蘭越町港町の229号沿いにある道の駅。
前にも寄ってて二度目(三度目?)の立ち寄り。前回はもっと早朝だったので初の点景。
白く雰囲気ある建物だけど売店と喫茶コーナーだけの小さな道の駅。売店も直売店とかではないので惣菜の販売とかもなく何か食べるものあればなぁ、、と思ってたら土日祝限定のスナックメニューがあった!
やった!と思ったけど、まだ揚げ物は油の温度上がってなくて用意できないと謝られてしまった。。とほほ
また今回もトイレだけの点景無し休憩かぁ、、
とか思ってたけど、そのトイレの貼紙のストロベリーフローズンヨーグルトバーというアイスが気になった。農場の無農薬イチゴとチーズ工房の濃厚ヨーグルトのコラボだそうだ。
どこにあるんだと店内を見たら隅にさりげなくアイスボックスが置かれててそこに入ってた。アイスバーにしては高価だったけど買ってみた。
そして外のベンチで食べてみた。
アイスは硬かったのでのんびり日向ぼっこ気分で食べた。なるほどイチゴもヨーグルトも濃厚でおいしかった。
青空眩しく日差し暑くなってきてたけど、ムシムシせずアイスも慌てて食べるほど溶けずにゆーっくり楽しめた。
で、ゴミ箱ないかな?と店内に戻ってみたら、幾つか揚げ始めてて販売できるものもあるそうだった! ので、一番気になった「蘭棒」というライスコロッケをたのんでみた。ら、「それは温度が違うのでまだできないんですよー」だそうで、、
他に面白そうなものは、、と見て「パンかま」というのを買ってみた。
これも外のベンチで食べてみた。
蒲鉾をパンでくるんで揚げたもの。なんでわざわざ蒲鉾をパンでくるんで更に揚げるのかな、、とか思ったけど、これが意外とおいしくて驚いた。蒲鉾の味わいと油とパンの相性がすごく良く食感も面白かった。ペロリと食べちゃった。
さて軽いチョイ食いだけどまぁ満足で、こんなもんかなと車に戻った。
けど、何気に道の駅の案内板を見たら、奥の方に「蘭越町貝の館」というのがあるのを見かけて「え?なにそれ」と興味持って戻ってみた。
ら、貝っぽい形の博物館があった。え、全然知らなかった。。
そういえば「貝の館」って看板があったっけ、、で、道の駅の売店で土産と共に貝殻が売られてて「これで貝の館っていってるのか、、」とか思ったけど、そうじゃなくてちゃんとしたのが別にあったのか。。(ていうか道の駅の方でももっとわかりやすくアピールするべきだと思う)
「蘭越町貝の館」は有料だったけどまぁせっかくだからと入館(JAF割り50円引きで300円)
入口のおさわりコーナーでヒトデを触りつつ、中に入ると、やや暗めな館内に大きな模型のイカみたいな古代の貝がドーンとあって、その周りに宝石屋のようなケースで沢山の貝殻が展示されていた。
貝の事なんかチンプンカンプンでどう見たらいいか戸惑ってたら、館のお兄さんが「よろしければ軽くご案内しましょうか」と声をかけてくれた。
ここは竹下内閣のふるさと創生事業の交付金で造られたんだたそうだ。なんでもその使い道を住民で話し合って実は投票で水族館に決まったんだけど、、、何故か貝の博物館になってしまったそうだ。一億円で水族館は厳しいかな。(造ったとこもあったらしい。調べたトコは閉館してたけど、、)
さて、宝石ケースの展示の貝殻は珍しいもの綺麗なもの風変わりなものなどさまざまなものがあり、シロート目にもキレイで面白くなかなか楽しめた。(長太郎貝もあった)そうだよね貝殻って気に入れば大事に持っていたいようなちょっとした宝だよね。
これは沢山の貝好きの人達が寄贈してくれたものだそうだ。こうして宝石のように並べられたら嬉しいだろうね。
ゆっくりと全部見てまわって、「3Dシアター」がコロナでやってなかったのは残念だけど、「貝殻をさわってみよう」のコーナーはそのままあった。
大きな貝を持ってみたり、軽くコンコンと弾いて音たててみたりしてたけど「貝の口に耳をあてて音を聞いてみよう!」とも書かれていた。(それこそシアターよりダメな気がするけど、、)ので、大小色々な貝の音を聞いてみた。面白かった!っていうか一つの貝でも角度変えれば音が変わったりして楽器になりそうだと思えた。(貝の楽器は吹くのしかないよね)
他にも企画展「深海展」で海底資源のレアアース(と探査潜水艇の模型)などがあった。
奥からは連絡通路でつながった別館があるようで意外と奥深い館だった。学習展示などを見ながら進んだ。
その別館(新館?)は小さめのフロア。
海流と漂流するゴミと海洋プラスチックごみの問題の展示がメインで、プラの(きれいなw)ゴミの実際に流れ着いた大型のゴミなどが展示されていた。
一番奥は「南極展」の展示。南極の砂とか石とかオキアミの標本とかが展示。
それよりも何よりも、なぜかその中に円筒形の水槽があって、何が入ってるのかな?と覗くとクリオネだった!(南極は関係ないよな?)
小さなクリオネが数匹ゆらゆらチョコチョコと泳いでいて可愛らしかった。
このクリオネは館の人(さっきのお兄さん?)がオホーツク海で採取してきたものだそうだ。へー。
じっくり眺めつつ、写真も何枚も撮ったんだけど、水槽の苔にピントが合いがちだったし、クリオネはクリオネで意外と落ち着きはなくてずっと泳いで動いていて写しずらかった。(帰って見てみるとやっぱりブレたのばかりでがっかりした。。)
クリオネじたいは他の水族館でも見た事あったけど、まさか北海道をドライブ中に見ることがあるとは思ってなかったのでとても嬉しく、そして綺麗な貝殻を見た後だったのでまるで動く宝石のように見えて可愛らしく感激。
他に人もいないあので飽きるまでじっくり眺めた。
折り返して出る前に館の人にクリオネについて話を聞いてみた。
なんでもクリオネの餌(近い種類の浮遊性巻貝)はオホーツクの海じゃないといなくて、心苦しいけど餌を与えられていないんだそうだ。それでも元々食事じたい滅多にというか殆どしない生き物なので、もうその状態で何年も生きてるとか、、
じっくりたっぷり楽しめる所だった。中途半端な水族館より全然イイ。気がつかずに出発しないてよかったー。