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横綱ラーメン

ファイル 3284-1.jpg宇城市不知火町長崎の266号沿いにあるラーメン店。

まっ暗くなった海沿いの道で灯りが目についたので咄嗟に減速して寄ってみた。

ホントは熊本に来たんだったら人気の熊本ラーメンの店を探して向かいたいトコだけど、今日は出来ればもうごちゃごちゃ寄ったりせずに一気に行けるところまで進みたいと思ってたので、見かけた店で選ばずに食事しようと思ってた。
それにもう8時前なので、見かけたトコは入っちゃわないと食いっぱぐれそうだった。(そしてこの先はマイナーな―コースを進むつもりだった)

店内はわりと広めで、ささっとカウンター席について普通にラーメンをたのんだ。
醤油ラーメンだったりして、、とかも思いながら待つと、ちゃんと豚骨白湯の出てきて安心した。(昔、熊本で入ったら醤油ラーメンだったことがあった)

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意外とあっさりさらさらの優しい豚骨で麺は細麺、熊本というと濃厚中太のイメージだったのでそれとはちょっと違ったけど、おいしいラーメン。
普段から食べるならこのくらいがいいんだろうね。普通に地域の市民が食べる熊本のラーメンって思えた。

個人的には、生まれて初めて食べた豚骨ラーメンが濃厚な透明度ゼロの熊本ラーメンだったので、熊本というとういついいつもそれを期待してしまうんだけど、熊本市街でもなかなかそのイメージ通りのものを味わえるものでもなく当たり外れあるくらいで、熊本から少し離れたここら辺はどんな感じかなと興味あった。

罪悪感なく汁も飲み干してぺロリと完食。ごちそうさまでした。

タグ:餐:ら

おっぱい岩

ファイル 3283-1.jpg苓北町坂瀬川の海岸にある岩。

これはかなり前に何かで知って長いことネタ帳に載せていた項目。前に通った時には国道の方に案内もないので気付かずに通過してたんだと思う。
今回は富岡城跡のビジターセンターに丁寧な案内が出てて、それ見て思い出したし、目印と駐車場(酒屋の先の西川内漁港の駐車場)の位置も具体的に把握できてたのですんなりくることができた。

そして港の駐車場の先にはちゃんと「おっぱい岩」の案内が立っていた。
案内を読むと、この岩は下山の噴火で飛んできたと思われる岩で周りの岩より重く堅い為に崩れずに残っているそうだ。
満潮の時は潮が満ちていかれないらしい。。タイミングよくて良かった。

港ではイソヒヨドリが近くに飛んできた。そんな珍しい鳥でもないはずだけどなんか見かけたの久しぶり。青くて海っぽい。

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そして最初の鳥居をくぐってそこから石ゴツゴツの浜(というか磯)を岩に歩いた。
先の方にあるもう一つの赤い鳥居が目印になってて分かりやすかったけど、意外と離れてた。

砂の部分は黒い砂利で埋もれやすく歩きづらく、岩の部分は険しい造形で歩きづらく、足が疲れてるときには骨だった。
やっと到着すると鳥居の正面から覗いた先にその岩が見えた。

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おーおっぱい。
写真では見て知ってたけど(案内のトコにミニチュアもあったし)実物をみてもたしかにおっぱい。
遠くからみてもだけど、直径1.5mの間近で見るのにちょうどいいサイズ。
なんか皺皺のわりに柔らかそうな湿気ふくんでそうな見た目だけど、触れてみるとガンと堅い岩で意外な感じ。
あ、触れると乳の出が良くなるとか胸が大きくなるとかだったっけ、、いけねいけね。

っていうか、決して巨乳の形では無いよね。Cくらい?丁度いい形。(僕はこのくらいが好きだ。(もっと小さくてもイイくらいだ)
乳首の先に海藻がついてたのが何とも淫猥でそそられたw

更に少し先には直径80㎝の小さめのおっぱい岩もあるそうだけど、もう足疲れててこれ以上歩きたくないのでこれで満足と引き返した。

戻りは磯を覗きながらゆっくり歩いた。ここもまた沢山のヤドカリがチョコチョコ動き回っていた。

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そして水中で海藻を捕食中のカニもいたし、小魚も沢山流れてた。ハゼっぽいのも見れた。
少し歩いては足を止めて少し歩いては覗き込んでして、おっぱいよりも時間かかってたかもw

それと潮が引いた岩に着いた海藻が干からびてテカテカになって金属のようなメタリック感あるつやに見えて妙にかっこよかった。ペロッときれいに剥がれそうなイメージだったけど、意外と堅くてバリバリで端しか取れなかったった。

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しょうじき岩をちょこっと眺めて終わりかと思ってたけど、離れてたおかげで意外とゆっくり楽しめた。
 
 
ところで、
ここまで来といてフト頭に浮かんだことがあった。
あれ?たしか苓北町って、、去年やってた釣りのアニメ「放課後ていぼう日誌」の舞台じゃなかったっけ、、
とか思って出発する前にスマホで調べてみた。
ら、
全然違っててそれは苓北町ではなく北町だった。
九州本土の方かー。

タグ:景:岩 景:海 景:磯 観:地 動:虫 動:魚

富岡城公園

ファイル 3282-1.jpg苓北町富岡にある城跡。

富岡半島の先の岬の山の上にあるカッコイイ城跡で、天守はない城だけど櫓が復元されている。

二ノ丸駐車場は城の裏側で、石垣の城郭を見ながら真っ直ぐ坂を上ると、連なった左手の石垣塀の先に出丸が見えた。これが三ノ丸かと思ったけどそうではなくて出丸なんだそうだ。

右の石段を上ると二の丸の広場に出た。

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その広場の中央には四体の胴像が立っていた。
二人は鈴木重成の兄弟。天草の復興に尽くした代官だそうだ。もう二人は頼山陽(儒学者)と勝海舟。え、勝海舟とか所縁あったんだ。(長崎海軍伝習所の船で二回立ち寄っただけだけど宿舎の寺の柱に落書きしてたそうだ)

そしてここからは広く目の前の富岡湾の海と向かいの苓北の町が見えた。
富岡湾手前にはユの字型の「富岡の砂嘴」があって面白い地形。穏やかな湾を更に穏やかにしていた。

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そ二の丸の先には台所櫓にしても大きすぎる建物で「苓北町歴史資料館」というのがあった(復元した二の丸長屋だそうだ)。入ろうかと思ったけど、先に上に行こうと取り敢えず通過した。

その先が城本来の正面の登り口らしい。広めの石段が折れて下に続いてた。
本丸にはまた少し石段を上る。やっぱ少しは登るんだねぇ、、と仕方なく登った。すぐ上にあった櫓には「初代天草代官 鈴木重成 資料展示」とあって開放されていた。ここはすぐ済みそうだから休憩がてら入った。
鈴木重成は天草復興の為に減税を嘆願して自刀した英雄。あちこちに鈴木神社が立てられているそうだ。

更に少し上って高麗門をくぐると天守代わりの本丸多聞櫓を復元した「富岡ビジターセンター」に出た。呼吸を整えてから中に入った。

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中は富岡の地形や自然、民族文化、天草の紹介などがメインで城の話は少しだった。そっかビジターセンターだもんな、、っていうか、ビジターの為の案内所が山の上ってどうなの?
管理の人は感じよく軽い質問に答えてくれて、この建物は富岡城の絵図などを参考に外観は忠実に再現した復元建築物、中の造りは想像考察での設計だけどその時期の城建築技術に基づいて造られたとのことで、多門櫓としても見れた。天井などしっかりしてた。
惜しむらくは、案内のビデオはボタン押しても始まらなかった。。聞いてみたら「閉館まぢかなので電源落としました」だそうだ。。まだ5時まで20分以上あるのに帰り支度って。。感じはいいけどその分ラフだった。

ビジターセンターを出て折り返し。来た道を戻った。
高麗門をくぐるとその先の「鈴木重成 資料展示」の櫓はもう閉まっていた。海を背景にした白い櫓がいい感じなので閉じてて写真撮れて丁度よかった。

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けど、二ノ丸に下ってみたら「歴史資料館」も閉まってた。あ、いけね。一番興味あるところを逃した。まぁこの時間に来たのが悪いので仕方ない。
後は本丸の姿を振り返りながら来た道を駐車場に戻った。

ちなみに、富岡城は関ケ原の後の慶長10年(1605)唐津藩の支城として築城、寛永14年(1637)からの島原・天草の乱での攻防を耐えつつ、後に天領となって代官が管理。寛文10年(1670)に城の維持費の負担軽減で廃城。本丸二ノ丸を廃して三ノ丸だけ残して代官所としたそうだ。

あれ?三ノ丸ってどこだ?と思ったけど、三ノ丸は見かけずに駐車場に戻った。
三ノ丸は下の駐車場から登ってきたら寄れたのかな?山の中腹より下のあたりらしい。(案内図にもなかった)まぁ歩かないつもりで意外と歩いてくたびれてたからそれはいいや。満足。

タグ:観:城 観:園 観:館 観:櫓 観:門 観:像 楽:眺 景:海

道の駅 﨑津

ファイル 3281-1.jpg天草市河浦町崎津の389号沿いにある道の駅。

世界遺産の「天草の﨑津集落」の入り口にあった新しい道の駅。前来た時はなかったと思う。その﨑津教でも行ってみようかなと思ったトコにあったので寄ってみた。

ら、何とも道の駅らしくないビジターセンター(天草市﨑津集落ガイダンスセンター)。700M先にある﨑津集落の案内メインの施設で、これは道の駅としてアリなのか?と疑問に思いつつ、レンタルサイクルが200円と手ごろだったので、たまには自転車でまわってみるのも悪くないなとか思って借りてみた。

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借りてみてから思い出したけど、そういえば高知ではホテルの自転車借りて移動したとき、思った以上にくたびれてダメだコリャと凹んだ覚えがあった。
最近はまるっきり自転車なんか漕いでなくて、自分の頭の中にある自転車のイメージは高校の通学や部活遠征で漕ぎまくってた大昔のまんまで止まっているのに対して、体力も体型もスタミナも劣化した今ではギャップどころか別世界。しまった、、高知での失敗を忘れてまたイメージで借りてしまった。。と後悔したけど、この自転車は漕ぎやすくて普通に乗れた!おお、いいじゃん。
そういえば高知のホテルの自転車は空気が足りなくてタイヤべこべこだったんだっけ。ちゃんとした自転車なら(若い頃の速度は出ないにしても)普通に乗れるという事が分かって嬉しくなった。

ってわけでウキウキで海など見ながら﨑津集落へスイスイ進んだ。
集落はもっと古い建物が並んだ町並み保存地区かと思いきやそんなでもなく、割りと普通の感じだった。

その中心の﨑津教会にはすぐに着いた。自転車を止めて教会を歩くと、さすがの世界遺産の観光地、団体さんとガイドさんもいたので案内解説を聞くとなく聞けてしまった。
教会内は写真禁止。教会に入るのなんてドイツに行って以来だったので、やっぱそれと比べちゃうので感想は割愛。

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建物の周りもまわってみて、赤い刷毛みたいな花(紅合歓)がキレイだった。

この教会は明治の宗教解禁後1934年に神父と住民の寄付で建立。コンクリート造りの設計だったけど資金不足により途中から木造に変えて完成した混成の特殊な教会堂となっているそうだ。
そしてこの場所は元々「吉田庄屋役宅跡」という集落の中心地で、「踏み絵」をさせられていた場所に祭壇を置いたんだそうだ。

教会を出て自転車置き場の先の店などを見てみた。「杉ようかん」というのが名物らしいけど、羊羹かぁ。。他には「いちじく揚げパン」というのが気になった。この河浦町はいちじく発祥の地なんだそうだ。天正遣欧少年使節を引率したメスキータ神父がリスボンから持って来たそうだ。(あ、昨日の伊東マンショとつながったw)買おうかと思ったけど時間かかるそうなのでヤメた。

向かいの公園ぽいトコへ歩いてみた。
ここは「紋付屋旅館跡」だそうで、司馬遼太郎などの文人が滞在した宿。昭和中期のドラマのロケ地にもなってたそうだ。もう建物も何もなく入江の海までの広場になっていた。

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海に面したテラスの門柱だけが当時の名残かな。その脇から「変な動物」が顔を出してて周りの人が気味悪がってた。「ネコじゃないしなんでしょう」と訝しんでたので「ハクビシンじゃないですか」と余計な口を挟んだら「ああ」と納得して笑顔で返された。
ちゃんとしたネコも何匹もいたけど、こっちは毛並みキレイでちゃんと飼われてるようだった。

さて、自転車に乗ってその先に進んでみた。
集落の端には物産店と駐車場があって、意外と満車ではなかったので車でこっちまで来ちゃっても良かったのかーとも思ったけど、まぁたまには自転車も楽しいもんである。

集落を出るとその先の岬に「海上マリア像」が見えた。

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裏側からも見えるかな?と先まで進んでみたけど、そっちからは完全に隠れて見えなかった。
これ以上進んでも何もなさそうなので引き返した。
途中に「遠見番所跡」というのがあった。横に南国っぽい石垣の細道があってその先に何かあるのか興味そそられたけど通過した。(調べたら何もなかった)

集落に戻って、教会を眺めつつ通過。このまま道の駅に戻ろうかと思ったけど、途中に「旧網元岩下家よらんかな」という家屋があったので寄ってみた。
ここは「明治時代に四軒あった猟師網元で唯一現存している家屋」だそうで、解放されてて中に入った。ら、なんか新築だった。。(復元して2019年にオープンしたそうだ)

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誰もおらず二階にも上がれてのんびり寝転がれた。外の眺めも良く、海も教会も見えた。
いいなぁ新築。と少し休憩させてもらった。

さてさて、一階にある資料展示を見つつ、ひとまわりして裏に出てみた。
海に面した裏庭には「カケ」という海に張り出した作業台があり、これが文化的景観なんだそうだ。
横の家とかを見ると正に使用勝手が窺えた。なるほどそういう風に船を係留するわけね。

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そして水面を覗くと、割と大きめの魚が泳ぎ戯れているのが見えた。たぶんボラだろうけど、ボラっぽくないやつも見えたし、水クラゲも沢山浮いてた。

そしてあとはまっすぐ道の駅に戻った。

道の駅では小さな売店コーナーで気になった「うに豆」を購入。天草銘菓とあった。
これは慌てずにゆっくり食べようと出発してしばらく開封しなかったけど、後で食べてみたら辛かった。。唐辛子はいってた。
ちゃんと裏に「ピリッと辛口の豆菓子です」って書いてあった。。ウニの風味はよかったのでチビチビ食べた。

タグ:観:建 観:園 観:街 観:像 観:屋 観:発 景:海 楽:乗 動:魚 餐:豆 餐x辛x 道の駅

熊本城

ファイル 2547-1.jpg熊本市中央区にある城。

昨日早朝に来ちゃって、駐車場もまだ開いてなくて、あー時間会わなかったなー残念。とか思いながら城の周りをまわって通過しちゃったトコだけど、まさか翌日にまた来るとは思わなかったw

この城も時間に余裕があるときにゆっくりまわりたい城だったんだけど、よく考えたら天守も御殿も震災被害の修復中で入れないはずだから、こんな夕方に立ち寄るくらいでも丁度いいかもと思えた。
けど、来てみたら駐車場は6時半までだとか。日が長いからね。まだ4時半だからたっぷり二時間もあって余裕じゃん。

で、駐車場もまだまだ全然車いたし、歩いてる人も沢山いた。
逆に観光地に寄っちゃった感じで腰引けつつ、ゆっくり話しながら歩く人々を抜かしながらいそいそと歩いた。

二の丸駐車場からの正面は西大手門櫓への道だけど、ここから先はもう工事で立入禁止。広い空堀に沿って本丸周りを時計回りに進んだ。
説明のパネルが各所にあって親切だった。

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その堀の先の西出丸の石垣も崩れてて、その角の戌亥櫓(2003年復元)も落ちそうなところを角の列だけで支えて残ってて凄かった。

そして本丸北の櫨方曲輪にある加藤神社に行った。
ここが修復中の天守閣がよく見えるスポットだそうだ。
っていうか、個人的には復元の天守より現存物の宇土櫓が見たかった。

ら、その宇土櫓は神社の入り口でキレイに全体が見れた。そしてその足元の石垣が見事!カッコよすぎ。
櫓は立派な三重六階の五階櫓(一階は地下)。これだけでもよそなら立派な天守だよね。っていうかよその現存天守よりも立派かも。。
地震がなければ中に入れたのに残念。でもしっかり残ってくれて良かった。
現存する五階櫓はこれだけだけど往時の熊本城には全部で六基の五階櫓があったそうだ。すげー。

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そして修復中の天守閣(1960年復元)。もう天守はキレイに仕上がって見えて、大作業中なのは小天守の方。
こんな昭和製の天守がボロボロだったのに宇土櫓はすごいなぁと見比べて思った。

加藤神社は加藤清正を祀る神社。細川の時代の方が長くてもやっぱり熊本城は加藤清正の城って認識だよね。

さて、見たいもの見たからこれでもういいかな、、
と思ったけど、まだ5時前、まだまだしばらく明るいだろうし「復興見学ルート」の丁寧な地図にもそそられたので少し歩くことにした。

で、観光客の合間を抜けて棒庵坂を下ると、何度も車でまわってる道に出た。ああ、沢山の人がぞろぞろと歩いてたのは「復興見学ルート」に沿っての散策だったのね。

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で、各所の案内文を読みながら歩いてみてみると、震災からしっかり残った石垣もありつつ、崩れたままの石垣もありつつ、鉄筋(構台)で支えられて修復中の石垣やその上の残った平櫓(現存物)などもじっくり見えた。

やっぱり崩れてなくなった櫓は残念だね。北十八間櫓と続く東十八間櫓は現存物だったらしい。。
熊本大神宮からその東十八間櫓の石垣ものぞきつつ、隣の稲荷神社はカップルだらけだったのでスルーして、その隣の須戸口門は工事の人がいて閉鎖を知らせてた。んーやっぱ本丸御殿はひと目も見れないのね。。
その須戸口門の前にある平御櫓(1961年復元)はきれいに残ってた。

そして水堀のように見える坪井川に沿って市役所前の大通りを進む。この市役所の14階展望ロビーも「復興見学ルート」の一部になってて城内が見下ろせるらしいんだけど、信号を渡るのが面倒だったのでスルー。(後から思えばいけばよかった。。)

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市役所から少し折れた先の川沿いが長塀という低めの石垣に塀が続いてた箇所。地震で崩れて今は復旧の足場が続いていた。この長塀も現存物だったそうだ。
っていうか、熊本城は高い石垣と櫓で囲まれた城という印象だけど、ここだけは川があるとはいえ低めの塀というのが意外に思えた。

そしてその長塀の端に馬具櫓(2014年復元)が見えた。けどここの石垣も崩れてて痛々しかった。
この馬具櫓は西南戦争前に解体されて熊本鎮台の砲台が置かれていたんだそうだ。

そして橋を渡ると櫨方門口も行幸坂への道も閉鎖されていた。
で、行幸坂の横に逸れる「復興見学ルート」の桜の馬場というところに「城彩苑」という観光施設があった。
ここはここでゆっくりまわったので別項目で。

ファイル 2547-6.jpgその桜の馬場を裏から出ると、そのまま階段通路で二の丸駐車場への坂道(法華坂)に出れた。
その通路の途中から飯田丸五階櫓(2005年復元)が見えるはずなんだけど無かった。。(修復するために解体中だそうだ)

その代わりに未申櫓(2003年復元)は正面にきれいに見えた。
最初に見た戌亥櫓と同型の三階櫓。とりあえず幾つもの櫓を見てまわれて楽しめた。
いやいや現存と復元まぜこぜだけどここまで多くの櫓で囲まれた城はここだけじゃないかな。それだけに地震の被害は残念だし、こうして周りを歩くだけでも地震の前に来ておきたかったと悔やむ。

駐車場に戻ったのが6時。あと30分で閉鎖だっていうのにまだまだ停まった車は沢山いた。
食事とか含めても1時間半。だったら今回みたいな長い連休じゃなくても寄れたんだ無いかなぁ、、とも思うけど、地震の前だったらもっともっと見るところがあってコレじゃ済まなかった筈だよね。。
でもこれで外周は楽しめたので出来れば次は修復できた後で中だけ見に来れたらなぁと思った。

タグ:観:城 観:櫓 観:重 観:石 観:閣 観:宮 楽:歩

桜の馬場 城彩苑

ファイル 2546-1.jpg熊本城二の丸の一角の「桜の馬場」に造られた観光施設。
城下町風な商店街に飲食店が並び賑わっていた。
そして熊本名物の土産や料理とチョイ食いに映えそうなスイーツが集まってて、これは何ともキャッチーというか、さすが熊本一の観光地。よくわかってらしゃる。

っていうかこの桜の馬場は曲輪になるのかな?本丸の城郭の高い石垣の外ではあるけど、坪井川の内側だから城内だよね。説明がなかった。(昔はこっちの前までもずっと長塀が続いたそうで立派に城内だったようだ)

さて、中を歩くと夕方なのに結構な人。
そうだよねSAとか道の駅とか商店街とかのおいしいトコが集まった上に映画のセットのような城下町風な雰囲気。そりゃ混むよね。
っていうか夕方の5時でこんな感じって事は昼時なんかどんなだったんだろう。。くわばらくわばら

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中には行列になってる店もあり、何かと見てみたら「鬼盛りいちごソフト」という所謂バエるやつだった。

バエはいいから何かチョイ食いしようと、取り敢えず一通り見てまわった。
で、戻ってきて「山見茶屋」という店の前で焼いていた赤牛串焼きを食べた。やった!赤牛食べられた。

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それと「福田農場」という店でカボスとユズのジュース。すっきりしたー。

まぁこんなもんかなー、、やっぱ暑いからどれか(並ばない)ソフトも食べよっかなーとか思ったけど、「肥後めしや 夢あかり」という店で見かけた太平燕(タイピーエン)が気になった。

ファイル 2546-4.jpg太平燕は実は熊本市民には熊本ラーメン以上にメジャーで一般的な料理だとかいう情報で、一度は食べてみたいと思ってた麺。(でも熊本に来たら毎回ラーメン食べてたw)今の時間のここでなら気軽に食べれそうだと思い入ってみた。

店の中は飾りが多くなんか濃厚な雰囲気で、とくに中央の柱にあったオブジェが印象的。
店の外観の写真撮り忘れてたけど、このオブジェで充分だよね。
半端な時間だけに店内は空いていて悠々と座れて、そしてメニューもまよわずに太平燕をたのんだ。

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あ、太平燕って麺じゃなくて春雨スープだったんだ。
これはいい味でさっぱり。そして野菜も海老もてんこ盛りでおいしかった。
(船でちょこっと食べてたばかりだから)実はそんなに腹減ってなくて、ちゃんとした食事は食べすぎかなぁ、、とか思ってたけどペロリと汁まで完食。おいしかった。

けど、やっぱ僕は熊本ラーメンの方が好きだな。これで次に熊本に来た時は心置きなくラーメンを食べられる。

満足して店を出つつ、あともうひとつ、熊本のいきなり団子も食べてみたかった。個売りで色んな種類のいきなり団子を並べた店とかあったのよ。(あと辛子蓮根とかも、、)
でも、さすがにもうおなかいっぱいなのでヤメといた。
(っていうか買って持ち帰って後で食べればいいのにね、、)

売店飲食店の他に「熊本城ミュージアム わくわく座」という体験型資料館も有料乍ら面白そうだったけど、これは5時まででもう終了してた。

けっきょくフラフラ2,3周していろいろ気になりつつも満足して奥の階段から出た。

タグ:食:串 餐:肉 餐:飲 餐:汁 観:街 観:飾 楽:歩

おべんとうのヒライ 田浦店

ファイル 2533-1.jpg芦北町田浦字四反田の3号沿いにある弁当惣菜チェーン店。

ヒライはこの地域でしか見かけないチェーン店だけど、この先では至る所で見かけて熊本県内にはくまなく(くまだけにw)あった熊本の顔のような店。
こうした弁当総菜イートインの店は地域地域でいろいろあって(点景にしてるのは、、静岡の「天神屋」新潟の「たわら屋」千葉の「としまや」兵庫の「たいこ弁当」など)夜遅く朝早くやってるからドライブ的には有難くたまに寄ってるけど、ここまで店舗数が多く見かけたのは他にないと思う。

さてこの田浦店は24時間営業。コンビニがあったら寄ろうと思ってたトコで見かけてで咄嗟に寄ってみた。

イートインも広く食事メニュ-もある店なので早速朝食をとメニューや総菜コーナーを見てまわった。
惜しむらくは熊本ならではという御当地っぽい品目が見当たらなかったことかな。
それと惹かれたメニューの「鉄板豚生姜焼き定食」は10時からと出てて残念だった。。

ファイル 2533-2.jpgん?
まてよ、「豚生姜焼き弁当」は何時でも作れるのか?と思い店の人に聞いてみたら出来るとのこと。じゃあそれをイートインで食べれば同じ事じゃね?ってことで「豚生姜焼き弁当」にしてみた。

それと店内みてて気になったのがポテトチップス「ちくわサラダ味」。これはヒライの人気メニューのコラボ商品だそうだ。「熊本の味」とか書かれてて思わず買っちゃった。

そして「豚生姜焼き弁当」をイートインで食べた。

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辛くなきゃいいなぁ、、とは思いつつ食べてみたら、味は濃いけど辛くは無かった。OKOK
そして意外と肉も野菜もケチった感じはなくていい量で、とくに野菜が濃いタレと合っておいしかった。
そっか弁当だと味噌汁がつかないのか。不満はそれくらいで、しっかり朝食とれてよかった。

ファイル 2533-4.jpgちなみにポテチは明るくなってから車で食べた。
これまた味濃く、ちくわサラダなのかよくわからなかった。
先に実物のちくわサラダを買って食べるべきだったな、、と思った。

タグ:食:弁 餐:肉 餐:菓

道の駅 あそ望の郷くぎの

ファイル 1481-1.jpg阿蘇村(旧久木野村)久石の県道沿いにある道の駅。
今年春のGWに来たばかりの二度目の来訪。
その時はまだ店が開く前の朝だったので駐車場もガラーンとしていたんだけど、午後になるとやっぱりもう混雑してた。
けど、よく来てるくにさんは要領分かってて混雑した駐車場をつるーっと抜けて、その先の第二駐車場に行ったら空いてて悠々と停められた。ナイス。
そういえばまだGWの時は道の駅になったばかりだったようで、「道の駅」と案内が出てなかったけど、さすがにもう手前から「道の駅」と案内出てた。

さて今回は食事。
ここはちょっと高い肉料理専門店とリーズナブルなセルフ食堂とあって、もちろんリーズナブルな方の「食事処あじわい館」に入った。
友達には泊めてもらったり先導してもらったりと世話になるから、「高い方の店でイイ肉おごるよ」と言いかけたけど、、タイミングのがしちゃった。

そしてここで食べたのが「あか牛焼き肉丼」
春に来たときは「赤牛丼」て名前だったのが少し変わって値段も少々アップしてた。。(それでも850円とリーズナブル)

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なんか今回のドライブは昨日からちょっとイマイチな丼物が続いてて(唯一よかったのが近所のタヌキ丼w)不安だなぁ、、とか思ってたけどアニハカランヤ、これは美味しかった!
おお、さすが赤牛。
全然安っぽくないちゃんとした丼。一気に思いきり食べられた。


そして食堂の窓からも大きく見えていたけど、食後は少し裏に出て広く阿蘇山を眺望。

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噴煙はもやーっとしちゃっててハッキリ分からなかったけど、北の大観峰とかで見るよりも目前に近く見えていい眺め。
春来たときは何も見えなかったからねえ。(→)

タグ:食:丼 餐:肉 楽:眺 景:山 道の駅

ラピュタの道

ファイル 1480-1.jpg阿蘇市狩尾から山肌を縫って下る道。
「ラピュタの道」は通称で「阿蘇市道狩尾幹線」が本名。
切り立って突き出した急峻な山肌が天空の城のようだということでついた名称で、「人がゴミのように落ちる道」ではないので念のため。

休憩などせずに通過する気満々だったけど残念ながら通行禁止なので、仕方なく車を停めて展望する事にした。(車両から歩行者まで通行禁止になってたけど、自転車やバイクや進入してる人もいた)

観光地でもなんでもないので案内はないけど、大勢の人が歩いている赤土の未舗装路の先の丘(鼻)の上が展望良さそうなのは一目瞭然で分かりやすい。

てわけで、ヒザが痛いけど周りを見ながらゆっくり登った。(それでもサンダルだったっけ、、)
未舗装路は晴れてたから良かったものの、雨だったらぬかるんで大変そうな細い道。
でもさっき行った「大観峰」みたいなちゃんとした観光地とは違って、普通の阿蘇の草原の丘を歩いてる感じが気分よく、阿蘇を満喫できた。

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ここも手前の丘の方が標高高そうだったけど、まずは一番先の丘に進んでみた。
5分チョイくらいでその先の丘に到達。ゆっくり展望。
なるほど、これはいい眺めだわ。「大観峰」の広い眺めとは違って、いくつもの突き出た鼻が切り立ってて標高差が目前の身近に感じられた。

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んーでもこう晴れてるとどこがラピュタなのかって思うけど、きっと雲海とか出てたら天空の城な感じになるんだろうね。
「ラピュタ」が好きで来た人はあれ?ってなるかもだけど、ドライブ好きからすると、こんなトコのあーんな道とか眺めててワクワクする。あー通り抜けたかったなー。

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ゆっくり展望して戻った。
戻る時に少し迷ったけど、やっぱり手前の丘にものぼってみた。
展望はあまり変らなかったけど、やや東よりで道路はよく見えず、どちらかと言えば阿蘇の町がよく見える感じ。
こっちの方が風があって休憩には心地よかった。

そして尾根沿いに上の道を進んで戻った。
こっちの道は人があまり通ってないようで少し草を掻いて歩く。ヒザと足首が痛いのにサンダルで歩く人がわざわざ進む道ではないような気もしたけど、ゆっくり進んでちょくちょく休んで振り返った俯瞰の眺めもいい感じ。

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正直、「ラピュタの道」が通行できるなら寄って歩く事は無かっただろうけど、ここはこれでよかったのかもしれない。
通行できてたら対向車や自転車で地獄の道かもね。

タグ:楽:眺 楽<残 景:山 景:崖 観:道

大観峰

ファイル 1479-1.jpg阿蘇のカルデラの縁に連なる外輪山のひとつの峰で見晴らしの良い最高峰の山。
そんなスポットだけにモロ観光地で人が多かった。

駐車場からは少しだけ草原の坂道を歩く。
普段ならなんて事は無い距離だけど、今日はヒザが痛いので無理せずにゆっくり登った。道はずっと舗装路で歩きやすかった。

で、5分くらいかけて登ったその大観峰の頂上には大きな石碑が立ち、三角点もちゃんとあった。標高は935.91mで正式には「遠見ヶ鼻」というらしい。

ファイル 1479-2.jpgその頂上からの展望も悪くなく写真も撮ったけど、少し下った突き出た先に展望台があってみんな其処まで歩いてたので、(っていうか此処からの写真だと歩く人が入り込みすぎるので)少し休んでからゆっくり下ってみた。

その先端で舗装路は終わり。
覗くともう一段下の先にも細道があって眺め良さそうだけどキリがないよね。
ここでゆっくり休憩。風も気持ちよかった。

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眺めは正面に阿蘇の山々。少しモヤっとした感じだけど最近ニュースになってた噴煙も見えた。
そして右手には長く続くカルデラの外輪山。平らで大きな崖のような段の不思議な風景。

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パノラマからは外れてたけど左手の外輪山の外には遠く久住山が雲をかぶって見えていた。

周りは誰も気にも留めてないけどトンボやチョウが沢山飛んでてのどかそのもの。
人だけが騒いで写真とって慌しい波のように行き来してた。

阿蘇の眺めを満喫して(友達と連絡を取り合ったりしつつ)ゆっくり戻った。

頂上の近くでは模型飛行機を風に乗せて飛ばしてる人達がいたので、其処でも少し足を止めて眺めつつ休憩。

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痛いヒザには登り坂より下り坂の方がキツく、戻りの方がゆっくり休憩挟んで時間かけて歩いた。

なんか向かいから登ってくる人達見てると、若いのに「もう無理ー」とかヒーヒー言って、デブでヒザ痛い自分よりもきつそうに登ってる人とか多くて、喜んでいいのやら悲しんでいいのやら複雑だった。

そして駐車場前の売店ではまた、展望台や遊歩道以上に人がウロウロと混雑してた。
猿回しとかも出てたけど、景色より猿や土産売場でゆっくりのは勿体ないよね。

とかいいつつ自分も売店で面白そうなチョイ食い購入。
「馬メンチカツ」熊本はやっぱ馬だよね。

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ソースも置いてあったけど、かけなくても充分おいしかった。
持って外に出て猿回し、、じゃなかった、景色を見ながらゆっくり食べた。

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