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めん八珍

ファイル 1783-1.jpg気仙沼市田中前にあるラーメン店。
「気仙沼らぁめん」の発祥の店だそうだ。
「気仙沼らぁめん」というのは新興御当地ラーメンとして開発され何軒もの市内の店で売り出されたサンマ出汁のラーメン。
僕も十年以上前(05/4/11)に市内の別の店で食べたことあって、とても美味しく好印象だったんだけど、その後話題を目にすることはなくあまり流行らなかったのかと残念に思っていた。
新興御当地って定着するのは難しいのかな、、そもそもフカヒレとか名物食材の多い地域だけにもうなくなっちゃったのかと思ってた。けど、フト思い出したときに調べてみたら震災後でもまだ何軒か出してる店はあるそうなのを知って気になっていた。

なので、せっかく来た気仙沼、夜だけど食べちゃってもイイよねという甘えに乗じてラーメン休憩。
家族向けのような店舗で雛飾りのような洒落た店だったけど、さんまの煮干しとか飾られてたし店先の「気仙沼らぁめん」の垂れ幕に嬉しくなって入店した。

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ら、混んでたけどちゃんとカウンター席もあってお一人様も無問題。
カウンター席の前にもカワイイ民芸人形が並んでてホッコリする雰囲気だった。(射的で落としたいw)

もう食べるのは決まっていながらも一応メニューを見ると、「気仙沼セット」という「気仙沼らぁめん」と「ふかひれあんかけチャー飯」の半サイズセットがあったので、思わずそれにした!

で、その「気仙沼セット」

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「気仙沼らぁめん」はやっぱり旨かった。基本的なラーメンのおいしさを膨らませるサンマ出汁の風味に、サンマのツミレもいいし、麺もちょっと懐かしいような細麺でおいしかった。ああ食べてよかった。

そして「ふかひれあんかけチャー飯」は単独でもおいしい炒飯に鱶鰭の餡掛という贅沢メニュー。正直フカヒレがどのくらい入ってるのかわからないし食感の部分はエノキダケがメインではあるけどイイ風味でおいしかった。いやいやフカヒレ料理まで食べられるとは思ってなかったのでとても嬉しい。贅沢で満足な夕食になった。

いやー今日は一日三食とも海の幸のおいしい食事の贅沢気分で御満悦。多少太ったっていいさ。(痛風だって恐くないw)また普段摂生して頑張ろう。

店を出ると暖簾を外してた。閉まるの早いんだ。ギリギリいい時間に来れて良かった。

タグ:餐:ら 餐:飯 観:飾

横山不動尊

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登米市津山町横山本町にある寺院。
来てみたら津山の道の駅のすぐ近くだった。

もちろん寺に興味があるわけではなく、目的は境内の池が国指定天然記念物の「ウグイ生息地」ということで、できればもっと天気いい日の明るい内に来たかったけど、まぁ降ってた雨は上がってたしまだギリ明るい日没前なのでいいでしょう。車から降りて早速歩いた。

江戸時代の立派な山門をくぐると、まず綺麗な水路を石橋で渡る。
この水路が産卵期に池からウグイが川に下って、産卵を終えると帰ってくるという小川。その珍しい習性故の天然記念物ということだけど、移動するのも見てみたいなぁ。

で、その川の前にある「御池」が天然記念物「横山のウグイ生息地」
覗くと湧水の池だけあってきれいな水で、ゆらーっと魚が泳いでいた。

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おお、大きなウグイ。
ウグイなのか?コイじゃないだろうな、、とズームで写してみた。これはウグイだね。関東では「ハヤ」と呼ぶ清流の魚。(エセ)釣キチ少年だった頃には何度も釣ったことある魚で、食べたこともある(小骨多くて大変だった)馴染みの魚ながら、ここではコイのようにユラリと泳ぐ国指定の天然記念物。なんか不思議。

のんびり眺めて写真撮ったけど、明るさが足りないせいか水面の映り込みが激しく、なかなかうまく魚が写せなかった。

で、ちょっとお寺も歩いてみた。
ここは見どころ多い寺院であちこち順番に番号振られていたけど、そこまでの興味も時間もなく端折って歩いた。

まず本堂でお参り。この本堂の中には国重文の不動明王坐像があるそうだ。

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本堂の横には奥の院への山道「土の山遊歩道」が延びていた。千年杉とかもあるそうだけどもちろんこんな時間から山登りはしない。

湯歩道口の前にはカッコいい青銅の五重塔!
これは江戸中期の明和3年(1766)の建立で県重文だそうだ。

で、また「御池」に戻る。池の中央に島があって薬師堂があって橋が架かっているけど足元が格子で間あいてる上に石が揺れるのでゆっくり渡った。

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池全体にいて優雅に泳ぐウグイは、場所によっては群れていて沢山見れた。けどやっぱ水面の反射が厳しく写真は厳しかった。
たまーに青くてきれいなのがいるんだけどあれもウグイかな?(それも写真はうまく撮れなかった、、)
いやーそれにしてもこんなに型のいいウグイが群れて優雅に姿をさらしてるなんて初めて見た。しかも守られているとはいえ一応野生天然の魚なんだよね。
餌とか撒かれてるのかな?近寄ってきてエサくれアピールとかはなかったので自然な姿って感じで良かった。

さて、境内には三つの池があるので他の池も覗いてみた。
西側にある「心の池」。広く浅そうな池でここも魚が多かったけど、群れているのは遠かった。あの群れているとこが少し深いんだろうな。

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で、たまーに単独や数匹で近い場所を泳ぐ魚をよく見てみた、、ら、
これブラックバスじゃん!
なんでこんな釣りもできないような池にブラックバスを放流してるんだ?あ、いや、前の川とつながってるから勝手に流れて入ってきちゃってるのかな。。

ファイル 1782-6.jpgとしたら天然記念物のウグイの「御池」の方にもいるのかな。さっき有難そうに眺めてたのはひょっとしてブラックバス、、、
ってこたないか。とは思いつつ、一旦戻って魚の姿を確認した。

うん、「御池」で泳ぐ魚は<型の尾びれからしてハヤだった。
安心した。

そして目の前の水路の小川も覗いてみたら、ここにも魚いるのね。
小型で素早くてとても写真は撮れなかったけど少し眺めた。

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最後にその川の外側の「たな池」を見つつ駐車場に戻った。この池はハスや葦が生え田圃のように浅い池で魚はいそうになかった。
いやーまたまた魚ネタ、日暮れ前寸前の時間ながら十分楽しめた。
そして駐車場に戻る頃合いを図るかのように小雨降ってきた。まじか。天気もギリギリだったのか。ナイスナイス。

タグ:動:魚 観:池 観:然 観:寺 観:重 観:塔 観:門 観:橋 景:川

矢本PA

ファイル 1781-1.jpg東松島市大塩旗沢の45号三陸道無料区間にあるPA。
行きたいトコにはなんとか明るい内に辿り着けそうなものの、雨降ってきちゃったので「やっぱダメか」と半ば諦め気分でトイレ休憩。
トイレ行く前に止まったついでに地図見て、向かわない場合の進む道を調べたりした。

で、ここはPAらしいトイレくらいしかない小さいPAかと思いきや、その横に小さな事務所のような売店(というか、観光案内の事務所で土産売ってる感じ)があったのでちょっと覗いてみた。

ら、面白そうなお菓子がバラ売りしてたのでちょっと買って菓子休憩。
「ほやパイ」と「みらい棒」
奥のベンチで座って食べた。

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「ほやパイ」はあの不思議な海の生物「ホヤ」のパイ。
ホヤってどんなな味だったっけ?八戸で食べたときは旨かったけど仙台で食べたら箸が進まなかった、、、ハッキリこんな味と思い出せないけど、何となくそんな味するようなしないような、、、よくわからない感じ。(この手のパイ菓子は大体みんなそんな感じだよね)

「みらい棒」は「未来」という品種のトウモロコシの菓子。
これがモロにトウモロコシの味がして美味しかった。甘いトウモロコシの風味をふわふわの菓子で味わうのがなんか不思議で面白かった。

タグ:餐:菓 観:P

白井商店 幸邦丸

ファイル 1780-1.jpg亘理町荒浜築港通りの荒浜漁港前の「にぎわい回廊商店街」内にある鮮魚店。
この季節のこっち方面といえばやっぱり「はらこ飯」。
以前JRのポスターか何かで知って来て食べてみたらおいしくて感激した鮭料理。
何度か来て食べてたけど、さすがに震災大津波の後は来てなかった。でもずっと気になってて今年やっと来る気になった。正直6号の帰還困難区域を通るのは気分的に重いけど、その先の「はらこ飯」を思って走ればいくらか楽だった。(イクラだけに、、)

そして来てみた亘理町荒浜漁港。
「鳥の海ふれあい市場」というのを覗いてみたらここは販売だけで飲食店はなかった。。
で、近隣を見まわしてみたら見つけたのがこの商店街。震災前はなかたよね。「はらこ飯」の幟も並んでて店先のテーブルで食べてる人も多かった。

ファイル 1780-2.jpgで、どの店も「はらこ飯」はやってるようでどの店にしようか迷った。
よくみると、少々高めそうな客席のある鮮魚店の他は、居酒屋、軽食店、自転車店(自転車屋のはらこ飯というのも気になるが、、)とかが並んでて、その中に漁船直送の店があった。ここが一番気軽でちゃんとしてそうに思えたので、この「幸邦丸」という店にしてみた。

食事は店の前のオープンなテーブル席だけではなく、店の横にも簡素なカウンター席があったのでそっちに座った。

メニューはいろいろあったけど迷わずに「はらこ飯定食」にした。

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そうそうこれこれ。シャケとイクラの「はらこ飯」
食べたことなきゃ焼シャケじゃなくてトロサーモンにイクラをもっと敷き詰めて、、とか考えそうだけど、そうじゃないんだよね。ここの主役はあくまでもシャケで炊き込んだ御飯!これがしっかりおいしく、イクラは脇役なんだよね。勿論いい味の脇役だけど。しっかりばっちり美味しかった。至福の心地。
そして、添えられてた「氷頭なます」もコリコリで美味しく、刺身は新鮮なヒラメでこれまた美味しく、味噌汁までおいしくさすがの定食。
まじ来てよかった。


さて、食後は少し目の前の鳥の海の岸をふらふら歩いた。
鳥の海は阿武隈川の旧河口が塞がってできた汽水湖。水面静かでなるほど湖沼なのか、、とも思えるけどやっぱり漁船がいると潟とか浦とかって雰囲気ではなく入江の海って感じ。

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水は意外と透明度あって底の貝や蟹が見え魚も小魚の群れもよく見えた。
釣りをしてる人も多く、いまひとつな天気ながらのんびりしていて穏やかだった。

タグ:食:定 餐:飯 餐:魚 景:湖 動:虫 動:魚

かしまの一本松

ファイル 1779-1.jpg南相馬市鹿島区南右田谷地地内にある松の木。
東日本大震災のおける津波で流されずに残った一本松。
岩手の陸前高田の一本松ばかりが有名になってるけど、他にもあったんだね。

まぁあっちは流された町のまん前だし、国道沿いに見える場所なのにひきかえ、こっちは町も遠いいし国道から離れるしその国道もすぐ先の帰宅困難地域は長いこと通行止めだったしって場所だから聞いたことなくても仕方ないね。

来てみたら周りは沿岸工事でダンプだらけの殺風景な場所で、小雨も舞っていたけどちょっと車を停めて眺めてみた。

掲示板の下のボックスには一人一枚どうぞとカレンダーが配られていた。

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そして松の木の下に歩いて見上げてみた。
威勢良く反りつつ伸びた松の木。
こんな天気の時に来てしまったけど、雲の裏の太陽の光も見えて悪い雰囲気ではなかった。
でも木に葉はなく、枯れてしまった様に見えた。

そんな状態ながら、木の上には鳥の巣がつくられてたり、幹には蛾の蛹みたいなのがひついてたりして動物たちの拠り処となっている様子も窺えた。

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この場所はキャンプ場の松林だったそうだ。
震災後暫くは緑の葉を付けて元気だったそうだけど、高潮のたびに海水か流れ込んで枯死してしまい、とうとう伐採されることに決まったそうだ。。
まぁ仕方ないね。また新しい拠り処が立ち並ぶような海岸に戻ることを祈りつつ、少し強くなってきた小雨に追われて車に戻った。

タグ:植:樹

道の駅 よつくら港

ファイル 1778-1.jpgいわき市四倉町の6号沿いにある道の駅。
かなーり前に何度か寄ったけど、夜寝る人は届け出なければならない規則を導入した道の駅で印象悪く、寝るときは楢葉の道の駅(現在警察施設になって閉鎖中)を使ってた。

、、んだけど、久々に立ち寄ってみたら、キレイになってて印象変わった。
下り方向から入ると、信号の先の駐車場にまわって停めさせられるのが少々気に入らないが、出入り自由な解放された駐車場だったからもう届け出もないんだろうなと思った。(津波の前の話だから)

さてさて、トイレの後に何か食べられるかなと館内を覗くと、二階のフードコーナーは10時からでまだ閉まってた。
ので、直売所の惣菜コーナーを見てみた。ら、手頃な弁当があったので購入。
早速、情報館のテーブルでたべよう、、と思ったけど「飲食禁止」になってた。(やっぱりいろいろと口うるさくしないとダメな場所なのかな)
仕方ないので蒸し暑かったけど外のベンチで遊具を眺めながら食べた。

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食べたのはウニ飯の弁当。たっぷりのウニで風味あっておいしく、カキフライもうまかった。朝からいい食事になった。

その外のベンチ前の炭焼きの露店が気になってたけど、焼き出す様子がなかったのでまだなのかなと思ったけど、聞いてみたら「注文受けてから焼くからすぐ出来ますよ」とのことで、いわきの名物料理「さんまのポーポー焼き」というのをひとつ買って焼けるのを待ってみた。(弁当食べ出す前にたのめばよかった、、)

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その「さんまのポーポー焼き」は程よくツミレ風なサンマ串。しっかりサンマの味でおいしかった。季節だよね。

リニューアルして印象変わった道の駅。蒸し暑かったけどいい天気で気分よく、いい朝食になった。
いわきくらいなら日帰りで来れるから次は食事に来てみてもいいかな。

タグ:食:弁 食:串 観:具 道の駅