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アロアロ

ファイル 2487-1.jpg岡山市北区石関町にある喫茶飲食店。

岡山城から歩いてたら雨が降りだしちゃって、ぱらぱら小雨くらいかと思ってたらだんだん強い本降りになっちゃって、折り畳みの傘を開こうかと思ってたトコで見かけた店。

「岡山グルメと珈琲」と書かれてて、「えびめし」に「デミカツ丼」、「ホルモンうどん」というキャッチ―な岡山のB級グルメメニューが食べれるようなので、まさにタイムリーと迷わずに店に入った。

ら、
店内は洒落たカフェレストランで、B級グルメというよりしっかりした洋食店。そしてここは「ホテルエクセル岡山」の一階でホテルに併設されたレストランだった。
女性客だらけで混んでて場違い感も強かったけど気にせず怯まずに通されて席についた。

さてさて、ホルモンうどんは辛いだろうからパスとして、えびめしとデミカツ丼のどっちにしようか少々迷った。
えびめしはまだ一度しか食べたことないし点景にもしてなかった(ちょうど十年前)けど、しっかり食べたいからデミカツ丼かなぁ。。
あ、でもえびめしとデミカツのセットプレートもあるなぁ。。
でも欲張っても味わいがぶれそうなので素直に「デミカツ丼」にした。
(そういえばデミカツ丼も二年前に一度食べたことあっただけだった)

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お、これはこれは洋食店の本領を発揮したような旨い味わいのデミグラスとサクッとおいしいカツレツ。
見た目は丼飯だけどB級感はないしっかりした洋食メニューでおいしかった。
確か前に食べたデミカツ丼はもっと庶民的な馴染みやすいものだったと思うけど、こういうのもたまにはいいし美味しいから文句ない。
デミのソースはキャベツともあっててご飯もおいしく食べられた。

雨のおかげもあって思いきって店に入って良かった。
とも思うけど、やっぱ雨はヤだね。。店を出ても雨は止むどころか強い降りになってて気温も一気に下がった感じで寒かった。
タクシー乗っちゃおうか、、とか思ったけど、住所とかわからないから面倒なのでヤメて傘さして歩いた。

ファイル 2487-3.jpg足元みて水溜りをよけて歩いてたからか、きれいなマンホールが目にとまった。
桃太郎が放水してた。
これは消火栓の蓋だからマンホールカードにはなってないだろうけど、、なんて考えてた自分はいつの間にかすっかりマンホーラーww 正直最初はへーそんなのはやってるんだ、、なんて冷やかしのような気分だったマンホールだけど、自分の中でもはやってきたかもと感じておかしかった。

タグ:食:丼 餐:揚 観:具

岡山城

岡山市北区丸の内にある城。
「烏城」と呼ばれ、本丸跡にある城址公園は「烏城公園」という。
名古屋城や広島城などと同じく太平洋戦争での米軍の空襲で天守を焼失したお城。なのでその後昭和中期に鉄コンで復元された天守はほぼ元のままの外観で復元されたようだ。
焼失せずに残って現存する櫓もあるそうなので一度は来てみたいとは思ってたものの、なかなか岡山市街を歩く事が無く、やっと来れた。

烏城公園には南側の内下馬橋を渡って入った。
昔は目安橋という木造の橋だったらしい。天気は悪いけど大きい内堀を見ながらの入場は気分いいね。

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虎口の中は本丸下の段。中の段の石垣が見えた。
この正面の石垣の上には大納戸櫓という三層四階の一番大きな櫓があったらしい。(沼城という宇喜多直家が岡山城に入る前の居城の天守を移築してたらしい)立派そうなのに復元しないのかな?

石垣を見ながら下の段を進むと鉄門跡の先の南東に御殿か何かの建物跡の間取りを整備してるところだった。(まだ整備中なので案内は無かった)
ふと石垣で何か動いたと思ったら、猫が上から降りて来て、そのまま下に並べられた石に隠れるように素早く走り去った。もしや忍猫か?とか思って眺めちゃった。

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中の段に上がると目の前に本段に出る不明門が見えたけど、すぐには進まずにまず中の段を歩いた。
ここには政務の中心となった表書院の跡の間取りが区分けされていた。
こんな天気のわりに人も多かったし鳥も多かった。写真で見たらヒヨドリだった。そんなヒヨドリが表書院の間取りの中をチョコチョコ歩き回ってた。意外と城が好きなのかも。

泉水という池も再現されてて、その奥に月見櫓があった。
この「月見櫓」が現存する400年前の建築物で国重要文化財。うー、出来れば二階の雨戸を開けた姿が見たいなぁ、、っていうか特別公開とかされてる時に来たかったなぁ。。
まぁパッと見、バランスいい形の櫓ではあるけどそんなに目を引かない建物。なるほどね、大納戸櫓とか他の櫓を復元しちゃったら更に目立たなくなるから復元は天守と門だけにしたのかな。

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それと間取りの合間の二ヶ所で宇喜多の築城時の石垣が覗けるようになっていた。
宇喜多の時代は中の段が狭目でもっと低くて本段が高くなってたのかな。

ひとまわりして復元された不明門をくぐって本段に出た。
ここはもう天守がドーンと奥に控える広場(往時は御殿の建物が密集してたようだけど)正面に天守を見ながら真っすぐ進んだ。

有料の天守閣は、外見の写真撮ってすぐ入ろうと思ってたけど、ネット配信の通知が入ったので、とりあえず手前のベンチに座って休憩。
イヤホンしてネット配信を見てて気がついたら雲が少し割れて日が差した!ドンヨリした空をバックに日のあたった四重六階の天守が更に堂々として立派に見えた。休憩しててよかった。

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そして300円払って入館。
中は立派な資料館。まず先にエレベーターで四階まで上がって六階の展望室まで階段で登った。あ、ちゃんと六階になってるんだね。

そしてその六階展望室は室内からの展望。窓の格子が邪魔だけど外観復元天守なのでそうでなくてはならない。
写真にすると更に窮屈に感じる展望。鯱が見えるのが西と東方向。この本丸が意外と広いので市街は少し遠く感じる。けど、湾曲した旭川は西から北にまわって東へ南へとよく見えた。

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その北側の窓だけは窓を開けて格子の先で写真撮ってみた。この川の先が日本三大庭園の後楽園。丹頂鶴もいるそうで興味はあるけど庭園はひとり歩きで楽しめるかなぁ、、(今日は取り敢えず天気悪いし時間も遅いから行くつもりなし)

そして階段を下って各階を見ておりた。
金鯱は五階の窓からだとすぐ前によく見えた。

城に関する資料展示はキレイに見やすく並んでて、いい雰囲気。最近はどこの復元天守もキチンとしてるよね。初めて行った名古屋城(26年前!)で感じたような昭和臭プンプンのガッカリ観光地感は払拭されてるよね。(今行けば名古屋城だってキチンとしてそうだよなぁ)
なんかいいなぁと思ったのが二階に復元された城主の間。本当に二階にあったそうだ。天守にあるのって珍しいよね。
そしてそこには江戸時代の雛人形が飾ってあった。でもこれ写真で見たら殿と姫ばかりが並んでて変だった。
最後に一階の塩蔵に下ると、塩の甕とかも置かれてたりしてなかなか良かった。

外に出て、塩蔵をまわって裏口みたいな北側の細い階段から廊下門をのぞきつつ本段を下った。

こんな天守脇の裏口が昔からあったのかな?とか思って調べたら、、、実はここが岡山城の面白い所だそうだ。
ここにあったのは階段ではなかったらしい。
塩蔵の前まであった御殿の奥から殿様専用の渡り廊下が延びていて、直接中の段の表書院や廊下門へ、そして下の段の花畑御殿へも廊下で行けたそうだ。
で、渡り廊下の下に裏口の通路があるわけもなさそうだけど、なんと御秘用口という抜け口と門があったそうだ。こっちは奥の側室かそっちに用があるものが使ってたのかね。

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そして廊下門から下の段に下った。
この北側から振り返って見上げた天守がカッコよかった。
岡山城というとさっきの南側からの見た目がメインぽいけど、こっちからの見た目の方が全然イイよな。それに南側には御殿があった筈で本来見える姿じゃないわけだし。(こっちはこっちで花畑御殿というのがあったそうだけど、見上げるスペースはあった筈。あ、渡り廊下で隠れるかも。。)

そして川沿いを歩きながら少し木に隠れがちな月見櫓も眺めて岡山城をあとにした。
(実はもう一つ西手櫓という現存櫓があったんだけど、烏城公園の外の西の丸跡の市街地にあったそうで知る由もなかった。 いや、知ってても行かなかったと思う。)

ちなみにこんな天気でこんな時間でも、こっちの廊下門から城を出てきた人の殆どは、順路のように橋を渡って後楽園へ向かってた。

タグ:観:城 観:閣 観:櫓 観:重 観:門 観:池 観:石 観:園 観:飾 景:川 楽:眺 動:獣 動:鳥

玉比咩神社

ファイル 2485-1.jpg玉野市玉の430号沿いにある神社。

前々からこの430号を通るたびに気になりつつも通過してた神社。時間に余裕のある今回初めて立ち寄れた。

神社には駐車場がないようで、それもあって毎回通過してたわけだけど、隣りの市民会館にちょこっと停めさせてもらおうと入った。(共用の駐車場だったらしくOK)

神社には「手づくり市」という幟が立っていて、その設営の人が何人かいて、参道脇にテントやテーブルを並べていた。
どんな催しなのか見てみたい気もするけど、今からの設営だし始まるのは10時11時くらいかな。。

まずは拝殿にお参りした。

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ここのご祭神は豊玉姫命(竜宮城の乙姫)だそうだ。
菊の紋があった。ん?乙姫様って天皇系?(浦島太郎はどこにつれてかれたんだ?)

拝んだ後はいつものように横から本殿を拝見。
すぐ裏が山で、斜面にかかる形で本殿があった。
左側からも拝見してたら、その山の中腹に奥の院のようなのがあるのが見えた。登ったら眺めもよさそうだけど、、ヤメといた。

さてそして、前の道を通る度に見かけて気になって寄った一番の目的はこの巨岩。御神体の「霊岩」。周りをまわってじっくり見た。

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手前の石に掘られた由緒によると、昔はここまで海岸で満潮時には海水に洗われていたそうだ。そして三つの火の玉が飛び上がった伝説などもあり、万葉集にも詠まれ、昔から信仰されてたそうだ。
ここは完全に陸になってからこの岩の為にできた神社のようだ。(豊玉姫は方便かな)
岩の元は池で囲まれてるのは海の名残なのね。

横の松の木がはえた所は、耳のような形をしてて離れてしまった海の波の音を聞いているように見えた。

正面には豊玉橋という新しめの橋が架かってて、岩の元まで行けた。
岩にふれてみると、思ってたよりザラザラしてたけど、冷たく静かで清らかな感じがした。

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そういえばここら辺の山の上に見える岩ってみんな黄色いけど、この岩は灰色だね。
そういうところも神々しいかな。

最近はやりの「パワースポット」という言い方はあまり好きじゃないけど、岩に癒されるいい場所だった。

タグ:観:宮 景:岩 観:伝 楽:触

王子が岳

ファイル 2484-1.jpg倉敷市児島唐琴町にある瀬戸内海に面した山の展望地。
この付近の山の総称が「王子ヶ岳」という事だそうで、ナビ地図とかには乗ってなかったけど、ナビ無くても案内がちゃんと続いてて来やすい場所だったし駐車場も広かった。

まず、駐車場からして目の前に東側の瀬戸内海と霞んだ島々が見渡せた。
そして散策コースのマップも出てて分り易かった。(できれば距離も書いてほしかった)
で、「パークセンター」という展望所に向かって歩いてみた。

この道からもう眺めがよく、べつに展望所に行かなくてもいいんじゃないかっていう感じだった。
道は勾配のあまりないコースをまっすぐ進んだ。駐車場からだけどネコが多かった。。

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そして見てみたかったニコニコ岩もさっそく見えていた。
おーたしかにニコニコしてるわ。

ゆっくり歩いて写真撮って止まったりしながらも五分程でその「パークセンター」に到着。
まだ閉まってる飲食店とかは改装中ぽい感じだったけど、休憩所としては閉鎖されておらずオープンで、抜けて正面から展望できた。
(ふと、手前にあったワゴンタイプの陳列棚を見るとネコが寝てた。。)

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展望は瀬戸内海が広く見え、かなり霞んでるけど瀬戸大橋も島の間をずーっと真っすぐ続いて見えた。
手前にはさっきのニコニコ岩がしっかり横顔で見え、手前にもゴロゴロ重なった岩が見えた。おじさん岩というのもあるらしいけど、手前のがそうかな?(違うらしい。ここからは見えない裏側にあるらしい)
沈みそうな島とかも見えてて船の行き来は大変そうに思えた。

気が付くと階段で屋上の展望台にものぼれた。
そんなに景色は変わらなかったけど、少し日が差してきて明るくなってたのでしばらくゆっくり眺めた。(ここの案内ではニコニコ岩はジャイアントロックって書かれてた)

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半分滑り台の脇の階段を下って外に出ると、建物の横は芝生の広場?と思ったらパラグライダーの滑空斜面だった。
覗くと滑って落ちていきそうな海に吸い込まれそうなスリルがちょこっと感じられて面白かった。

まだ早いから、ニコニコ岩まで歩いてみようかなー
すぐ裏の山頂くらいは登ってみようかなー
、、と少し迷ったけど、あまり体力使いたくないのでこれで引き返した。
道の脇にあった岩をペタペタ触れてみてこんな感じの岩なのねと納得してよしとした。

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帰りもほぼ同じ道を戻ったんだけど、鳥の声に耳を傾けてゆっくり戻った。
写真には撮れなかったけど茂みの中から声がしてたウグイスの姿も初めて見れた。

そして駐車場に戻ると、尾だけがオレンジでキレイな小鳥「ジョウビタキ」が手摺から枝にと可愛らしい姿を見せてくれた。

もやーっとしてて天気が今ひとつではあったけど、楽しい朝の散歩で気分良く車に戻った。

タグ:景:海 景:山 景:島 景:岩 観:楼 観:橋 楽:眺 楽:歩 動:獣 動:鳥