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海辺の宿磯料理 かくい

ファイル 3093-1.jpg勝浦市串浜の128号沿いにある宿泊施設。

妹が「ここら辺で海沿いになんか店あったよね」とか言ってた店で、「魚料理」の幟に気が付いて減速しつつ「営業中」と出てるのを見て寄ってみた。

入口前にはメニューも何もなく、高そうかな、、と不安もありつつ、「やめとく?」と妹に言われつつ、こんな時間にやってる店はそんなないだろうからと思いきって入店。

ファイル 3093-2.jpg店内は洒落た喫茶店のようなやや暗めの落ち着いた感じで、広い窓から勝浦湾が見えていた。
けど、若い店員に窓際じゃない席に通されてなんだよ!て思ったけど、窓際は予約席で後から予約客が来た。

半端な時間だから人がいないのか若い店員が要領悪いのか、水も言うまで出てこなかったし、後からきた予約客はなかなか注文取りに来てくれなくて困ってたし、更に後からきた客は「今の時間は予約のあるお客様だけなんです」と追い返されてた。

で、「金目鯛煮魚定食」をたのんだんだけど「金目おわっちゃったんです」と言われ、、少し迷いつつ自分は「かつおヅケおろし丼」。妹は「かんぱちかま焼+ご飯セット」にした。
先に来てた客の料理が出そろうのが遅めだったので、こりゃ随分待ちそうだと気長に構えてたからか、イライラするほどでもなく出てきた。(でも撮った写真で見ると30分かかってた)

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ってわけで「かつおヅケおろし丼」。
ファイル 3093-4.jpg勝浦の名物のカツオだけど、期待は低めで食べてみた。ら、意外とウマかった!やるじゃん千葉のカツオも!っていうかヅケで食べるから柔らかくなっていい感じなのかもしれない。(高知にしばらく行ってないというのもあるかも?、、とか思ったけど最後に高知行ってから一年たってなかったw)タレの味良くおろしもさっぱりしてよくおいしかった。

そして妹の「かんぱちかま焼」もうまいうまいと食べてて、少しシェアして食べたけど、塩の味きいてておいしかった。ミネラルあるようないい塩使ってそう。これはどっちをたのんでても正解でいい食事になった。
ここは意外といい店で(断られる前に)寄れてよかった。

店出た後は「ちょっと海の方行ってみよう」(という面目でタバコ吸うのが目的)とかいう妹に付いて、店の前の海に出てみた。もう日陰になった漁船の合間に夕日のあたる勝浦湾対岸が見えた。
脇の岩に穴があいてるのを妹が見つけて「ああいうのがいいよねー」と喜んでた。

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タグ:食:丼 食:定 餐:魚 景:海 景:岩

田尻海岸

ファイル 3092-1.jpg御宿町岩和田にある海岸。
来てみたら海洋生物環境研究所の横の「ドンロドリゴ上陸地」と案内の立つ場所だった。

ここへは妹のリクエスト。
最近見てるドラマのロケ現場だそうで、「千葉で屛風ヶ浦以外でいきなり崖の海岸ある?」とか言われ、そんなの知らないからちゃんと調べなさいとスマホで探させた。
っていうか僕はそのドラマ見てないんだけどね。。。

で、海岸名や道の案内表示は無かったので一旦通過しちゃって、地図見て「さっきの上陸地とかいうトコじゃん」と戻って来た。
その「ドンロドリゴ上陸地」の観光用の町営駐車場はあったけど、コロナで閉鎖されてて、海洋生物環境研究所をよけて路駐して歩いた。他にも路駐して歩いてる人はチラホラあって人気の場所のようだった。

で、海洋生物環境研究所の建物の脇の道は、もう正面に海が見えてて、進む途中の草の合間の休憩所にも案内文の石碑があった。
ドン・ロドリゴはスペイン人(帝国領だったメキシコ出身)で植民地のフィリピンで臨時提督をしてた人、慶長14年(1609)にメキシコに帰還途中の帆船が暴風雨でこの沖合で座礁し、上陸した317名は漁村で37日間手厚く保護された後に江戸に出発、駿府で徳川家康にも謁見して船を造ってもらい、無事にメキシコに戻れた後に「ドン・ロドリゴ日本見聞録」という本を書いたそうだ。
なるほどね。江戸初期の頃には日本でも太平洋を横断できる船とかぜんぜん造れてたんだね。

さて施設の裏は低めの崖の上で、左右両側の崖の海岸を眺められ、狭い砂浜を見下ろせた。
ここがそのロケ地だったようで妹は大喜び。潮が引いていたなら浜をもっと先まで歩けて洞穴とかもあるそうだ。

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海岸へ下る道はロープで閉鎖さていた。まぁどちらにしても満潮のようで海岸はその崖まで波が来てたから下りなかったけどね。
注意書きには「がけ崩れ」「落石」の注意喚起で携帯も繋がりにくいよと、なんかあっても研究所は責任ないからねという海洋生物環境研究所の注意書きだった。(ロープの閉鎖は御宿町だろうね)

とりあえずドラマ見てなくて、眺めるだけでも荒々しくてイイ感じの海岸だった。

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ゆっくり眺めてたらけっこう後から来る人も多く、子供連れの一行がやってきたりして賑やかになったトコで退散。来た道を戻った。
 
 
ところで、帰ってからGoogleマップとか見てたら、このすぐ先に別の海岸(小浦海岸)に出れる怪しい道があって、手掘りトンネルを抜けて海岸に出たり、崖の中ほどの岩から覗ける海岸とかあったらしい。
妹が知ってたら絶対行きたがったろうにね。スマホのGoogleマップじゃ出ないのかな。残念賞。

タグ:景:海 景:崖 景:浜 観:史 観:ロ