太田市新田上江田町の県道沿いにある国指定史跡。
新田荘遺跡としての国指定という文字に惹かれつつ、その南北朝時代あたりの疎い歴史を知る切っ掛けになればと来てみた。
入口に案内板があって解説を読むと、江田館は新田氏一族の江田行義の館だそうで、新田義貞に従い大将として西国を転戦し武功を上げた人物だそうだ。
そして戦国時代には金山城の出城として改修され、北条に攻められ落城。そして北条が亡びると廃城になった城跡でもあるそうだ。
土橋を進むと広い本丸の周りには土塁が囲い、堀も一周続いて残っているようだ。これは国指定だからではなく、地域住民が昔から保全に協力してきたので原形のままに残った史跡だそうだ。
その土塁に上ってひとまわり歩いてみた。
ポカポカで気分よく、鳥も飛びまわってて賑やかだった。
写真にとれたのはヒヨドリかな?沢山いたのにみんな素早くて難しい。
西側の土塁と堀は少し折れていていい形。
これは出城として使われた時にも形を変えてなかったのかな?
案内板の復元図はまっすぐの絵になってたけど、それは参考図だそうでまぎらわしいw
そして北西の隅と北の中央に小さな祠があった。新田氏を祀ったものかな。何も書かれていなかったけど、土台がコンクリブロックだったので比較的新しいものかと思った。
ひとまわり歩いて南側の正面に戻った。入口の案内板以外には何の案内も無かったので、ただののんびり散歩になってしまった。
最後に西側の外郭(二の丸?)を少し進んでみて、横にあった白梅の木に歩いてみた。
花の香りいっぱいの満開の梅の花の中にはスズメが沢山集まっていた。おどかすのもかわいそうなので裏には回らずにそっと戻った。