鹿嶋市宮中にある神社。
『日本三大神宮』の一つで、常陸国の一宮。
何度か来たことあったけど、そういえば神社にお参りしたのはあまりなく久々かも。点景にしてたつもりでしてなかった。。(香取は三回もしてるのに)あ、いや、裏の奥の御手洗池だけは来てて点景にしてたか。
そうそう、この鹿島神宮は駐車場が有料なんだよね。だから無料の香取は何度も寄ってるけど、よく考えたらお参りには一回しか、いやもう一回は来てるかな、、ってくらいしか来た事なかった。
で、前の暑い夏に裏の御手洗池に行ってみたら、そっちの駐車場は無料だったので鹿島神宮に来るならこっちだなと思ったんだっけ。
今回は妹のリクエスト。御朱印とか集めてるんだってさ。
もちろん正面は過ぎて駅の横から裏にまわって御手洗池の駐車場に来てみた。駐車場はそんなに混んでなくて森の日影側に停められた。ラッキー。
前来た時は夏でも涼しかったけど、今日はどうだろう?と思ったけど、やっぱりこの森からひんやりした風が漂って出てて駐車場からして少しだけ涼しかった。ナイス。
そして池まで歩くとやっぱり涼しい木陰で正に夏向き。妹もイイネと喜んでた。「わかってる兄貴でよかったでしょー感謝して」
惜しむらくは透明度バッチリの清らかな池だけど、写真だと映り込みが激しいのと、浮いた落葉であまりキレイに見えないとこかな。角度考えて撮ればよかった。。
池の奥の湧水が流れ出るトコは少し並んでたけど、柄杓で手を洗って涼んだ。やっぱここはイイねぇ。
で、ここから鹿島神宮の境内へと樹叢を歩いた。
樹叢は丘になってるのでまずは少しだけ登る。少し人が多かったけど、自分も妹もわりと抜かし気味に登れた。そうだよね、九州では「運動不足」と言われたけど、こういうトコ来ると自分よりも更に運動不足っぽい人が多いんだよね。でも部活帰りっぽいJK達にはガンガン抜かれた。でも部活できるくらいの感染状況になって良かったよねと妹と話しながら進んだ。
坂を上り切るとすぐ先が奥宮だった。まずはこちらにお参り。
国の重文の奥宮の社殿は改修されてそんなに経ってない感じかな、キレイな木造でピンとこないけど慶長10年(1605)築の古いもの。今の本宮本殿を建てる前はこれがその位置にあった本宮だったそうだ。
茅葺で来た道の西の池の方向に向いていた。こっちからは池で身を清めてから参る正しいルートなのかもね。実はこの奥宮に来たのは初めて。前に来た時は樹叢の森は歩かなかったからね。
その後は、南に歩けば神宮本殿だけど、まずはそのまま深い森の道を真っ直ぐ東に進んでみた。
南に進む森の道は二本あって、奥宮の前の西側の道も少し先の東側の道も同じくらいの太い道だった。その東側の道の交差点にはナマズに乗った武甕槌神の像があってカッコよかった。
とりあえずまだ曲がらずにもう少し進むと鳥居があって「要石」があった。
見るとその要石は中央にポツンと小さく埋まってたけど、これは実は地上に出た頭は小さいけど地下では計り知れないほど大きく、地震のナマズを抑えている石とのこと。ほおほお。
地中を想像して眺めてたら、警備の人が来て賽銭を拾い始めた。儀式的にではなく作業的に拾ってたのでなんか怪しく見えちゃった。
西への道はここまででこの先は立入禁止になってたので少し引き返して西側の道を南に折れた。
こっちの道はほとんど人通りなく、長ーく深い森の道をひた歩いた。でも道は広く木洩れ日きらめいてたけど涼しげで歩きやすかった。でも妹と話しながらのんびり歩いてたからいいけど、ひとりだったらやっぱいいやと引き返したかも。
深い森を堪能して10分ほど歩き、表の駐車場に抜ける手前で折れて境内正面口の赤い楼門に出た。
楼門は江戸時代初期の寛永11年(1634)に造られたもので、国重文で日本三大楼門のひとつ。ここは三大なんとかだらけだなぁ。個人的には香取神宮ので見慣れてて全然違和感なかった。そっくりだよなぁ。同型かなぁ?
なので、逆にその楼門くぐって入った境内が思ってた景色じゃなくて不思議な感じだった。あれ?鹿島神宮ってこんな感じだったんだっけ?、、って頭の中では香取が浮かんでた。
で、またここでも夏越の大祓いの茅の輪をくぐって進むと、その先の右が拝殿。ここも西に向いてるのね。っていうか、社殿は「令和の大改修」で工事中の幕に覆われてた。んー残念。(奥宮は改修が終わったトコだったらしい)まぁ仕方ないね。この姿もレアかなとおもいつつお参り。
その背の境内左側の大きな社務所は大きく新しい建物で、授与所は冷房効いてた。
妹の御朱印の用が終わるまでここで座って休んでいたかったけど、御朱印は奥の社務所の方が受付で別だった。まぁイスは少なく休憩所なわけじゃないからずっといるわけにもいかず名残惜しみながら冷房から出た。(御朱印待つ時間はやっぱり冷房が恋しくて祈祷殿を覗いて涼んだりした)
授与所の前には仮殿というのもあって、これも国重文。元和4年(1618)建立。今の本殿の前の年に建てたもの。本殿を立て直す時に神様を遷してた宮。だったら改修してる今もこっちメインにしてもいいんじゃない?そういうもんじゃないのかな。
さて、妹の御朱印も得て、戻りは東側の森の道を歩いた。こっちは人が多くメイン通り。奥宮まで歩く人は多いようだ。
その東の森の道の中間には鹿園があって沢山のシカが飼われていた。へええ、これは知らなかった。
案内によると鹿は鹿島神宮の御祭神の武甕槌大神の使いだそうで、奈良公園のシカの起源はこの鹿島のシカが使いで行ったものだとか。へええ、まじか。そして昔は奈良公園並みに沢山のシカが森にいたそうだけど一時期絶えてしまって、昭和32年に奈良の春日神社と東京の神田明神からシカを逆輸入してこの鹿園を造ったそうだ。知らなかった。
売店でエサを買えば人気者になれたようだけど、他の人があげてるのを見てるだけでいいな。
そして奥宮から来た坂道を下って御手洗池に戻った。やっぱここが一番涼し気だわ。
駐車場までは池から流れる水路を辿って公園の池の方に廻ってみた。こっちの方が木陰だからね。水路の水はさすがにキレイに撮れた。
公園の池にはザリガニが沢山いたけど、写真は水面の映り込みで何が何だか。こっちの池は濁ってて残念なイメージだったけど、今日は意外とキレイに見えた。映り込みのせいかな。。
一時間半弱の散策とお参り。暑い夏の日にはぴったりの爽やかスポットで、本宮境内では汗ばんで冷房が恋しかったけど、駐車場では車に乗ってもすぐにエアコンがんがんということもなく、穏やかに出発できた。
ちなみに前回の御手洗池→
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