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だいや体験館

ファイル 1417-1.jpg日光だいや川公園内にある体験学習施設。
「日光東照宮模型展示中」なんて看板を見かけて興味持ったので寄ってみた。

正直言えば東照宮とかってあまり興味薄く、二十年くらい前にオフ会で行ったときも妙に色彩豊かで観光的な大神宮って感じであまり印象よくなかった。
けどまぁ模型とか箱庭とか好きだし、まぁ、模型がたいしたことなくても大谷川見たり公園歩いたりしてのんびりできればいいかな、、なんて思ってた。

で、その公園内の「だいや体験館」は思ったよりも大きい建物だったので、ロビーにでも飾られてるのかと思って入ってみた、、ら、アニハカランヤ。ちょっとした体育館大のイベントホール一室をまるまる使って沢山の東照宮の建物模型が並べられていた!
これはスゴイ。驚いた。

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この模型群は1/10スケールのもので、漆塗り木製模型。大正12年(1923)から昭和3年(1928)まで六年間かけて彫刻士十二町仁三吉氏によって製作された物だそうな。
で、その年に開かれた「御大典奉祝名古屋博覧会」で披露されて、その後国内各地の博覧会などで展示され、所有者も変わったりして転々とし、平成に入って栃木県に寄贈されて日光市にやってこれたというものだそうだ。

っていうか、正直全景のジオラマか、門と塀に囲まれた本殿拝殿のメイン部分だけかと思ってたのが、こんなに沢山の建物が勢揃いしてるなんて意外すぎてビックリ。
それぞれの建物は見やすく間を開けて配置されてはいるけど、大まかに実物を同じ様な並び位置で配置されているようで、ああ、そんな感じだったっけと思い出すような感じだった。

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五重塔みたいな見た目栄える立派なものから御水舎みたいな小さな物まであって、各建物の細部の作り込みもちゃんとしていた。鐘楼も揃っていた。すごいね。無いのは鳥居くらいなもんかね。

ファイル 1417-4.jpgそして東照宮で観光的にもキャッチーな薬師堂。
ここにはちゃんと「鳴龍」の龍の絵が天井に描かれている。
すごいね。
音を鳴らしてみたいけどそれは無理だねw

そしてメインの陽明門から塀や回廊に囲まれた内側の拝殿本殿部。なんか圧巻。城みたい。

陽明門の天井にも龍の絵が描かれていて、鏡で(ロッカーの鏡?)覗けるようになっていた。
これの実物はもう剥げてしまって見れないらしい。(現在改修中だから復活するかも?)

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裏からぐるりと見て回ると、門の内側の「眠猫」も鏡で覗けるようになってる。さすがだ。

そして位置は少し離れてたけど、脇の方に奥院への参道の入り口の坂下門があり、その脇のゆるいスロープを上がって進むと高い位置から全体が見渡せた。
実際の奥院への参道はキツイ石段だった記憶なので実に楽なもんだし、木々に隠れることなく建物を見渡せるのでいい眺め。

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裏をぐるっと回ると、ちゃんと上の裏側に奥院社殿があった。おお凝ってるね。
この社殿の実物は寛永18年(1641)に世良田東照宮に移設されたそうだ。

最後に全体のジオラマがあった。
そうそうこういうのがポツンとあるだけかと思ってたんだよね。
俯瞰の角度も模型を見下ろす角度と近く見れて丁度いい対比。これだけの建物がもっとギュッと集まった場所なのか。すごいな東照宮。

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はからずも大満足で楽しめた。
後から来た人達の驚きの声に頷きながらゆっくり眺めて外に出た。

これで入館無料っていうのもすごいね。(更にお土産に館内で作成したという竹炭まで配っていた)実際の東照宮は拝観料いくらしたっけ?
このくらいの精度で城とかの模型も見てみたいわぁ。

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杉並木公園

日光市(旧今市市)瀬川にある日光杉並木街道沿いの公園。
いつも車で駆け抜ける日光杉並木だけど、たまにはゆっくり歩いてみたいもんだなぁ、、なんて前々から思ってたので寄り道。

今市市街から並木道に入るトコに駐車場があるんだけど、通過しちゃって少し先のトイレのある国道沿いの駐車場で転回しようと入ってみたら、ここも「杉並木公園」の中間の駐車場ってことで公園への入口があったので丁度よかった。
っていうか、この駐車場は何回かトイレで寄った覚えがあったけど、公園の駐車場だったんだ。。

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さて、その公園入口の階段を下るとすぐに未舗装の杉並木道。
でも並木道は公園を回ってから帰りにゆっくり歩いて戻ろうと思って取り敢えず横断。
並木道の反対側に続く公園に進んだ。

ファイル 1416-2.jpgその「杉並木公園」は案内図を見ると水車とか古民家とかあるらしい。
まずは「日本庭園」というトコに出た。
ここには「そばの粉ひき水車小屋」というのがあったけど、水車は外されてるのかな?小屋があって中の装置がガラス窓から覗けるだけだった。
庭園もいまいちパッとしなかった。まぁ公園の一区画ってことでパッと見て通過。

坂の階段を下ると東武線の線路沿いの「世界の水車」というトコに出た。
此処には水路が覗ける東屋と二基の水車が並んでいて、稼動する水車と滴る水と水車に生した苔が涼しげで、こんな暑い日に休憩するのには丁度イイとこだった。
そしてトンボが沢山いた。トンボ見ると捕まえたくなるよね。でもそう簡単には、、、捕まえられた。バカなのか、人なつこいのか、それとも僕がうまいのか、、そんな簡単に捕まるなよ。

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「世界の水車」ということだけど、水車に案内や解説は無く何処の国のかは分からなかった。
どうやら案内板を外されたような支柱があった。それと、そんな支柱があって水車がありそうなスペースとかもあって、もう一基並んでたのが壊れて外されたのかなぁ、、と思えた。少々残念な忘れられそうな公園って印象。

その先に歩くと「杉並木観賞広場」。ここは見晴らしいいわけでなく杉並木を観賞するわけでないただの休憩広場(ひろくない)。杉並木を見に来た人の休憩所という意味だと解釈した。
その先は白いアジサイばかりの「あじさい園」。
「コミュニティ広場」という名の東側の公園入口には「朝鮮通信使今市客館跡」というのがあって、そこのアジサイはきれいだった。

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ここにはいくつかのオブジェと故障中の「重連水車」があり、裏の東武線の上今市駅には「杉並木ギャラリー」があった。(市民の写真展をやってて杉並木は関係なかった)

ここで折返し。
杉並木の道を戻ろうかと思って正面に出たら、国道の向かいに神社があったのでちょっと行っていた。
「瀧尾神社」という今市総鎮守で、何やら鳥居前に入口を封鎖する形で神輿山車が置かれてた。

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「願いを込めてかざぐるまを祀る」そうで、境内には願い事が書かれた風車が並んでいた。

さてそして日光街道杉並木。
徳川家康没後の江戸時代初期に大権現として祀った日光東照宮への街道に造られた世界一長い並木道。
特別史跡と特別天然記念物の文化遺産。
ちょっと話はそれるけど僕が生まれたのは東京都杉並区。だけど杉並に杉並木はなく「杉並木」というと日光!というのが子供の頃はなんか癪で気になってた場所でもあった。

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で、歩いてみた感じは涼しげでイイ感じ。道の脇に用水溝のような小川が流れてるのも涼やかだった。
昔仰々しく大名行列が通った歴史ある街道というような感慨はなく、立派で長すぎる参道の道って雰囲気だった。
割と他にも歩いてる人、犬の散歩の人、自転車の人、横断する車などがチラホラいて、さり気なく日常に溶け込んだ感じも神社の一部みたいな感じがした。
でーもやっぱり歩くよりは車で駆け抜ける方が気持ちよく楽しいよな、、と思えたw

そして十分ほど歩いて駐車場に戻った。(行きの公園から神社までは三十分かけてのんびり歩いてた)
ここから反対の先の方にも「杉並木公園」は続いていて、そっちの方向に「日本の水車」や古民家があったりするそうだけど、ちょっと距離ありそうだから車でそっちの駐車場まで移動しよう、、と思った。

ファイル 1416-7.jpgんだけど、

駐車場に出ると国道のすぐ先が火事らしく黒い煙が立ち上るのが見えた。。
そういえばなーんかヤケに消防車が通るなと思ってたんだよな。

そんなわけで「日本の水車」や古民家の東側方向は渋滞になっちゃってた。
まぁこれじゃあ行ってもどうせ風で流れた煙だらけで散歩ドコロじゃなさそうだなと諦めた。

なんか、公園に関してはしょぼいようなことばかり書いちゃったけど、其処で何かを見るというわけではなく杉並木を散歩してまわるには丁度イイ感じの公園でなかなか良かった。
まぁまたいずれ。

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