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ノシャップ寒流水族館

ファイル 3701-1.jpg稚内市ノシャップにある最北の水族館。

岬の灯台の袂にある施設で、そういえばあったねぇって感じで意識してなかったけど、雨で時間余ってたらやっぱ水族館だよね。図らずも丁度いいトコにあったと思えたし、いざ寄ってみようかという気になってみれば「寒流水族館」という名前からして北端らしい魚が見れそうじゃないかと期待できた。

駐車場はすぐ横の三台分のスペースは満車だった。あとは裏の灯台下に広めのがあり、こちらは余裕で停められた。うわぁ灯台下からだと暴風の中歩くのがイヤだなぁ、、と思ってたら横にの一台が出たのでこちらに停めなおした。
けどそのすぐ横のからでもちょっときついくらいの雨と風で傘も広げられないまま半濡れで、北端の厳しさを味わいつつ入館。

階段上って二階が入口。
手作り感のある飾りの入り口から入ると、今年生まれたアザラシの赤ちゃんの毛というのがケースに入ってて置かれていた。蓋を開けて匂いを嗅いでいいそうだ。よくわからなかった。。
その先にはさっそくタッチプール。ああ、やっぱり子供向けな感じなのかなぁ、、とか思いつつ、周りに子供はいないのでさりげなくホヤをもみもみして進んだ。

水槽の周りもわかりやすそうな解説が並んでて楽しいく魚が見れた。最近の水族館はどこも「魚好き」が前面に出てていいよね。

最初の水槽は「エゾメバル」おお、北海道らしい魚だ。っていうか、なんかみんな並んで一斉にこっち見てるんですけどー。目を見張るでメバルだって解説にあったけど正しくすぎてヤバ。

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さすが寒流水族館、北の海の魚がメインなんだなーとか思ってたら、次は淡水のエビとメダカだった。。なんだそりゃと思ったけど、解説で「メダカはサンマやトビウオの仲間なんです」というのが面白く、海かと思いきや淡水という展開と相まって楽しめた。
更にウーパールーパー、ハナヒゲウツボと並んでカオス。かわいらしいニモ(クマノミ)を華やかに配置しておきながら、同じピンクの照明でイシガキダイが飾られてて、こうしてみると意外とイシガキダイみたいな硬派な魚がアイドルかのように見えて面白かった。
そしてドクターフィッシュもあった。ここのは無料(有料のところあるよね)。手だけこちょこちょ癒された。

なーんか変で面白い水族館だなぁ、、と思ってたら二階はこれで終わり。小さい水族館だなと感じた。
で、半螺旋状の階段を一階に下ってみたら、そこは円形の部屋で周り360度つながった回遊水槽になってた。
おお、すごい!なんか大きなマスっぽい魚が沢山泳ぎ回ってるぞ。まさかサケってことはないだろうからサクラマスかなんかかな?とか思って見てみたら、、ん??これ、イトウじゃない? 、、でもヒラメとかオオカミウオなんかも泳いでてどう見ても海水なんだけど、イトウって海に下る魚だったっけ???と不思議に思ってたら解説があって、徐々に海水に慣らしていって海水で暮らせるようにしたんだそうだ。へぇぇそんなことできるのかぁー。(とか思ったけどよく考えたら知り合いの水産会社ではニジマスも海水で育ててたっけ)

いやいやそれにしてもイトウが元気で沢山で回りまくってて感激。だって幻の魚だよ。こんなにたくさん泳いでるのは初めて見たよ。しかもヒラメを追い越してw

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ってわけでここがメインなんだろうなと、じっくりゆったりしばらく回るイトウを眺めた。

満足したトコで進んでみたら、まだ他にも水槽あって、タラバや毛ガニのおいしそうなカニもそろってた。ズワイガニだけがえらく小さくて出荷したばかりかな?なんて思えた。
カニの横にはオニカジカという北の海のカジカがくつろいでて、ウニのコーナーもあった。
特筆すべきは「超レア」とあったコンペイトウという魚。泳ぎが苦手で吸盤でじっとくっついてる珍しい魚だそうだ。

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他にも緑でキレイなホッカイエビ、擬態がうまいキツネメバル、死骸でも毒が残るというハオコゼなどなど珍しい魚が可愛らしく展示されていた。演出もうまいし楽しい水族館だった。
そしてなぜか最後はスッポンだった。なんだそりゃ。

ファイル 3701-5.jpgさてさて、ここの隣に併設されてる科学館も共通の券で見れるそうで、今1時だから軽くならいいかなと、そっちにも行ってみた。

科学館は南極観測隊がメイン。まず実際に使われていた雪上車が展示されていた。そして南極の氷とかあって触ってみれた。コチコチツルツルで石みたいだった。いやぁここ以上に最果ての極寒の展示を見ると、多少の雨風の荒れなんかかわいいもののように思えるね。。なんて思ってたけど、そういえば南極ってここの果てじゃなくて真逆の南なんだよね、、日本でここが一番遠いいんじゃん。

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なんでここで南極?とか思ったけど、実は南極観測の為の訓練地として選ばれたのがこの稚内で、樺太犬の犬ぞり訓練も行われ、その樺太犬も道内で集められとくに「南極物語」で有名になったタロとジロはこの稚内出身だったそうだ。

観測船の模型もいくつも並んでて、少しジオラマっぽくなってるのもあってじっくり見れた。
観測所の部屋を再現したトコには服を着たマネキンがいてビクッとした。犬ぞりもあり、展示では樺太犬の資料が一番多く感じた。

南極以外では奥の環境展示コーナーが、それぞれゲームみたいな試して遊んで学べるようになってて、子供はいなかったのでいろいろやってみたかったけど時間気にして素通りしちゃった。

二階までさらっと一通り見てまわった後でプラネタリウムの上映が始まるとアナウンス。30分の上映といいうことで、「船の時間があるので途中で抜けてもいいですか」と聞いたらダメということで諦めた。

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少し余裕もってもう港に戻るかと外に出た。
ら、そういえばペンギンとかもいたしアザラシも元気に泳いでた。彼らには雨も風も関係ないかな。
そしてそして今年生まれたというゴマフアザラシの子供はちょうど食事の時間だったようで飼育員さんが魚をあげてた。これはかわいかった。

と、存分に楽しんで1時半に出た。寄って良かった。正直、こんな天気じゃなきゃ寄ろうとは思わないトコだけど、こんなに楽しめるトコだとは思わなんだ。とくにやっぱりイトウがいいよね。驚きだよ。

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タグ:観:館 観:車 観:具 観:模 動:魚 動:獣 楽:触 楽:験

みなとや

ファイル 3700-1.jpg稚内市ノシャップの岬の手前にある食堂。

前に食べておいしかった店はこの少し手前に見えてて、またその店なら間違いないんだろうけど、せっかくだから別のこっちの店に入ってみた。

ファイル 3700-2.jpg割と鮮やかな色の外見とはうらはらに、店内は簡素な造りの海の家っぽい店だった。
取り敢えず窓の外に自分の車が見える席に着いてメニューを見た。

ウニかなー、カニかなー、でもやっぱイクラだよなー。これから利尻に行くんだからウニはそっちでいいもんねー、、なんて思いつつ、やっぱりいろいろ乗った海鮮丼の「ノシャップ岬丼」といのが丁度いいくらいの額だったのでそれにした。

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おお、これは豪華。甘エビも甘く、帆立も大きく甘く、カニも甘く、そしてウニも爽やかに甘かった。イクラも(クリスピーではないけど)しっかりしててまろやかで、昨夜の回転寿司よりおいしかった!けど、米はマズかった。。
お吸い物にもベビー帆立が入ってたし、なにげに佃煮昆布もうまかった。

まぁ米はともかくおいしい食事で満足。

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タグ:食:丼 餐:魚 餐:卵 餐:甲 餐:貝

稚内副港市場

ファイル 3699-1.jpg稚内市港の道道沿いにある商業施設。

レトロな見た目で気になってて、食事もできそうなので寄ってみた。
更に横につながった建物には日帰り温泉「港の湯」とか「樺太記念館」とかあってゆっくりできそうだった。

ファイル 3699-2.jpgで、レトロな方から中に入ると、古倉庫風な建物の雰囲気そのままに大きな物産展になってて土産とか色々揃ってた。
でもそれよりもと奥に進んで飲食店を見た。
ラーメンから海鮮から結構そろってたけど少々高めでイマイチ踏ん切り付かず敬遠しちゃった。

樺太記念館の方には食事できるとこないのかな?と隣りの建物に進んでみた。
こっちは「みなとオアシス稚内」となってて、「わっかない海の駅」ともあった。
入口は「利尻礼文サロベツ国立公園指定50周年」という幟から利尻礼文の写真パネルが並んでたけど、そういえばどこからが「樺太記念館」なんだ?と気にする前にパネルの案内は樺太だらけになっていた。

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そして樺太の豊原中学校の教室風なコーナーもあったり、昭和初期の稚内港駅を模した展示コーナーもあった。なかなかこってて面白かった。
もともと樺太には興味あったので新聞風の案内をじっくり読んで地図を眺めた。

そんな樺太コーナーの脇には「港町一丁目商店街」という昭和ノスタルジックな商店街が再現されてて面白かった。

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ゆっくり見て通過した先の廊下には映画の「北のカナリア」のロケ風景がパネルになってた。まさにこの目の前の港でロケしてたようだ。んー見てないけどね。いつ頃やってた映画だろうか。(2012年だそうだ)

って感じで食事しなくともなんか楽しめて満足で出ちゃった。


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タグ:観:館 観:鉄 観:街 楽:懐

道の駅 なかがわ

ファイル 3698-1.jpg中川町誉の40号沿いにある道の駅。、

初めての立ち寄り。っていうかトイレ休憩だけど、トイレやたら近くなったなぁ。手前の音威子府でも道の駅寄ったばかりだけどねぇ。朝は特に一度すると呼び水になったように続けてすぐってことが多いかも。
でも音威子府では店はやってなかったけど、ここは9時で店が開いてたので点景項目。この連休は三日目にして初の道の駅ネタ。
まるで寄り道は邪道とか思ってた若い頃のようだとさえ思えた。

ファイル 3698-2.jpgさてさて、何でもいいから食べたいなと店に入ると、ソフトクリームのコーナーにナンドッグやフランクもあって、(寒いからソフトは問題外だけど放牧牛ソフトとか面白そうだった)「このナンドッグは辛いですか」と聞いたらチリだからちょっと辛いそうで、辛くなくはできないですよねぇ、、と渋りつつ、一番人気とあった「中川フランク」にした。中川ってだれ?とか思ったけど、ここの地名だったw

店内にはサークル状の展示休憩コーナーやチムニー風ベンチがあって、中川の妖精みたいな石のオブジェとか、白蛇の石の小さな神社があったりした。
少し待って出来上がったフランクは、チムニー風の席で座って食べた。

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うんうん、なんか味濃くて荒々しくておいしいフランク。
腹減ってたから2本くらい頼めばよかった。おいしかった!
やっぱ食べてこそのドライブだよね。(っていうか、この連休此処まで食べ物ネタしか点景無し、、)
相変わらずの雨だけど、少し気分持ち直した。


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タグ:食:串 餐:肉 道の駅

回転寿しトリトン 江別店

ファイル 3697-1.jpg江別市高砂の12号沿いにある回転ずし店。

なかなか食事にありつけずちょっと諦めかけてた辺りで見かけて寄った。
ウェブの記事か何かで北海道の回転ずしチェーンの事を見てたのを漠然と憶えてて、いくつかあるチェーンの中でなんとなく憶えてた名前がこの「トリトン」だった。ちょっと寿司っぽくない片仮名の名前だったし、(鳥か豚か、、などと思ったわけではなく)「海のトリトン」のアニメ見てた世代なので、主題歌が脳内再生された。(というか主題歌くらいしか覚えていない)

さて、どうやら人気らしい北海道の回転ずしチェーン、さすがに遅めの時間でも待ちだった。いやまぁうちの方でも日曜の夜なんかはかなり遅くまで待ちみたいだけどね。

ファイル 3697-2.jpgむしろ丁度いいやと待ちのシートに座って今夜の宿の検索をした。この近くでは見つからなかったけど、旭川で安価で見つけて予約で来た。
待ちはほんの数組で10分と待たずに席に着けた。おひとりさまだから前が捌ければすぐよね。

さて注文はタッチパネルだけど、メニューは島型カウンター中央の厨房の上におすすめメニューの紙が吊るされて並んでてそっちが先に気になった。けどタッチパネルの方でも比較的見つけやすいし、地元のは目立つマークで「北海道産」とあるのが嬉しかった。まぁ北海道は大きいから根室とか函館とかもう別の県みたいなもんだけどね。

ってわけでまず最初にたのんだのが「北海道にしん山わさび」それと「ほっきのひも」
最初だったからかこのニシンがうまかった!正直ニシンってそんなにおいしい魚だとは思ってなかったので意外で印象的だった。
逆にホッキ貝は苫小牧で食べた時の感激から期待してたけど、ヒモは正直なんかよくわからず、普通の北寄貝がよかったなぁ、、と思った。でもちゃんとホッキの爽やかな甘味は味わえて良かった。

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次に食べたのは「たこの子軍艦」北海道の珍味だそうで初めて食べた。面白いけどおいしいものではなかった。
それと贅沢な皿の「ひらめ昆布〆」、これはおいしかったんだけど、なんか最近は平目は天ぷらの方がおいしいような気がしてたのを思い出した。

そして満を持して「イクラ軍艦」やっぱ僕はイクラが好きだわ。なんだかんだ言ってこれが一番幸せ。そしてさすがの北海道。やっぱうまいわ。

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最後に気になってた「こまいっ子軍艦」これも北海道珍味だそうで、気になってたのんでみた。けど、なんてことない味付け飛子、たいしておいしいものではなかった。

以上
、、振り返ると、半分はたいしておいしいものではなかった感じだけど、なんだろう、、ニシンとイクラの感激が勝ってかおいしく大満足の食事だった。
いや、おいしさよりも初めて食べた北海道の珍味の面白さが満足感を満たしてくれたのだろう。

っていうか、こうして振り返ってみると、、、
せっかくだからもっとジャンジャン食べればいいのにーと思うよね。
でも本人、かなり満足してたのでゆるしてあげてね。

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タグ:餐:鮨 餐:魚 餐:卵

高原食堂

ファイル 3696-1.jpg森町駒ヶ岳の5号沿いにある食堂。

この5号は、北海道に来た時は行きにしろ帰りにしろほぼ毎回通ってる道で、なーんもない森の沿線にあって毎回見かけて気になってた店だった。
ひょっとしたら初めて北海道に来た34年前から見かけてたかもしれない。そして毎回「次は寄ろう」と思ってた気がする。

でも行きなら函館で何か食べたあとだし、帰りなら急いで戻って函館でラーメンでも食べたい気分での通過なので、なかなかここらで食事なんていうタイミングはなく、今回みたいに黙々と北上してる稀有なケースでやっと寄ることができた。

とはいえ、特別なメニューがあるわけでも、何かで紹介されてた人気店というわけでもなく、地元の人が日常的に利用してるというような場所でもないので、まぁ料理はドライバー向けのありきたりな感じだろうと思ってて、こういう店に寄れるくらい北海道に来慣れて高ぶらずに落ち着いてまわれるくらいの余裕に憧れていたのかもしれない。

ファイル 3696-2.jpg店に入るとかなりレトロで昭和の侭の雰囲気、、というかボロ。やっぱりせっかく来た北海道だからキレイな店とか入りたいと思うのが自然だけど、いい意味で北海道はどこもかしこもほとんどボロいよね。って思ってて、目論み通り「九回目にしてやっと普通の北海道に入り込めた―」って気がした。

店内にはネコがいて、寄ってきて挨拶だけして去っていった。

そしてメニューはかなり普通な食堂だけど、やっぱり北海道だから「ジンギスカン定食」とかあるわけで、なんだかんだ言っても少しでも北海道っぽいものを食べたい欲はあるわけで、迷わずそれにした。くどくどと語っておきながらちょっと半端でおはずかしい。

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ってわけで「ジンギスカン定食」
いいぞいいぞ、定食だ。肉多いし野菜も多くておいしい。っていうかラム肉イイねぇ。元々好きで、むしろもっとクセ強いマトンくらいでもドンと来いなんだけど、そんな尖ったトコはなく普通においしくて近所にあってほしいくらいだった。

そういえば他に食事のお客はおらず、後からも入ってこなかったけど、外にはひっきりなしにお客が来てて、店のおじちゃんは休む間もなくソフトクリームを巻いていた。あー「高原食堂」って名前だけあってミルクのソフトが人気なのね。

どちらかといえば涼しくて、ソフト食べたいっていうような暑さではなくても、こう次から次とソフトのお客がほぼ途切れることなく立寄って買って行くのを見てたら、やっぱりそりゃ食べとかなきゃ後悔しそうに思い、食後に買って外で食べた。

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うん、おいしかった。○○牧場の~とかそういう表記は一切なかったけどしっかり牛乳でいい味だった。

ギリ並ぶほどではないペースで次次と立寄るお客さんは、若い人から子供連れに年配の方まで老若男女。ナンバーはみんな函館だった。よく通る人が「やっぱりここ通ったらこれだよね」って感じなのかな、と思えて、「ムフフ目論み通りだ」とほくそ笑んだ。


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タグ:食:定 餐:肉 餐:冷 楽:懐 動:獣

中華そば 櫓屋

ファイル 2873-1.jpg北斗市七重浜の228号沿いにあるラーメン店。

北海道の締めは今回も函館の塩ラーメンだーとか思いつつ、函館市街の人気店とか探す気もないしこの時間だとやってる店なさそうな気もして、取り敢えずどこでもいいから(本州でも見かけそうなチェーンじゃない)普通のラーメン店が沿線にないかな?と思って進んでて見かけたのがこの店。

コッテリ系の今風なラーメンっぽかったけど、まあOK。
店に入ると半端な時間の割にはお客さん入ってて人気の店のようだった。

ファイル 2873-2.jpgカウンター席についてメニューを見ると「豚骨・鶏ガラ・白湯スープとかつお系和風スープのダブルスープ」という「櫓そば」がメインのおすすめのようで、、北海道まできてコッテリ醤油豚骨っていうのも余裕あり過ぎててカッコイイ気がしたけど、塩ラーメンもあったので軟弱な僕はそっちにした。(櫓塩ラーメンというのもあったので、どう違うか聞いてみたら「トッピングが違うだけでスープと麺は一緒」と言われた)

たのんだのは「塩そば焼豚増し」炭火炙り焼豚も「櫓屋のこだわり」とメニューにあったので素直に増してみた。

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うん、おいしい。もうアラフィフにはこのくらいが丁度いいわw
塩はやさしくしっかりした味で、炙り焼豚の味わいとメンマの味わいもほどよくおいしく楽しめた。麺の感じもよく、最後にスープをかけて食べて下さいと出された小さなご飯も洒落ていた。(ご飯とも合うので逆に茶碗くらいで欲しくなった)

まぁ函館の塩とは違うけど(っていうかそもそも函館市でもないし、、)北海道のラストの締めの塩ラーメン。ごちそうさまでした。

ちなみに、
ネットで見てみたら、宇都宮の店の分店なんだとか、、うわぁ余裕あり過ぎかよw

タグ:餐:ら

えさし海の駅 開陽丸

ファイル 2872-1.jpg江差町姥神町の江差港にある船型の幕末資料館。

日本の歴史でも幕末の混乱は、割と若いころから興味あって榎本武揚も本で読んだりしたもんだけど、前に此処に来た時はこの開陽丸には寄らずに先の鴎島を歩いただけだったし、その後何度か江差を通ることや町を歩くことなどあったけど、開陽丸に行こうとは思わなかったし通過してた。。

開陽丸は幕府海軍の艦隊で最大の軍艦で、その後の戊辰戦争でも旧幕府軍榎本艦隊の旗艦として戦力の要を担っていたもの。
蝦夷地へ来て、その戦力をもって一時ながら諸外国に蝦夷共和国を承認させたものの、この江差で暴風雨により座礁沈没。
ぶっちゃけ威張ってただけで大した戦果はなく(最大の戦果は慶喜の大阪脱出かな)お飾りのまま無駄に沈んだって事で言えば、後の戦艦大和以上のハッタリ艦。(個人の夢想としては本当は独立する気などなかった榎本がうまくいきそうになって怖くなってわざと沈むように仕向けたんじゃないかとさえ思える)宇宙戦艦にでもなって地球の独立のために活躍するアニメでも作ってあげたいもんだ。

そんな開陽丸を平成2年(1990)に実物大で外観復元したのがこの「開陽丸記念館」
榎本武揚も開陽丸も眉唾に捉えていたし、復元した資料館ということで興味持てず今までスルーだったけど、年のせいか最近はこだわりも薄くなって、復元建造物とか観光用歴史風スポットとかそれはそれでいいじゃんと思えてきてて(っていうか、自分の歴史の知識も興味もほんの齧りかけの中途半端で御粗末ななものだし)、逆に実物大の幕末最大の軍艦って凄いじゃん!此処にしか無いじゃん!なんて素直に思えてきた(年とるって素晴らしい事だw)

さて、また前置きが長くなってしまって申し訳ない。
まずは駐車場前の海の駅の建物から入る。この建物の脇には大小三つの大砲が置かれていた。
そして建物内には1/50の開陽丸の模型があった。細かい作りで立派だったし帆を張った姿がカッコよかった。そして他にもミニーエ銃弾やピストルなどの引き揚げられたものも展示されていて概要の解説もあったし土産コーナーも充実していた。

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そして外に出て実物大の開陽丸模型を眺めた。ここまでなら無料なのでもう充分な気がしたw
けどまぁせっかくだから有料の「開陽丸記念館」の艦内に進んだ。(JAF割きいた)

館内は大砲がいくつも並んでて壮観だった。
これは海底から引揚げた本物かな。砲はドイツ製のクルップ砲で命中率高く4㎞もの射程でアウトレンジ攻撃できたそうだ。すこし明るさを抑えてたけど実際の船内は暗かっただろうね。

ハンモックのコーナーでは寝ている人形の上に「寝ています おこさないでください」とのシートが置かれてたw(この先もこういった遊び心旺盛のスポットかと思いきや、ここだけだった、、)このコーナーではハンモック体験できるそうだけどコロナで休止。

奥の方には人形を配置した大砲もあった。人形はリアルだけど砲兵の服も顔もきれいで臨場感は薄かった。
ガトリング砲もあった。え、積んでたの?もったいない。(弾があっただけで本体は発見されてないそうだ)
大砲体験室というのもあったけど、これもコロナで休止だった。

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特に気になったのは海から引き揚げられた砲弾。大砲の脇や柱の脇や壁際の至る所に並べて置かれていた。
っていうか、こんなに砲弾残して沈んで勿体ない。。打ち尽くすほどの海戦はないにしても半分くらいは新政府軍に食らわせてから沈めばよかったのになぁ、、、と思えるくらいの大量の弾薬だった。(そう考えると後の戦艦大和の海上特攻作戦も理解できそうに思えた)

そして船の辿った時代解説コーナー。区切りよく見やすくわかりやすかった。
それぞれの項目に船窓のような丸い窓があって、覗くと模型ジオラマがあったんだけど、どれもこれもほとんど一緒で海を眺めている姿ばかりで面白くなかった。。
実際に軍艦どうしで戦闘になったのは「阿波沖海戦」の一度だけだそうで。砲撃25発で命中弾なし。。ケチらんともっとバンバン打てやw

階段を下ると引揚げたものが沢山展示されてて、船の装具以外にも刀やサーベルから洒落た日用品までいろいろあったけど、それでもやっぱりあちこちに並んだ砲弾の印象の方が強かった。

全部見て、階段上がって甲板に出た。

おー、高いマストと青い空。広い甲板とまわりの海。気持ちい展望だった。これだけでも来た甲斐はあった。
っていうかでかい船だよね。横須賀の戦艦三笠よりもでかいんじゃないか?(いや、調べたら三笠の方が倍近くデカかった、、)

艦首左舷に江差の町が見え、艦首の南に続く半島は洲根子岬へと長く伸びていた。

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艦尾の北側はこの開陽丸が沈んだ江差沖の海。今は穏やかすぎて座礁したのがウソのような青い海。
先に見える陸は岬が重なってるのか奥尻島も重なって見えてるのか、手前の鴨島とつながって内海の湾のように見えていた。

そして右舷目の前に横たわるのが鴨島。
そういえば前に歩いたのは手前の海沿い(遊歩道の橋)だけだから、ゆっくり灯台まで登ってみたいなぁ、、とか思ったけどそこまでゆっくりする気はなく(時間もないでしょ)この眺めで満足。
(鴨島の手前で子供に水着着せて海で遊ばせてる家族がいた。確かにTシャツでいいくらいの暑さではあるけど海水浴は驚いた)

艦首と艦尾を行ったり来たりしながら見て回って堪能して階段を下って船を出た。

ファイル 2872-5.jpgあらためて舷側の間近に見る船体は堂々としてたけど、錆びだらけで残念だった。
木造船なのになんでサビ?とか一瞬外観復元された建物だってことを忘れそうになってたw きれいに塗装されてたら木造船とも見えなくもないだろうけどまぁ仕方ないかな。

振り返って全体のシルエットを見つつ、海の駅の建物に戻った。

さてさて最後にチョイ食いで何か食べられないかなーと思ってみてみたら、売店の奥の食事コーナーはもう終了してた。。
けど、ちゃんと食事するほど腹減ってたわけではなかったし、中華まんが売ってて「江差カニまんプレミアム」とかあったのでむしろ丁度良くそれ買って食べた。

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うん、おいしいカニ。あっさりめだけど甘くていい味。江差産のベニズワイガニ使用だそうだ。
「カニの身ギッシリ」と書かれてたほどギッシリではなかったけど、程よい満足度のちょい食いだった。よきよき。

タグ:観:船 観:軍 観:装 観:具 観:史 楽:眺 景:海 景:島 餐:饅

道の駅 江差

ファイル 2871-1.jpg江差町尾山町の227号沿いにある道の駅。

ここも初めての立ち寄りかな。あ、今日は三連続で道の駅ネタだ。まぁそれだけ気持ちよくドライブに集中して楽しめてたってことかな。

ここは並んだ幟に「日本一小さい道の駅」とあった。え、そうなの?もっと駐車場も狭くて小さそうな道の駅は幾らでもありそうだけど、、と思ったけど、トイレと売店の建物の敷地面積は間違いなく日本一小さいんだそうだ。

確かに建物は小さく、そして売店はトイレよりも小さかったw

そんな小さな売店に入ってみると、中は駅の立ち食い蕎麦屋くらいのスペースで、壁にかかったガラス棚には「小さいものミュージアム」と言う名のミニュチュア模型や小さな地域案内が飾られていた!
おお!いいねいいね。こういう小ささは大好物!撮影OKなので写真撮りまくってじっくり眺めた。

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地域の名所や名物の模型で鰊そばとか可愛らしく、「まめねこ」というのもかわいかった。

案内にはこの道の駅のリニューアルの話が出てて、実はクラウドファンディングで集まった資金で去年リニューアルしたばかりなんだそうだ。へー。
ニシンの話もあって、江差でもニシンはずっと獲れなくなってたけど放流などで近年は獲れるようになってきてるそうだ。へー。

売店で売ってたのは土産品がメインで、すぐ食べられそうなちょっとしたものは、、羊羹とビスケットだけだった。
なんか申し訳ないけど何も買わずに外に出て海を眺めた。

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広く眩しく穏やかな日本海。眺めながら駐車場を歩くと先に変な像があった。「江差の繁次郎」と書かれたハッピを着たおっちゃんの像で、なんかよくわからなかった。(江戸時代の江差にいた庶民の人気者のトンチ名人だそうだ)

あとは地図見て出発しようかな。。
と思ったけど、やっぱり気になって戻ってフリ-ズドライビスケットというのを買ってみた。
「どんな感じのものですか」と聞いたら「カロリーメイトみたいな感じです」と言われた。

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車に戻って開けて食べてみたら、なるほどこれはカロリーメイトだね。
「小さくて長持ち」とあったので、すぐに食べずに持って帰って来た方が小さな思い出って感じで良かったのかも。。

タグ:観:模 観:一 観:像 餐:菓 景:海 道の駅

道の駅 みなとま~れ寿都

ファイル 2870-1.jpg寿都町大磯町の寿都港の道道沿いにある道の駅。

初めて立ち寄った。新しいのかな?(08年オープンだそうだからそうでもない)洒落た雰囲気の建物で、町からの坂にあって裏の坂の下の港側の駐車場から見ても洒落た外観だった。

坂の下なので裏口の入り口は階段をのぼる。その階段の前に木造の漁船が置かれていた。
「保津船」というニシン漁に使われた船で、大正から昭和初期まで使われていたものだそうだ。
その案内板の裏には大正初期のニシン漁の写真が並べて貼られてて驚いた。もっとちゃんとした目立つトコに飾ればいいのに。。でも港の真ん前の船の脇だからこそしみじみとその風景が伝わってイイのかもね。

そして寿都港の解説もあった。江戸時代からニシン漁で栄えた港町だったそうで明治には小樽、積丹に次いで三番目の漁獲高だったそうだ。(そんな町なのに、ここに来るまで「寿都(すっつ)」って読めないくらい印象ない町だった、、ごめんなさい)

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店内もやっぱり洒落た感じで、すっきりもしつつ色々飾りもありつつ面白い空間。
まず売店の奥の軽食コーナーメニューがいろいろ面白い物があって、ここで何か食べて行こう!と思わせた。けどどれにしようか迷った「たことしらすのホットサンド」とか「寿都産秋鮭といくらの塩ラーメン」とか、、やっぱニシンだよなぁと「鰊のアンチョビパスタ」とか、、、どれも捨てがたく、ニシンの町なのに何故かおススメのご当地グルメは「ホッケめし」だそうでそれも興味深い。。
と、しばらく迷ってウロウロしてた。

ご自由にの水はレモンとバジルが入ったガラスのサーバー。ファイターズの地元選手のパネルや弁慶の顔ハメ(前に行った弁慶岬がこの近く)それと明治時代の商店の歴史的な漆喰の扉などがあった。

で、やっぱもう昼だからしっかり丼飯が食べたいと思い、1日10食限定という「ねぎ塩ほっけ丼」にしてみた。
たのんで番号札持ってテーブルついて大型テレビの寿都町PR動画を見ながら待った。小女子漁の映像とか見ててシラスが食べたくなっちゃった。。(小女子漁ってなんかヤバい字面だよね、、ちなみにコウナゴはイカナゴの稚魚の呼び名で、イカナゴは漢字で書くと玉筋魚、、、ふざけてるでしょ絶対w)

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ってわけで「ねぎ塩ほっけ丼」
昨日釧路で刺身で食べておいしかったホッケを今日は塩だれソテーでお洒落な丼。
ネギと塩だれならどんな魚でもおいしい気もするけど、ちゃんとホッケもホッケらしいおいしさで厚みある身で食感もよかった。(上の赤いのだけ辛くてのけた)

ペロリと完食。やっぱ丼飯がいいね。満足満足。
なんかニシン漁の船見たからニシン食べてみたい気分だったけど、多分ニシンよりホッケの方がおいしいよね。(ニシンは殆ど食べる事がないのでどんなだったか思い浮かばないけど)

ファイル 2870-4.jpgっていうか、実はニシンは昔の話で昭和初期からガクンと減って全然獲れなくなったそうだ。(乱獲による絶滅だとしたらいたたまれない。お魚は大事に食べたいと思う)
今現在の寿都港で一番獲れるのがホッケで7割以上と断トツ。(残りは鮭、玉筋魚、鮟鱇)沿岸定置網漁での水揚げ量では日本一だとか。
なるほどそれならば名物にするしかないよね。っていうか変にニシンにこだわらなくてよかったw

写真は館内二階の展望室からみた寿都港。
もっと海が広くみえるかと思ったらそうでもなく、一階とからの眺めと左程かわらず、子供連れの休憩所って雰囲気の展望室までわざわざ階段上って来た甲斐はなかった、、w

タグ:食:丼 餐:魚 観:船 観:具 楽:映 道の駅