佐野市(旧葛生町)葛生東にある市立の資料館。
の前に、
「葛生原人出土跡」というトコに来てみた。
293号沿いにあって、前からちょっと気になってた。
なんかただの小さな丘で、説明はあったけどよくわかんなかった。。
で、詳しい説明や出土した人骨などは「葛生化石館」にあるような案内がされてたので、んじゃあ無料だし行ってみるかと相成った次第。
国道から折れて市街中心に進むと、「まちの駅」の裏に「葛生化石館」があった。
昭和な感じの公共施設といった建物で、図書館と一緒になってた。
雰囲気的にはあまり入りやすくなかったけど、腹がゆるくてトイレにも行きたかったので入館。先にトイレに駆け込んだ。
で、「葛生化石館」の展示室に入館。
でも中は意外と展示物も多くちゃんとしてた。
恐竜の骨格なんかもちゃんとあって、ゆっくり見てたら館の人が来て案内してくれた。
他に見てる人はいなかったのでヒマだったのかもw
この恐竜はここで出たものではなくてロシアから持ってきたものだ
そうだ。
なんだ客寄せパンダか。(にしちゃちょっと地味だよな)
話は恐竜を触りの入口に、葛生の鉱山で採れるものや地質・鉱物の話になった。
葛生は石灰の町、その石灰の主成分の炭酸カルシウムは「フズリナ」という生き物の化石なんだそうで(鉱山によってサンゴだったりと違うらしい)、そのフズリナの話からウミユリの話をメインに、分かりやすく興味深い話を聞けて面白かった。
話は全国の地質の話に広がり、先週言ったばかりの「木下貝層」なんてのも出てきて、結構あちこち知ってるトコや行ったトコの話が出てきて、意外と自分はこういうのにも興味あって歩き回ってたような気になったww
そして動物の化石。
ここ葛生では恐竜こそ出ないけど動物は沢山いい状態で出てきてて、ゾウや大型のシカ、サイなんかも居たんだそうだ。
へー日本にもサイなんていたんだ。。
これらの骨は、アルカリ性の石灰地質のおかげで溶けず崩れず残ったそうだ。
石灰さまさまだね。
そして最後に「葛生原人」
これは昭和初期にあの出土跡の洞穴で遊んでた中学生が見つけたもので、当時のいい加減な調査で『十数万年前のもの』などと騒いでたけど、近年のちゃんとした調査で実は江戸時代初期の土葬された人骨だったと判明したというオチ。。
日本全国何箇所かで騒がれてた「原人」というのは、全部そのてのものだそうだ。ちゃんちゃん。
まぁ、騙されたようなもんだww
でもそういった変なものをきっかけに、いろいろと興味持って見て楽しんで、こうして足を運べるのはいいことだと思う。
とても面白く話聞けて楽しかった。
そして最後にフズリナとウミユリ入りの化石鉱物の欠片をお土産にもらった。
(貰った時は嬉しかったけど、帰ってみたら、、、ちょっと微妙 (^^ゞ)