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道の駅 とぎ海街道

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志賀町(旧富来町)富来領家町の249号沿いにある道の駅。
ここは寄ったことあったようなないような、、
裏の海岸に「世界一長いベンチ」がある所で、長いベンチだけネタとして見に寄ったけど、そんなに面白味を感じずに記事にもしてなかったような。。

今日はまぁちょっと寄り道モードで道の駅の方には何かないのか(食べるものとか)と思って寄ってみた。

道の駅の入り口には「縁結び石」というのがあった。そういう題のモニュメントって事だろうけど、縁結びネタが続いてるのでいい事ありそうな気がしないでもない。

ファイル 2312-2.jpg店の脇には「岸壁の母」の資料コーナーがあり、奥には「キリコ」という大きな祭礼具が飾ってあった。夜の神輿行列に灯りを照らす御神燈だそうだ。

食べ物はー 食堂の500円のサザエ壺焼きがチョイ食いによさそうだけど、昼時だけに混んでたのでヤメ。ソフトクリームならすぐできそうだし「とぎ男爵」というジャガイモのソフトなので面白そう。
あ、でもソフトは歩いた後の方がいいな。。と思って先に外に出た。まぁせっかく寄ったのだから「世界一長いベンチ」を一応見ておこう海岸への階段を上った。

ああ、たしかに来たことあるな。前来た時は天気悪かったんじゃないか?天気よく先まで見渡せる今日は、ずっと伸びたベンチも悪く無い眺めだった。

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増穂浦の海岸に沿って造った長い堤防の上で、どこからでもゆっくり座って眺められるベンチってことだね。
海岸の長さとそれに沿った堤防の長さを感じるのに「世界一長いベンチ」は効果的に思え、いいスポットだと感じた。
天気がイイと感想も変わるもんであるw

道の駅から上がった階段の先では、ベンチが途切れることないように橋をかぶせてた。

それはいいけど、ここに「岸壁の母」の歌碑はどうかなと思った。岸壁じゃないし。(歌のモデルの母がこの富来町の出身って事だけど、歌の舞台は舞鶴の岸壁)

さて眺めただけで満足、浜には下りずに道の駅に戻って「とぎ男爵ソフトクリーム」を購入。

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「お好みで塩をかけてみてください」といわれたけど、塩はテーブルではなくて受け取る横にあった。食べる前からお好みでと言われても加減が分からいよなぁ、、とかブツブツいいながら適当に振ってテーブル席で食べた。

うんうまい。ぽそぽそしたポテトサラダっぽい感じのソフトで確かに塩に合ってたし、差したチップスターですくって共に食べて更にうまい。チップスターがもう2,3枚差さってたらなぁとか思った。

タグ:観:具 観:一 観:飾 観:石 景:海 餐:冷 道の駅

機具岩

ファイル 2311-1.jpg志賀町富来七海の249号旧道沿いの海岸にある岩。
こっちはちゃんと手前から案内が出てる観光スポットの岩。

249号からも生神隧道とはたご隧道の間で横目にちらっと見えたので、トンネル先で折れて少し戻って来てみた。

さっきの「夫婦岩」が貫録もってどっしりしたような岩で、やっぱりこれも夫婦岩と呼ばれる岩のひとつだそうだ。

その穴の開いた女岩が機織りに似てることから「機具岩」となったそうだけど、渟名木入比咩命という女神が賊徒に襲われた時に海に落とした機具が岩になったという伝説があるそうで(賊徒に襲われて神具を海に落とす女神ってどうよ、、)その渟名木入比咩命を祭神として祠が立っていた。

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そして二つの岩はしめ縄で結ばれ、伊勢の二見に寄せて「能登二見 機具岩」と書かれていた。

後ろに「二見茶屋」という廃屋のようなのがあって、そこのガラス窓に海を背にした海獣のような自分がクッキリ写っていた。眩しすぎる夏だわ。

ちょこっと移動して角度を変えてみてみた。

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男岩が女岩と同じくらいに見える位置。女岩の祠も正面に見えた。

手前の電柱のゆるキャラシールも気になった。志賀町公式ゆるキャラ「西能登あかり」だそうだ。
ゆるキャラは平成が終わったら途端に時代を感じさせるアイテムになりそうな予感がする。「平成ってこういうのあったよねー」って言いそう。

タグ:景:岩 景:海 観:宮 観:伝

夫婦岩

ファイル 2310-1.jpg志賀町富来牛下の249号沿いの海岸の岩。

ちょうど展望スポットみたいなこの駐車帯を見かけたので、少し退屈に感じてた車の列から抜けるように停まって小休止。

車から降りて縁の塁を上ると木々の合間に海が見え、岩が見え、案内板があった。

案内によると能登金剛と呼ばれれる付近の海岸には三ヶ所の「夫婦岩」があり、他の二つは観光地スポットになっているので、ここは「地元の人しか知らないパワースポット」だそうだ。まぁこうして展望台にして紹介しちゃったらもう地元の人だけのスポットじゃないけどね。

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で、ここの夫婦岩は穴の開いた女岩、横に棒が立った男岩の二つの間に子供岩というのがあるそうなんだけど、それは手前の雑草で隠れて見えなかった。

たぶん他の二つの観光地スポット「夫婦岩」に比べたら小さくてパッとしないのかもしれないけど、ちょっと休憩がてら高い所から海を眺めるスポットとしては丁度いいくらいのイイ岩である。

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左手の南の巌門に続く岸壁の海岸線から広く青い海がよく見えた。
きっとここもあんなふうに崖の上なんだろうね。(子供岩なんか覗いてたら落ちて死ぬね、、)

空には鳶が飛び海にはボートが見えた。いい息抜きになった。

タグ:景:岩 景:海 観:船 動:鳥

気多大社

ファイル 2309-1.jpg羽咋市寺家町にある能登の国の一宮の神社。
249号を通るたびに気になってた所。
とくになにか具体的に興味あったってわけじゃないけど一度来ようと思ってた。

広い駐車場に停めて半乾きのサンダルで歩いた。海からすぐだから仕方ないよね。

大きくカッコイイ木造の二の鳥居をくぐると、砂利の敷かれた立派な神社だった。
狛犬の先の国重文の「神門」は檜皮葺屋根の葺き替え工事とやらで足場とネットに囲われて隠れていた。ちょっと残念。

門をくぐると茅の輪の先に巫女さんが立っていて「説明させていただきます」というので、茅の輪のくぐり方とか参拝の作法とか注意事項かと思ったけど、そうではなく、参拝順路の説明だけだった。わざわざどうも。(でも一緒に聞いてた女の人は順路守ってなかったw)

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ってわけで門の先は真っ直ぐ正面の拝殿を拝むのではなく順路に沿ってまず左の「ポケモンGO禁止」の貼り紙のある「幸せむすびどころ(気麗むすび処?)」という社殿に入って御縁を祈り、出てから拝殿で参拝だそうで、そうまわった。
「幸せむすびどころ」は中に神輿が置かれて明るかった。

そして拝殿。裏に本殿。共に国重文。
御祭神は大己貴命(大国主命)縁結びの神として祀られ地域随一の縁結び神社だそうだ。そのためか女性の参拝客が多い気がした。

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絵馬もハートのものが多く並んでたけど、書かれてた内容は意外とちゃんとした事柄だった。

さてさて、境内を右に出て森に進む。
この奥の神社裏が国天然記念物の「入らずの森」だそうだ。もちろんそっちは立ち入り禁止の神域なので、手前の末社あたりを歩くだけだけど、暑い夏の昼間でも爽やかないい森で、木漏れ日も苔も緑も綺麗だった。

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森には「むすび神苑」という丸い石が置かれ、その石の上に小石が積まれていた。小石乗せスポットらしい。
すでに許容以上乗ってるようなので乗せようは思わなかった。
その先の末社の太玉神社だけお参りして森を出た。

ファイル 2309-5.jpg他には何かあったかな?と案内板を見てみたら、13カ所もの神木の位置が書かれてて興味ひかれたけど、この暑い日中に「入らずの森」の裏まで歩いて行ってられないので諦めた。

縁結びの神社とは知らなかったし、あらためて「気」とか特別な感じとかは感じなかったけど、雰囲気のいい神社で気分よくお参りできた。

タグ:観:宮 観:重 観:石 観:然 景:森

千里浜 出浜海岸

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宝達志水町出浜の千里浜にある海岸。
「なぎさドライブウェイ」は、日本で唯一の公的に砂浜を走れる区間で、ドライブウェイというほど「道」にはなっていない長い砂浜。
ここを走ってたら、昔のこの車の砂漠を走るCMが浮かんだ。(実は当時TV見てなかったので知らなかった。。この車買ってからネットで見てダサくて爆笑した)それっぽい写真が撮れるかな?とか思って、脇に寄せて停めて降りてみた。
けどやっぱ海岸は海岸だね。まぁこれはこれでいいか。

で、
折角停まったのだから、すこし休憩。のんびり広い海を見て潮風浴びて、、やっぱり足ポチャ。
砂は舞わないし、そのせいか水もキレイでやっぱりいい海だよね。

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前に来て足ポチャした時も感じたけど、ここって砂浜のわりに魚も多くて、とくに今日はドライブ用のサングラスを掛けたまま降りてたのでよく見えた!
そっか、偏光グラスだから水面の反射光もカットするんだ!そういえば昔釣りを趣味にしてた子供の頃に欲しかったんだよねー。(なので、写真には魚は思ったほどハッキリとは写ってなかった、、)

波を追いかけて波打ち際まで泳いできて、伸びた先ギリギリまで泳いで引く波に残されないように一生懸命戻ったりして遊んでいるのとかも見れて面白かった。

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ファイル 2308-4.jpgそして、魚だけじゃなくて、鳥も割と近くに降り立ってのんびりしてた。(茶色いからウミネコの子供かな)
自然が近い海。楽しいなぁ。

今年は猛暑きびしいから、こんな海岸は混んじゃって大変だろうと思ってたけどそこまででもなく、パッと見ガッツリ泳いでる人は思ったほど多くなかった。
僕と同じようにちょこっと休憩して海を眺めて軽く足を浸けるくらいの人が多かった。
(逆に意外と釣りをしてる人は結構いた。っていうか泳いでる人の近くで釣りをしてる人も見かけて驚いた)

まぁ周りはどうでもよく、取り敢えず夏の盛りにこんなに気軽に海を楽しめるのは嬉しい。やっぱり通って良かった。

 
 
前回の点景 

タグ:景:海 景:浜 楽:浸 観:道 動:鳥 動:魚

道の駅 赤神

ファイル 1754-1.jpg輪島市門前町赤神の249号沿いにある道の駅。

ここは能登に来た3年前の前回、5年前の前々回共に寄ってて三回目の寄り道。
 なんだけど、とくに何があるわけでもなく点景にしてなかった。ので、今回もトイレだけの休憩のつもりで寄ってみた。

ら、
3時半の半端な時間ながら食堂がやってた。

ファイル 1754-2.jpg朝獲れ地魚の「刺身定食」が千円とあったので、いいじゃん!とここで食事にした。
あれ?前回はなんでここで食べなかったんだっけ?

店内には北前船の模型が棚の上にあって、そんな上じゃよく見えないじゃん、、とか思ってたけど、食堂のテーブルについて待つ間に見上げるとカッコいい角度で見れた。なーるほど、いい演出だわ。

そして「刺身定食」登場。
刺身はアジとイカとサザエ。うんうん、アジは特に見てきたばかりだからうれしい。

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したら、アジは兎も角それよりイカの甘み、サザエのコリコリ感が美味しく期待以上のおいしさ。半端な観光漁港の高い定食に手を出さなくてよかった。(そういうトコ行くこたないけど)
そしてポテトサラダにも貝が入ってて、こっちは柔らかいからツブ貝かなと思い、後で聞いてみたらこっちもサザエだそうで驚いた。調理で変わるんだね。
小さなイカ天も汁のワカメも、そしてモズクも美味しく満足の昼飯。

会計時に聞いたらここは漁協直営の店で今年で来たばかりなんだそうだ。これは意外な穴場。やっぱり前回の印象なんかに捉われずに直感で寄り道したほうがいいね。

ファイル 1754-4.jpg店を出ると外の角に灯台のランプが飾られていた。
あー、あーあーこれ前は店内の今の食堂のところにデン!と置かれてたやつだ。思い出した。そうだよ前は食堂のない地味な道の駅だったんだ。
で、どこの灯台のランプだっけ、と解説を見てみると「猿山岬灯台」とあった。大正9年(1920)の初点灯から能登半島地震(2007)の被災で故障するまで使われてたものだそうだ。
今日はもう通り過ぎてきた北側の国道が海から離れてた区間にあり、林道の先から30分歩くらしい。もちろんパス。(前回ももちろんパスだったので点景にしてないんだろう)
雪割草群生地があってその季節に来るとにぎわっているらしい。3月の後半かぁ、、難しい季節だね。

タグ:食:定 餐:魚 餐:貝 観:模 観:装 道の駅

垂水の滝

ファイル 1753-1.jpg珠洲市真浦町の249号沿いにある滝。
249号を進んでてずいぶん手前からその案内標示を見かけてたけど、どうせ山側の道に折れて奥まで進んでさらに歩いて、、とかそんな感じじゃないかな?なんて思ってたけどアニハカランヤ。なんと国道沿いに「寄り道パーキング垂水の滝」という駐車場があるお手軽なスポットだった。あれー?249号は何度も通ってるけど、全然知らなかったなー、、と驚きつつ思わず寄道。

駐車場からも見える海沿いの崖を落ちる涼しげな滝だった。

その滝の横に見えるトンネルは、案内板を見ると能登半島地震(2007年)で被災した「八世乃洞門」。翌々年(09年)「新八世乃洞門」が開通して国道から降格して廃道となったそうだ。
ってことはそれ以前には車ですぐ脇を通ってたんだ。。(あれ?日誌や写真を見返すとその間の08年に逆方向からだけど通行してるな、、崩落で不通だったってわけではないんだ、、)

そしてその旧国道の洞門の脇から「浪の花道湯歩道」という「落石危険通行止」の道を進むと滝の真下に歩けた。

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15mの断崖で海に直接落ちる「垂水の滝」は、そんなに水量多くはないけど、大きく二段に細かく何段にも岩肌にあたって飛沫を撒いて、崖の日陰で涼しく真夏の避暑休憩に最適な気持ちいい滝だった。

他に人も来てなくて独占だったので、しばーらくのんびり涼んだ。

ファイル 1753-3.jpgそしてちょっと遊歩道の先に進んでみると、もう一目瞭然の「落石危険通行止」。見事に落ちた岩が遊歩道を破壊してた。
崩れやすい所のようで大地震以前から新しいトンネルは計画されてたそうだ。

この「浪の花道湯歩道」の先には修行僧の洞窟「福が穴」や手掘りの「接吻トンネル」というエロスポットなどがあるらしいけど、まぁそれは曽々木側から行けるようなのでいずれ気が向いたらってことで。今回は滝だけ眺めて折り返し。

滝に歩いてくる次の観光客の一行が見えたので、一段下の海沿いをすれ違わないように引き返した。
海側から振り返るとまた滝の落差がよく見えていい眺めだった。

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その滝の手前の駐車場前の浜辺も青い海とキレイな水で、写真だけ見てるとちょこっと足ポチャくらい、、いや膝ポチャくらいまでの寄道をしたいような気になるけど、当地ではもう暑くてそんなのんびりする気にはならず、写真だけ撮ってまっすぐ車に戻った。

タグ:景:滝 景:崖 景:岩 景:海 楽:浸 観:道

九十九湾海域公園 磯の観察路

ファイル 1752-1.jpg能登町越坂の九十九湾の湾港東岸にある城ヶ崎の周りの歩道。

この岬は城跡だという遊覧船の船内ガイドを聞いて興味持ったのもの「上のキャンプ場に城跡の案内とかありますか?」と船長に聞いたら、よくわからないけど無いと思う、、といわれた。
とりあえずその周りの海岸の歩道は岬の周りを一周してて大人の足なら10分くらいで廻れると聞いたので、歩くだけ歩いてみようと遊覧船を下船後に進んでみた。

この遊歩道。道というか殆どの区間は石の足場が飛び飛びで並んでいるコース。
子供でも渡って歩けるくらいの間隔で、立ち止まったりしながら海の上を歩く感じで楽しい道。波の穏やかな九十九湾ならではのコースってトコだね。

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「磯の生き物」とか「磯の魚」とか案内板も幾つか足元の岩に設置されて丁寧。
途中、海の方へ進む脇道の石は、ぎりぎり水中に沈んだ形で思わず足ポチャ。んん、気持ちイイ。
そして海に突きだして途切れる石の先ではシュノーケリングを楽しむ人がいた。魚多そうだし楽しそうだな。

そして岬の突端には救命用の浮き輪と「九十九湾海域公園」の標示。
ここから階段があって岬の上に上れそうだけど、途中でロープで閉鎖されてた。んー、やっぱ何処にも城跡の標示はないので、閉鎖されて無くても上るのは遠慮したと思う。(おかしいなぁ、、船内ガイドを聞き間違えたかなぁ、、)

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水がきれいなので海草の揺れる水中もよく見え、大きめの魚も見えたりしたけど、大きいのは素早くて写真には写せないね。(さっき生け簀で撮ったからイイや)小さい群れはあちこちにいて悠々撮れた。
そして岩場にはカニもチョコチョコ顔出してた。(何故か写真は全部ピンぼけだった、、)

岬の東側の湾の外側は磯で遊ぶ家族連れが多く、すれ違い用に二列に並んだ石のトコで待ったりして離合。
湾の外側も元々穏やかな富山湾の海。妙に潮くさくない湖みたいな水辺の印象のまま歩けた。

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岩の穴をくぐって最後はキャンプ場下の砂浜に出る。海水浴してる人もチラホラ。穏やかな海の印象を崩さないくらいの程よい人工密度で夏の海の風景を見て歩いた。

20分の散歩の一回り(小魚とか見てて意外と時間かかった)、イイ景色で楽しめた。

タグ:楽:歩 楽:浸 景:海 景:磯 景:洞 観:道 動:虫 動:魚

九十九湾観光船

ファイル 1751-1.jpg能登町越坂の九十九湾の湾港から出てる上野水産の遊覧船。
九十九湾は九十九の入江がある日本百景にも選ばれたリアス式海岸。
台風でも波が立たない静かな海なんだそうだ。
その湾を30分ほど遊覧する船。料金も千円でリーズナブルに感じたので乗ってみた。

チケットには「魚をみせる観光船」とあって更に期待。
ここの手前の湾の奥の県道沿いの閉まってた遊覧船乗り場に「水中観光船」とかかれてたので、水中が覗けるタイプの船かと思ったけど、そうではなくて近海用の釣漁船という感じだった。(てっきり、そっちの遊覧船が乗り場の場所を変えて営業してるもんだと思ってたけど、そうではなくて別の経営だそうだ)

タイミング良く、すぐに出航。たまたまかすいててお客は自分以外に熟年夫婦一組だけで、景色がイイと勧められた右舷の席に並んで悠々座れた。

そして穏やかな湾内を左回りで、船内放送のガイド音声とチョイチョイ挟む船長の話を聞きながら遊覧。
海風涼しく岩の入江と緑が爽やかで、確かに穏やかな青い水面は湖のようだった。そして岸にはずっと歩いて巡れそうな歩道がつづいていた。けど、船長曰く「歩いてる人は見たことない、、」そうだ。

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湾内はカモメやサギが飛んだり停まったりしてて、大きなカメラを持った隣の御夫妻は嬉しそうにシャッターを切りまくってた。
つられて撮り捲ったけど、僕のはシロートのスナップなのでアシカラズ。

真ん中に浮かぶ蓬莱島、リゾートホテルの入江やホテルの釣り場になってる岸、一番奥の閉鎖してる遊覧船乗り場の入江、海洋大学の研究施設の入江などなど見て巡った。

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水はキレイで透明度高そうだったけど、無風ではなく小さな水面の波の揺れはあって、さすがに船の横から魚が覗けるような状態ではなく「魚をみせる~」っていうのは方便かな、、なんて思いはじめてた。
けど、
そういうことではなく、ひとつの入江にある生け簀の艀に船を横付けして上陸。おお!おお!
持ってきた野菜を刻んで餌付けタイム。なーるほど、水産会社らしい魚の見せ方でいいねぇ。
生け簀の魚だけど、いい型の真鯛(桜鯛)は15年ものから順に若いものの生け簀が並んでて、元気よく威勢良く投げた胡瓜や南瓜に食らいついていた。
魚って、、野菜で養殖するんだ。
静かになると鯛は目の上や背中の青い斑点が輝いてキレイだった。

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他にもタコの巣や、ハタ、ブリ、ヒラメなどが見れて、野菜も自由に撒けて楽しめた。

そしてそして、個人的に気に入ったのがこの奥の階段の下の「天然水族館」
小さなガラス窓で生け簀の外の海が覗けるんだけど、普段から餌付けしてるせいかかなり豊富な魚影で、主にアジとスズメダイが元気に泳ぐのが横から見れた。

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再び船に乗り込んで出航。
この東北くらいの北緯には珍しいというシダの生い茂る岸は緑鮮やかでキレイだった。

そして人の顔に見えるという岩のあたりが、水中観光船だとゆっくり停まって見せるポイントなんだそうだ。確かに海底に緑に輝く草や白い岩肌が覗けて面白そう。だけどその分景色を眺めようか底を観ようかと意識散漫になりそう。。
岩肌の岸とか石切り場の跡とか水上だけでも楽しいしね。

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漁船の集まった入江から沢山のカモメに睨まれつつ、小さな灯台の寸前を通って、波に削られて波の形になったという岩で九十九湾終了。

最後に青い湾港を横断して東岸の船乗り場に戻る。

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ガイド案内ではこの船乗り場のあるキャンプ場の岬は畠山氏一族の城跡で、上杉謙信に攻められてすぐに落城した、、って言ってたけど、城跡だったの?どこにもそんなこと書いてなかったし、船長に聞いても、よく知らないと流された。。

そして桟橋に到着。
次の船に乗る団体さんが集まってた。おお、この次じゃなくてよかったぁー。
たっぷりのんびりイイ景色で面白くて満足の遊覧船だった。たまにはいいねぇ。

タグ:楽:乗 楽:験 楽:話 景:海 景:岩 観:船 観:灯 観:館 植:草 動:鳥 動:魚

中居湾ふれあいパーク

穴水町比良の海岸にある駐車帯。
あれ?ここにも「ボラ待ち櫓」があったんだっけ?と気づいてトイレがてら寄ってみた。(ソフトと牛乳で早速腹がゆるくなってた)
穴水の手前の根木のボラ待ち櫓は何度か寄ってたけど、ここにもあったのは今まで気が付かなったなぁ。

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まず正面のボラ待ち櫓。
みてみたら上に人形が乗ってて一瞬ドキッとした。
あんな感じでのぼって上からボラの群れが網に入るのを見張ってたのか、、今日みたいな暑い日だったらキツいなぁ、、
とか思ったけど、こんな暑い日中には漁はしないかな。

そして七尾北湾の奥から振り返る形で海を眺めた。

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正面に仲居の町が半島のように突き出ていた。この仲居の町がパネルで「仲居さとりの道」と紹介されてて散歩してみようかな、、とも思ったけど、寺ばかりだったのと暑かったのでイマイチ気がのらず歩く気にならなかった。

それだけだけど、海の眺めだけでも十分実のある休憩。
点景も休憩もこういうシンプルな形でのドライブの余談でありたいトコなんだけどね。

タグ:楽:眺 景:海 景:町 観:櫓 観:P