭の千歳御殿にあった門で嘉永2年(1849)築の現存物。あ、城門ではないけど現存物もあったんだ。

くぐると本丸跡。天守閣型の「富山市郷土博物館」がよく見えた。

その犬山城型という模擬天守、昭和29年(1954)に開催された富山産業大博覧会の記念に建造されそのまま博物館になったそうだ。戦後にあちこちに建ち始めた観光用の模擬天守では最初のものだそうで、よっぽど評判が良かったんだろうね。お城というのはこういうものっていう理想の先駆けとして半世紀以上立派に座した天守。いや全然イイじゃんと思えるのは年とったからかな。

もうとにかく暑くてあまりい歩きたくないくらいだったから、真っすぐその郷土博物館に進んだ。
近づくと上からバタバタと白鷺がおりてきた。騒がしいので見上げたら松の木の上にコロニーがあってサギだらけで賑やかだった。。

入館料料って中に入った。ちゃんと入口の柱には「富山市郷土博物館」とあった。

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昭和からの博物館だけどリニューアルしたのはいつ頃なんだろうね、中はかなり新式でキレイな雰囲気ある展示で、見やすいパネルと展示品で富山城の歴史をじっくり見れた。失礼ながら金沢の支城くらいの認識しかなかったんだけど、歴史は古く何度もの攻防のあった城、謙信や秀吉なども攻めてきてた。金沢が中心な感じになったのは江戸時代の話。
丁寧な解説の後にジオラマにプロジェクトマッピングとミラー反射で浮かび上がる文字での解説まであってとても楽しめた。
模型は意外と少なくて、「御涼所」という千歳御殿にあった景観眺望の為の建物くらいだった。面白い形でこれは模型がなきゃねって感じだった。

そして最上階の展望台に上がる。全部階段。模擬だったらエレベーターつけてよー、、とか思ったけど昭和29年じゃむずかしいか。

まず上がると東側、正面手前にサギだらけの松の木が見えた。うわぁコロニーだわ。(帰ってからWebでみたらアオサギばかり上がってるけど)シロサギだらけでわちゃわちゃしてた。

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北側西側もメインは城址公園の眺め。囲うビルの方が全然高いからその外の眺望はなかった。
南側は目の前水堀ですぐ市街。カッコイイ路面電車が見えた。
風は微風が時折って感じで暑かった。。金網も窮屈に感じたし、シラサギの印象だけが強すぎた眺望だった。軽く二周りまわって下りた。
あとは下るだけで、途中で石垣の鏡石というのが覗けた。

外に出た。日差し強くて暑い暑い。
少し西に進むと広い芝生広場。これは西の丸の跡で間の道は水堀だったようだ。他に城の名残のもなさそうだし、暑くて歩き回る気はなく引き返した。

そういえば来た時は模擬天守ばかり見てて目もむけてなかったけど、本丸跡の北半分は和風庭園になってて大きな池があった。その先にある偉そうな二層櫓っぽい建物も気になってちょっとそっちに進んでみた。

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ら、池の水がキレイで驚いた。浅い池だけど底の石はスッキリ全部見えてて、流れはないのに濁りがなくていい感じだった。富山の伏流水かね。石から滝みたいに流れ出すとこも爽やかに見えた。

櫓っぽい建物は美術館だそうで説明はなくよく分からなかった。まぁ、博物館で門櫓以外はなかった城だという解説を見てたから現存物ということはないとわかってたし、屋根銅板だし立派過ぎるしナンチャッテ感もんもんだけどね。本丸跡にある以上なんか外観に対する説明が欲しかったな。

そしてまた「千歳御門」をくぐって公園を出た。
門から続く石垣はかっちりしてるなぁと思いきや、途中から野面積みになってその説明があった。これはさりげなく現存の物じゃないですよーということを見せてるって事よね。
んーたしか模擬天守の下の石垣は鏡石があるくらいだから現存物でいいんだよね。(そこだけが唯一の昔からの城の物らしい)博物館はまわった後でいくべきだねぇ。まあいいか。

サラッとのつもりで思いのほか楽しい寄り道になった。

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道の駅 ウェーブパークなめりかわ

ファイル 3565-1.jpg滑川市中川原の県道沿いにある道の駅。

ここは点景二度目。その間に一度は立寄ってたと思う。毎度売店とか「ほたるいかミュージアム」とか閉まってる時間だったけど、今日は開いてる時間。滅多にないかもと思って寄ってみた。

で、「ほたるいかミュージアム」
折角だから見ていこう!と張り切って入ったものの、時季ではないので今はホタルイカはいませんがよろしいですか とのことで及び腰。そうなの?春に発光して砂浜に集まるのは知ってたけど、その時季過ぎると死んじゃうの?

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あーーそっか、イカの寿命って一年だっけ。夏なんか産まれたばっかの赤ちゃんか。
ってわけで、じゃあいいやとヤメた。

で、売店を覗いてみた。
こちらはあまり広くはないスペースに土産コーナーとスナックコーナーが収まってた。けど、どちらもホタルイカで充実してた。

目にとまったのは「ほたるいかバーガー」ちょうど軽い物食べたいくらいの腹心地だったので迷わずオーダー。
ファイル 3565-3.jpg調理に少し時間かかってたのでその間に土産屋を見てた。
結構試食があるのが多く、客も自分だけではなかったのでいろいろ試せた。ラッキー。
でも食べてて思い出した、自分、あんましホタルイカ好きじゃないかも。。
居酒屋とかでも見かけるとたのみがちだけど、食べると「あー普通のイカの方がよかった」と思いがち。どうも可愛らしいサイズと発光するイメージで印象はいいんだけどねぇ。
試食した感じでは普通の煮干し(桜干し)が一番うまかった。(他のお客さんが色々と買い込んでたおかげで色々試せた)

で、そんな後の「ほたるいかバーガー」
いや試食とか挟まなくても感想は変わらないだろうけどね

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ほたるいかのフライがはさまった冒険のバーガー。
これは正直あまりおいしく食べれなかった。
さっきも言ったけど普通のイカの方がいいわ。せめて丸揚げフライではなくメンチ風にするとか。。
でも白えびコロッケはあってもほたるいかコロッケって無いから、それもむずかしいのかも。。


ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:餐:ば 餐:魚 楽<残 道の駅

海の駅 蜃気楼

ファイル 3564-1.jpg魚津市村木町定坊割にある観光物産館。

前の県道には何の案内も出てなかったので、「埋没林博物館」からつながった土産売り場かなにかかと思ってたけど、行くなら車で移動したいくらい離れた独立した物産店だった。博物館の展望台から見て気になったのでどんな感じかと来てみた。

正直、物産店って感じのしない落ち着いた屋根の建物だった。
まぁ折角だからのぞいて行こうと車を降りた。
建物の前に並んだ木の前の鉢にハッキリした色の赤いユリの花が咲いていた。「カノコユリ」という魚津市の花だそうだ。ヨーロッパでは「東洋の幻」と呼ばれる日本原産の花だそうだ。へー。

まぁ魚津市の花が見れただけでもOKだと建物に入ると、入口には「ミラたん」の像があった。なんか妙にかわいくていいな。イラストとかバスの絵とかでなんか手のひらサイズの小さなキャラってイメージしてたけど、やっぱり人が入る着ぐるみもあるのかな。

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中は意外と広く充実した物産館で、下手な道の駅より全然ちゃんとしてた。
土産売り場も充実してて祭りの飾りも華やかだったしフードコートもやっててメニューが「魚津バイ飯」とか「白エビ丼」とか気になるもの多く、お腹すいてないのが残念だった。チョイ食いのものが目にとまらなかった。

フードコートの反対側の奧には朝市コーナーとか浜焼きの店が別棟であったけど、こっちはやってなかった。月曜じゃね、仕方ないよね。

で、どうしよか、食事しちゃおうか、、と迷いつつフードコートに戻ったけど腹減ってないのに無理して食べるのも勿体ないのやめた。

ファイル 3564-3.jpgで、軽くソフトクリームにしてみた。
ご当地ソフトは「蜃気楼ソフト」と「加積リンゴソフト」蜃気楼は青くて海洋深層水だけどバニラ味だそうでそそらず、加積リンゴは地元魚津産のリンゴだそうなのでこっちにしてみた。しょうじき此処に至るまで魚津にはリンゴのイメージまるでなかったけどね。

ソフトはシャーベットっぽくておいしかった。夏にいいね。そして最後まで拭えなかった何故にリンゴ?っていう違和感がおもしろかった。

さて、この駐車場の先の岸は「蜃気楼 展望の丘」という展望所で、ここが一番よく蜃気楼が見れる場所なんだそうだ。店のあとに行くつもりだったけど、もう暑いしどうせ見えないからヤメ。
「風の地平線」というモニュメントもあったらしいけどヤメ。まぁとりこぼしあった方がまた来れるからいいよね。せっかくソフトで涼んだのに汗かきたくないやと出発した。

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魚津埋没林博物館

ファイル 3563-1.jpg魚津市釈迦堂の県道しんきろうロード沿いにある博物館。

国特別天然記念物の「魚津埋没林」という3000年前に埋もれた原生林の跡の残った樹根をメインの展示とした博物館。
何度も前の道を通ってて気にはなっていたけど、ドライブ中に博物館によるというのは最近でこそ多いけど、以前は時間が勿体なく思えてて、増してや遠出の先だし、それに詳しくもない埋没林というカテゴリー、まぁパスでしょと思ってた。
けど、年の功かね、(福井の年縞博物館が凄く良かったというのも影響してるかも)いろいろ見たて長い歴史に触れたいという気持ちは強くなってきたと思う。

さて、駐車場は県道の対向側で、裏口からって感じだけど、池を広く見えるカフェテラスのようなエントランスホールから入って地下通路を進んだ。通路は広く展示もあって感じよかった。

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で、本館のテーマ館。キレイで新しく仕掛けや体験コーナーがある展示で古くささのまるでない博物館だった。
展示は埋没林だけでなく地域の地質がメインで、水循環のコーナーにはさっき行った円筒分水槽も模型付きで解説されていたし、一番スペースを割いてたのは蜃気楼だった。
蜃気楼はねぇ、そんなに滅多に見れるもんじゃないのかねぇ。。
日本全国の蜃気楼マップには千葉の九十九里もしるしがあった。そうなの?(日の出のだるま太陽が見れるそうだ)

そして、テーマ館を出て有料ゾーンへ進む。暑いから外出たくなかったけどね。

まずはドーム館。中は通路の橋から埋没林の樹根が見下せた。発掘したままの位置だそうで、壁の青い線が水面の高さだったそうだ。下に降りずに通過しちゃった。

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外に出ると芝生の裏庭にはあちこちに館のゆるキャラみたいなパネルが立ってて「ここに埋没林が埋まってマス」と表示してた。いろいろと飽きさせない仕掛けが嬉しい。
続く別館の三角の形も面白く、脇に立ってた天然記念物の標柱は昭和11年のもの。キレイにカッチリ磨かれてて古くささはみじんもなかった。

次の順路は乾燥展示館。
なんと、発掘された樹根に触れることができた。わお。3000~2000年前の巨樹の根。触れる特別天然記念物。パワースポットじゃん。いやパワーじゃないな。やすらぎだな。
何千年もの昔にこの木は生きて大地に伸びていた、そして自分の祖先もどこかで必ず一生懸命生きてて、その末端がここでその長い時間に触れている。ミラクルだよねー。なーんて勝手にひたりながらさすった。

そしてメーンエベント、水中展示館に入った。
入った途端暗くて涼しかった。大きなプールがあって樹根が沈んでライトに照らされていた。
これが見たかった。これをネットで見かけてじかに目で見てみたかった。
なんとも綺麗で不思議な雰囲気。凄く良かった。(なにより涼しくて最高だった)

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海に沈んだ大昔の樹根がそのままの姿で見れる展示。。と、思ってたんだけど実は違って、地中に埋もれてから海面の上昇で海の底になったそうだ。でもこの地は海底から真水が湧くほど地下水が豊富で、それで海水の浸透を防いで腐食せずに守られてきてたと考えられ、それで地下水での保存にしたそうだ。
ここにある樹根も発掘された侭の場所でそのままの地面だそうだ。
ゆっくり眺めていると気泡がゆらゆら浮き上がって、水面に波紋を作っていた。わぁ、これって天然の湧き水と共に出た気泡かなぁ。演出だとしたら凝りすぎだよなぁ。(水はポンプで汲み上げたものだけど天然の湧水もそのまま混じってるそうだ)

そして、ここは地下階に下る階段があって、なんと水面下からの姿も眺められた。これは知らなかった。
魚は泳いでないけど、根の造形が灯りに照らされてなんか凄い姿。大きな窓から覗いて見入ってしまった。

さらに小さく丸いのぞき窓も並んでたりして、「埋没林の蜃気楼?」なんて紹介されていた。なるほど、水面に反射した姿が蜃気楼のようだと。そしてそれは低い位置から覗けばよりクッキリ見えるという事での低めの窓なのね。

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壁には案内や解説の他にトリックアートのイラストが描かれていた。少々不気味な樹根の腕と魚津のゆるキャラ「ミラたん」の飛び出して見えるイラスト。ホントあちこち飽きさせない演出が行き届いていた。
いや、水中の樹根の姿は全然飽きないけどね。
ゆーっくりずっと見ていたかったけど、9時半からの本館二階のハイビジョンホールでの上映が始まるとの館内放送で切り上げた。
外に出たら暑かった。。引き返したくなった。

そのハイビジョンホールはIMAXのようなデカいスクリーンで迫力あった。内容は蜃気楼で、あれ?やっぱりウリは蜃気楼なの?とか思ったけど楽しめた。

あとは四階の展望台に上がってみた。
、、、なんか壁に三角窓があるだけの開放感のない屋上。かと思いきや、もう一段のぼれる階段があって壁の上からの展望を楽しめた。

広く見える富山湾。少しは蜃気楼っぽくなってないかなぁ、、と南側の岸をズームしてみたけど、まぁ普通。写真右端の新湊大橋も見えた。塔も二つ見えて一つは前に行った富山好展望台かな?もう一つは何だ?他にも展望塔あったのかぁ。。(とか思ったけど全然違ってて火力発電の煙突だった)

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北側にはすぐ隣に海の駅。そして工場跡。そして町。ぐるっと回って駐車場の自分の車が見えた。やっぱ自分の車が見える展望台は嬉しい。
ゆっくり眺めたいトコだけど、暑かったのでパーッと見て館内に戻った。

その館内以上に涼しい水中展示館がこいしくなってまたおかわりで行っちゃった。すずしかったー。ここは夏に来るべきだね。

なんか凄く良かったので最後にロビーでTシャツ買っちゃった。「蜃気楼」っていう。(なんで「埋没林」っていうTシャツは無いんじゃいw)


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うどんそばコーヒーの店 駅前

ファイル 3562-1.jpg魚津市釈迦堂の新魚津駅前にある軽食店。

駅前をふらりと歩いてて見かけた店。駅構内ではなく並びでもなくロータリーの対岸にあって、知らないと気付かなさそうだけど、駅前で食事できないかなーと思って見まわしてたので目にとまった。
喫茶店とかのモーニングとかを想像してたけど、うどん・そばの店で丁度よかった。(モーニングだと食べるだけ食べてすぐ店出るって感じじゃないもんね)

ファイル 3562-2.jpg店に入るとカウンターメインで細いテーブルひとつ。お客は他にいなかったので悠々とカウンター奥についてメニューをゆっくり見た。
ご当地っぽいメニューはなかったけど「おでん」は気になった。そういえば富山のとろろ昆布おでんの話を前に聞いてて興味持ってたんだけど、朝食にはどうかと、、(昨日の夜食べたかった)
で、メニュー外の貼紙で「にしんそば有ります」とあったのでそれにした。

にしんそばってあまり食べる機会なくて、北海道の松前で食べて以来かも。なんとなくだけど、昆布とか鰊とか蝦夷からの流れの北前船の文化って感じがして富山っぽいかなとか思えた。

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ってわけでにしんそば。
正直あまり期待してなかったけど、意外と蕎麦がうまかった。
麺は啜りやすいスルスルの蕎麦で、汁が出汁の味しっかりしてておいしく、普段通勤でよく食べる駅そばよりもうまくて満足。(それ以下と見積もっててごめんなさい)
まぁ、ニシンは「ああ、ニシンだね」って感じだったけど、朝からしっかり魚料理。そばの添え物として丁度よく朝食として程よかった。ナイス。

ついつい「おいしかったです」とワンオペのママさんに話しかけたら、そこから会話弾んで、富山弁がたっぷり聞けてさらに満足。(「ちゃ」がよく入る感じかな)
話しも物価高から年金の話など市井のナチュラルな話が聞けて楽しかった。(富山県って平均貯蓄額が全国一位の県だから裕福なのかと思ったけど、やっぱり一部の豪農が凄いだけで一般市民は大変なんだねー。とか勝手に思った)

さてさて、
順番逆になっちゃったけど、駅前フラフラした写真もおまけで記載。
赤い魚津市民バスに描かれたキャラ「ミラたん」がかわいかった。頭が蜃気楼なのね。

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それと駅前に「うまい水」という水汲み場があった。さすが。
手を浸して涼んで、カップがあったのでよく濯いで飲んでみた。うまかった。

水がうまいから蕎麦の汁もうまかったのかも!とは後から思った事。あ、コーヒーも飲んでみればよかったかも。とも後から思った。ゆっくり話してたんだから飲むべきだったよね。。

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貝田新円筒分水

ファイル 3561-1.jpg魚津市島尻の県道沿いにある灌漑用水分配装置。

さっき行った「東山円筒分水槽」とは片貝川を挟んだ対岸にあって、対を成すような位置なので同じような感じかな?と思って来てみたら、全然雰囲気違ってて最初気付かずに通り過ぎちゃった。

向こうが公園のような観光地に整備されてたのに対して、こちらは如何にも現役の配水装置と言った感じでさりげなく、あ、これが本来の分水槽の姿なのかなと思えた。

駐車場はないので車を脇に寄せて停めて分水槽を見てみた。

柵から覗いてみると下の方に円筒分水槽が見えた。間近には見れないけど柵の間からカメラで全体を撮るにはキツいくらいの距離と大きさだった。

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流れる水よりも溜まった水がキレイに覗けてこれはこれでいい感じ。っていうか深く覗けてる槽の中心の穴が青くキレイだった。
だけど、ちょっと空の映り込みで白くなってうまく写せないので、周り回って角度を探してみたけど、どこでもあまり変わらなかった。

さて、北側には分水槽に流れ込む水路があって、水路にしては珍しく浅瀬の砂利底でサラサラと流れてていい感じだった。

少し眺めながら歩いてたら大きめのトンボが飛んできた。ヤンマだ。オニヤンマか何ヤンマかわからないけど黒黄の尾の大きめのカッコイイトンボ。ずっと飛んでるので一応カメラ向けてみたけど撮れてないだろうなぁ、、と思った。(帰って見たら一応姿は収められてた)

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それとギンヤンマも飛んでた。これは色で分かりやすい子。こちらも飛行機に向かって打つ歩兵のライフルのつもりで撮ってみた。(こっちはわりとちゃんと写せてた)
なーんか今日は朝からずっとトンボばっかりでごめんなさいね。

川の方に流れていく太い水路は水量多かったので、これが地下水路で川をくぐって対岸の東山円筒分水槽に注ぐ水路かなと思った。

最後にもう一度、分水槽を覗いてパノラマでとってみた。あんまし変わらないけど少しは俯瞰な感じになったかな。

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東山円筒分水槽

ファイル 3560-1.jpg魚津市東山の県道沿いにある灌漑用水分配装置。

日本一美しい円筒分水槽だそうだ。朝出発前に検索した魚津市のスポットで一番目についた水のスポット。
稲作の灌漑用なのでもちろん汲んだり浸ったりはできないけど、コンコンと溢れて流れていくのを見るだけでも気分良さそうに思えた。

まずバス停前に解説の案内板があった。
この片貝川の沿岸地域では水害や水不足が多く、水争いが絶えなかったそうだ。そこで平等に分配する為の組合が明治期に組織され、昭和の戦後になって農業用水利施設を完成させたそうだ。できたのは昭和30年ごろってことかな?
それがそのまま現在も支障なく安定した分配で用水を供給してるそうな。

概要はともかく、丸い造形と溢れ流れる水がい感じ、なるほど「日本一美しい」というのも納得できそう。っていうかよその円筒分水槽はこんなじゃないのかな?(他では八年前に九州で見てた
何より蒸し暑い夏にはヒンヤリ気持ちいい微風を感じられて見てて気分良かった。

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横の公園がこんもり盛られて高くなってて少し上から眺められそうだったけど、それより奥のバルブの所に登れるのでこっちの方が近くからいい感じに覗けて良く見えた。
田圃も広く見えて、供給する水の流れを想像しながら眺められた。

さて、上から眺めてても蒸し暑いだけなのでほどほどでまた下に降りて、横から水の流れ落ちるのをぐるっと見てまわった。
というのも、角度によってヒンヤリする場所としないばしょがあるようなのだ。
「有形文化財」とか「うるおい環境とやま賞」とかパネルを見つつひと回りしてみると、北側と南側の両端が一番涼しいようだった。

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涼んだところで田圃を見ながら駐車場に戻った。
田圃にいたシオカラトンボは水の青さを反映したような色に見えた。稲はまだ小さいながら穂をつけはじめていた。

いやじつは鳴き声聴こえるカエルはどこかなーと見てたんだけど、ここでもカエルは見えなかった。なんか今年はカエルと縁がない気がする。。

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大沢の地鎮杉

ファイル 3559-1.jpg魚津市大沢の県道沿いにある古樹巨木。

山側から下って来た時は上の段の田圃が邪魔してとくにどうという見た目でもなかったけど、近づいて横に見ると大きく、案内板も立った名のある巨木だったので思わず車を停めてじっくり見てみた。

県指定の天然記念物で、案内によると推定樹齢500年から800年で幹周12m、樹高30m以上の立山杉。
この立山杉という富山の天然杉は、川の上流部には巨木も多いが水田地帯の平野部では珍しいそうだ。わぁ咄嗟に立ち寄ってよかった。つまり山の方で熊の出現を恐れながら歩いた先で見れるような天然杉が県道の脇で見れたってわけだ。ありがたい。(そういえば2015/7/20に熊情報と歩く距離で敬遠した「洞杉」というのも魚津市だったようだ)

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地面から2mで10本の幹に分かれているのもこの立山杉の特徴だそうだ。
平家の末裔と言われてる大沢氏がこの杉を鎮守として祀ったことから「地鎮杉」と言われてるそうだ。ああ、それで800年なのね。

実も沢山つけていた。グルッと周り見て廻って上側からも引いて見たりした。

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おまけだけど、道を下って車に戻る途中で横に見かけた防火水槽、キレイではないけどトンボには楽園のようで、シオカラトンボが産卵で水面叩いてた。それは写真撮れなかったけど、赤トンボのカップルは絡みまくってて撮ってくれと言わんばかりに見せつけてくれていた。はいはい。

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