記事一覧

菱沼親水公園

ファイル 2840-1.jpg上三川町東蓼沼の鬼怒川の河川敷にある公園。

北方向の定番コース近くで案内を何度も見てて気になってはいた公園。でも親水公園って親子連れメインの公園だよねって事で場違い度100%と思ってて寄ったことはなかった。
今日はどういう風の吹き回しかトイレに寄りたかったトコで、「蓼沼」という沼があるなら沼(と虫など)を眺める休憩なら場違いってことも無いんじゃないかな、、とか思ってきてみた。

けどどうやら沼が中心の公園ではなかった「蓼沼」はただの地名かな。。
駐車場や路駐の車はワンボックスが多く、思った通りの家族連れメインの公園。でもまぁ駐車場あいてるからいいかと停めてみた。

公園の案内図を見てもトイレは少し先。真夏のクソ熱い中少し歩くだけでもう汗びっしょりだった。

そのトイレのすぐ裏に「湿生観園」という池があるようなので、見てみるとこっちには誰もいないみたいなので歩いてみた。
池には八つ橋という観賞用の木橋が架かっていて、案内を読むと植栽して造られた水辺環境だけど、植えているのは身近に生えていた往来からの植物だそうで好感持てた。
橋の手前の岸には赤紫の花が咲いていた。これが蓼沼の名前にもなった「蓼」かな!とか思ったけど案内板見てみたら違ってて「ミソハギ(禊萩)」だそうだ。

ファイル 2840-2.jpg

橋の上から池を覗くと、脛までもなさそうな浅い池で底が見えてて、メダカくらいの魚があちらにもこちらにも沢山泳ぎ回ってた。こんなに魚が多く覗ける池は初めてかも。ゆっくり見てると小鮒くらいの魚もいて素早く泳いていた。
何の魚かまでは上から見ててわからなかったし、眩しくてちゃんと写真取れてるかもわからなかったけど、撮った写真を後から見ると、尾びれが黒くてブラックバスの稚魚っぽく見えた。
そしてここの水の上で見かけるトンボは全部シオカラトンボだった。

クソ暑くてもう汗だくだったけど、魚や虫見てちょっと休憩になったのでこれでもう車に戻ろうかと思ったけど、この池から流れる川(水路)の先が草木茂った日陰でいい感じだったので少しそっちにも歩いてみた。

手前の川にかかる橋に進むと、案内図にあった「親水護岸」という川に降りる階段はすっかり雑草に覆われて埋もれていた。。
そして川はまるで清流のような流れがあって水草の流れる感じもよく、その水草の水面に出た部分にハグロトンボが停まって羽を開いていた。おーいいねー涼しげだねー(全然涼しくはないけど)

ファイル 2840-3.jpg

川から裏の日陰の道にもハグロトンボがゆらゆら飛んでて、奥には猛獣にゃんこが寛いでいた。
夏らしくセミはけたたましく啼いていたけど、ここはアブラゼミ100%だった。(うちの辺りはミンミンゼミの方が多い)

そんな夏の木陰を抜けると一気に雰囲気変わって賑やかな家族連れゾーンになった。
ほんと人は集まるトコにしか集まらないんだね。「じゃぶじゃぶ池」という安全な水遊び用の水路と遊具のある広場で、あちこちにテントが張られて子供が走り廻っていた。
あーテントとか道具があるから車を少しでも近くに停めたくて駐車場より路駐が混んでたのね。。

さっきの「湿生観園」から流れる方の川はここにも「親水護岸」の階段があるんだけど、閉鎖されて廃れていた。。
まぁ衛生面とか流されるおそれとか色々あって疎んじられたんだろうけど、なんか残念。

ファイル 2840-4.jpg

そんなファミリーゾーンは雰囲気違い過ぎて入りこめなかったw ゆっくりしてたら不審なのでササッと抜けた。

その先は「野鳥の森」という立入禁止区画をまわる散策路。また極端なくらい誰もいなかった。
ぐるっとまわると裏側に東屋(屋根付き休憩所)と鳥の観察塀があった。
案内図の感じではここから「水鳥の池」というのが覗けそうな位置だったけど、繁る夏草のせいか何も見えなかったし鳥もいなかった。。(唯一木の上に見えた鳥はカラスだった。。)
さっき公園の脇の道でキジを見かけてたので、ゆっくりしてたら何か来そうだなーとは思えたけど、30℃を軽く超える気温とうだる湿気でゆっくりはしてられず、更に地元の中学生らしい女の子が四五人自転車で来て駐輪してこっちに歩いてきたので、脱げるように退散。君子危うきに近寄らず。 かえって怪しいかww

そして「かぶとの森」という木陰(ここにすら人はいない)を抜けて公園を一周。駐車場に戻った。

その駐車場の入り口にはかき氷の露店があった。
来た時は人が買って食べてるとこあったのでスルーだったけど、今は店のおっちゃんがしなだれてるだけで他に誰もおらず「氷でもどう?」と声かけられたのでひとついただいてみた。

ここもシロップは何種類か揃えてて好きにかけ放題。今時はこれが普通なのかな。混ぜると汚くなるのは知ってるので昭和の子はメロン一色だ!と緑のをかけたら、それはライムだそうだ。。いろいろあんのね。(味は変わらない筈だけどw)

ファイル 2840-5.jpg

んー夏は氷ですな。暑い日にぴったり。
駐車場の自分の車が見えるテント屋根の休憩ベンチでゆっくり食べた。

こんなクソ暑い日に歩くとは思ってなかったけど、まぁ何だかんだ夏の水辺を眺めてゆっくりできたので、自分なりの親水公園を楽しめたと思う。
草と水辺と虫と小魚。そしてかき氷。意外と一番夏らしい散歩だったかも。

タグ:観:園 観:池 景:川 植:花 植:草 動:魚 動:虫 動:獣 餐:冷

柿乃木

ファイル 2827-1.jpg藤岡市上大塚の254号沿いにある食堂。

ずーっと前から254号を通るたびにこの「おやじのひれかつ丼」という看板が気になってた店。
国道が曲がる交差点の近くなのでいつも通過してた。
で、今回は寄ったコンビニがちょうどこの店の正面だったので、たまには寄ってみようと道を跨いで駐車場に停められた。

もうてっきりこの「おやじのひれかつ丼」というのが店名だとばかり思ってたけど、どうやらそうではなく「柿乃木」という食堂。
店内は駐車場に停まってる車の数より客の方が多く、地元の人が気軽に自転車で集まれるような店って感じだった。

中央につなげた島のテーブルは片側だけ満席で何かと思ったら、横並びで大型テレビの高校野球を観戦していた。あーなるほど。
脇の奥のテーブル席の部屋も貸し切りのような感じで賑わってて、広い座敷に通された。(そっちはなぜかガラガラだった)

ファイル 2827-2.jpgあー、、座敷はデブにはきついなぁwとか思ったけど、寄っかかれるし扇風機のすぐ前だったのでグー。

メニューを見ると「おやじのひれかつ丼」が一位の人気メニューだけど、他にも「姫ラーメン」とか量少なめな「せがれのひれかつ丼」、更に少なめでラーメンとセットに出来る「孫のひれかつ丼 すみちゃん」というのもあった。
最近割と少食だし満腹になると体調を崩しやすいから「せがれ」でいいかなーと思ったけどやっぱ後悔しそうだから「おやじ」にした。

貼紙とか座敷の部屋内を眺めながらのんびり待った。
そして「おやじのひれかつ丼」登場。

ファイル 2827-3.jpg

これはこれは立たせて立体的なボリュームあるカツ。「人」の字の形だね。親父が教えてくれることは「人」ということかな。
カツはタレカツでしっかり煮られて肉も柔らかく食べやすいヒレカツ。思いきりがぶりと食べて御飯もカッこめた。これはうまい。
三枚の大きなカツとタレのしみた御飯は多いとは思ったけど飽きることなく最後まで思いきり食べれた。
味噌汁は意外なことにシジミ汁だった。そのシジミのあとについてたスイカを食べたらすごいチグハグな感じしたけど、そういうトコも「おやじ」って感じがしてよき。

満腹で少しゆっくりして店を出た。
そういえば来た時は気にしてなかったけど、入り口前の足元に並んだ鉢にメダカが飼われていた。
かわいいなーと覗くと、その並んだ鉢それぞれ別の品種で色など違ってて、金魚のように模様があるものなどもあって驚いた。
へーメダカでもこういう観賞用の改良品種とかあるんだねぇ、知らなかった。「ヒメダカ」(と、最近道の駅で見かける白メダカくらい)しか知らなかった。

ファイル 2827-4.jpg

それぞれの種に名前がついてて、見ると独自交配と言うものが多かった。へー
メダカはこうして鉢を覗くのが風流で可愛らしく素敵だけど、やっぱり横から見てみたいなぁ。特に「山女魚模倣(ヤマメもどき)」なんてどんな模様か気になる。

水面の反射で写真は失敗が多かったけど、ゆったりのんびり眺めて楽しめた。

いろいろと満足の昼食だったけど、しいて難を言えば店の駐車場から前の道の見通しが悪くて出づらかった。交通量も多い254号なので慎重に時間かけて出発した。

タグ:食:丼 餐:肉 動:魚

つつじが岡公園

館林市花山町にある県立公園。

名前の通りツツジで有名な公園。二度目の来訪。
もちろんもうツツジの季節ではなく、目的は花でも公園でもなく敷地内にある「つつじが岡公園ふれあいセンター」のつつじソフトクリーム。
三年前に来た時には機械のメンテナンスとかで食べられずいつかまた行こうと思ってた。

ってわけで暑い夏に来てみた。
暑いといっても、高温で有名な館林にしてはまあ序の口程度かな。駐車場前の水の流れる木陰を進んでその「つつじが岡公園ふれあいセンター」に歩いた。

ファイル 2826-1.jpg

まず、入り口に爽やかで華やかに傘をレイアウトしてた「つつじ映像学習館」の方に入ってみた。
そこにはこの舘林が舞台になってるというアニメのコーナーがあった。「宇宙よりも遠い場所」という作品で、ふーんいつやるんだろう?とか思ったけど18年の冬アニメだった、、声優さんも豪華なのに知らなかった。。(「ポプテピピック」のクールかぁ、、見逃してたなぁ)

で、ここの学習館には有料の4Dシアターというのがあり、子供向けじゃないなら見ていこうかなと思ってた。
けど、受付でどんな内容かを聞こうとしたら先に「奥に無料のギャラリーもあるのでよかったら見ていってください」とか言われてしまい、ただのアニメファンかのように思われたようで面白くなく4Dなんかいいやとギャラリーを通過して外に出っちゃった。
(ちなみに4Dシアターは満開のツツジを楽しめるようなものだったらしい。流されずに聞いて行けばよかったw)

そして裏口からぐるっと回って、学習館の隣りの洒落たカフェに入った。
ここでつつじソフトを購入。。。応対が悪かった。

注文しようにも応対されず、店員は見たところ3人くらいいるけど何やら話したりしてた。
「すみません」というと「ちょっとおまちください」と急ぐ様子もなくこちょこちょやってて、帰ろうかと思った頃に応対。
ソフトだけだけど「店内でお待ちください」と、すぐには作る様子もなく、別の人が作るのかな、、順番があるのかな、、と思いテーブル席で座って待った。
ら、少ししてからその受け付けた人が作って出した。
なんだそれ。
勘ぐるなら、別のテイクアウトの客もいたからそっちの調理の対応と厨房器具の不具合とか材料トラブルとかいろいろあったのかもしれないけど、急ぐ様子もすまなそうな様子もなくわけわからなかった。
店に入った時は、ハンバーガーも売りのカフェっぽかったので次回はバーガーを食べに来てもいいかなとか思ったけど二度と来るつもりはなくなった。
 
こうして思えば前回の「機械がメンテナンス中でソフトクリームは作れません」というのも疑わしく、やる気ないのか客の雰囲気を見て馬鹿にしてるのかと勘繰りたくなる。
はいはい二度ときませんよ。

ファイル 2826-2.jpg

外は暑いし空いてたからそのまま店内のテーブル席で食べた。
ソフトは香りが強めで、それがツツジの香りなのかはよく判らなかったけど、子供の頃に舐めたツツジの蜜のような甘さはあっておいしいソフトではあった。

店内は洒落てて、ボイセンベリーの実とハーブの葉(ミント?)が浮いたガラスのツボのセルフサービスの水を飲んでゆっくりして(ほかの客への対応を見ながらやっぱりなとか思いつつ)店を出た。

ファイル 2826-3.jpg外に出ると、公園では「花ハスまつり」というのが開催中のようでのぼりが立っていたけど、暑かったし気分良くなく歩く気もせず真っすぐ車に戻った。

不満の多い面白くない寄り道で普段ならアップしない記事だけど、先に食べてた昼食の満足感を覆すほどではなく、プラマイでプラスの1日ってことで両方点景にしてみた。

タグ:餐:冷 観:園 楽<待 楽<困

千代田饂飩 あぜみち

ファイル 2825-1.jpg千代田町赤岩の県道沿いにあるうどんの店。

お馴染みのお気に入りの店で点景はなんと9回目。
もうすっかり駐車場からのこの裏口がワクワクの入り口。

今回はとくべつ新たに書くことがあるわけでもないし、食べたことなかったメニューを食べたわけでもないんだけど、臨時休業や品切れの事も多く空振りも多い店で、半年ぶりに食べられて嬉しいしやっぱりおいしかったので書いとこうかなと思った。

マスターには「今回は空振り何回ありました?」と聞かれ「、、、一回かな?コロナで来れなかったし」とか言ったけど、日誌見ると三回だね。
電話でもしてからいけばいいんだけど、きままなドライブがてらに来てみて、やってれば大ラッキー、空振りでもレア度が増すって感じで、クジを引くような感覚もドライブの楽しみだったりする。(逆に必ず食べれるけど必ず並ぶ店なんかはあまり行く気しないし尊さ薄い)

ってわけで、今回は「すだち醤油饂飩」を大盛で。
少し量サービスしていただけてどーんと登場

ファイル 2825-2.jpg

あーやっぱしうまいなぁ
みずみずしくて優しくて、醤油の香りもいいし、すだちの酸味も凄く合う。
僕は基本「蕎麦派」で饂飩より蕎麦なんだけど、全部の蕎麦をひっくるめてもここの饂飩が一番好きだな。

食べ終わってマスターと少し話した。
「実は利根大堰の魚が見れるトコが、コロナで春からずっと閉鎖されちゃってて、こっちへ来る機会も減っちゃってるんですよ」
とかいう話から最近食べた魚料理の話とかペラペラ話しちゃった。

どうした自分。。
こうして点景を書いて振り返ると、そんなに人との会話に飢えてるのかな?と思えるようにあちこちでついつい話し込みがちで、聊か恥ずかしい。
寄る年波、そろそろ話好きな寂しい老人になってきたかな、、(オタ卒した反動かなw)
つかまっちゃった人、迷惑だったらごめんなさいね。
 
 
前回の点景

タグ:餐:麺 餐:果 楽:話

清水屋

ファイル 2824-1.jpg潮来市(旧牛堀町)永山の51号沿いにある川魚料理店。

ちょっと変わった川魚料理の第三弾
今回はワカサギ
ワカサギと言えばフライが唐揚げが一般的。でも主な原産地の霞ヶ浦周辺の家庭では白焼きで食べるのが一般的というのをテレビで見たことがあって、そういうのを食べれる店は無いのかと調べたりしていた。
けど、意外と少なく「ワカサギの塩焼き」で見つかった店が二店。そのうちの一店がこの清水屋。51号沿いでわかりやすく行きやすくいつか行こうと思ってた。

で、淡水魚料理が続いてたので今日はこれだと来てみた次第。
51号から店に入ると、表の道からは見えなかったから知らなかったけど何か思ってた以上に立派なちゃんとした店で驚いた。
短パンサンダルに「洲崎西」のTシャツという格好で入るのは気が退ける印象で怯んだ。

けど、半端な時間で停まってる車も他一台だけだったので、まぁいいかと、おもいきって入店。
中もやっぱりちゃんとしてたんだけど、店の人は感じ良く席へ案内された。

ファイル 2824-2.jpgメニューを見ると「ワカサギの塩焼き」は一品料理だけ。天ぷらやフライは定食セットであるけど一品料理でも塩焼きの倍近い値段。そんなに違うのか。。
店の人に聞くと定食にもできるとのことで「ワカサギの塩焼き」の定食でたのんだ。

メニューの他に雑誌の切り抜きのような店の記事と、「天狗党の乱銃撃事件」という記事があって、軽く読むとなんとこの店、創業245年以上の老舗(安永3年(1774)の創業)の名店だそうで、利根川の天然ウナギに創業以来の秘伝のタレなーんて記事を見て、これはウナギも食べてみたい!と思ってメニュー変更。「やっぱり鰻重をおねがいします」と、うな重(梅)にワカサギの塩焼き単品に変更した。

そして記事を読んで待った。
何やらこの店、天狗党が幕軍に追われた時に訪れてて、麻生藩と佐倉藩で取り囲んだんだけど、佐倉藩がやる気がなくて攻撃せずにうだうだしてる内に天狗党は転進して去って行き、やっと攻撃を始めて発砲したころにはもぬけの殻でその弾痕が柱に残ってるそうだ。
佐倉藩のへっぴり腰という笑い種の跡だけに佐倉からのお客は面白くないかもね。
っていうかまさか魚を食べに来てそんな歴史にふれられるとは思わなかった。
更にこの店は清朝ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の実弟「溥傑」が来店し宿泊滞在したそうだ。戦後も森繁久彌や三船敏郎、梅宮辰夫に坂本九も来てたそうだ。へー。 そして、ちる蔵さんも来店w

そして先に「ワカサギの塩焼き」が出てきた。銀の肌も崩さず焼いててきれいだね。

ファイル 2824-3.jpg

まず一つ、頭から食べてみると、、ん?シシャモと変わらない?って感じだったけど、身の方は全然おいしく風味あっていい魚だった。(なんかカジカと同じような感想でもうしわけない)フライや天ぷらより塩焼きの方が個性出るね。素直においしい魚だった。
塩焼きだと頭は少し食べずらいのが難点かな。それに崩れずに焼くのは難しそうだから出す店も少ないんだろうね。頭だけフライで身は塩焼きとかできないかなーw

ワカサギ食べ終わって余韻にひたってたところで鰻重(梅)登場。

ファイル 2824-4.jpg

あ、鰻食べるならやっぱり老舗がいいんだね。これはうまかった!
この夏は安食で鰻重を食べただけでなくスーパーでも鰻弁当買ったりして何度か鰻を口にしてたけど、なんかまるで今年初めて食べる気分で「ああ、やっぱりウナギはうまいなぁ」と感嘆した。
ふっくらの身と程良い皮と流石のタレ。にやけちゃう。肝吸いもしっかりおいしくごちそうさま。
来年夏のボーナス入ったならまずここに来ようと思った。(あ、冬でもいいか)

いかんいかんワカサギを食べに来たんだけど、やっぱりウナギにもってかれたね。先に出てきてなかったら感想もなかったかもしれない。いやいやでもワカサギもおいしかったのは間違いない。

食事の後はデザートに柚子ゼリーと番茶のサービスまであって、心地よく食事の余韻を楽しんだ。

食べ終わって会計に立ったけどお会計場所が無くて慌てた。席で済ませばよかったらしい。ロビーで「ナツワカ(霞ヶ浦名物の夏のワカサギ)」のチラシを見ておつりを待った。

ファイル 2824-5.jpg

おつりを受け取って店の人とワカサギの話をしつつ、店を出る前に「そういえば天狗党事件の銃撃跡の柱ってどこにあるんですか?」と聞くと、「あ、これです」と店内に移動されてあった。気付かなかった、、
店の人が「おはずかしながら歴史に疎くてよくわからないんですよ」というので「説明文によるとこういうことらしいですよ」とか調子に乗って解説して、更にずうずうしく天狗党の乱の顛末まで語り「福井の処刑地も行ってきました」などとつらつらと話した。
これもひとえに店の人の話の聞きだし方がうまく、喋らせて気分良くさせてもらってるんだろうなぁと思えた。老舗の料理店のおもてなしだろうね。こんなラフな格好の客にも丁寧に接してくれてて有難く思った。

っていうか、昨日の水族館といいついつい話し込んでしまいがちで、人との会話に飢えてたんかな。。
そういう面でも満たされたいい食事になった。ぜひまた来たい。

タグ:食:丼 餐:魚 餐:菓 観:史 楽:話

さいたま水族館

羽生市三田ヶ谷の羽生水郷公園内にある水族館。

海のない埼玉県らしい淡水魚だけの水族館で、巨大な青魚がいるとかで以前から興味はあったけど行ったことはなかった場所。事あるごとに冗談で人を誘ってみたりしたけど「淡水魚しかいないってアリエナイ」と(子供の頃の甥にも)小馬鹿にされ、興味を示す人ゼロだった。

そしてこの埼玉には魚道が覗けるお気に入りの施設があり、有料の水族館にわざわざ行かずとも自然の野生の魚を眺めに行く方がドライブの寄道としては最適だし楽しかった。ので、まぁ行くことはないんだろうな、、と思ってた。

のが、
昨今のコロナの疫病流行でその魚道の観測室が閉鎖されてしまった。
あーもーこれは有料水族館でも行かなきゃオサカナ欲が満たされないなーと思い、とうとう来てみた次第。

「羽生水郷公園」の広い駐車場から歩いて、水族館の位置は分かってたけど何気なく公園の案内図を見てみたら、「天然記念物ムジナモ自生地」というのが目を引き、そっちを見たら展望台みたいなのが見えたので、先にそっちに行ってみた。

案内板には「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」とあった。「ムジナモ」は水生植物だそうで、なんと国指定天然記念物。国かぁ。
さっそく展望台に上がって見下ろしてみた。 けど、やっぱこの時期は草生えまくりでダメかぁ。。まず水面が見えない。。本当に沼ですかここ。(なんかつい最近似たようなことがあったような、、)

ファイル 2823-1.jpg

ゆっくり眺めて草の合間に見える田圃のような水面を探してみたけど、そんな水草は見つからなかった。。
なぐさめとしては、黒くてきれいなチョウトンボが沢山飛んでた。

水辺の柵の手前を歩くとキノコがはえまくってたり、カエルがぴょこぴょこ跳ねて逃げた。ダルマガエルとツチガエルだった。自然は豊かに保護されてる気がした。

ファイル 2823-2.jpgそのまま公園部の方の池にも歩いてみたけど、水草が浮いてる雰囲気ではなくあきらめた。

で、水族館。
やっぱり平日でも家族連れがメインなんだね。
入口でちょっと怯んだけどままよと入園。連絡先の記名をして入場券買った。

錦鯉の大きな池を横目に過ぎて水族館に入館。

入るとまず最初の円柱の水槽には、小型の鮎が群れて泳いでいた。
この春に生まれた鮎だね。(アユは1年しか生きないから今年生まれたのしかいなくて当然だけど)
やけに色が白くてヒョロヒョロっと儚げで行儀よく泳いでいた。
やっぱり普段は利根川の野生のを見てるからそう感じたのかも。

ファイル 2823-3.jpg

常設の水槽は川の上流の魚から順繰りに並んでて、まずはイワナ。こんな赤い日光岩魚は初めて見たかも。きれいだった。そしてヤマメ。イワナとヤマメが別なのが珍しい。余裕あっていいね。
オイカワも婚姻色でキレイだったけど動き素早く写真失敗。。
オオサンショウウオは中国のがでかく日本のがスマートだった。実は日本には移入種(中国大山椒魚)のほうが多く居るというのは知らなかった、、

そして先日食べたカジカ。(実物はうまそうに見えないw)小さなトウキョウサンショウウオもかわいかった(でもサンショウウオは二度と食べたくないなw)

順に見進むと「繁殖賞」の受賞をパネルで解説してた。
このさいたま水族館は「ケツギョ」と「アオウオ」と「ヌマムツ」を国内で初の繁殖に成功したそうな。
ヌマムツだけは国内種で意外だった。(本来は東日本にはいない移入種だから一緒かな)
そんな「ヌマムツ」と「アオウオ」は写真撮ってたけど「ケツギョ」は撮ってなかった。。外来種のコーナーだったかな。(見たことないけど利根川にもいるらしい)
「アオウオ」は大きい水槽に大きいのがいた。でもソウギョとの見分けがいまいち難しいなぁ。

ファイル 2823-4.jpg

そしてさっき食べたばかりのコイ。一番ふてぶてしいね。
実はコイもほとんど中国からの移入種だと解説されてた。
さらにさっき周りで食べられてたウナギ。ウナギはオオウナギが別にいてそっちの方がおいしそうだった。実際はどうなんだろう。

外来魚コーナーはまず最初にブラックバス。これもやけに色が薄くておとなしい。ラージマウスとスモールマウスで別々になってたのが珍しい。
外来種は最近特に嫌われがちだよね。自分も嫌いがちだけどブラックバスだけは釣りしてた頃から好きだったので嫌いにはならないなぁ。(とか考えててバス以外写真撮らなかった)
魚には罪はないけど外来種の分布の危機感や実状実害、いつごろから増えたか、原産地ではどういう扱いの魚か等の情報も解説してくれてたらいいのになぁ、、と思った。

そして希少種のコーナー。ここがメインかな。説明も丁寧だった。
まず先月大田原で見てきた「ミヤコタナゴ」やっぱりキレイだけど素早かった。

そして今では熊谷でしか生息していない「ムサシトミヨ」。埼玉県の天然記念物で県の魚に指定されている。色も模様もなく黒んずんでて見た目はパッとしなかった。
ちなみに先日見に行って見れなかったのは「イバラトミヨ」個人的にはトゲウオの仲間の「イトヨ」や「ハリヨ」との差がよく分からず、巣をつくる魚と言っても巣まで見れるわけがなく、希少種でなかったらあまり興味もたないかも。魚としては「ミヤコタナゴ」の方が好き。

そしてさっき見れなかった「ムジナモ」。へーこういう水草なんだ。
根が無く浮いてるだけの変な水草で、なんと食虫植物。つぶつぶのような袋に虫を誘って捕獲するそうな。拡大鏡のある水槽はありがたくよく見えた。筒形の水槽でも展示してて、ゴミの用に浮いていたwwへーんな植物だなぁ。さっきの宝蔵寺沼が唯一の自生地だそうな。

ファイル 2823-5.jpg

最後は子供の写真用のコーナーがあって、顔を出せる金魚の水槽は、金魚が染めたように鮮やかな赤でキレイだったので思わず写真とった。子供を映しても魚より霞みそう。。

そして外に出た。
離れの別館でやってる特別展を見に行く前にコイの池を見てみたら、なんとこの池、横から覗けるようにもなっていた。
大きな錦鯉なみにでかいアルビノの黄色いソウギョや、それよりもでかいアオウオが泳ぐのが覗けて、更に脇にエサのガシャポンがあって、エサに集まり食べる様子も横からもみれていた。
これはおもしろい。騒いでた子供連れがエサ撒き終えて退散したあとに自分もエサ買って撒いて楽しんだ。

ファイル 2823-6.jpg

いやーおもしろい。大きいのだけじゃなくて小さなオイカワみたいなのもいて賑やかだった。
これは空いてる平日に来てみてホントによかった。休日だったら家族連れがもっといて割って入れないだろうし、やらないだろうし。

全部撒いて奥へ進むと、池の別の区画にはチョウザメがいて、でっかいチョウザメも横から覗けた。
え、ここもエサ撒いていいの?うわーさっきのところで前部撒かないで半分とっとけばよかったなぁ、、と思った。(もうひとつ買えばいいのに)

さらに池から川のようにつながった側にも長鰭錦鯉とか沢山いて、さらに奥の布袋葵の池にはピラニアみたいなでかい魚「レッドコロソマ」がうようよ泳いでいた。こっちでエサ撒いてみたかった!(だからもうひとつ買えってw)
横には「かわうその渓流」というのが準備中とあった。面白そうだ。

そして最後に特別展「SOS怪獣大集合」
これは世界の風変わりな魚や爬虫類、両生類を怪獣に見立てて、キャラデザインされて展示する企画展。子供向けではあるけど面白い展示だと思った。順番に見てたら最後の方に「アズマヒキガエル」とか普通のガマガエルも混ざってて微笑ましかった。
そして中心に自衛隊の戦車や自衛艦のプラモに囲まれた展示があって、子供が自衛艦で遊んでた。っていうか護衛艦というのが面白いなぁ。大和とか昔の軍艦が混ざってそうなもんだけど。館内にマニアの人がいるのかなw

ファイル 2823-7.jpg

じっくりまわって楽しんで、最後に売店見てたらムサシトミヨが書かれたさいたま水族館のTシャツ(背中には漢字で「武蔵富魚」)があってXXLとかあったので思わず購入。満足で園を出た。

その後も公園の池をフラリ散歩。
シオカラトンボの写真を撮って立ち止まってたら、水族館の職員の人が歩いてきた(見まわり?散歩?)ので、「すみません、こっちの池にはムジナモというのはいないんですか」と話しかけてみた。
いないそうだ。
けど、とても話しやすい人で、ムジナモから水族館の話、魚や虫の話などこういう話しができる人がまわりにいないもんでついついいい気になって話し込んでしまった。
ちなみにムジナモの花は夏の今時期に咲くそうなんだけど、水族館の人でも見れることは希なんだそうだ。そして、食虫植物とはいえ栄養豊富なら虫を取る必要はないわけで、虫獲るところは水族館でも見れるのは希だそうだ。
で、この公園も水族館も元々は「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」が国の天然記念物になってそれを保護するために造られたものだそうだ。へー。
天然記念物や珍しい固有種の自生地とかって行っても見れない所の方が多いから、こうしてその場所で見れる施設があるのはとてもうれしい。(ヒメハルゼミ発生地とか何ヶ所も何度行っても蟬の声聞けないから資料館くらいあってほしい、、、って話から虫の話になったんだっけ)
ついつい気分よく長く話して足止めしちゃってゴメンナサイ。いろいろといい話をありがとう。

水族館に来て一番興味深かったのが水生植物だったのは意外だったけど、とても楽しめたので思い切って来てみてよかった。
最後に駐車場に戻る途中で足元のアマガエルを見つけたのが締め。舞ってたくらいの細雨もちょうど小雨くらいの降りになってきた。いいタイミングで車に戻れた。


(点景は水族館と公園とで分けるべきだったなと反省)

タグ:観:園 観:館 観:然 観:模 観:蛙 観:池 景:原 楽:験 楽:催 楽:買 楽:話 植:茸 植:草 動:虫 動:魚

丸一

ファイル 2822-1.jpg加須市柳生にある川魚料理店。

先週ドライブ中に見間違えた「鯉天麩羅」だけど、そういう料理を出す店とかないのかな?とか思って、帰ってからネットで調べてみたら何軒かあった!
その何軒かの中で店の場所が解りやすそうなこの店に来てみた。
よく通る埼玉北のコースから少し外れた北川辺の、東武線「柳生駅」のすぐ手前。地図一目見ただけで憶えられたし、迷わずスンナリ来れた。駅前だったら駐車場ないかも、、とか思ったけど普通に店先が駐車場で問題なし。
1人で入りやすい印象の店ではないけど、まー気にせずに店に入った。

テーブル席についてメニューを見ると。。
鯉料理、、安くて驚いた。
鯉天重500円、鯉天ぷら定食600円、、え?そういうもんなの?
ナマズ天重は900円で鶏唐揚げ定食も900円なのを考えても少々あやしい値段w
鯉天ぷら単品だと300円って、、どじょう唐揚げ単品900円との差は何。
まぁ、最初から「鯉天ぷら定食」って決めてたから迷いはしなかったけど、他のお客さんはみんな鰻重とか食べてる中でえらくケチったような気がしちゃって、、単品の「鯉あらい」500円も追加した。

ファイル 2822-2.jpg

どんな量かどんな感じか、泥貫きしてるかなぁ、、なんて、疑りつつ待つと、先にあらいが出てきた。
キレイな身のあらいで、量も少なくはなく、しっかり氷の上に乗って登場。さっそく酢味噌で食べると、んーうまい。超さっぱり。臭みなんて全然ないし、食べやすい柔らかさ。
酢味噌で臭みが隠れたかな?とも思い、後半はあまりつけずに食べたけど全然泥くささどころか川魚くささもなくおいしく食べられた。夏にはイイね。

そして「鯉天ぷら定食」。
余計な野菜天などはなく大きめの鯉天ぷら三つそのままの定食だった。

ファイル 2822-3.jpg

いやーこっちこそ多少の臭みはあるんだろうなーとか思いながら食べたけど、全然くさみないおいしい魚身の天ぷら。これはいい。
むしろ少しくらいは川魚っぽさがあってもよかったのに、、なんて思えるくらい。
他で食べたナマズ天ぷらの方がよっぽど川魚くささがあった。下準備のおかげかそういう料理用の鯉ってことなのか、それでいて安価なのが不思議でならない。周りの人の鰻重も気にならずにおいしくパクパクと食べていい昼食となった。

鯉天ぷらイイネ。
鯉と言えば「あらい」「汁(こいこく)」「甘露煮(ウチの田舎ではめでたい時の酒のつまみ)」「中華の酸っぱい唐揚げ」「そういえば以前長野の佐久で「鯉丼」というのも食べた事あったっけ(08/7/23)」と、たまーーーには食べる魚ではあるけれど、天ぷらは初めてだったのでおいしくて嬉しかった。もっと普通に見かければ普通に食べるのになぁ。。とか思った。
先日の「カジカ」に続いてちょっと変わった川魚料理の第二弾。ごちそうさまでした。

タグ:餐:魚 餐:揚 食:定

大野屋ドライブイン

ファイル 2805-1.jpg野田市東高野の県道沿いにある食堂。

北へ進む定番の道でいつも見かけてて、実は以前一度寄って食事したことのある店。
点景にもしようかと画像まで用意してたんだけど、たしか更新溜まり過ぎてた時期で食べたメニューもそこまで良かったって程でもなく割愛しちゃってた店。
で、
(結城にいい店みつけたりで)それ以来寄ってなかったんだけど、今日は通りかかったときに店先の看板に「鯉天婦羅」
というのが見えた!「鯉?コイの天婦羅??」と珍しく思い驚いて戻って来てみた。ら、「鯉」ではなくて「鰯」だった。。
イワシか。コイなわけないよなw まぁイワシでもいいか旬だし。と、せっかくなのでここで食事して行くことにした。

店内は前に来た時より片付いた印象でメニューも貼紙も新しくなってて、メニュー内容は変わって無いように見えたけどトンカツとカツ丼を押してるようだった。
で、まよわずメニューにはない「鰯天婦羅定食」をたのんだ。

ファイル 2805-2.jpg

お、これは意外と大きな刺身にでもしそうなサイズのイワシ。(一瞬ナスかと思ったけど、、ナスもあってそれよりも大きかった)正直小さめの尾鰭つきの開きかと思ってたので意外でうれしく、そして半身二つかと思ってたら三つ入ってて、たっぷりしっかりイワシが味わえた。
「あーやっぱイワシが好きだわー」というのはいつもは刺身を食べて思うトコだけど、天麩羅でもそう感じられたのは珍しく嬉しい。

イマイチ気分が乗ってないドライブ乍ら、出だしでいい食事できて少しは追い風ついた気がした。
店の奥で遊んでた女の子がちょくちょく店に顔出しては「こんにちわ」と挨拶していくのも可愛らしかった。
微妙な印象のまま毎回通過するだけの店だったけど、たまには寄ろうと思った。

前回食べたのはこちら、牛網焼丼。(2016.08.21)
期待したほどでもなく、ふうんって感じ。文章が浮かばなかった。(と、記憶してる。けど写真見たら悪くなさそうだけどなぁ。。ちょっと珍しいメニューでもあるし。夏の盛りにスイカがついてるのもちょっとうれしいと思う。)

ファイル 2805-3.jpg

タグ:食:定 餐:揚 餐:魚

らーめん金次郎

ファイル 2804-1.jpg筑西市折本の294号沿いにあるラーメン食堂。

かなり昔から気にはなっていたけど一度も寄ったことのなかった店。
たしか、「道の駅ハンドブック 470駅 99年度版」の「道の駅にのみや」の項目で紹介されていて(最初は道の駅で「金次郎ラーメン」というメニューが食べられるのかと思ってた、、)気にしてたので20年間通過してたことになるかな。
なんか家族向けというか宴会向けというか一人じゃ入りずらい印象の店だった。

そういえば逆にこの向かいに以前あった「徳次郎食堂」という店には一度入ったことがあった。(リーズナブルで品目の多い定食の店だったけど味がイマイチすぎて日誌では触れてない筈)

で、今日はこのまま戻ったら、食事は吉牛か松屋あたりかな、、とか思えたので、ちょっと冒険してみるかとここに寄ってみた。

ファイル 2804-2.jpg店の入り口には小さな二宮金次郎像がちゃんとあった。
やっぱ二宮だし金次郎だしねー、、、とか思ったけど、よく考えてみたらここってもう茨城県だから二宮町じゃないんだよなぁ。(っていうか道の駅の本にもよく載せてたもんだよなぁ)

店内に入るとちゃんとカウンター席もあって一人でも大丈夫だった。なーんだ、もっと早く来ればよかった。
席についてメニュー見ると特に変わった個性的なメニューはなかったけど(金次郎ラーメンというメニューもなかった、、、あれ??)ラーメンは500円と安く、セットメニューも安かった。
ので、普通に醤油ラーメンで半チャンのセットにした。

で、ラーメンセット。半チャーハンに餃子も3つ付いて770円は安いねー。

ファイル 2804-3.jpg

店先の看板にあった「昔懐かしいラーメン」という表現通り、懐かしい普通のラーメンだった。
最近見かけなくなった普通のラーメン。都内に住んでた子供の頃から普通に食べてたおいしいラーメン。こういうのでいいんだよ。
チャーハンもおいしかったし餃子は普通にニンニク効いてておいしかった。

今日は醤油だったけど塩ラーメンでも同じセットにできるらしい。
あーこれはいいわ。
冒険するよりも気に入った店で気楽に食べたいと思えてきたこの頃。この店も今後何度も寄るだろう。

でも、、そういえばここんとこ何度も行った場所の点景が続いてたので、やっと久々の初めての店が上げられたのはやっぱ嬉しい。
どっちもどっちだなぁ。

タグ:餐:ら 餐:餃 餐:飯 観:像

滝岡ミヤコタナゴ保護地

ファイル 2803-1.jpg大田原市滝岡にある天然記念物ミヤコタナゴの保護地。

何度か来てるお気に入りの場所。
毎回来るたびに点景にしてたかな?もう四回もアップしてた。
記事によれば、ほぼ二年おきに来てて今回も二年ぶりの来訪。前々回から書いてるけど草木刈られて雑草野原になってその前を知ってる者からすると残念な場所。
今回は道の入り口の案内もなくなってたのでとうとう潰されちゃったかな?とか思ったけど、ちゃんとあってホッとした。

なんか池の位置が手前になって広くなった!とか思ったけどそれは柵の外の水を張っただけの水田だった。。
雑草野原は前回のままの姿だけど、ほっとくと繁りそうなこの季節にちゃんと草刈られてて、これでもかなり整備されてるんだろうと思えた。(っていいうかしばらく行ってないうちのお墓の雑草はどうなってることやら、、、)

なんかもうどこが道だかわからないけど、そんな野原を適当に足元のアマガエルを見ながらゆっくり水中観測舎に歩いた。

ファイル 2803-2.jpg

広い水田を見た後だからか、池はえらく小さく感じて「え?半分くらい埋められた?」とか思ったけど、前の点景見ると一緒だった。
池の周りの草がのびてたのでより小さく見えたようだ。

階段を下ると、池の水は濁っててガラス面の拭き傷がえらく増えてて付着した苔も多いものの、天気いい分日が差しこんでたので水中はのぞけた。

で、見てたらすぐに小魚の群れが現れて泳ぎ回った。
これはモロコかな。横に黒筋があるのがオスでないのがメス、そんな中に少し大きめのアブラハヤっぽいのも混じったりしてた。
あーこれは、前回や前々回に「タナゴかなぁ?」と思って見てたのは完全にモロコのメスで間違いなさそうだ、、
と少々ガッカリしつつ、よく見てみたら底の方に小型で四角い明らかにタナゴの形の魚もいた!

ファイル 2803-3.jpg

キレイなオレンジの尾ビレと黒い筋のある尻ビレは間違いなくミヤコタナゴのオス。キレイだった。
絶滅危惧IA類で国の天然記念物だという肩書を抜きにしても、この中で一番きれいな目を引く魚だった。
そして黄色っぽい小型のメスを二匹も従えてチョコチョコ底を啄んでまわってた。
っていうか、、
写真に撮ろうとすると手前の擦り傷やコケや水滴にピントが合ってボケボケ写真だらけ。なんとかその合間から写してみたんだけど、マトモなのが一枚も無くてガッカリ。
でも現地ではよく見えててじっくり堪能。ミヤコタナゴはすぐいなくなっちゃうんだけどしばらくするとまた戻って来たし、モロコはずっといたので、蒸し暑いけど飽きずにしばーらく眺めていた。

水中を見つつ、迷い込んできたアマガエルと戯れたりしつつ三十分ほどゆっくりして離れた。
階段を上るときに水際から覗てみたら、魚は見えなかったけどカニがいた。え、ザリガニだけじゃなくてカニもいたの。これは初めて見たわ。

ファイル 2803-4.jpg

そして、池を上からも眺めてみた。
けどやっぱ上からじゃ何も見えないね。。脇の草にとまるハグロトンボだけ見て終了。
あとはまた草の道をカエルを探しながら歩いて車に戻った。帰りはいい大きさのアカガエルが登場した。

以前の自然公園的な感じもよかったけど、それ以上に自然な何気ない感じで普通に虫や魚が覗けて、その中で保護されてる天然記念物が見れるというのもいいもんだ。
とてもありがたい場所だと感じられた(のは、今日はちゃんとミヤコタナゴが見れて気分いいからかもしれないw)
 
 
ちなみに二年前の点景

タグ:動:魚 動:虫 観:蛙 観:然 観:園 楽:触