横手市増田町増田新町にある漫画の美術館。
この地の出身の漫画家で去年亡くなられた故矢口高雄氏を中心に建てられた美術館で、僕は少年時に「釣りキチ三平」が好きで読みまくってたので是非来てみたい場所だった。
けど、毎度ここらを通る時は夜だったり早朝だったりと時間が合わず、今ごろになってやっとこれた。
ってか、来てみたら立派過ぎる建物で驚いた。え?これってマンガの施設だよな?美術館じゃないよな?(いえいえ美術館です)
ちゃんと入口に大きく「髙橋よしひろ50周年記念展」とあってホッとした。そしてボードには入館料大人800円とかあって、あれ?やっぱり有料か?とか思ったけど、それは特別企画展だけで他は全部無料とのこと。
中に入って検温して記名して、企画展の800円は払おうか少し迷ってたら「髙橋よしひろ記念展は9日からです」と言われた。来週かぁ~、じゃ仕方ないね。(とかいいつつ、髙橋よしひろの作品はジャンプで読んでたけどそんなに好きでもなかった)
で、館内は展示室は全面写真禁止。まぁさもありなん。「このロビーはどこを写しても大丈夫です」と言われ、辛うじて点景にできたかな。
さて、展示は、矢口高雄がメインかと思いきや全然そんなでもなく、最初の映像とマンガの解説コーナーくらいなもので、メインは色々な漫画家先生たちの原画展だった!。そして展示の仕方も洒落てて、白い木を取り巻くように螺旋のスロープを上って周りながらの閲覧で1つ1つ見入れたし、他にお客さんはおらず自分のペースで気兼ねなく見られて最高だった。(けど、閉館まであまり時間は無かったから少し飛ばした)
それがそれが、懐かしの作品から、かなりの懐かしん作品や、レジェンド的な作品まで並んでて驚き。手塚赤塚石森に藤子、松本零士も見入っちゃう。江口寿史のホワイトの多さにも驚いた。
そしてカラー原画は塗料もキレイで正に芸術作品。見入っちゃう。これはサラッと見る程度じゃもったいないしすまないね。もっと時間に余裕もって来るべきだった。っていうか、絶対また来よう。マンガ読める図書室コーナーもあるし。
展示室を出てもテラスへのドアがコマのように吹き出しが貼ってあったり、トイレも凝ってて面白かった。個室でしゃがんでまた面白く、それぞれ覗いちゃった。(女子トイレも覗きたかったけどそれはやめといたw)
名セリフの吹き出しの並んだ壁をまわって一階に下ると、売店コーナーの前のソファーは「ウオオオー」だった。
なんとか数分だけ売店覗けたけどTシャツとかサイズなく時間切れ、閉館6時ギリギリで館を出た。面白かった。
外に出ると真っ暗で駐車場には自分の車だけ。
ちょっと地図とか宿検索とかしてなかなか出発しなかったけど、何も言われることなく入口も閉鎖されなかったのでいい気になってゆっくりしちゃった。
出発したのは6時半前。真っ暗すぎて出口さがしちゃったw