新庄市十日町にある文化施設。
ダンプの後ろから逃れるつもりで気まぐれに来てみたスポット。
なんかよく分からなかったけど、古い建物が気になたので取り敢えず寄ってみた。
なにやら昭和9年(1934)に作られた旧農林省の「蚕糸試験場新庄支場」の建物を利用したすっぽっとだそうで、国の登録有形文化財だそうだ。
っていうか、つまり昭和初期の養蚕研究施設といういわけだけど、その頃の建物って軍国の暗い時代な割にカラフルで味のある建物だったりするよね。
さて、よくわかんないけど取り敢えず中に入ってみた。記名だけ求められて見学は自由で写真も自由だそうだ。
靴を脱いで上がって廊下の雰囲気を楽しみつつ、中央に堂々と置かれた文化財プレートを見た。
見る所としては資料展示室があって、養蚕研究の道のりと資料が展示されていた。詳しくはないのでぱーっと流して見てたけど、スタンプラリーのクイズの雑学が面白かった。
後は建物を繋ぐ通路というか廊下を見て歩いてレトロを感じた。
奥の棟は内装をリフォームして交流スペースということになってた。ちらっと見ながら裏から外に出た。
さらに奥に幾つかの棟が並んでて建物を見ながら歩いてみたら、手前の元第四蚕室というのがカフェになってて、一番奥の元第五蚕室というのは「産直まゆの郷」という売店になっていた。
こっちにもこっち用の駐車場があって、直売店はお客さんが来てて賑やかだった。覗いてみたけど、チョイ食いによさそうな惣菜は無かった。(生きたモクズガニが沢山売ってて気になった)
あとは建物を眺めながら外をまわって車に戻ろうと歩いてたら、並木の前に標柱があって「新庄市指定文化財 原蚕の杜のクワの大木(十一本)」とあった。
え、これ桑なの?桑ってこんな木になるもんなの?知らなくて驚いた。小学生のころ教材で蚕を飼わされてて、あげてた(友達の家の)庭の桑の葉は低くて細い木だったのでそういうもんだとばかり思ってた。。蚕糸試験場の開設当初の昭和初期に植えられた桑の木だそうだ。へーへーへー。
じっくり観てまわって車に戻った。
ほんの気分転換くらいの軽い散歩だったけど、桑の並木が妙に面白くて満足。珍しいよね。