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十六羅漢岩

ファイル 3340-1.jpg遊佐町吹浦字西楯の345号沿いにある海岸の磨崖仏群。

ここは10年以上前に一度来てて(2005/9/4)ちょっと驚いたスポット。印象的だったので、また寄ってもいいなと思いつつ毎度通過してて、時間に余裕がある(というか時間稼ぎしたい)今回久々の立ち寄り。
青空いっぱいのいい天気の朝なので海岸の散歩がてらのんびりしようかと駐車場からゆっくり歩いた。

まず陸橋で345号を渡って広場に出て案内をゆっくり見た。

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この十六羅漢は江戸時代末期に吹浦の海禅寺の和尚が明治初年までかけて掘ったものだそうだ。十六の羅漢と釈迦等の三尊、菩薩や観音もあわせて二十二の像が、奇岩の連なる数百メートルの海岸に点綴して彫られたそうだ。

まずはゆっくり上から眺めてから広場から海岸に下ってみた。
広場の丘の斜面には小さな花(ツリガネニンジン?)が咲いていて身近に見ながら下った。ら、まず正面の先に早速仏の顔が見えた。

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で、広場の正面下の岬の所は、ライトアップ用の器材が設置されてたりして、メインの舞台って感じになってた。
磨崖仏が並んで集まってて、あれ?前からこうだったっけ?ってくらいのメインステージ感があった。
いやぁ記憶ではどこら辺が羅漢岩なのか分からずに歩いてたら足元に顔があったりして、気が付けばあちこちに点在して囲まれてて驚く感じだったような、、、記憶があいまいなのか、観光地的に集めて動かしたのか、随分と印象が違って見えた。
ウロウロ歩き回って足元に顔!というのを探してみたけど、メインの向かいのライト機材のある岩場の頂点に一つ見つかっただけで、他には見つからなかった。。おかしいなぁ。

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まぁ、羅漢岩はともかく、朝の海岸の散歩は波荒く景色良くなかなか良かった。
ゴツゴツの岩を上ったり下ったりしてぐるっとひとまわりして、丘の広場に戻った。

そしてまた案内図を見てみたら、たしかに足元のはさっきの一つだけでメインステージに集まってるのも案内図の位置のままだった。おかしいなぁ。
っていうか、そのメインに集まってるのは殆ど菩薩で、十六羅漢は端の二つと例の足元のだけ、他の十三はそこから北の方に点在しているようだった。。えーそうなの?(先に見た時に「数百メートルの海岸に点綴して」というのは認識してたけど、正面の岩場だけじゃないとは思わなかった、、)
上からズームで見たら確かに一つ二つは確認できた、けど、多くのほとんどは見えなかった。
そっちも歩いて全部見てやろうかとも思ったけど、、なんか整備されてなくて道なさそうだし(国道で塞がれてる)、波荒いし、っていうか別にそこまで仏像に興味あるわけでもないのでヤメた。

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あとは、まとわりつくトンボをからかいながら、電線に停まったホオジロを見上げたり、橋から国道を見下ろしたりしながらゆっくり歩いて戻った。

そして駐車場に戻ったのが7時半。。んーまだ食事には早いか。近くの道の駅は確か朝から食事できるトコだという記憶はあるけど、さすがに7時半はないよなぁ、、と、近隣案内を見て、もう一カ所寄り道するかと決めて出発した。
 
 
ちなみに2005年のコワク

タグ:観:像 景:海 景:岩 景:磯 植:花 動:虫 動:鳥

高原の駅 鳥海山鉾立

ファイル 3339-1.jpgにかほ市象潟町小滝の県道(鳥海ブルーライン)沿いにある鳥海山の秋田側の五合目登山口の駐車場。

鳥海ブルーラインはCR-Xに乗ってた頃から何度も通ってるけど、ここに寄って休憩したのは三度目くらいかな。点景は二度目。

まわりは多くの登山客で賑わってて、山に登らない格好でフラフラしてるのは自分だけだった。

で、ここのお気に入りは展望。
まずは駐車場の先から象潟(にかほ)の海岸線を見下ろした。

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象潟は昔、もっと海岸線が手前で松島のような小島が浮かぶ潟だったそうだ。
んーなるほど、見下ろすとそんな感じだったのかなと思えた。

そして山の方に進むと奈曽渓谷の谷間を見下ろす展望台がある。
もちろん誰もおらず独り占めでゆっくり眺望。
っていうか正面の山(稲倉岳)の上から顔を出した朝日が眩しすぎて谷が全然見えなかった。。

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ので、しばらくは麓の樹海の方を眺めた。
森の中にぽっかり見える池みたいなのが、前に行った獅子ヶ鼻湿原かな?(とか思って見てたけどちょっと違った。っていうかよく考えたらそんなに広い池はなかったっけ。。)

それと、少し先の低い山の麓付近に雲海が出てるのも見えた。

燦燦とそそぐ朝日を浴びながらしばらーくのんびり眺めてたら、やがては少し角度変わって少し谷も深さが見えるようになった。300~500mで傾斜50度の深い谷。展望台の足元は340mの深さだそうだ。
これはこれで大きな自然の造形をクッキリと把握できていい景色。山を登る人はこれ以上のいい景色が見れるのか、見慣れてて興味薄いのか誰も来なかった。この景色を見てから登ってもいいんじゃないかと思うけど、余計なお世話だよね。

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ちなみに前回の点景

タグ:楽:眺 景:海 景:山 景:森 景:谷 景:陽

橋場温泉 新はしばの湯

ファイル 3338-1.jpg雫石町橋場坂本の46号沿いにある道の駅「雫石あねっこ」構内にある日帰り温泉施設。

うっかり通過したけどすぐ先で戻ってきて寄ってみた。道の駅はもう真っ暗だったけど空いてて、奥のこの日帰り温泉の前もそんなに混んでなかったから、ひょっとしたら早くしまっちゃう感じかもと思ったけど、入ったら8時までで一時間の余裕で丁度よかった。

ってわけで、はからずも検索せずに探さずに温泉堪能。少し濁って少しトロっとした湯。いい湯だった。

で、
風呂あがったのが7時半、最初からあきらめてはいたけど、まさかこの時間で食堂なんかやってはいないだろうな、、と思ってたらサニアラズ。なんと食堂やってた!まじか。

やったーどんな普通のメニューでもいいからありがたく頂こう!と、テーブル席についてメニューを見たらアニハカランヤ。なんと御当地っぽいメニュー盛りだくさんで天国。何にしようかすごく迷った。

ファイル 3338-2.jpg一番気になったのは雫石牛メニュー。「サーロインステーキセット」は6800円というしっかりしたものだけど、おすすめとある「サーロインステーキ丼」は2980円!これはちょっとの贅沢で手が届くくらいの神メニュー。半分決まりかけてたけど、やっぱり今日は盛岡で食事するつもりで(美術館だけで)通過して来ちゃったから、盛岡冷麺とかもあって悩んだ。(他にも「温製トマト麺」「雫石すき焼きラーメン」「姫竹入り稲庭うどん」とかそそられ過ぎて困った)

で、結局今回は盛岡メインという事で冷麺にした。
おすすめとある「雫石わさび冷麺」、そしてサイドメニューに「雫石牛入りソーセージ」をつけてみた。

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ってわけで「雫石わさび冷麺」。わさびは生の山葵を擦って入れるアトラクション。
実はいつも盛岡で食べてみたいのに躊躇してしまうのはキムチとか乗って辛いのしかないのではないかという不安。なので、山葵メニューだと答えが分かっててアリガタイ。唐辛子のピりは最悪に苦手だけど、山葵のツンはわりと平気なのだ。

で、この冷麺。麺は期待通りの変なゴムのような冷麺らしい冷麺で満足。汁は酸味ありつつ甘さが立った優しい感じ。
個人的にはガツンと酸っぱくて構わないんだけど、そこはツンが補うだろうと、擂った山葵を投入!、、、ん、あれ、でも思ったほど山葵のツンがこなくて風味もピンとこなかった。。
これは一本擦り来るくらい入れないとダメか?と頑張ったけど、けっこう擂るの大変で半分くらい頑張って諦めた。
優しい感じの冷麺。。おいしく汁まで飲んであっさりと食べられた。

ファイル 3338-4.jpgそして
追加でたのんだ「雫石牛入りソーセージ」
やっぱり雫石牛は気になるから少しでも味わいたいと思ってつけてみたけど、、
これはおつまみメニューですな。。(メニューもにおつまみとあったじゃん。。)
歯ごたえあるソーセージで酒飲みながらゆっくり噛んで食べるにはいいけど、間もなく閉館とアナウンスある時に食べるメニューではないよね。急ぎ食べたけど思いのほか量多く、ポテトまでたんまりで、おいしいけど悔しい感じ。雫石牛の雰囲気は分からなかった。。しょうじき「雫石牛入りメンチカツ」にしとけばよかったんじゃね、、と思った。

あー失敗したーやっぱ「雫石牛サーロインステーキ丼」にするべきだったーと後悔したけど、ちょうど食べたかった冷麺も旨かったしソーセージもポテトもおいしくいい食事ができて満足。

そして外に出ると、暗い駐車場では驚くくらいの星空が見上げられて感歎。こんな天の川みたいなのとかの細かな輝きまでの星空を見上げたのはいつ以来だろうか。やっぱ岩手の星空はいいわぁ。寄ってよかった。
自分のデジカメじゃ写せないのは残念(一応撮ってみたけど全然だった)だけど、これは包まれてなんぼだよね。グダグダでもなんとか連休此処まで来れて良かったと思えた。

タグ:楽:湯 餐:麺 餐:肉

江口寿史 彼女

ファイル 3337-1.jpg盛岡市本宮松幅「岩手県立美術館」で催されてた人気漫画家のイラスト展。
手前の「矢巾町歴史民俗資料館」でチラシを見かけて気になったけど、もう4時半だから無理かなぁ、、とか思ってナビ検索したら30分くらいで行けそうで、6時までだから間に合いそうなので来てみた。

駐車場に停めて入館したのが5時。
まぁ1時間もあれば充分見れるだろうとか思ってたけどアニハカランヤ。思った以上に展示数も多く、ひとつひとつ見てたら時間なんてすぐたっちゃって、時計見ながら留まり過ぎずに流れて眺めて1時間たっぷり楽しめた。

で、写真OKなので撮りまくっちゃった。(僕以上に一点一点じっくり撮りまくってる人もいた)

江口寿史は僕が子供の頃の少年ジャンプの「すすめパイレーツ」から好きだったマンガ家で、「ひのまる劇場」「ストップひばりくん」あたりはコミック全巻もってた。
その後連載不安定になりつつも「NANTOKA NARUDESHO!」などの短編集は秀逸で、マンガ自体面白かったんだけど、描く女性のイラストの可愛らしさも秀逸で、近年ではポスターや扉絵のイラストでしかお目にかからなくなってしまってた。

そんな大好きな漫画家の女性を描いたイラスト展。
入ってみたら、お客も女性だらけで一瞬怯んだ。
けど「40年以上昔からのファン」である誇りをもって負けずに進んだw

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展示はデカいパネルで、等身大やそれ以上の大きさの女性のイラストが並び引き込まれた。
おしゃれと言ってしまえばそれまでだけど、背景も含めて素敵な一瞬のフレームという感じで、凝縮された魅力の芸術だと思えた。

遅い時間でもお客は多く距離とるつもりで飛ばして観て戻ったり、順番通りには見てなかったかもだけど、第二章は「恋慕」という題で懐かしいマンガの原画や扉絵が並んでいた。

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ドライブ先の水俣の道の駅で見かけたイラストも並んでた。
第三章は「素顔」という題で、町の風景と女性のイラストが並んでいた。
どれもこれもこんなに何気ない普通の町も一般女性も魅力的なものなのかと驚くようなイラストで、じっくり観たかったけど時間を考えて流した。

第四章は「艶麗」ワインを持つ女性シリーズ。
いろっぽい人、あざとい人、ふつうの人どれも素敵だった。

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第五章は「青春」音楽とファッション。
「ハイファッションにはほとんど興味がない。ちょっとダサいくらいの普段着っぽい方が好き。」といコメントが掲げられててて頷いた。カブに乗ったジャージの子が一番魅力的だった。

特別展示コーナーには下絵や彩色前後の比較などが並んでた。これは感歎。

第六章は「慈愛」大きなタペストリーが並んでた。青と橙のは吉祥寺の商店街のアドフラッグだそうだ。

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最後はライブスケッチ画とその動画を見て展示室を出た。閉館10分間だったのであと五分くらいはゆっくりまわれたのかも。。ちょっと急ぎ過ぎたかと思ったけど、その分、展示室外のパネルとか物販もゆっくり見れた。
Tシャツとかグッズ買おうかと思ってたけどおしゃれ過ぎて無理無理とあきらめた。

ファイル 3337-6.jpgいやぁ圧巻ですわ。こんなたくさんの女性の絵をどれもこれも魅力的に描けるのは、単に画力の才能だけでなく、女性に対する愛と慈しみとリスペクトであり、素敵な部分を見出して表現する匠の芸術だと感じた。
昔は連載を落とす自分を戒めて手塚治虫のサイン色紙の前で落雷に合うマンガとかも描いてたりしてたけど、これだけの素晴らしい作品を並べてバチなんかあたるわけがない。立派な大先生だと思った。

外に出ると夕日が沈み岩手山がシルエットで見えた。
駐車場に戻ってもすぐには出発せずに、余韻を味わいつつツイッターに感想を呟いた。文字数で「手塚治虫のサイン色紙」のくだりは書けなかった。。
(ちなみにこのツイは翌日100以上イイネ付いて驚いた。何事かと思ったら江口寿史先生ご本人がリツイして下さってた。。イイネはともかく感想を読んでもらえたのかと思えて嬉しかった)

タグ:観:館 観:絵 楽:催 楽:懐 楽:映 景:山

徳丹城跡

ファイル 3336-1.jpg矢巾町西徳田の4号沿いにある城柵跡。

走ってて「徳丹城跡」と見かけて興味持った。っていうか、4号なんか何度も通ってるのに、今まで全然気が付かなかった。(っていうか、矢巾町という町名も初見くらいの知らない地名だった。。いつももうここらは既に「盛岡」のイメージだったんだろうなぁ)
歴史資料館はあるようだけど城跡立ち寄り用の駐車場の案内はなく、一旦通過したけど、少し先で折れて一本裏を戻って歴史資料館に来てみた。(なので、城跡を表示した画像がなかったので道路上の標示にしてしまいました)

有料だけど160円とケチるような額ではないので躊躇なく入った。

この徳丹城というのは平安時代初期の弘仁3年(812)に、征夷将軍文室綿麻呂によって造られた律令制最後の城柵だそうだ。国史跡。
歴史に詳しいわけではなく如何せん平安なんて鎌倉なんかよりも疎い時代なので、資料館を見てても最初しばらくはチンプンカンプンだったけど、払田柵とか金沢柵とか秋田城とか出羽の方の柵跡は前にいろいろ寄ってたお陰で、「ああそこらへんの時代ね」と把握できた。
岩手県の城柵跡は寄ったことなかったので(手前の金ヶ崎で鳥海柵跡とか寄ろうとしつつスルーしちゃったので)丁度よかった。

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ここは10㎞ほど北の盛岡近郊にあった志波城が水害で壊滅しその代わりに築いて移った城柵なのだそうだ。
まぁ当時の城は、四角い縄張りで周りを塀で囲い櫓があったくらいで建物的にも国衙とかの政庁のような感じのもの。城跡といっても平らな野原でピンとこない。
資料館には発掘された木製の兜とか、当時の兵士の武装の解説とかあってイメージ膨らむけど、蝦夷討伐の三十八年戦争の前線基地という感じはしない。っていうか蝦夷側の城とか砦とか基地みたいなのは無かったのかな?城柵は全部大和側だよね。(ちなみに金ヶ崎の鳥海柵跡はもっと後の時代の城柵、平安時代後期の「十二年合戦《前九年の役と後三年の役》」あたりだそうだ。なんか歴史がつながってわかってきたかも)

そして外に出た。そうそう駐車場の前にあった古民家が気になってた。
なんか工事してるみたいだから入れないかな?とっか思ってたけど、かやぶき屋根の苔を落としてる保全作業の様で「大丈夫ですよ」と言われ中に入れた。

この古民家は「佐々木家曲家」、徳丹城には関係ないけどこの矢巾の江戸時代の村役を務めた農家の家お屋敷。案内板に建築年とかは書かれてなかった。(文久3年(1863)築だそうだ)

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中はいろいろと民芸品なども置かれてごちゃごちゃしてたけど、座敷はしっとり整然としてた。工事で締め切ってたから夜のようだった。

そして、外に出て徳丹城跡の表に歩いてみた。
資料館にあった航空写真の領域図が何処が何処だかよくわからなかったけど、何度も見て理解するとこの資料館と古民家はギリギリ城跡の範囲外の西門の近くのようだ。
で、その領域の木々(桜並木?)を抜けて国道側に歩いて、広く平らな城柵跡に出た。案内板も立ってたけどやっぱりピンとこず、広さを眺めた。青空と雲がキレイだった。

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中心の政庁があったのが国道の先の小学校のあたりだそうだ。なので、国道の対岸の方が領域が広いんだけど、なにもなさそうだし小学校だし広いしってことで、国道近くまでは歩いたけどそこで引き返した。
広いトコにドンと構えて力を誇示してた感じかな。三十八年戦争も徳丹城が出来た後半は実際は小競り合いが散発してただけで此処が攻められるような大きな戦いはなかったようだ。しっかりと終結するのに三十八年かかっただけで、おとなしく統治できてたそうだ。

ファイル 3336-5.jpgまぁ城跡はピンとこなかったけど、何となく寄ったら歴史にふれられたというのと、なにより昼までドンヨリ雨雲だった空が青く眩しく晴れてそんな中で広々したトコを歩けただけでもいい立ち寄り。
そしてトクタンジョーってなんかカワイイ名前だしね。

すぐ目の前で停まった赤トンボを見つつ、折り返した西の山並みに掛かる雲と、鋭く眩しい西日を浴びながら車に戻った。
そして次この後は、資料館の入口の近隣スポットのチラシやポスターを見て気になってたトコへ行ってみようかなと思った。寄り道の連鎖。気侭な散歩感覚。ドライブの神様ありがとう。

タグ:観:城 観:史 観:館 観:具 観:屋 景:原 景:陽

道の駅 石鳥谷

ファイル 3335-1.jpg花巻市石鳥谷町中寺林第7地割の4号沿いにある道の駅。

此処も何度も来てる道の駅で、盛岡の手前なので鍛えの行きでも北からの帰りでもほぼ定宿って印象のよく寝てるトコ。逆に店が開いてる時に寄ることは未だ少なく、点景は今回で二度目。
今回も昨日朝に出掛けられて今日ここからの出発だったら青森くらい余裕だったろうになぁ、、とか思いながらの立ち寄り。

なんか工事してたけど、普通に営業してた。
ここで食事していこうかなーと思ってたけど、いややっぱ盛岡でじゃじゃ麺かな、、と思ってやめておいた。食堂のメニューをチラ見して気になったメニューはやっぱりひっつみとかだった。(前回の点景の時に食べてた)

で、なんかチョイ食いみたいなのないかなと売店見てたら、ちょうど「そば味噌餅」というのが割引であったので買ってみた。
それと宮沢賢治の童話のTシャツが気に入ったので(XLもあったので)衝動買い。宮沢賢治関連のトコ寄ったりしたことないけどねーなんか気軽に寄れるトコあるかなぁ?

ところでここは歴史民俗資料館とか図書館とかも集まった場所で、裏には農業伝承館というのもあるそうなので、ちょっと散歩がてら歩いてみた。

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ら、有料だった。。伝承館って何となく名前的に無料っぽい気がしたんだけどなぁ。ケチるほどの額ではないけどそこまで農業に関心あるわけでもなく、見てもよくわからないだろうから入らずに戻った。

間の林で足元みてたらキノコがあちこちに傘を開いていた。形がいいキノコはいいよね。見かけて得した気分になる。
天気も良くなって日差しも心地よく気分良く車に戻った。

で、「そば味噌餅」を食べながら出発。
味噌が絡みづらかったけど、そばの味がしっかりしててそばがきみたいでおいしかった。

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ちなみに前回の点景
っていうか、初期の点景はシンプルでいいなぁ。みならわねば。

タグ:餐:餅 食:串 楽:買 植:茸 道の駅

サンクチュアリセンター 淡水魚館

ファイル 3334-1.jpg登米市迫町新田新前沼にある自然資料館。

伊豆沼にある「サンクチュアリセンター」は、ミニ水族館がある無料の施設ということで随分前から気になっててネタ帳にも載せてた所。でも実は伊豆沼の周りに「サンクチュアリセンター」という施設は3つあって、時間がなかなか合わないながら最初に何度か行ってた栗原市の「サンクチュアリセンター」は「鳥館」だそうで、魚の水槽はちょこっとだけだった。(もうひとつは「昆虫館」で内沼の方にある)
ってわけで、他にこの「淡水魚館」があると知って、別にもういいや、、って思いつつ、来てみた前回は「休館中」で閉まってた。コロナが増えたり減ったりしてた頃だから仕方ないとは思いつつ、とことんタイミング悪いトコだと思ってた。
なので今回もやってなくてもサモアリナンってくらいの気分で来てみた。けど、やってた。おー!やっとこれた。

外観ぱっと見面白い形の建物だけど、入口は公共の施設っぽい雰囲気。
中に入っても掲示板のポスターとかが妙に公共っぽくて、カッコよくリニューアルされてた「鳥館」とは印象違って古くさい感じがした。

水槽は壁に並んでて小さめながら魚はキレイで、解説案内の文も添えられていた。  んなんか面白味に欠けた。


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だけど、解説文のない水槽もたまにあったし、水槽の中が砂も水草もどれもほぼ同じで変化なく、なんか面白味に欠けた。

いやいや無料のミニ水族館なんだから、文句はないしむしろ充分なんだけど、見せ方なのかなぁ、なんかイマイチに思えた。
伊豆沼の自然がテーマな筈なので、もう少し具体的に沼でどう生息してるかとかを解説してくれたらいいのになと思った。

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大きめのテレビモニターで淡水魚の映像が流れてたけど、内容は日本全国の淡水魚で東北にはいない魚を紹介していた。面白そうだけどそれを見入るのは違う気がして無視した。
そのモニターの上のタペストリーが伊豆沼周りの説明だったようだけど、これはもっと見やすい位置に下ろすべきだよね、、モニターの上じゃ飾りでしか無くてじっくり読めない。

魚は大きくて目立っていたのが雷魚。一緒にいた在来種のナマズよりも大きくて堂々としてた。ルアー釣りやってた時は好きだったなぁ。(っていうか雷魚がいるならブラックバスがいてもいいように思えたけど)
なんか脚立が出たままで、邪魔で奥へ行きづらかった。これはわざと?それとも片付け忘れ?

二階にも上がってみたけど、こちらは取り残されたような地味な展示での漁などの沼の文化展示コーナーがあり、ぐるっと回ると沼に面した側は大きなガラス窓で展望室になってた。でも目の前が沼というわけではなく周りを見下すだけって感じだった。

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もう一回一階に下りて軽くひと回り魚を見た。
ナマズが元気で可愛らしかった。っていうか、ナマズが元気過ぎると地震が心配になる、、という感覚はちょっと年寄りくさいかなぁ

雨の日はミニ水族館だ!とか思って来てみたけど、おもったほど気分沸かず地味な気分になった。
淡水魚とか普通の魚こそ好きなんだけどなぁ。


ちなみに前に行った「鳥館」

タグ:観:館 観:具 楽:証 楽:映 楽:眺 動:魚

道の駅 三本木やまなみ

ファイル 3333-1.jpg大崎市三本木大豆坂の4号沿いにある道の駅。

ここは以前から何度も寄ってた道の駅で、以前は北海道や北東北へまわった連休最終日に寝て南に帰るという事が多かった印象の定宿駅。だけどそれもCR-Xに乗ってた十年以上前の話で、最近は道の駅が増えたので滅多に寄らなくなった。(けど、日誌みたら二年前に寝てた)
点景は12年ぶりの二度目。亜炭記念館のダイハツオート三輪とかそのままあって変わってなかった。

店の方は、、覚えてないけど、前よりPOPとかにぎやかになったと思う。

ファイル 3333-2.jpgで、そのPOPの「当店限定ひまわりかき揚げ」というのが気になった。っていうか、元々ここで食事して行こうってつもりで寄ったので丁度よかった。ひまわりはここの名物だしね。

けど、食堂の券売機を見たら他にも「ひまわりたまごかけご飯」とかあって迷ったけど、どこがどうヒマワリかわからず、厨房の人に聞いてみたら、そっちは名前だけでヒマワリは入っておらず、ヒマワリの種入りはかき揚げだけとの話なので「ひまわり天ぷらそば」にした。

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ヒマワリの種っておつまみ的な乾き物でしか食べた事なかったけど、こうして天ぷらになるとクルミみたいな甘さが感じられて香ばしくて面白かった。
けど、そばは、、山田うどんくらいのイマイチ感だった。

でもまぁ、名物の面白いものを食べれていい食事。軽めなので、他に何か面白そうなものないかなぁーと店の方も見てみた。
で、一番気になったのがこの道の駅の限定販売という「ひまわりかりんとう」ヒマワリの種入り。品名は「餅屋がつくったはな○かりんとう」というのかな?餅屋とか肉屋とか東北は色んなカリントウがあって面白いなぁ。

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っていうかかりんとうってこんな形でもいいんだっけ、、チップス的な薄いものだけど、食べたらかりんとうだしひまわりの種の味もばっちりだし、おいしかったのでこれは買ってよかった。

ファイル 3333-5.jpgこんなにヒマワリだらけなら、一目くらいはひまわりを見て行きたいものだなぁ、、でももう八月の終わりじゃ咲き残ってないだろうなぁ、、花が咲き終わった後のひまわり畑は茶色くて無惨なんだよなぁ、、
とか思ったけど、4号の少し先の交差点の脇の工場前で咲いていた。
見れたのは嬉しいけどやっぱり小雨でうつむいた感じのヒマワリはちょっと残念だね。


ちなみに前回の点景

タグ:餐:麺 餐:揚 餐:豆 餐:菓 道の駅

阿津賀志山防塁

ファイル 3332-1.jpg国見町西大枝原前地内にある史跡。

鎌倉幕府による奥州征伐の守備として奥州藤原軍が築いた土塁堤防。そして最大の激戦地となった場所だそうだ。
なんか今やってる大河では奥州合戦なんかはサラッと済んで印象薄いけど、興味はあったので来てみた。

で、道の駅でしっかり案内されてたから安心して来てみたけど、現地にあったのは「あつかし千年公園」という駐車場で、そんな名前の公園は道の駅の案内にはどこにもなかったから別かな?と思って通過しちゃったけど、どうやらそこでよかったらしく、戻ってきてみたら、トイレの前に案内パネルが並んでて「阿津賀志山防塁」や「中尊寺ハス」などを丁寧に解説してた。

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で、その防塁や蓮池はここからちょこっと歩いた先。(なので便宜的に千年公園とか名乗ってるのかな)雨は止んでたけど一応傘持って歩いてみた。
周りは田圃の郊外の道で、うちの母親の実家(「いなか」という表現はイケないらしいので気をつけます)の近辺と同じ福島県だけに雰囲気が似てるように感じて、天気悪いながらも朝の散歩気分が楽しかった。
カエルちゃんいないかなーと気にして歩いたけど、取り敢えず見あたらず、季節柄ブタクサが沢山咲いていた。(喘息持ちなのでアレルギー的に天敵の草なんだけどねー)

そして数分と歩かずすぐに「阿津賀志山防塁」の案内板があって現地到着。
っていうか案内板無いとただの段の丘かな?って感じでピンとこない風景に見えた。

山の中腹から4㎞続く防塁で、二本の堀と三本の土塁が並んでるそうなので、こういうのがあと二本並んでるらしい。

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そしてその防塁の下の前に「中尊寺ハス」の蓮池があり、ピンクの蓮の花がチラホラ綺麗に咲いていた。なんか、勝手な印象だけど、防塁の上の方から見るとその前にある蓮は、さしずめ攻めて来た鎌倉の武者が散って倒れて花になったようも見えて、それを狙っての整備かと思えた。
実際には回り込まれて破られて守りきれなかったんだけどね。

で、蓮池に下りて防塁を見ながら奥の方に歩いてみた。
けど、桃の果実園で行き止まり。防塁はそのままずっと続いてるようだったけど曲がってて先までは見えなかった。
んーやっぱ、俯瞰で見ろせる展望台とかじゃないとよくわからないなぁ。(そういえばここは「日本三大防塁」の一つとかで、10年位前に行った福岡の水城もその一つだそうだ。あれは見渡せて分かりやすかったなぁ)
この4㎞の防塁構築には25万人動員して六ケ月かかったそうだ。んんーやっぱりピンとこないなぁ。

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あとは蓮の花を見てまわった。
派手なピンクの大きな花、なんか曇り空の方が似合う気がする。
この「中尊寺ハス」は藤原泰衡の首桶に納められてた種を開花させた800年前の古代蓮だそうで、その泰衡が築いた防塁のこの地に平泉から株を譲り受けて育成したものだそうだ。なるほど。
ここでも蓮の葉の上にカエルとかいないかなーとか思って見てたけど、見あたらなかった。そんな中、カエルの声も聞こえたけど、あ、これはウシガエルだ、、とガッカリ、ウシガエルなら見ないでいいやとあきらめた。

まぁいまいちピンとこなかったけど、ちょっと散歩的には楽しかった。
で、駐車場まで戻ってもう一度解説パネルを読んだりした。
奥州討伐の鎌倉勢の進軍コースとか合戦の推移とかを見てたら、なんか幕末の新政府軍もこの鎌倉にならって勝ち戦をしてカッコつけたかったから必要以上に会津を責め立てたんじゃねぇ?とか思った。

ファイル 3332-5.jpgそしてまた駐車場から遠目に防塁を眺めてみたら、防塁はよく見えなかった。けど、手前の公園の柵の上にアマガエルが乗ってるのに気が付いた。
おお、こんなとこで。
柵を辿ってみたら分散して4匹発見。体はキレイな緑だから茶色い柵にずっといたわけではなさそうだけど、なんか居心地良さそうだった。
八月後半になって今年初のアマガエル。わーい。満足。(歴史よりカエルかよw)寄ってよかった。

タグ:観:史 観:堰 観:園 観:蛙 植:草 植:花

赤みそ家 白河店

ファイル 3331-1.jpg西郷村小田倉小田倉原の4号沿いにあるラーメン店。

もうなんでもいいから見かけた店に入ろう!と思ってて市街入って最初に見かけた店。
なんと白河だけど白河ラーメンじゃなくて味噌ラーメンの店。っていうか、普段っぽい余裕の感覚でたまにはいいじゃんと思ってたし、なんなら点景書書かなくていいくらいの方がいいとか思ってた。
でも取り敢えず、家系ラーメンとかモヤシ沢山乗ったコッテリ系とかじゃなくて良かった。
無論カライ系だったら論外。あ、味噌は鬼門か。辛くないことを祈って店に入った。

ファイル 3331-2.jpgカウンター席についてメニューを見ると、全面的に味噌ラーメンで種類多く、辛いのは「辛味噌ラーメン」とあり、トッピングのピリ辛のものも表記あったので普通のは辛くなさそうに思えた。
「3大麺」と大きく表示したメインメニューは味も別なのかと一応聞いてみたら、どの味噌ラーメンも汁は一緒とのことで、じゃあ普通に味噌バターコーンにしようとおもいつつ、隣にあった「チーズ味噌ラーメン」にしてみた。

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ってわけで「チーズ味噌ラーメン」
危惧した辛さはまるでなく安心して食べれるおいしい味噌ラーメンだった。よかった。
チーズは味噌にも合ってておいしかったけど、うざいくらい伸びて少々食べづらかった。けど麵にも絡んでよく味わえた。

味噌は滅多に食べないので、感想は貧弱だけど、そのぶん点景は簡素に纏められるかなとか思ってたのに、なんかぐちぐちと長くなってしまった。反省。
「滅多に食べない」とか言ったばかりだけど、実は先週龍ヶ崎で食べたばかりで、さすがに2つ続けて味噌ラーメンの話はたるいのでそっちの点景は割愛してしまった。
(ちなみにこの店はあちこちでよく見る某家系チェーンの会社の味噌店だったらしい。 白河まで来て、、ってトコだけど、気ままなドライブはこのくらいの適当さでよい)

タグ:餐:ら