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中華そば みやま

ファイル 1354-1.jpg笠岡市神島の県道沿い、笠岡港の入江に架かる神島大橋の西詰めにぽつんとある小さなラーメン屋。

この県道は2011年の「笠岡どらいぶ」の時に通った道だけど、これは知らなきゃ分からない店だなぁ。
でも人気店らしくこの時間でもお客が入ってて狭い店内は賑わっていた。

さてさて、レトロな店内の丸太を割ったようなテーブルについて「中華そば」を注文した。

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あれ、、これは笠岡ラーメンぽくないな(鶏肉が乗ってない)
と思ったけど、食べてみたら
 !!これわ んまい!!
濃厚なうまみの脂と醤油が効いてて、平たい細めのストレート麺だけどよく味が絡んで絶品。
えーなんだろう、笠岡って言うより尾道?でも尾道で食べるより全然いいんじゃないか?なんて思えるような(尾道は朱華園でハズして以来行ってないかも)うまいラーメン。一気に啜り飲み干した。

狙ってた笠岡ラーメンとは違うものだったけど不満は微塵もなく大満足の食事になった。

タグ:餐:ら

四国フェリー おりいぶ丸

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新岡山港から小豆島の土庄港までの航路を渡すフェリー。
この航路は両備フェリーと共同で交互に運行してるそうで、そっちの「おりんぴあどりーむ」というフェリーの方が新しくてきれいだったらしい。。まぁいいけど。
この新岡山港の待合室も洒落た洋風の港のテラスになってた。
建物の前にはオリーブの木かなんかあったりして「大阪城築城残石」も置かれてて小豆島への興味を高める雰囲気になっていた。

そして乗船。
今日は天気いいから客室には入らずに終始甲板の上のベンチに座ってのんびり船旅。

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出航して新岡山港を離れると、すぐに後ろに児島湾大橋が見えた。

船は988トン、65mで最高速力16.7ノット。平成9年6月に進水。なんだウチの車より若いのか。

しばらく風を受けて海と児島半島を眺めてた。
そして少し進んで児島湾を抜けたら、落ち着いて小豆島でどう廻ろうか地図を見るつもりでスマホを取り出したんだけど、それより今晩くらいは泊まってもいいなとか思って高松あたりの宿を検索。ササッと決めて予約した。

ファイル 1236-3.jpgスマホの画面って苦手でさ、それだけで目が疲れちゃって「小豆島で」はとくに何も決めずスマホを閉まった。まぁまた行き当たりばったりだ。(さっき新岡山港で案内パンフ見たからいいや)
で、目を癒すつもりでまた海を眺めた。

島々の間に見えた平らな台地のような山は四国高松の屋島かな?凄い独得な地形だわ。

そして向かいからの船と擦れ違ったらもう小豆島は目前だった。
あれはこの船と同型かな?(多分、高松に行く第二しょうどしま丸。ほぼ同型)

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録音の船内放送で「着岸するまでは危険ですから車両甲板には立ち入らないよう、、」なんて流してたのに、すぐあとに「まもなく土庄港に到着します、お車で乗船の方は車に戻って待機してください」という乗務員の放送が、、、どっちじゃいw

久々の船旅だったけど今日は割と楽しめた。

タグ:楽:乗 景:海 景:島 観:船 観:石 植:樹

五味の市

ファイル 1235-1.jpg備前市日生町日生の日生町漁協の魚市場。
そういえば五年前にも「カキフライソフト」を食べに来てた。
で、今回はその時に食べずに少々後悔した日生名物の「カキオコ」(牡蠣のお好み焼き)を食べようと思ってきてみたんだけど、そういえば牡蠣の季節はまだ先で、以前来たときのような「カキオコ」のテントとかそういったものは一切なく残念だった。

ファイル 1235-2.jpgけど、
さすがに御当地名物だけあって、市場の脇に取り敢えず屋台は出てた。ナイス。
で、
見るとちゃんと屋台の脇にテーブルも用意されててソコで食べられた。
テーブルに着くと丁度次のカキオコを焼く鉄板を見ながら食事できて楽しめた。

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で、カキオコ。うまいねぇ。
お好み焼きっていうと普通は豚玉とかイカ玉とか具は本体のおかず的な感じだけど、これはカキが主役!カキを程良く食べて味わう為にお好み焼きで纏めたって感じで風味バッチリでおいしかった。

「シーズンはこれからですか?」と話を聞くと11月くらいからだそうだ。なので今時期は何処の店も冷凍物のカキだそうで「シーズンになったら生カキになるからもっと美味しい」そうな。。
うわーまた来たいなぁ。

さてさて、満足したトコで五味の市の市場も見て歩いた。

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中はかなり活気あり、ハモを開くのがアトラクションのようにあちこちで見れた。
他にも小魚を開くおばちゃんとかいたりして実演主義的な市場で面白かった。

すぐ食べられる揚げ物系とかもあったけど、チョイ食いには多めのパックだったので通過。
そういえば「カキフライソフト」もまだあったけど、買ってる人はいなかった。そんな暑くないしね。僕は前回食べたからパス。(カキフライを片方おっことして悲しい気持ちになったしね)

ファイル 1235-5.jpgで、なんか車で食べられそうな物でもあればねぇ、、なんて思って見てまわってて、小魚の味醂干しを買ってみた。
車で一つ食べてみたけど、よく考えたらこれって少し炙って食べるもんだよねw
ってわけで自分用の小さな土産にした。酒のつまみだ。(最近呑んでないけど)

タグ:餐:焼 餐:貝 観:市 楽:話 楽:買

道の駅 犬挟

ファイル 1119-1.jpg倉吉市関金町山口の313号沿いにある道の駅。
寄ったのは二度目。前来た時は小さな売店をちょろっと覗いただけでとくに何も無くてすぐに立ち去った。
今日は早朝でトイレだけのつもりの休憩。
朝の「北条公園」は和式で汚れててしゃがむ気にならなかった。けど、ここはキレイで洋式でしかもシャワートイレ。ありがたくゆっくり鎮座させてもらった。

すっきりして外に出てみたら、道の駅入口のプチ公園風なところに「峠の名水」というのが見えた。
あれ?なにこれ。こんなんあったっけ?

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と歩いてみたら、円形の公園に沿って作られた岩の小川を水がながれてた。そしてその奥の部分が池になってて、覗いてみたら幾つもの湧出口も見えた!
おー立派な湧水だ。
「名水とか言ってそれらしく造っちゃったナンチャッテ公園でしょどうせ」とか思っちゃって失礼しました!!

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ファイル 1119-4.jpg水汲み場もちゃんとあったので車に戻って空きPETを持ってきて汲ませていただきました。

っていうか前回来たとき全然気付かずに立ち去って、麓で見かけた水スポットっぽい案内を進んだらミネラルウォーター会社だった、、なんてことがあった(ご好意で汲ませてもらえたけど)
マヌケだなぁ。

ファイル 1119-5.jpg公園部の一番奥で周りの山とかも見てたら、目の前の道路上に「この地点 標高313m」なんて表示があった。
おお、国道313号の313m地点か。面白い。

なんかここ、何もない小さな道の駅って思い込んじゃってたけど、こうして落ち着いて見るといろいろあって面白いトコだなあ。
他にもこんな感じで気がついてないだけのトコって沢山あるのかもねー。

タグ:楽:汲 景:泉 観:水 観:池 道の駅

親子孫水車

ファイル 926-1.jpg新見市神郷下神代の「夢すき公園」内にある三連水車。
「日本一の親子孫水車」というのが気になってちょっと寄ってみた。
「日本一」をウリにしてるみたいだから歴史はないものだろうな、、とは思ったけど、まぁそんな感じで、「紙の館」という紙漉体験施設の目印的な建造装置になっていた。

もう夕方でその「紙の館」は閉まってて誰もおらず閑散としてたけど、おかげでゆっくり水車の回る風景を眺められた。

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山に落ちる夕日に輝きながら垂れる飛沫と大きな水車でイイ感じ。
大きさは親13.6m(去年滋賀で見た水車「能登川水車」より少し大きい)、子6.0m、孫4.5mだそうだ。

一番大きい親水車は堂々として格好いいけど、それに続く子孫水車は「紙の館」の脇に隠れて余り目立たなかった。
折角だからキレイに並んで見える角度をと思って、周り廻って探したけどイマイチだった。。

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というのも、元々は「日本一の水車」として単機作られたものが、すぐによそにもっと大きいのが出来て抜かれちゃたそうだ。
んじゃあ、、と策を練って子と孫作って「三連水車で日本一」って事にしたようだ。そこは張り合うトコなかったようだ。
んー。。
(ちなみに、行きに寄った荘川の「そばの里」の五連水車は13m、4.5m、5m、5.5m、3.6mで「五連水車で日本一」だそうだ。どこもかしこも微妙な日本一だよね)

ファイル 926-4.jpg日本一かどうかはともかく、此処の水車はちゃんと水車小屋とセットになっててちゃんと機能してそうでイイ感じ。
小屋も藁葺きの屋根でカッコイイ。(昔こんなプラモデル作ったよなぁ)

他の大きい水車ってどこも単独で観覧車みたいに回ってるだけだよね。
その分ややこぢんまりした感じはするけど、水車はこういう姿であって欲しいから一番好感持てる。

タグ:観:装 観:一 観:建 観:園

鬼の岩屋

ファイル 925-1.jpg庄原市東城町帝釈始終にある「帝釈峡」の一部。
ナビ地図に出てたから来てみたけど、予備知識ゼロ。
名前からして洞窟かな?岩場かな?奇石かな?と、それすらも判断付かずに来てみた。

なーんか、見るからに崩れた怪しすぎる案内板をみて、こりゃダメだろうと思ったけど、、「120m」とかあったので、そのくらいなら大した距離じゃないしちょこっと見てくるか。と、歩いてみた。

らば、
疲れてる足には結構な登りの山道で、しかも途中から道が道らしくなくなって消えた。。誰も来ないトコなの?
でもなんとなくで登ってみたらほぼ「120m」で岩崖に到着。

おお。
大きな岩盤が避けて洞窟になってた。

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ファイル 925-3.jpgでも、案内板は完全に何が書いてあるか分からない状態。
中は真っ暗。
フラッシュ焚いても奥まで見えないね。。

入口の不気味な鉄柵の扉は開いていたので、ちょっと入ってみたけど、ホンの二歩くらいで足元滑って転んじゃった。。
危ないし恐いしで、目を慣らすどころじゃなく、勿論それ以上は進まずに洞窟を出た。

やっぱひとけなさそうな崩れたところは来ない方がイイね、、
なんて思いながら戻ろうとしたら、、

ファイル 925-4.jpgじぇじぇ
道が崩れてるのは登る時はよかったけど、下るのは恐いわ。。
傾斜も急だし足元もゆるくて不安定。
なんでこんなトコ登って来てんだよ!ばかじゃないの?自分。。

周りの木や草につかまりながらゆっくり降りた。

が、

ずるっ、、と滑ってずずずーーーーーーと落ちた。。
ずずずずずずずずずずずず
やばい。
やばい。やばい。
とまらない。。。

ファイル 925-5.jpgわーしんだー

とか思ったけど脇の枝を掴んで何とか止まれた。。
長く感じたけどホンの一瞬だったようで、10mくらいで止まってよかった。
イタタタ。お尻と背中泥だらけ。。

そのあとは慎重に時間かけて斜面を降りた。

上には全然説明なかったので入口まで戻ってさっきの崩れてた案内を読んでみた。
この洞窟、入口は狭いけど、中は20m×20m×30mの広い空洞になってるそうで、奥には川が流れてるそうだ。
また、昔、ここに多くの心優しい鬼が住んでいたという伝説があるそうで(心優しい鬼?優しくっちゃ鬼じゃ無くね?)「鬼の膳棚」「鬼の刀掛」という岩もあるとか。

なんか説明だけ読むとこんなに埋もれちゃうのが勿体ないような洞窟にも思えるけど、逆に実はそんなでもないから埋もれちゃったのかなって気がする。。
何はともあれ、あんまし怪しいトコは行かない方がいいね。特に道がなくなってるようなトコは。。

タグ:楽:登 景:洞 景:崖 楽<困

道の駅 ゆとりパークたまがわ

ファイル 924-1.jpg萩市下田万の191号沿いにある道の駅。
三度目かな。天気悪かったり時間が合わなかったりで通過することも多いけど毎回でも寄りたい道の駅。

メインは六角堂風な建物、でも用があるのはメインじゃなくて別館っぽい離れの食堂館。これも六角堂風な建物。
ここのリンゴのソフトクリームが目当て。

ファイル 924-2.jpg地元の「小川りんご」を使ったオリジナルというこのリンゴソフトはやっぱりおいしい。
しゃりしゃりのシャーベット風で摺ったリンゴのような甘さとそのまま感でお気に入り。
全国各地の割とあちこちで見かけるリンゴソフトだけど、個人的にはここのがやっぱり一番おいしいと思う。

関東に住んでいるからか山口でリンゴってイメージは全然なかったんだけどリンゴソフトっていうとすっかり此処を思いだして、他で食べても比べてる気がする。

さて、一応メインの物産館も覗いてみた。
連休ラストの昼で混み合ってた。

ファイル 924-3.jpgで、リンゴジュースを買ってみた。
「小川りんご」のリンゴジュース。リンゴリンゴの連続技。
うん。おいしかった。
でもジュースに関しては他のところのもおいしいから、思ったほどの感激はなかった。
(ソフトをおかわりすればよかったかもww)

タグ:餐:冷 餐:飲 道の駅

道の駅 萩・さんさん三見

ファイル 923-1.jpg萩市三見の191号バイパスとしての山陰道無料区間沿いにある道の駅。
ここは山陰道的には「明石PA」と言うトコで、山陰道は現在の所「萩・三隅道路」と呼ばれる高規格道路、、って色々と面倒くさいなあ。。

ポツーンと何もなくて寂しい海沿いだけど、甘夏みかんを大々的に売り出してて賑わってて、広々と休憩できる場所だった。

ファイル 923-2.jpg勿論まだ朝で食堂はやってないだろうけど、直売所の惣菜コーナーには幟にあった「三見のあじバーガー」もちゃんと売っていた。
それとこれも幟にあった「瀬つきあじの押し寿司」を買って、鯵尽くしってことで、テントのベンチで海を見ながら食べた。

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これは結構アジの風味がある魚らしいバーガー。
フィッシュ系のバーガーってたいてい主張せずにタルタルとふらいのこうばしさで誤魔化されたような物だけど、これはバッチリ鯵。魚を食べた!って気になる感じでおいしかった。

逆に押し寿司は一瞬アジか何か分からないくらいしっかりした身のアジ、そして酢飯が爽やかにすっぱくておいしかった。

ペロリと軽く丁度いい朝食になった。

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目の前の海は道路を挟んでだったけど青くきれいで、左に青海島、右に鯖島、その脇に遠く霞んで相島が見えていた。

タグ:餐:ば 餐:鮨 景:海 景:島 道の駅

川棚のクスの森

ファイル 922-1.jpg下関市豊浦町川棚下小野にある楠の木の公園。
道路の案内につられて来てみたら、随分とキレイに整った斜面の公園だった。
駐車場も整備されたばかりのようで、園内マップもちゃんとあり、階段脇にはツツジが咲いてきれいだった。

ファイル 922-2.jpg階段の上には新しい社の「森若神社」があった。
ぴかぴかの新築だけど神社は1660年からあるものだそうだ。
まず先に拝んだ。

いやーそれにしても、予備知識無しのフラリ立ち寄り者としては、どれもちゃんと説明があるのが嬉しいな。

さてさてクスノキどーん。

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樹齢は1000年以上の国の天然記念物。
クスの森っていうから楠の木だらけの森で一本くらいは大きな古木もあるのかなみたいな事を想像してたんだけど、豈図らんや、この木が一本だけで森のように大きいから「クスの森」と呼ばれているんだそうだ。へー。
これはこれは、さすがに森をはるだけの包み込むような勢いある大きな楠の木。

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新緑の緑も青空に輝いて生き生きしてた。
いやーいいね。すがすがしい。癒されてのんびり休憩。
風も心地よかった。

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タグ:楽:歩 植:樹 観:然 観:園 観:宮

石見畳ヶ浦

ファイル 908-1.jpg浜田市国分町にある景勝地の海岸。
小さくて(自主投函型の)有料の駐車場しかなかったけど、何か面白そうなのでまあいいかなと、停めて歩いてみた。

全然知らずにたまたま来てみただけだったけど、国指定天然記念物だそうだ。
なにやらトンネルをくぐって抜ける先の海岸というのがまたそそるよね。

で、そのトンネルを進むと、、

おお

おお

いきなり海に空いた洞窟につながってた。すごいじゃん。
これは意外な展開で面白かった。「海食洞」というそうだ。
奥には祠があり地蔵が並んでた。洞窟の穴からは外の岩(ネコ岩)も覗けた。

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そしてまたトンネルを進む。
トンネル内の壁には「石見畳ヶ浦」の地質や歴史の解説がバックライトで照らされて幾つも並んでて興味深く、飽きずにトンネルを抜けられた。

外に出て、まずは振り返ると砂岩層と礫岩層の断層の見える一面の崖が大きく迫力持って聳えてた。

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そして海岸に歩く。
おーおーなるほど千畳敷っていうか千畳以上楽に敷けそうな広く平らな岩盤の海岸。へーへー。
「明治5年(1872)の浜田地震でできた珍しい隆起海床」だそうだ。
平らで歩きやすく、まずは海際まであるいてみた。

ボコボコッと丸い岩(ノジュール「団塊」)も並んでて面白く、海の先にはさっきのネコ岩が見えた。
海水が干されて塩になったかのような白い部分や、海草が干されて緑色の部分もあって色とりどり。変化多くて面白い。

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海の水がきれいで底まで丸見え。
岩盤だから磯のように生物も豊富で、ウニやらイソギンチャクやら巻き貝やら、おおきなアメフラシなんかもウロウロしていた。
もちろん魚も多く、フグなんかが高速で泳ぎ回ってた。(構えてたけど素早くて写真に捉えられなかった。。)
こういう磯系の生き物って見てて飽きないよね。でも、もう夕方でそんなにのんびりする時間じゃないから、一箇所に固まらずに歩きまわった。

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広い岩盤には亀裂が入ってて、その亀裂が畳の縁の如くずっと伸びてて正に「畳ヶ浦」。
大きな亀裂は狭くなったり広くなったりしながら、奥の方まで波で流れてた。おもしろい。

広い千畳敷を歩くと、先の方にもまたノジュール(団塊)というボコボコが沢山並んでいた。
これは貝や鯨の骨の化石のカルシウムで固まった砂礫の岩だそうだ。奇妙な景色だなぁ。

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奥の方へ進むと潰れたノジュールとか、黒ずんだ岩とかまた少し違った感じで面白い。
そして場所的にあまり人が覗かないからか、亀裂の水底の魚影も濃く沢山の小魚が戯れていた。

で、その一番奥に「馬の背」という奇石の王様みたいなのがあった。
軍艦のような、トビハゼのような奇妙な形で、岩肌も凸っ張ってみたり凹んでみたりと不思議な造形ながら、ちょうど人が登りやすいくらいの段差で楽に天辺に登れた。

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船首にあたる頂点からは、東の先の赤鼻の岬が見えていい眺め。
船尾の方を振り返ると今来た千畳敷を少し見下ろせた。
なんかまた結構歩いちゃったな。。足元おぼつかない岩の上で足の疲れを思い出して少し竦んだりして。
踏み外さないように気を付けて下りて、後は平らな千畳敷をゆっくり戻った。

ここは正直もっとゆっくりしたい場所だった。
後で気付いたんだけど「馬の背」の先には「めがね橋」とかもあったらしい。(トンネルできる前はそっちから回ってきてたのかな?)
また来たらもう一度歩きたいと思った。
ぜんぜん知らないでたまたま立ち寄った場所ながら大金星。
いつもは通り過ぎちゃう所にも面白い場所は沢山あるもんだよねぇ。

タグ:楽:歩 景:洞 景:崖 景:海 景:磯 景:岩 観:地 観:然 植:草 動:魚 動:虫