流山市流山にある神社。
流山の地名になった場所だそうで、随分前にネットで知って興味持ってた。
周りは宅地で駐車場も無く来る機会もなさそうだったんだけど、グーグルマップで見てたらすぐ近くに家電量販店の広い駐車場があったので、何か買物する時にでもちょこっと寄ってみようかと考えていた。
(そう考えてからも何年も来てなかった)
ってわけで、今日がその機会。
天気悪いけど雨は降ってなかったので丁度よく、やや低めの気温も運動不足の汗っかきには丁度いいくらい。
店の裏のこんもりした丘の森を見ながら廻って神社前に歩いた。南側からまわってみたら、こっちはちょっと遠回りだった。。
鳥居の前の門に太い注連縄が吊り下げられていた。
この注連縄は長さ6.5m、太さ1mで500㎏あり、毎年10月に作り吊る祭礼が無形文化財だそうだ。
幾つか並ぶ解説板を読みながら境内に進む。
社殿は鳥居の先のこんもりした丘の森の上。この丘が洪水時に群馬の赤城山から流れ着いた土砂の山だそうで(札が流れ着いたという説もあるとか)それで流山という地名になったそうだ。
石段を登ってお参り。
天気のせいもあって薄暗く静かだったけど不気味な感じは無かった。
本殿についての案内板があり、寛政元年(1789)建立の本殿は味醂で栄えた流山の醸造名家の秋元氏主体で造り換えられたものだそうで、拝殿と本殿を反り橋でつないでいるそうだけど、周囲を覆屋で囲われた密閉式で見れなかった。
本殿には全体に彫刻が施されているそうだけど、それも横から覗いても暗くて全く見えなかった。
ちょっと残念に思いながら裏の奥に進むと、森の中に東屋があり山の裏をまわって下る道とかもあった。ちょっと隠れて人にあったりこっそりチョメチョメするのに丁度いい裏の山って感じで、いいなぁーとか思ったけど、チョメチョメする相手がいなきゃ意味ないわけで、裏の山だけにうらやましい感じだった。
この下る道で近道して下れるかと思ったけど結局まわって正面の鳥居に戻った。。なーんだ。
帰りは北側からまわって歩いたら「一茶双樹記念館」(もちろん休館中だけど)というのがありその前の道に「天晴みりん誕生の地」という案内板があった。
江戸時代からの流山の白味醂には二大ブランドがあったそうで、一つは聞き馴染みのある「万上味醂」(キッコーマンと合併)もうひとつが「天晴味醂」だそうで、ここがその天晴味醂を開発した秋元家の工場跡だそうだ。
その秋元氏は小林一茶と交友があり何十回もここを訪れてたそうで屋敷の一部を「双樹記念館」としているんだそうな。へー。
少しの散歩で、思いのほか流山の歴史にふれた気がして楽しかった。
小雨降ってきたので慌てて車に戻った。