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若の原農村公園

ファイル 3466-1.jpg野木町若林にある公園。

栃木県の市貝以外の芝桜スポットとして検索して知って興味持ってた場所で、今日は帰りの方向でちょうど良かったんだけど、さすがに八重桜を見た後でちょっと蛇足になりはしないか迷いつつも、花の時季は短いから逃がすまじと思い来てみた。

場所は完全に町を抜けた郊外の林に隠れた田圃の奥の新幹線の高架脇という地味な場所。でも田圃の横の細い道の先の小さな公園のわりには駐車場が大きめで悠々停められた。

さて、芝桜はそんな公園の真ん中のスキー場の超初心者用コースくらいの斜度の坂にドーンと一面四角くあった。
うんうんいいねいいね。芝桜はこのくらいがいいね。あまりに周りに広がり過ぎてると鮮やか過ぎて目が痛いしあの世にでも行った気になっちゃうので、このくらいの規模ですいてて悠々で気軽に立ち寄れるトコがあってほしかった。

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もう午後も遅く、斜面も半分以上が日陰になっちゃってたけど、かえってそれで落ち着いて見やすく、ゆっくり眺めながら脇の斜面を  登り歩いた。

頂上はやや広く奥に屋根の東屋擬きもあってゆっくり見下ろせた。

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公園入口の案内図にはこの奥にも「花壇」とかあったけど、そっちはちょぼちょぼでバックヤードな雰囲気。
それよりも築山にむかったその奥の方が勝手に咲きまくったような菜の花で黄色く覆われててキレイっぽかった。ので裏に下って進んでみた。

野放図に咲いた感じなので道という道はなく、花の間をかき分けて通った人の跡のような道筋を辿って進んでみた。
とくにその奥のこんもり盛り上がった築山へはわざわざのぼる人が少ないのか筋も細く、花をかき分けるような泳ぐような感じで登頂。
てっぺんから振り返った眺めは思ったほど面白くもなかったけど、黄色い花の波に浮かんだような感覚が面白く、横の高架の新幹線は近いから窓まで見えず、公園にいた人は誰もこっちには来なかったので独占して楽しく、奥に向かってTS。すっごく久々かも。

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そして黄色い波を抜けて、また裏斜面を登ってピンクのゲレンデに戻った。
そして下りはさっきと逆側の日なたの残る方を下って、最後の日のあたる角から見上げたりしてまたピンクを鑑賞。そういえば手前にチューリップの鉢も並んでた。

花を見つつ後ろの高架の新幹線も見つつのんびりした。新幹線はここらを通る車よりも頻繁に駆け抜けて行ってた。

この日の日誌

タグ:植:花 観:園 観:鉄

天平の丘公園

ファイル 3465-1.jpg下野市国分寺にある史跡と自然の公園。

桜も染井吉野は終わって八重桜が咲く頃合い。ドライブ中にも街路樹の八重桜が咲くのを見かけて、そういえば八重桜のスポットってないかな?と思い、検索してこの「天平の丘公園」に来てみた。
この公園、まぁ表の県道は何度も通ってたから案内を見かけて知ってはいたけど、わざわざ寄り道するほどの興味は持てず来たことのない場所だった。けど、その県道から曲がったトコで車が詰まって混んでて、え?何?と思ったら、桜祭り「第44回天平の花まつり」のイベント中だったようで、ヤメようかと思ったけど一応駐車場に入ってみたら意外とすんなり停められたので歩いてみた。

駐車場からは他の人達が歩く方に進んでみたけど、入口の階段前の「しもつけ風土期の丘案内図」は焼けて割れてバリバリで全然読めず、どういう造りの公園なのか分からないままに流されて進んだ。

そして多分その花まつりの中心と思えるステージのある花広場には多数の八重桜が咲きまくってた。
その花に比例して人も多かったけど、歩きづらいというほどではなくゆっくり花を見てまわれた。

プレハブの店が何軒も出てたので、食事はこっちでもよかったのかも、、とか思ったけど、「コレ」というほど惹かれるメニューはなかったし、混んで列になってる店も多々あったので食べてきて正解だった。

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ここの八重桜は花の付きも多くボタッボタッとした感じもなく葉も目立たないから染井吉野と変わらない印象。まだまだつぼみもありつつも広場ではほぼ満開の樹が多く、間近に見たり見上げたりと楽しめた。濃い色の花や薄めの色、赤味のない白などもあって爛漫な雰囲気だった。

「天平の丘公園記」という由来案内板を軽く読み花広場を抜けると、隣りの芝生の広場は「下野国分尼寺跡」、広場には何もなかったけど推定復元図とかあった。へええ。

脇の八重桜越しに広場横を進むと、その尼寺跡の芝生の奧には「下野淡墨桜」という立派な桜の樹が新緑に包まれていた。これは岐阜県根尾の「淡墨桜」の実生苗を昭和60年に譲り受けて植樹したものだそうだ。枝先を見ると花はすっかり実になってて、なるほど早い時期に来ても楽しめる公園だったのね。これが咲いてたら立派だろうなぁ。

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さて、折り返して花広場の奥側を横断して「しもつけ風土記の丘資料館」に進んでみた。この手前辺りの八重桜は特に薄めの花で、染井吉野と変わらぬ雰囲気。横の道は並木になってた。

そしてその資料館は、なんと入場無料。これは花まつりに関係なく常時無料らしい。
そして館内は(一部展示以外)写真OK。すばらしい。
入ってみると、古墳時代から順番に出土品とともに案内されていた。
重要文化財の埴輪のコーナーもあって、ここが撮影禁止なんだろうなと思ったけど違った。教科書で見たような埴輪が大切そうに並んでて萌えた。

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古墳や国分寺のジオラマなどもあって楽しく見れた。
あれ?撮影禁止ってどこだ?と思ったら、最後の各時代の食事の模型が禁止になってた。これなの?

花も歴史も楽しめて満足で駐車場に戻った。八重桜もいいもんだ。

とか思ってたら、駐車場の先の道路の向かいにも八重桜が濃く咲いているのが見えて、気になったので車の前を通過して行ってみた。

ら、

こっちも「天平の丘公園」で広いメインの自然公園部分だったようだ。やっと園内マップを見れた。けど見づらくてわかりづらいマップだった。。

八重桜も濃い色のものが園内の道に沿ってアーチのように並んでて花見散歩に丁度よく、横にあった「平成の丘」という古墳風な塚も気になったけど、子供の遊び場だったのでスルーして八恵桜並木を進んだ。

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ここの八重は主に濃い色のもので揃えられてて、豊潤な綿密な雰囲気。そのためかカップルも多く感じた。
並木は思った以上に長く続き、片面終わって蓮の池になっても片面は続いてて、奥の水生植物園の池の手前で途切れた。

緑で目が落ち着いた公園の奧では、人並みに猫が歩き回ってた。

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その奥で折り返して、園の端側を進んで戻ると遊具広場の先に古民家が見えた。
「民俗資料館 夜明け前」という名の屋敷だけど、中は飲食店だったので土間をそそくさと抜けるだけだった。

最後に駐車場の手前には盛岡石割桜の子という樹があって、ここでも石を割ったような演出がされていた。割るのが好きな種類かと思っちゃうよねぇw 見るとちょこっとだけ咲き残った花があって和んだ。

公園中央の森の部分にももっといろいろあったようだけど、もう満足。八重桜も歴史もほどよく堪能。こんなところで車に戻った。

この日の日誌

タグ:植:花 植:樹 楽:催 楽:歩 観:園 観:史 観:館 観:重 観:模 観:像 動:獣

ドライブイン扶桑

ファイル 3464-1.jpg小山市飯塚の県道沿いにあるドライブイン食堂。

栃木市に行く県道と壬生町へ行く県道との分岐の股にある店で、前から見かけててちょと気になってた。で、一度は食事しようと寄ったこともあったけど、午後やや遅めでもう閉まってた。

丁度こっちに来ようと思ってたので今日こそはと来てみたんだけど、道間違えてて少し大回りして30分くらいロスしたかな。。それでも到着は2時だったからギリ間に合ったかなー。

と思ったけど、もう入口には「本日は終了しました」と出てた。。

ファイル 3464-2.jpgあちゃーマジかぁ。 あ、でも、これって人気で看板メニューの「野菜たっぷりのタンメン」の横に並んで出てたから、ひょっとするとタンメンは品切れだけど、他のメニューなら食事できるとかって事はないかな?とか思って、ダメもとで覗いてみた。
ら、やっぱりもう終了だったようで「ごめんなさい」と言われた。
ガックシ、、まぁ仕方ないと諦めて車に戻ろうとしたら、店の人出てきて「カツ丼でよろしければ一人前できますけれど」と言われたので、ぜひぜひと店に入れてもらえた。ありがたい。

実はもともと大盛メニューのタンメンに手を出すつもりはなく、焼肉定食にしようと思ってた所なので、カツ丼でも全然OKだった。

昭和な雰囲気のテーブル席に着いてゆっくり待って、他のお客さんもみんな食事終えて店を出た後しばらくしたら厨房から「カツ丼もうすぐですーおまたせしてすみませんー」と大きな声をかけてくれた。なんか優しい心遣いが嬉しかった。

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そしてカツ丼登場。
玉葱たっぷりの甘い味付けのカツ丼で、カツもご飯も優しくおいしかった。
味噌汁も菜っ葉とワカメの具だくさんで、ここにも玉葱入ってて玉ネギ好き感激。おいしい食事で満足。

ファイル 3464-4.jpgゆっくり食べてたら「これどうぞ」とサービスでヤクルトをいただいた。
そしてそのまま店のおばちゃんは隣のテーブルでまかない食事休憩。「お味いかがですか」という言葉から少しお店の話などを聞かせてもらえた。

やっぱり人気はタンメンだそうで常連さんも初めての客もみんなおいしいと評判で、テレビでも取り上げられて、マツコDXの番組ではスタジオまで調理に行って食べてもらって好評だったとか。へええ、知らなかった。どおりで昼早めに閉まるくらい人気なわけだ。
そしてお客様や店を大事にしている話しを聞けていい気分の食事になった。

この日の日誌

タグ:食:丼 餐:肉 餐:飲 観:ロ 楽:話

東金野井貝塚

ファイル 3463-1.jpg野田市東金野井にある遺跡。

ここはいつも通る定番ルートの土手の道からも見える場所で、前にグーグルマップで見てて知って気になってた場所。
でも道が狭く駐車場もなくちょっと気が引けてて、代車とかの軽自動車で通ることがあったら寄ってみようとか思ってた。ので、丁度そういうタイミングなので寄ってみた。

神社の鳥居前に軽自動車くらいなら停められそうなスペースがあるのでそこに尻から入って停めた。まぁ自分の車でも来れない事はないだろうけど、やっぱ軽で来てよかった。

さて、神社は八幡神社。辺鄙な場所のわりに立派な二つの石鳥居と石畳で参道になってて、一の鳥居の手前に石板?と思って見ると鳥居に掲げる額だった。落ちそうなのを外して保存してるのかな?参道を進むと二の鳥居の方の額はしっかり掲げられていた。

祠を覆ったくらいのよくある小さな神社がこんもりとした塚の上にあり、数段上がってお参りした。

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そう、目的は神社ではなくこのこんもりとした塚。貝塚の塚。
足元は貝殻だらけの貝塚遺跡。この貝殻全部が縄文時代の貝殻かと思うとなんとも不思議な気分だった。

「貝塚」というと資料館的な施設で地層の断面からのぞくような所ばかりだけど、ここはしっかり「塚」になっててしかも地表に貝殻が露出してるという理想的なその名の通りの貝塚。こういうのが見たかった!

これって縄文時代から土に埋まることなく残ったものなのだろうか?
はたまた、発掘作業の後や神社建立時とかに貝ごと盛っちゃったのだろうか?
詳細は分からないけど「東金野井貝塚」って立派な標柱が立ってるくらいだから変に造ったりはしてないだろうと思う。(史跡指定はされてないみたい)野田市のサイトに寄れば縄文時代中期から晩期のおよそ三千年前の物ということだそうだ。
三千年前の貝殻、踏んづけていいのかな。。とか思いつつも、踏んでも割れたりしないので安心して神社の周りを歩きまわった。
もちろん横にも貝殻はたくさん露出してて砂利のようだった。

奥に進むとガサゴソと動物が逃げ出してて、野良猫か?と思って見たらキジだった。おおカッコイイ。
キレイで凛々しいけどどことなくアホっぽくて愛嬌ある鳥だよね。日本の固有種だから縄文人も食べてたんだろうね。(ちなみにニワトリは弥生時代に大陸から移入された外来種らしい)

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当然裏側にも貝殻はたくさん露出してて、覗けた社殿の縁の下もびっしり貝殻だった。

貝は小さなアサリ?じゃなくて殆どシジミだった。
あ、シジミって事は目の前はもう海じゃなくて川になってたのかな。

三千年の貝を踏み歩いて、ひとまわりまわって参道に戻る。
この参道も脇を見ると同じような密度で貝殻が露出していた。貝塚としては130×110mの大きな弧状の馬蹄形貝塚だそうなので、神社から参道はその一部なんだろうね。

シジミ以外はないかな?とじっくり見たら、サザエっぽい巻貝(アカニシ貝?)や表面ギザギザの貝(サルボウ貝?)も少量ながら見つけられてついつい縄文時代に触っちゃった。
そういえば今年三月に島根でサルボウ貝(赤貝)食べたけど、あまりおいしくなかった。昔の人もやっぱりシジミが一番おいしかったんだろうな。この数の違いだもんな。

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さて、最後にチョコと気になったのが一の鳥居の前にあって日陰を作ってた大きな銀杏の樹。神社側から見ると整った形の高い木でなんともカッコイイ。
下から見上げたら乳も垂れてて、それなりに樹齢ありそうに思えた。まぁ縄文時代からすればヒヨッコなんだろうけどね。

その樹の根元には青面金剛や庚申塔や馬頭観世音などの石碑が集められていた。これらとて縄文時代からすれば最近の物なんだろうけどね。

いやぁ、貝だけじゃなくて色々あって大満足スポットだった。もうこれで帰ってもいいくらいだったw

この日の日誌

タグ:観:遺 観:宮 観:石 楽:触 動:鳥 植:樹