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道の駅 おがち

ファイル 2807-1.jpg湯沢市小野橋本の13号沿いにある道の駅。

この道の駅はけっこう前から何度か寄っていて夜寝たこともあるけど、昼間はめちゃくちゃ混んでる印象でトイレだけの休憩とかばかりで点景には一度もしたことが無かった。

とはいえ、初めて寄った時(2000/6/4)はずんだ団子(実は初めて食べた「ずんだ」は宮城ではなくて此処)食べたり、ドジョウの味噌焼き串とかも食べておいしくて好印象だった。
けど、逆にそれで好印象だったせいで、次に来た時にはもうそれが売ってなかったりしてガッカリしてもう諦めてしまってて、ちゃんと寄道(ちゃんとって何だw)しなくなってしまった。。

思い返せば、点景を始める10年も前の事でドライブ中に殆ど寄道をしなかった頃に、道の駅で食べた地方の料理に目覚めたような場所なので、残念である。。

ファイル 2807-2.jpgとか思いつつ、今日も早朝のトイレ休憩。
店も開いてないし写真撮ることもないだろうとカメラもたずに車を降りたけど、建物前に大きなカミキリムシが居たのでやっぱり戻ってカメラもってきた。
悪そうでカッコいいのに好かれなくて不憫だよねカミキリムシ。これがカブトムシだったら誰かが掴まえるだろうけど見向きもされない。。てわけで写真だけ。

まぁカミキリムシだけじゃ点景にはしないよな、、
と、トイレ行って出発しようと思ったけど、情報コーナーの休憩室が開いてたからちょっと覗いてみた。

ら、
近隣のスポットが模型になって飾られ紹介されてたのでジオラマ好きの目を引いた!知らんかった。

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ここ湯沢市(旧雄勝町)小野は小野小町の出生地であり終焉の地(という説)だそうで、模型ではそれにまつわるスポットが色々と紹介されていた。
小町が使った泉とか、晩年籠った洞とか、父が建てた神社とかはなるほどと思うけど、恋人候補で晩年も追ってこの地まで来た深草少将が恋文の返事を待った場所「御返事」というのがただの道の模型だったりしてユニークに思えた。

菅江道真のガイドマップもあったけど、この道の駅のすぐ隣に小野小町と深草少将の墳墓といわれる「二つ森」というのがあるそうなのでちょっと行ってみようかなという気になった。

正直、小野小町と聞いても平安時代あたりの歴史には疎く、古今和歌集とか言われてもチンプンカンプン。世界三大美人の一人と言われても眉唾で興味薄い。
でも、そういえば「あきたこまち」の小町は間違いなく小野小町だし新幹線の名前にもなってたよね。秋田を象徴するキャラクターだから秋田に来たなら寄るべきなのかも、、とも思えた。

道の駅の横の道を渡ると「小町の郷公園」というのがあって、そこの(まだ開店してない)売店の建物のウラに「二つ森」というのがあった。
模型ではおっぱいのように並んでたけど実際は少し長かった。ディフォルメだったか。
二つの小山の間に道があったので上ってみた。

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そして峠のところから左右の山の頂点までの道もあったけど、こっちは雑草がのびていて雨に濡れていたので進む気にはならず、遠目にその頂点の祠のようなものを眺めただけで峠を通過して下った。

下りた先には案内板があった。こっち側は広場になっており、正面の先に平安ぽい小屋とかがあった。公園的にはこっちがメインかな。(お祭りとかイベントの会場になるそうだ)
で、案内板を読むとここらは川が氾濫しやすく岩の小山が幾つも島になってたそうで、その唯一残った名残がこの「二つ森」だそうだ。なんだ塚じゃなくて天然の丘だったのか。。
大きい方が男森で深草少将の墓、小さい方が女森で小野小町の墓と伝えられているそうで、地域の人がそう呼び伝わったという事ね。でも大きさ違うかな?どっちがどっちか分からなかった。

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あとはトンボにたかられながら山にそって戻った。

その山の南端にはまたジオパークの案内板もあり、読むと「二つ森」は古い火山の噴火の名残で柱状節理の島だとあった。
え、そうなの?とその南端のかけあがりを見ると、確かにかっこよく節理の岩が並んでて、なんか立派な城の石垣のように見えた。へー。

それはそうと「奪衣婆像」といういかめつい顔で胸をはだけた婆の像があった。。
江戸時代に疫病よけや咳止めにと信仰された像(を再現したもの)だそうで、治ると衣をかぶせたそうだ。。
んー疫病流行りの今時期にタイムリーな像ではあるけど婆の胸は遠慮したい。っていうか、脱がせるなら三大美女の胸にしてくれよ。

ちょっと最後に美女のファンタジーから冷まされちゃったけど、軽くながら朝から散歩できて良かった。雨も止んでてよかった。

タグ:動:虫 観:模 観:園 観:史 観:地 観:像 景:森 道の駅

目覚めの水

ファイル 2806-1.jpg湯沢市秋ノ宮の108号の交差点にある小公園。

「八ツ口内小公園」とあったり、「五叉路公園」という標柱もあり、「龍神社」という祠もあって何て呼んでいいのか迷うけど、僕は「目覚めの水」というのを見て立ち寄ったのでそれを表題にしました。

で、公園内にはそれぞれの案内板がありなんとも纏まりのない変な空間。
まず「目覚めの水」は応仁の昔から道中行き交う人々に長く愛され、その交通安全の神として「龍神社」が祀られてるとのことだ。

そしてジオパークの案内もあって、マグマの岩石の割れ目のを伝って湧き出たミネラルを含んだ水だそうで、この付近の岩石は湯沢のジオパークでも最も古い年代のものだそうだ。
「五叉路」の解説も「小公園」の解説もそれぞれあったけど、まぁそれはいいや。それより水汲もう。

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水の汲み口は祠の前に二ヶ所あり、柄杓も置かれてて汲みやすかった。水は冷たくまず手を洗って気持ちよく、口にするとサラリとおいしい水だった。

そして脇にはアジサイがきれいに咲いていた。
東北はまだアジサイの季節なのね。気温的にもひと月半くらい遡ったような気分になった。

さて、車を停めた道の向かいには何やら橋梁がドカッと置かれてた。
これは「川井橋」という昭和9年に架設された鉄筋コンクリートの橋で、フィーレンディールという珍しい構造のものだそうだ。

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平成4年二月に解体されて地域のシンボルとしてここに保存されたとあった。(日誌を見てみたら初めて108号を通ったのは平成4年の十月だった、、通ってなかったか)
あまりキレイでもなかったので、現役の頃に渡ってみたかったーとも特に思わなかったけど、現役の頃の写真とかはみてみたいなと思った。
(帰って来てからネットで見てみたら物凄く雰囲気あるカッコイイ橋だった!)

タグ:楽:汲 観:水 観:宮 観:園 観:橋 植:花

道の駅 ならは

楢葉町山田岡大堤入の6号沿いにある道の駅。
ここは6号を東北への表街道としてよく使ってた昔(主にCR-Xに乗ってた十年以上前)はよく寄ってた道の駅で、だいたいいつもトイレだけ、たまーに風呂入ったりもして、金曜の夜のうちに出掛けた時とかはここで車停めて寝たこともあった。

まぁ別にお気に入りっていうわけではなかったんだけど、震災後に閉鎖されて臨時警察署として使われちゃってからは、寄れないのが少しだけ寂しく感じてた。

ファイル 2692-1.jpgあーあ、いつまで警察署なんだかなー っていうか温泉付きの警察署とかどうよ、、なんてイヤミに思いながらまた今回も通過かなーなんて思ってたけど、今日通ったらもう「臨時警察署」というのがなくなってた!おお再開か?と寄ってみた。

ら、
ちゃんとやってた。
そして何故か入口にあった洗面台みたいな水槽で泳ぐランチュウがかわいかった。
提供者は日本らんちゅう協会の東北の会長だそうで「震災を乗り越えた『奇跡のらんちゅう』の子供たち」だそうだ。

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(っていうかよく見たららんちゅう売ってた。。)

残念ながら食堂はラストオーダー7時半で終わっちゃってたけど(楢葉名物の「マミーすいとん」が食べたかった、、)温泉はまだ入れるようだったので入浴休憩。

いやーここの風呂久しぶりー。
っていうか、ここの風呂は露天もなくそんなに広くない印象で以前はあまり評価しておらず実は数回しか入った事なかったんだけど、あらためて入ってみたら、やや褐色っぽい黄色い湯と薄い鉄臭でしっかりした温泉。湯船は小さくなくゆったり入れて全然イイ!
次の東北ドライブも帰りはここで風呂入って帰りたいなと思った。
 
 
風呂出た後も「ありがとうございました」と気分よく言われて、「再開してて嬉しいです」とか返しちゃた。
そういえば催し物もあったようで外にはテントやステージが設営されていたので、営業再開の記念イベントかなんかあったのかな?とか思って聞いてみたら、実は営業の再開は今年の4月からだったそうで、この11月で半年になるのでその催し物だったそうだ。そっかー今年は一度もこっちの方に来てなかったっけ、、

入口にはランチュウ以外に大きなカボチャもあって、ハロウィンまでの重さ当てクイズのカボチャだそうた。正解は26.4㎏。すぐに答えがわかる期間後でよかった。

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タグ:楽:湯 動:魚 植:実 道の駅

道の駅 高田松原

ファイル 2691-1.jpg陸前高田市気仙町土手影の45号沿いにある道の駅。

震災以前からあった道の駅は何度か寄ったことあったけど、とくに食事したりしたことはなく、裏の松原を歩いたりした事はあったけど、たしか冷夏の夏で天気悪くて面白くなかったような気がする。
なので、震災の後で陸前高田の事が報道された時は真っ先に道の駅が浮かんだし、松原の松が一本だけ残ったという報道でも「あの松原が、、」と被害の大きさが感じられた。

そして震災後はずっと廃墟となってた道の駅だけど、その以前の建物は残したまま隣に巨大な道の駅が今年オープン。

ニュースで知ってたのでそういえばと思って来てみたら、空港かよ!ってくらいのでかい道の駅だった。
駐車場は考えずに適当に停めたら結構歩いた。。

建物は中央をあけて左右に二館あって北側は「東日本大震災津波伝承館」になっていた。無料なので入ってみた。
中にも人が多く、流された橋の鉄骨や消防車などの残骸展示に足を止めていた。混んでて詰まりがちだったので丁寧で見やすいパネルの資料も軽く見るだけで進み、溢れるくらいのビデオ映写室も入口から覗くだけですぐ出たけど、三室くらいあってタイミング良く終わったばかりの所では座って見れた。

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南側は物産店と食堂の道の駅らしい建物。こっちも更に混んでたのでサラッと見てすぐに出た。

そしてみんな海方向へと巡礼の如く歩いていた中央の道を、自分も交じって歩いた。
道の先には震災後に築かれた高い堤防があり、手前の池の橋を魚を覗きながら(多分ボラ。沢山いた)渡って、その堤防に上った。

堤の上からは穏やかな海が広く見わたせた。そして海と堤の間に植えられた小さな松が墓標のように見えた。松原になるまで何年かかるのだろう。

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そして少し堤を下った途中で南側に曲がって堤防沿いにななめに下って歩いた。
その先にあるのが津波で唯一流されずに残った「奇跡の一本松」
今までは周りが工事中だったから、わざわざ歩く気はしなかった。

キレイな遊歩道で大勢の人に混じって歩いてたし、薄ぼんやりながら陽も差してたのでのんびりと歩けた。

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そして「奇跡の一本松」
これってサイボーグなんだっけ。壊死したために保存用に改造されたんだよね。
近くで見たら、高いだけでとくに何の感慨もなかった。

上の方ではカラスがとまってたので、ズームで撮ってみたら、心なしか葉もわざとらしく人口の松の葉かな、、とか思えた。
のんびり見上げて首が疲れたので退散。池に沿って戻った。

その池の岸には赤い葉の草が生えていた。これはサンゴ草?かと思ったけどズームしたら全然違ってた。これは何て言う草だろう?綺麗だと思ったのは僕だけ?

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ゴミも落ちてたからみんな目をそらしてたのかな?っていうかここに落ちたままのサッカーボールとかって津波で流されてきたものとかかな?

それよかなーーんか変な音がしてるなぁ、、と周りを見たらドローンが飛んでた。なんか怪しいよなぁコレ、撃ち落としたいよな。

ところでやっぱり高い木の写真は少し離れた方がいいね。
まぁどんな形であれ象徴として残されたのは良かったと思う。
 
 
ちなみにサイボーグ化する前の一本松の点景

タグ:観:館 観:堰 観:池 楽:映 動:魚 植:樹 植:草 景:海 道の駅

上有住の一本松

ファイル 2690-1.jpg住田町上有住の340号沿いにある松の木。

遠野で一カ所くらい寄道しようと思ってたものの、結局ずっと走りっぱなしで、それはそれでいいんだけど午後の中弛みも勿体ないのでコンビにあったら少し休憩しようと思いつつコンビニなんかなかったので、ちょっと目についたカッコイイ松の木で止まってみた。

「一本松」と標柱立ってて、「P」と駐車場があるくらいだから名のある松だろうと思ってたんだけど、この「P」は道路向かいでテント販売してる小さな野菜販売所の駐車場だったようだ。
松の説明も案内も何もなく、ただ見上げて休憩するだけだった。。

木の下にあった石碑は、ひとつは「蚕供養」あとは読めなかった。
まぁなんでもいいや。ただの休憩だ。
深呼吸して伸びして周りの景色を眺めた。

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(帰ってからネットで調べても何もでてこなかった。
「一本松」って調べると陸前高田の奇跡の一本松ばかりだった。)

道の駅 紫波

ファイル 2689-1.jpg紫波町遠山松原の396号沿いにある道の駅。
初めての立ち寄り。

あー今回は盛岡を歩いたのにじゃじゃ麺が食べられなかったなーというのだけが後悔で、396号もここまでドライブする間に「じゃじゃ麺」と看板出た店ないかな~とよく見て進んでたけどやっぱり無く、しばらく進んだこの道の駅でひょっとしたら「じゃじゃ麺」あるかも、、と期待して寄ってみた。

道の駅は直売所と飲食店とが別々の棟で、全然別の雰囲気だけど同じくらいの大きさで、どっちがメインの道の駅とも判断付かず、とりあえず駐車場の木の紅葉がキレイだったのでそっちを一枚。

ファイル 2689-2.jpgで、まずは和風な感じの飲食店に入ってみた。入口の券売機でメニュー見てみたら、やっぱりじゃじゃ麺はなかった。。
けど、「紫波もち姫ひっつみ膳」とかあって、そういえば「ひっつみ」も岩手の郷土料理、他で食べた事あって大好きなのでそれにしてみた。

客席は普通の食堂で1人でも入りづらくなく、だのにセルフサービスの水はお茶や水に混じってミント水なんていうのもあって、おいしくて何倍も飲んじゃったw

さて「ひっつみ膳」すいとん好きの僕にはたまらないメニュー。 と思って食べてみたら、すいとんだと思ってた団子は餅だった!
あれ?雑煮なんだっけ?
そっか「もち姫」ていうくらいだから餅なのか、、これは意外だった。っていうか前食べたひっつみも餅だったんだっけ?とか思いながらも美味しくたべた。

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けど、、後から調べたらこの「もち姫」というのは小麦粉の品種で、餅のようにモチモチになる成分の小麦粉だそうで、すいとんであってたらしい。まじか!ここで食べた時は完全に餅だと思ってた!

食べ始めたら意外と腹減ってなく、そういえば蜂蜜トースト食べてからそんなに時間たってなかったのか、、とか思ったけど、おいしかったから残さず食べて満腹になった。(ご飯はいらねーひっつみ単品で充分だーとか思ったけど汁もうまいのでご飯もすすんじゃった。。w)

さて食後は一応直売所の方も見て歩いた。
ここのウリはブドウらしく、沢山のブドウと幾つもの葡萄ジュースとブドウソフトが売られていた。
このブドウソフトもウリのようで、寒くなってきた時期にも関わらず食べてる人が沢山いた。。 んーどうしようかなー さっきは和胡桃ソフト躊躇してヤメタばかりだしなぁーと少々考えてジュースにしとこう。。と小瓶のジュースを買った。(ソフトの為に葡萄を土産に買って行こうかという考えには至らなかった)

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おお、これは the 葡萄!
濃厚な味のブドウのジュース。ジュースっていうかエキス。
甘く飲みやすくておいしかった。(満腹でたぷんたぷんw)

結局今回は盛岡のじゃじゃ麺は食べられなかったけど、それだけではない岩手のいい所を味わえ楽しめたので良かった。

タグ:餐:汁 食:定 餐:飲 景:季 道の駅

大慈清水

ファイル 2688-1.jpg盛岡市鉈屋町を軽く散歩。
ここは昔は盛岡の南の玄関口として商人の集まった町屋が並ぶ街だったそうだ。
とはいえそんなに濃く観光地化された古い町並みとかではなく、わりと普通の町中に古くなったままの建物がぽつぽつ残ったという感じの通り。

近くの寺にある盛岡出身の原敬の墓があるそうで、そこへでも歩くがてらの散歩がおススメっぽいけど、大正時代に「平民宰相」と親しまれつつ民間人に暗殺された総理大臣。個人的にはいい印象は持っていない。

墓ではなく通りの中間の「大慈清水」という水場まで歩いて折り返そうかなと思った。

少し歩くと鍛冶屋があって、ガラス戸の中にクワが並んでいるのが見えた。「なるほど鉈屋町だー」なんて思ったけど、ナタとクワでは大違いなのでちょっとマヌケだった。

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あれ?まだかな?とか思ったあたりに丁度あった。「大慈清水」
街中にある生活用水水汲み場。平成の名水百選だそうだ。

っていうかこんなにしっかりした共同水汲み場だったんだーと感激した。
旅番組で出てくる感じ。いいねいいね。やっぱりキレイな水のスポットはなんか気分がイイね。。
先に汲んでた人に挨拶された。そういうふれあいの場でもあるわけだね。ちゃんと「ルール」が掲げられていて「挨拶しましょう」ともあった。

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石の水槽は段で別れて一番井戸は飲料水、二番井戸は米とぎ場、三番井戸は野菜食器洗い場、四番井戸は洗濯物すすぎ場になっていた。(その外は手洗いかなー夏なら足ポチャしていいのかな)
あー空のPET持ってくればよかったーとか思いながら、置いてあったカップをよく洗って一番井戸で飲んでみた。おいしい水だった。

水場の脇にはアサガオが咲いていた。あれ?11月でもアサガオって咲くんだっけ?夏じゃないけど爽やかな印象とマッチしていい感じだった。

ファイル 2688-4.jpg通りはこの先の方が古い家が沢山あるそうな気もしたけど、ここで折り返して来た道を戻った。

戻りは目印の火の見櫓が見えるとすぐに思えて楽だった。
軽い散歩だけど知らなかった盛岡の一部を発見できてよかった。
散歩して歩いた距離では盛岡市街は結構上位だよな。また来た時にも発見あるといいな。

タグ:観:水 観:街 餐:飲 植:花 楽:歩

もりおか町家物語館

ファイル 2687-1.jpg盛岡市鉈屋町にある町家街の街歩き案内所及び資料館。

表の火の見櫓付きの建物が気になって来てみたら街歩きの拠点ぽい案内所って感じで裏の駐車場も大きくないながら空いてたので、ちょっと停めて覗いてみた。

まず先に見たのが、その裏の駐車場の前にあった蔵の建物で、まず手前の「大正蔵」を覗いてみると、中はレトロ風な雰囲気の土産物販売店になっていた。
ゆっくり見て小物の土産を買ったけど、唯一の食べ物「和ぐるみソフトクリーム」は気になりつつやっぱ寒いからやめておいた。

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そして入口の一角や奥にはレトロな看板が並べられ、ホンダのバイクのベンリィや原動機付自転車のピープルが展示されていた。
使用感があってリアルに使われてたものをキレイに残したものって感じがよく、こういう乗物が元気な時代は決していい時代ではないだろうけど元気があって輝いてたように思えるのだろうね。
管理者はホンダ好きなのかなw

そして二階はおもちゃがガラスケースに並んでた。ホンダシビックのブリキのおもちゃが意外だった。シビックの時代はスーパーカーブームの頃だから子供向けでももう少しちゃんとしたモデルカーっぽくなってたと思うけど、、(っていうかやっぱりホンダ好きでしょw)

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建物はちゃんと補修されているけど、しっかり蔵の形のままで、奥の方に保存建築物「浜藤の酒蔵」とあった。けど、この大正蔵ではなく隣の蔵が江戸時代末期に造られた「浜藤の酒蔵」だそうだ。
そっちはホールになってたので中には入らなかった。

表に出て井戸のポンプを漕いで遊びつつ(一応水出た)、最初に気になった火の見櫓の建物にまわってみた。

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この建物は「もりおか町家物語館」とは別で「大慈寺地区コミュニティ消防センター」という建物。そりゃそうか火の見櫓だもんな。
中に入っていいような建物ではなさそうで、正面のガラス窓の中には祭りの山車の模型が飾られていた。けど、映り込みでまともな写真撮れなかった。。

その隣が観光案内所。一応入って覗いてみた。
鉈屋町の大きな案内図があり、(散歩はもう充分だったけど)ここもちょっと歩いてみようかなと思えた。

そしてこの建物を奥に進んだら驚いた。こりゃスゴイ。

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何と吹抜けの座敷で箪笥の階段が二階に延びたすごい味のある建物だった。(立体感ある座敷は最近読んでるマンガ「鬼滅の刃」の無限城を思わせた)思わず見入っちゃった。
ここは「母屋」という建物で、盛岡町家の「常居」という家長の仕事場だったんだそうだ。靴を脱いで上がってもいいらしかったけど雰囲気を壊したくなくて眺めるだけで満足だった。(十二鬼月が出てきそうで怖かったというわけではないw)

そしてその裏の開店前のカフェスペースを過ぎて奥に歩くと、小さな中庭まであって、こんなに縦に奥行きを感じる日本の屋敷は初めてで驚いた。

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さらに奥に進むと「文庫蔵」に繋がっていて、一階が盛岡の著名人の資料館、二階にあがると宮沢賢治の童謡の紙人形ジオラマから始まる絵本の子供部屋になっていた。メルヘン―。

という濃い空間で買い物もできたし楽しめた。
ここは元々は江戸時代からの酒蔵で明治以降平成までの酒造会社のあった場所だそうだ。
昔ながらの良さを空間美として整備して解放して見せてくれていることに感謝。

そしてせっかくだからとその後、鉈屋町を歩いてみた。

タグ:観:建 観:館 観:櫓 観:屋 観:具 観:装 楽:懐

藤原養蜂場

ファイル 2686-1.jpg盛岡市若園町にある蜂蜜専門店。
なんと明治34年(1901)創業という老舗の専門店。

たしかここはテレビで見て知ったのかな。。いやWebで見かけて知ったのかな。
蜂蜜の販売店だけど面白いものが食べられる興味深い店ということで、寄って見たいなと思いつつも、ネタ帳に記するわけではなく場所も把握してなかった。
けど、通りかかったらすぐピンときて思い出して咄嗟に寄れたのはうれしい。駐車場があるのもありがたい。

さて、興味があるのはその喫茶コーナーの方だけど、手前の販売店の外見もややレトロでカッコいいので、いったん通り過ぎて店を俯瞰で眺めた。

写真見て気づいたんだけど、隣の建物も「養蜂百年館はちみつ村」という別館みたいな店になってた。(こっちでも販売とテイスティングや資料展示などあって食事はちゃんとしたものが食べられるそうなので、空腹だった僕はそちらに入るべきだったのかもしれない、、)

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さてさて、元の気になった軽食スナックコーナーの方の戻って店に入った。
こちらのメインはジェラードやソフトっぽくフリーザケースにアイスが並んでたけど、さすがにアイス食べたい気温ではないし空腹なのでそれは無視。
幟や張り紙で気になった「栃みつ焼」というのを買った。
おなじく幟にかかれてた「南部金だこ たこ焼き」というのも気になってはいたけど、たこ焼きはやめて「盛岡うす焼き」というのをたのんでみた。
あーそれとやっぱり朝食的な意味でも気になった「ハニートースト」とか素直にたのんで席で待った。

で、まずは「栃みつ焼」
「あん胡桃」と「ハムマヨ」のふたつ。(他にはチョコとクリームと有り少々迷った)

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つまり蜂蜜テイスト生地の大判焼き。それに店内で食べるなら蜂蜜かけ放題。
まず普通に食べて、割ってから蜂蜜たらして味わった。
「ハムマヨ」は蜂蜜かけたらおいしくなりそうだと想像ついたけど、クルミあんこは甘甘でくどくなるだけじゃないかな、、と思いつつ食べてみたら、あんこに蜜って別の甘さで面白くおいしかった。

ファイル 2686-4.jpgそして「盛岡うす焼き」
これは普通に素直な粉ものおやつ。
埼玉でいうフライ、山形でいうどんどん焼き、西日本でいうはしまきってトコかな。
「昔なつかしい」と書かれていたから忘れられそうな駄菓子メニュー的なものなのかもしれない。
これも蜂蜜かけるのかなぁ、、、とも思ったけどこれは普通に食べた。シンプルな薄味ながらエビや天かすの味が生きて思った通りのおいしさだった。
ナイス。ぺろりと食べた。

ファイル 2686-5.jpgそして「ハニートースト」。
蜂蜜を味わう食べ物と言えばトーストかパンケーキが王道だよね。で、朝食的な方ならトーストだな。
こちらも蜂蜜かけ放題。
だけど、「栃みつ焼」で出された蜂蜜は栃の蜜、で、こちらで出されたのはアカシアの蜜とちゃんと分けて選ばれていた。さすが専門店。(ちょっと比べてみたい気もしたけど)

こんがりバターで焼けたトーストに蜂蜜かけていただきまーす。
んーこれは止まらない。もう一気に流れ作業のように食べちゃった。

食べ終えて、土産にハチミツでも買ってってやろうとか思って店も見てたけど、あ、そういえば妹はハチミツ嫌いじゃなかったっけか、、と思いだして買うのはヤメといた。(あとで確認したらやっぱり苦手だと言っててホッとした)

たっぷりハチミツ三昧でとろけるような甘い朝を堪能できるとは思ってもみなかった。盛岡市街をフラフラ廻っててよかった。
次はジェラードを食べに来れたらいいな。

タグ:餐:菓 餐:焼 餐:麭

彦御蔵

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引き続き散歩。
まだ真っ直ぐ駐車場へは戻らずに、商店街から石垣を見ながら城の西側を南下。
盛岡城は城内よりこの外見の立派な石垣がいい城だよね。何度かこの道を車で通ってて、これは歩くにはじっくり時間かかりそうな城だぞと勝手に思い込んじゃってたけど、そういう印象を与えた時点で城の勝ちだよね。

城跡公園の東口はそういえば一番入口らしい入口。ここから入れば最短で本丸に登れる口。(だけど往時はこの道の対面あたりから広い水堀がありここは城の裏だったようだ)
そんな入口を通過して南側から公園に入った。

ファイル 2685-2.jpgその先にあったのが「彦御蔵」という土蔵。
この盛岡城で唯一の現存物で江戸時代後期の物だそうだ。

元々はここの前の道あたりにあった物を移築したものだけど、往時のこの場所には米内蔵というのがあった場所らしいのでおかしな配置でもなくいい移築。

一応唯一の現存物は見ておきたくてぐるっと廻って歩いたわけだけど、妙につるっとした蔵で、窓というか搬出口がかわいらしい建物だった。

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あとはゆっくり公園内の林を歩いて駐車場に向かうだけ。
やっぱり石垣は立派で見上げながら歩いた。
中間にある排水溝みたいなのも往時からあった物なのかな?

そしてこの裏の方にも大きな岩が頭を出してたりした。

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帯曲輪をまわって東側に出ると、公園の林には宮沢賢治の「岩手公園」という誌の碑があったり、教育記念像という裸婦の石造があったりした。
この石造は昭和初期に水泳授業で溺れた生徒を救って殉職した先生を讃えるために造られたとあるけど、、裸じゃなくてもよくね?(いや、なかなかいいけど、、)

そして最初の広場に戻った。
ちょっと推しの配信が始まったので、紅葉を眺めつつベンチに座ってスマホ視聴休憩。

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たっぷりといろいろ見て楽しい散歩だった。

タグ:観:建 観:城 観:園 観:石 観:像 景:季