京都市街にある江戸時代のお城。
たまたま通りかかって何となく寄ってみた。
今年は外人観光客激減で空いてそうな気もするし、まだ朝も早めだから、どこか一ヶ所くらい観光地を歩いちゃおうかな?とか思ってたトコだった。
目の前の有料駐車場に停めて拝観料払って入城。
そんなガラガラって事はなく程々に混んでた。GWだもんね。。
カッコイイ東大手門と唐門をくぐって二ノ丸御殿へ歩く。
ああ、やっぱ憶えてるわ。
中学の修学旅行で来たわ。
現存の二ノ丸御殿の内部を見て歩ける貴重な城だけど、中学生の自分は歴史なんてまるで興味なく(むしろ教科としては嫌ってたと思う)、そもそも天守閣のない二条城は「あれ?城じゃないじゃん」とダマされたくらいに思ってた記憶がある。
そんなわけで、城とか歴史とか多少なりとも興味を持った今になって改めて来てみると、江戸時代を始めてと終わらせた城。実に興味深い面白い所だったりした。
大政奉還したトコだもんね、ドラマでも小説でもよく出るよね。
必要以上に煌びやかに雅な造りは、京での威厳を張るためか。
とはいえ、実はその江戸時代の始めの方と終わりの方くらいしかまともに使ってなかった感じっぽく、なんか勿体ない。
庭園も立派
(さすがにまだ庭園のよさは判らないけど。。)
基本的にドコの城も御殿奥は庭園だったのかねぇ?
そうだったんだろうね。これが本来の城の中心的な部分だったんだろうね。
やっぱり印象としては、いまだに城らしくないと感じてしまう風景だな。。
でも庭園は立入禁止部分が多かった。
そして本丸に入る。
ここら辺がやっぱり城らしさ感じる搦手をまわって入る形。
その奥はまた庭園。
庭園の一番奥に天守台。
これはなかなか立派な天守台。
台からの眺めは殆ど城内手前。
往時は五層の天守があったらしい。(落雷で消失)
江戸城すら再建しなかったくらいだからね。どうでもよかったんだろうね。
本丸御殿は未公開だった。
案内音声とか聞いてからゆっくり順路通り本丸を出る。
本丸の裏は公園っぽく、枝垂桜は散ってたけど躑躅が咲いていた。
やっぱり城っぽさが薄いかも。。時折チラリと堀と石垣を見て、うん城だよね、、って思い出すくらいの雰囲気。
ちゃんと城っぽい側面を見ようと西南隅櫓へ歩いた。
(こっち側に歩く人は殆どいなかった)
誰も足を踏み入れなさそうな雑草だらけの暗い隅櫓。
これも1626年からの現存の櫓で国重文なんだけどねぇ。。
手前の土蔵(現存物)なんてそれっぽい倉庫ってくらいの存在感。。
トイレ裏には旧二条城(戦国時代)の石垣遺構とかあったけど場所は此処のものではないらしい移築物。
のんびりした観光客をすり抜けて進んだ。
北中仕切門(現存物)は小さいけど立派だった。
櫓は地味でも門はカッコいいよね。
やっぱ城だね。
でも北大手門への道は立入禁止になってた。。
脇は清流園という庭園。庭園はもういいや。
庭園前で着物の女の娘が「お抹茶如何ですかー」と声かけてて、狙われたけど逃げるようにスルー
更に別料金の企画展展示館もスルー
土産売場はもちろんスルー。
っていうかもう観光地はいいや。
城を見るために来たけど、やっぱり周りの雰囲気に負けて観光地を一人フラフラしてる気分になった。最後は急ぎ足で車に戻った。
歴史を想い、往時の姿を想い歩ければもっとゆっくり楽しめるんだけど。
なんかもったいないよなー
でもまぁ改めて見るだけは見れたからほぼ満足。
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