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里見公園

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市川市国府台にある国府台城跡の公園。
まず、裏の駐車場の目の前の江戸川を眺めながら公園の入口へ歩いた。
この江戸川にこんな川岸をの道があるなんて知らなかったので凄く新鮮。晴れてれば気持ちよさそうだなーと思うけど、晴れてたらこんな近場を廻ったりしないだろうからこのくらいの空が一番いいのかもしれない。

川には鳥がチラホラいて、カワウはすぐ消えて潜りまくってたし、オオバンは慣れてるのか結構近くまで来て何かくれアピールしてたし、カモは集団で寒そうにじっとしてた。
水上スキーのモーターボートが波を立てて通ってたり、先の橋を渡る京成電鉄の電車が音が意外と大きく響いていたりしてたけど、鳥達は驚く様子もなくのんびりしてた。都心の鳥は堂々としたものだ。。

ファイル 1569-2.jpgさてさて本題の里美公園は川沿いの角にも階段の入口があって、その登り口に「羅漢の井」という湧き水があった。これは里見が布陣した合戦の時にも貴重な飲み水となった歴史ある湧水だそうだけど、残念ながら「飲用には適しません」と大きく書かれてた。

そしてそこから登って公園の高台の部分を歩いた。
少し歩くと公園整備の石垣っぽいのが見え、案内案内図もあった。けど「国府台城」についての案内はまるでなく、城らしいものもなかった。

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唯一あったのが「夜泣き石」と「里見群亡の碑」で、石は戦死した里見の武将の姫が凭れて泣いた石だそうで、夜になると泣く音が聞こえたとか。
城の跡というよりは戦地跡だね。

その先の崖側に展望が開けた部分があって案内板があった。
天気良ければ富士山もよく見えるようだけど、あいにくの天気で全然手前のスカイツリーでさえ雲に隠れてうっすらとしか見えなかった。
でもこの北総台地の端の眺めの良さのせいで、江戸城を見下ろす不遜な城として徳川家康が江戸に入るととすぐに廃城にしたということだ。

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少し山の部分を歩くと青くて綺麗なルリビタキが飛んで寄ってきて近くの石の上に止まった。
カメラを向けても逃げることなく、「見て見て!写して写して!」といってるようにのんびりしてた。なんか慣れてやがる。
歩き出したら、その先にも飛んで枝に止まってポージング。。モデルかいな。

その先はポコッポコッと塚みたいな小山が並んでて、道なりに進んで登ると「市川市最高標高点30.1m」とあった。
続いた尾根が土塁に見えなくもないけど、曲輪を囲ってるわけでもない造りで城っぽさは感じられなかった。

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向かいにもう一列並んだ塚の上には「明戸古墳石棺」があった。「太田道灌がここに城を築いたときに盛土が取り払われて露出したもの」だそうだ。
城跡っていうよりも遺跡の古墳地帯って感じだなぁ。向かいの最高標高点も古墳じゃないの?

ふと塚の下を見るとバードウォチングの何本ものカメラと人々の顰めた顔がこちらを向いていてた。。あーなんか邪魔しちゃったかな。静かに歩いて塚を下りた。

最後に山の下の広場の部分に下りて歩いた。
横の梅園部の梅はキレイに咲いて、中央の花壇のパンジーも黄色く咲いていた。
公園の正面入口側にぐるっと廻ってみたら、そこには「国府台城跡」とあって案内板もあった。
けど、往時の城の姿や縄張や造りに関しては何も書かれて無かった。

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感想としてはとても散歩にイイ公園。
でも城跡としてはイマイチ素人にはどんな城だったのか想像つかずピンとこなかった。
ホントにここが城だったの?

で、勝手に想像邪推したんだけど、
実は今ある川に面した崖は昔はもっと先に延びてて、ちゃんと曲輪の並んだ城だったんじゃないかな。
というのも、
今ある江戸川っていうのは江戸時代に造った川で、昔の対岸は大雨の度に洪水溢れる湿地帯。渡良瀬川の下流部の太日川というのが流れていたというけど、その本流はもう少し西にあったという説もあり、城があった時代に此処を流れてたのは枝分かれした分流の川か松戸から流れる小さな川だった。
それを開いて利根川まで合流させて太い江戸川に造り替えたのは徳川幕府。川にカーブ付けてここに水流が当たる形にして自然の力でこの城の崖の丘を削って崩して消滅させたんじゃないの?って思った。(「羅漢の井」なんかは川から離れてたから重宝されたんじゃない?)
だってここの江戸川ってなんか不自然だもの。

そんで、いまだに見つからない下総国府跡も江戸川に流されちゃってんじゃないの?だから地名も「国府」や「府中」じゃなくて「国府台」とか。

なーんてこと思いながらゆっくり歩きまわった。

タグ:楽:眺 景:川 景:町 観:園 観:城 観:水 観:石 観:遺 植:花 動:鳥

麺王 矢切駅前店

ファイル 1568-1.jpg松戸市栗山の県道沿い、北総線矢切駅駅前にあるラーメン店。

先日、埼玉の友達にネットで見かけたその近所のB級グルメは食べたことある?と聞いたら「気になってたけど行った事ない」との返事。近所ってそんなもんだよねー、、とか思ったけど、そういえば自分も松戸の御当地物なんて食べた事なかったよな。

と、いうことで前々から気になってた松戸の御当地食材「矢切ネギ」を気軽に食べれるラーメン屋とかないかと少し調べてみると、3店見つかった。
ひとつは以前から何度か食べてる(点景にもしてる)札幌ラーメンの人気店「美春」。ここは前から季節限定でそういうメニューがあるのを知ってた。
もうひとつは「ゆうえん」という市内に何店かあるお店。こちらは辛そうなメニューなのでパス。
で、みっつめがこの「麺王 矢切駅前店」。矢切の駅前ってことで一番御当地っぽくていいかなと思ってこちらに来てみた次第。

その「矢切ネギ」というのは、、
高級ねぎとして贈答品や料亭に卸されちゃうので一般的には見かけることのない葱なんだそうだ。へー。
関東で葱といえば埼玉の深谷と群馬の下仁田が有名だけど千葉にもあるんじゃんね。収穫量も多いらしいけど全然有名にならないところは千葉の商売っ気のなさなのか(庶民に売るより金になるトコに売った方がいいというしたたかさなのか)もう少し推して流行るご当地ものになれば面白いのになぁ、、

ファイル 1568-2.jpgと、前置きが長きなっちゃったけど、店に来てみたら店頭には「矢切ねぎラーメン」の張り紙はなく、他の季節限定メニューがアピールされていた。
あれ?大丈夫かな?と思いつつ店内に入ると、カウンターのテーブル前には堂々とプリントメニューが貼られてて安心した。(人気出るとコストにあわないメニューとかだったりして)
麺は太麺と細麺と選べるので細麺にしてみた。

で、登場したラーメンはメニューのプリントどおり焼いた葱がドンと入った塩ラーメン。おおーいいねえ。

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その「矢切ネギ」は思ってた以上に甘くてトロトロで爽やかで驚いた!
白い本体はトロみの宝庫だし緑の葉の部分まで甘いトロみがたっぷり入っててこれは確かに凄いネギ。で、甘くなり過ぎた口をラーメンの塩っ気で中和するって感じでラーメンは完全に脇役。
っていうか、ネギちょっと多いわ。贅沢な話しだけど甘すぎて飽きそうになるのをチャーシューやタマゴまで手伝って食べ続けたけど最後までネギの一人勝ち。麺の印象無しw
後味も甘くネギ圧勝。これは少量を大事に食べるのがイイ食材って思った。

なるほど、、御当地グルメにするのはムヅカシイのかも。。高値で料亭に卸してたほうが、、と納得できるような驚きの食事だった。

タグ:餐:ら 餐:菜