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川原毛大湯滝

ファイル 409-1.jpg湯沢市の高松岳北側中腹の谷にある滝。
で、滝壺が温泉になってる野湯。

駐車場から谷間を降りたらすぐかと思いきや結構歩く。
すぐ下の谷は木橋で渡って、ちゃんと整備されて歩き安いんだけど細く先の見えない崖の道。

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やがて深そうな林に入って葛折りにぐんぐん下る。
途中で木樹の間からやっと滝が見えた。
十分で到着。
正直言って小雨降るなかタオル片手にサンダルで歩くような道じゃないよねw

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滝はダイナミック。
半分以上流された橋らしき丸太で対岸に渡ると脱衣室があった。更衣室じゃなく脱衣室ね。
さっそく服脱いで、脱いだ服が濡れないように傘を固定して。貴重品はコンビニ袋に入れて風呂まで持ってった。完璧。

ファイル 409-4.jpg滝壺ジャポーーン!
いやぁこりゃいいね。

滝と渓流の流れをダイナミックに感じるられる温泉♪
んーちょっとぬるかったのは増水してたからかな?
その分勢いがあるし、冷たくないからいつまでも入ってられる低温温泉。

ただの川遊びよりもゆっくり出来るし何より裸で遠慮なく開放感たっぷりの大自然。

滝壺から少し下の広い所や流れのある渓流部分とかぷらぷら歩き回って、泳いで、浴びて、流れのパワーをしばらく独占で悠々と楽しんだ。

しばらく誰も来なかったけど、一人若いあんちゃんが来て滝だけ見て写真撮ってった。「クマとか出ませんか?」って、ここで聞かれてもなぁ。。


ここの温泉、
帰って来てから調べたら水着着用が義務だとか出てた。。え?そんな事現地には全然書いて無かったぞ
誰もいなくて良かった。。(途中で来たのもあんちゃんで良かった)
結構歩いた先で水着着用の温泉だったらガッカリだもんな。。(水着なんか持ってるわけないし)
っていうか、、調べてから行けって話だよね。。

タグ:楽:歩 楽:湯 景:川 景:滝

金沢城址

ファイル 408-1.jpg平安時代の東北の乱「後三年の役」の舞台となった柵城跡。
、、に造った戦国時代の城跡。ってことになるのかな。

さっき行った払田柵跡でこの金沢柵跡の事に触れてて、大きな戦乱のあった城柵とあって興味持って来たんだけど、、
この金沢柵であった戦乱は後三年の役と言って十一世紀の清原氏の戦い。払田柵とは三百年くらい時代が違ってる。。歴史知らないの丸出しだわw

それと金沢柵の位置も実は特定されてなくて、ここの戦国時代の金沢城址がそうじゃないかとされてるだけらしい。。
払田柵が金沢柵なんじゃねー?

ちょっと一気に興味薄れたけど、城址入口の「納豆発祥の地」の石碑も面白かったのでちょっと歩いてみた。

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ファイル 408-3.jpg金沢城址は表札のような石柱で案内されてた。

本丸は草むらの広場になってて、また濡れた草むらで足元濡れちゃった。
(でもこんな草むらをサンダル短パンで歩き回るのは無防備で危険な行為なので真似しない方がイイです。。)

ファイル 408-4.jpg北の丸には土俵があって二の丸は金澤八幡神社になってた。
その平安時代の戦乱で死んだ人々の鎮護で建てたらしい。

ここは国内史上初の兵糧攻めで落ちた城柵だそうだ。
あーそれで腐った豆を食べたのね。
今、美味しく納豆を食べられる幸せに感謝して神社をお参りした。

境内には兜杉や兜石などもあり、なかなか見所ある所だった。

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タグ:観:城 観:史 観:宮 観:発 観:石 植:樹

ニテコ清水

ファイル 407-1.jpg美郷町六郷の町中から涌き出してる「六郷湧水群」の中でも一の名水とある湧水。
ニテコというのはアイヌ語の「ニコタイツ」森の水たまりの低地からきてるんだそうだ。
明治天皇も飲まれたとか。

何となく寄ってみたけどなかなか的を得たトコに寄れて嬉しい。

ファイル 407-2.jpg湧水部は柵で守られてるけど、もちろん水を汲めるトコもあった。
汲めるっていうかちょっと味わうくらいの分だけどね。
空きPET一本だけ頂いた。
この水は!うまかった!
他の水とはちょっと違ってて
硬くなく、かと言って軟らか過ぎず、凛としていて爽やかな水。
ちょっとミントっぽいっていうか不思議な清涼感がある水。
なんか理想の中の秋田美人!って感じの水だった。

ファイル 407-3.jpg清水の周りには色々あった。
まず目の前の不思議な建物。洋風なのか和風なのか、宿なのか飲食店なのか、、
水がその建物に流れ込んでた。
これはここの名物「ニテコサイダー(仁手古サイダー)」の旧工場なんだそうだ。
ニテコサイダーは百年以上の歴史のある地サイダーだそうだ。(飲んでみたいけど甘味飲料は食事制限でアウト。。)

ファイル 407-4.jpgそして奥には「仁手古神社」
小さな祠だった。

更に奥には「湧子ちゃん」と言う名の物産店。
もちろんまだ七時半だからやってなかった。けど、おからドーナッツ?かなにか調理場で揚げてるのが覗けてイイ匂い。。つらい。
どうせ何も食べられないからやってなくて良かった。

ファイル 407-5.jpgそして戻って旧工場の向いは「名水庵」という流しソーメン屋。
売店もあって「ニテコサイダー」の幟に惹かれるなぁ。。
ここもやってなくて良かった。

とにかく、水がおいしい。それだけで最高。
おもしろいトコだった。
中にはココに来てサイダーだけ飲んで水を飲まない人もいるだろうね。

タグ:楽:汲 観:水 観:宮 観:工

払田柵跡

ファイル 406-1.jpg大仙市と美郷町に跨がった丘で発掘された平安時代の城柵遺跡。
東北地方最大級の広大な城柵遺跡なのに文献に記録がなく謎とも幻とも言われてるらしい。
まーつまり勝手に想像して歩いていいってことだよね。

その史跡内は新しい公園のように芝生が整った丘で、子供だったら駆け回りたいくらいだ。
立派な南門跡から階段を登ると丘の上は如何にも政庁と思える建物跡が低い円柱で標されてた。

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何だ此処。ヨダレ物の史跡じゃん。
以降、勝手な想像で話しますのであしからず。
ここは詰まり出羽国の国衙だね。当時、蝦夷と呼ばれてたアイヌ民族の土地を横柄な武力で支配しょうとし、城としての守りを考えた橋頭堡的な国庁。
ココが結局無理で庄内に移してみたり秋田に移ったりしたんじゃないかな。
で、
史書に記載が一切無いって事は詰まり、無かった事にしたかった経緯があるんだろうね。無惨過ぎる敗北とか、逆にアイヌ側に寝返って朝廷に反抗する前線基地にされちゃったとか。
別の国をつくっちゃってたとか。
なんかね、大和方向の南門や正門は立派だけど北の蝦夷側は無防備なんだよね。
蝦夷の話はアルテイの戦いとか小説で読んだ事あるけどまた何か読み返してみようかな。

でもその後1300年も荒らされず城にもされず(隣の丘は大名の別荘になってたらしいけど)残されたって事は、触れてはいけない禁断の地としてひっそり葬られてたんだね。

ひょっとしたら朝廷を欺きながら大和とアイヌが巧く共存出来てたのかもしれない、とか。
根拠のない想像しながら歩き回った。

ファイル 406-3.jpg裏には「ホイドスズ」というアイヌ名の湧水井戸もあった。

なんかサンダルで歩いてたら朝露(小雨)に濡れた芝生で足元びしょびしょになった。
けど、草の池を歩き回っているようで楽しくなってたら、蝶々もまとわり付いて来て、追いかけたりして濡れ芝生を楽しんだ(^^;

ファイル 406-4.jpg国衙の東側の丘は建物や低い柵が再現されてた。
へー面白い。
この丘は武器庫や食料庫だなきっと。

丘の奥は少し芝生も雑草深かった。
小さな東屋があって「律令国家勢力の北限最前線」が地図で説明されてて、東西南北各方向にも説明書きがあり、なぜか南は金沢柵が紹介されていた。

ファイル 406-5.jpgそして東門へ下って柵(城)を出た。
ちょっと離れちゃったけど、駐車場に戻る間も、蝶々や巨大なミミズを見たり田舎道を楽しんで歩けた。
天気悪かったけどそれでも充分楽しく歩けて、なかなか面白いところだった。

タグ:観:城 観:史 観:府

三崎公園

ファイル 405-1.jpg日本海は山形県と秋田県の県境にある三つの崎を持つ岬の公園。
国道7号沿いには山形県側に道沿いの駐車場があったけど、公園としては秋田県側の方が駐車場も広くゆっくり停められた。

その秋田県側駐車場の目の前の観音崎の見晴台に登った。
ちょうど夕陽時刻だから人多いのかな?と思いきや、誰も居らず夕陽も景色も独りでゆったり。風強かったけど岬の崖の上でTS。
よく見ると夕陽のたもとに飛島も見えていた。

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そして急峻な岬周りには色んな花が咲いていた。
こういう勝手に咲いて纏まりがないのに綺麗な自生の花っていいなぁ。

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ゆっくり見てたら次の人達が来た、と思ったら後から続いて家族連れや外人さんまで来た。
独りで静かに見てられたのはとてもラッキーだったようだ。
展望台を降りた。

そうそう、そういえば案内図にあった灯台は南隣の大師崎の先なのか隠れて見えなかった。
そっちの方には遊歩道の石段が、、
んーこの時間から石段とか登ってもなぁ、、暗くなっちゃったらヤだしなぁ、、

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とかいいつつ、登った。。
こっちから見る観音崎の先端越しの夕陽もなかなかだった。

ファイル 405-5.jpg石段を登り切ると大師崎の上は鬱蒼としてた。。
道はマイナーな感じで進まない方がいいよってムード。
崩れた道標でここが県境らしいのが判った。そして更にマイナーな獣道みたいな旧街道って言うのが紹介されてた。。
いやいや、こんな大まが時にそんな不気味な道は進まないよね。
遊歩道で大師崎をぬけた。

森を抜けて見晴らしよくなった。
あれ?灯台は?
と、振り返ると白い灯台が見えた。
(案内図だと道より海側に灯台が描かれてたんだけどなぁ。。)
ああ、さっきの旧街道みたいなの進めば行けたのかな?
まあいいや。南の不動崎もチラッと見えたし、ってことでここで折り返して戻った。

ファイル 405-6.jpg

タグ:楽:歩 楽:眺 景:海 景:岬 景:崖 景:陽 観:園 観:灯 植:花

宮内駅

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南陽市にある山形鉄道フラワー長井線の駅。
ここ宮内駅は最近流行の動物駅長、兎の「もっちぃ」がいる駅。
いやはや、
猫も好きだけど兎はヤバい。
かたまる。にやける。もえる。
いい歳こいたおっさんが、にやにやしながらじーっとウサギ見つめてたらヤバいでしょ。。怪しいでしょ。。だから普段は見ないようにしてるんだけど、(っていうか普段は見掛ける事無いし)ここなら駅長だし、話題だし、じーっと見ててもそんな怪しくないかな?と思って来てみようと思ってたわけだ。

いやいやいやいやまいったわ。
「もっちぃ」ほれた。やばい。


さてさて、駅舎内はウサギさんだらけになってた。
駅長さんに並んで駅員さんの籠もあり、職探し中?の方達の籠も有り、

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駅職員さん達より広いスペースで元気に走り回ってるお客さん達もいらっしゃってて、そりゃもう賑やかでした。

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ファイル 172-4.jpgそうそう、なぜか助役はカメでした。。
助役という立場でありながら、実家の蕎麦屋の宣伝をしてました。
のんびりしてるように見せて抜け目ない奴です。

さて、この日はなんか駅でイベントやってたらしく駅前で人間の高校生がポップコーン売ってたり、駅舎内でソフトクリームや駄菓子を売ってたり、原付のトロッコ?走らせてたり、ホームで列車を歓迎町してたりしてた。(そっちは興味なくて申し訳ない)
そのせいか、人も多くあんまし思う存分のんびりは出来なかった。

そして二両編成の列車もやって来た。
うわ、また人が増える、、まぁ駅だから仕方ない。

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また普通の日に来てみたいとか思った。

タグ:観:鉄 動:獣

かめや食堂

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ファイル 171-2.jpg長井市の南、今泉駅近くにあるラーメン屋。
馬肉ラーメンの店。
ここら辺の地元のラーメンはみんな馬肉ベースの汁に馬肉チャーシューがのるそうだ。珍しいよね。
始めて食べるラーメンだけど腹へりへりだったので大盛り+チャーシュー(馬肉でもチャーシュー??)

うおー馬チャーシューが目一杯のってた。
食べてみた。
おお!これはうまい!
もともと馬刺とか好きなので馬チャーシューはモッテコイ。
弾力ある歯応えがいいよね。
汁も甘めながら馬らしい感じがしておいしかった。
力つきそう。馬力出そう。
これは混んでても諦めずに入れて食べれてよかった!

タグ:餐:ら 餐:肉

羽黒山の杉並木

国指定特別天然記念物の杉並木。
並木というか、杉林の石段の登山道。

五重の塔だけ見るだけのつもりだったので、入口の案内図も写真撮るだけでよく見てなかった。。
まさかマトモな山登りだとは思わなかった、、
ので、そんなじゃないだろうとか思って進んだ。

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上り坂が続いてた。ちょっとキツかったけど途中に祠とか石とかあって、休み休み進んだ。
なんで登ってるんだろ、、信仰心もないし山歩きする体力もない。なんてったって節食中の身。
「もういいよね」って、「キリがいい所で引き返そう」、、とか思いながら進んだ。


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で、二の坂。
うわ。こりゃキツそう。。もういいよね。(^^;
もういいよ、、
この急坂の写真が撮れれば充分でしょ。
早く下りてどっかで朝飯食べよう。。
って思いながら前に進んでる自分って何者?

っていうか二の坂ってことは三もあるんだろうな。。

ここは坂の中間位に茶屋の小屋があって、営業はしてなかったけど、店先が展望台になってて庄内平野を見下ろしながら休憩できた。

ヒーコラいいながら二の坂を登りきると、少しまた有難い平坦な道が続く。

松尾芭蕉が「涼しさやー」と歌を読んだという石碑があった。
んー其処まで風流になれる余裕はなかった。
もう汗だくで暑かった

脇道に「南谷別院跡」というのが500m先に有るよと案内があった。
整備してあるから見て行ってよと言わんばかりのカラー写真付き案内板が誘ってたけど、そんな余裕も無くパス。

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そして三の坂。
反り曲がって先が見えないからそんなに大変そうには思えなかったけど、意外と長くキツかった。

なんだろう、人間って前に進む生き物なのかな。
立ち止まりたい、引き返したい、投げ出したいと思いながらも、その先の景色が見たいと言う事の方が強いのは、嬉しいことだと思う。。
とか何とかぐだぐだ考えながら坂を登った。

ここは、中間に絵馬だらけの神社があった。
休憩がてら絵馬を覗いて読んでみた。縁結びの神社だったのか、願いは全て良縁ネタだった。ご苦労様。
覗き見して申し訳ないから賽銭入れて拝んで出発。「みなさん幸せになりますように」

足元見て登ってたので線のような蜘蛛とかよく見掛けた。かわいい。
それと三角点みたいな四角いプラに数字が書いてあるのに気付いてた。最初8→7だったのが、気が付けば1→。おおーもう少しじゃん?

そして、坂を登り切った感じでまた緩やかになると先に赤い鳥居が見えた。
やった。あれが頂上だ!

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そして登り切った。
羽黒山は標高414m。。
この石段は全部で2446段。
登ったなー
杉並木は特別天然記念物。樹齢600年くらいの森で、そこいらの植林杉林とは風格が違う杉森林。
ミシェランガイドでも三ツ星だとか。仏蘭西人も登るのか?

そして羽黒山神社(出羽三山神社)にお参り。(→)

ゆっくり休憩がてら見て回って、帰りもやっぱりこの道しか無く、登って来た石段を下った。

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ら、
ホントにこんなトコ登って来たの?自分。って思うような急坂がずっと続いてて驚いた!
いや〜登ってた時は「下りはきっと全然楽なくせに『意外と大変で登りよりキツいかも』とか思うんだろうな。。」とか思ってたけど、、
やっぱり下ってみると意外と大変で、登りよりキツいかもとか思っちゃった。(^ ^;Δ
ちゃんと踏ん張ってバランスよく下りないと危ないから意外と足腰に来るんだよね。(特にデブは。。)

慎重に下ってたら途中で照明のような日が差した。
日が差すと杉林がまた一段といい感じ。
でもほんのひと時でまた薄曇り。。

そして登りの一番キツいとこにあった茶屋が開いてた。
店先で声かけられて、、ついつい寄って食事した(→)


ここら辺から人が増えてきた。
普通はこのくらいの時間から登り始めるもんなんだろうね。

五重の塔まで下りると賑やかですっかり観光地。
団体さんや背広で歩く人や子供や老人や色々いた。
んーこのくらいの時間に来てたら上まで登らなかっただろうな。
早く来てよかった。五重の塔もゆっくり見れたし。

入口の随神門まで戻ったのは九時半過ぎ。。
三時間もかけて満喫してしまった。草臥れた。でも登れてよかった。
久々の山歩きで色々と思う事や気が付いた事があった。またどこか登れたらいいな。

タグ:楽:登 植:樹 観:然 観:宮 観:道 景:森 景:山 観:石 動:虫

二の坂茶屋

羽黒山の山道の途中にある茶屋。
登ってた時は閉まってたけど、下って来たら開いてた。
店先で「どうぞ寄ってって」と声かけられた。
何も食べてないのでそりゃ腹減ったけど、中途半端に玉こんにゃくとか食べちゃってもなぁ。
とか思って迷ったけど、お餅だったら腹に入るかな。ここで搗いたという名物「力餅」で朝飯にしようと寄ってみた。

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で、
ファイル 170-2.jpg座敷に上がってゆっくり食べた。
納豆餅と玉こんにゃくとキノコ汁。
うんおいしかった。
ペロリと食べてやっぱり少ないけど朝飯終了。

座敷からも庄内平野の展望が見れるので、のんびり茶を啜ってたら、「どうぞご記入下さい」とノートを渡された。

ファイル 170-3.jpgそのノートに書いた名前で羽黒山踏破の「認定書」を書いてくれた。
粋なサービスだねこりゃ。へー。
(本名書かれちゃったので写真用には無記入のものを借りた)
聞くと、この認定書はこの茶屋でしか貰えないんだそうだ。
「だって、ちゃんと石段を上った人にあげないと意味ないじゃないですか」
なるほど、この二ノ坂の中間の茶屋なら、どっちから来るにせよ急な石段を上る事になるから正式に認定できると。
これは知らなかった。ここで食事してよかった。

ファイル 170-4.jpgゆっくりしてたら続々とお客さんがやって来た。
旅行なら今くらいの時間に登るのが普通だろうね。
この茶屋はテレビとかでも出てるそうで有名なんだそうだ。

タグ:餐:餅 食:串 餐:汁 餐:煮 楽:証

出羽三山神社

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羽黒山山頂にある三神合祭殿。
三山は羽黒山、月山、湯殿山の三つ。

大きくて立派な神社だった。
萱葺屋根の厚さと曲線も立派で、その下に覗く赤い建物と白い柱は、まるで巨大な顔が口を開いたようだった。
ね、屋根の縁が唇に見えるでしょ。
立派で見入って忘れそうになったけど、ちゃんと三つとも拝んで参った。

その先には大きな鐘があった。(ん?神社に鐘?)

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この鐘も藁葺きで立派だった。
曲線が面白いよね。

ファイル 169-3.jpg他にも色々な社があって池もあって土俵もあって松尾芭蕉の像もあって宮内庁管理の蜂子皇子の墓もひっそりとあった。
大きな博物館もあって、こんな山の上に凄いな、、と思ってたら車が、、
あれ?あれ?
その先には広い駐車場。。
有料道路で登れるようだった。
あら。知らなかった。。そうだったっけ?
五重の塔だけのつもりで山頂までの車道さえ気が付いてなかった、、(気が付いてたら来なかっただろうな)

ファイル 169-4.jpgスーツ姿の女性が続々とやってきた。
時間は朝の八時、ああ、神社職員(巫女さん)の出勤時間かな。
鳥居で礼して参道で礼して社務殿で礼して凛々しかった。
っていうかみんな美人で素敵でついついしらじらしく声かけて道を聞いてみた。。
丁寧に「バスが出てるけど本数が少ないから、やっぱり登って来た道を戻るしかないと思います。頑張って下さい。」と有難い言葉。
通勤邪魔してごめんなさい。

ファイル 169-5.jpg車で登って来た観光客に話しかけられたりとかして、もう少しウロウロしてたら、巫女さん達が巫女装束で掃除とか始めた。
やっぱり素敵。本殿見るふりして、、もとい、本殿を見ながらその風景として眺めつつ、準備できたようになってから御守を買った。

そして、石段のスギ並木道を下った。


この出羽三山神社、神社にしては祭神についての説明がなく、寺っぽい部分も有るしちょっと気になってて帰ってから調べた。
要約すると、、
元は三山の神を祭ってたのが、修験道として人が増えると流行の寺に転身して菩薩や如来を祀るようになったと、
んで、明治政府の神仏分離令で神社になって天照系の神社って事に成ってると。
(違ってたらごめんなさい)
でも実質は山の神が仏の姿で現れたという権現様を崇めているようだ。
ここらへんの微妙な神仏一体の感じは難しいけど、色んなニュアンスをまぜて何となく素晴らしい感じになって信仰を集める(っていうか観光客としてパワースポットとか何とか言っちゃってやって来たりする)というのは日本らしくていいね。
排他的で閉鎖的な信仰は大嫌いだけど、八百万の神々共々何となくでいろいろ崇めて拝して感謝できる国民性は大好きだ。
僕も神社だ寺院だとこだわるのはやめよう。
適当で何となくでいいのだ。(いいのか?)

タグ:観:宮 観:飾 楽:話 楽:買 景:山