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木下万葉公園

ファイル 2994-1.jpg印西市木下の356号沿いにある丘の公園。

頻繁に通る定番コースの脇にある丘の公園だけど、トイレ休憩で数回、歩いたことは前回の点景以来なかったかもしれない。。
「木下貝層」という国史跡名勝の天然記念物と、雛壇に並んだ河津桜がきれいな公園で、河津桜がきれいに咲いた時季は寄ってみようかと思ったりもしたけど、その奥にローラー滑り台が出来てからは子連れの客がたくさん来てて敬遠。国道から眺めるだけだった。

そんなトコだけど、今日は出掛ける前に「千葉県 藤の名所」でGoogle検索してみたら、この公園が出てたので、藤なんてあったっけ??とか思いつつ寄ってみた次第。

貝層の前の駐車場に停めて公園正面入り口にまわって丘の階段を登った。
ここはまっすぐ登る階段以外にもゆっくり斜面をまわって登るスロープの舗装路もあるんだけど、まぁここは階段で一気に。
交差するそのスロープの道を見ると、斜面の植木の案内とともにその草木にまつわる和歌が書かれてたりして、ああ、万葉公園だから万葉集なのか、と気が付いた。

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そんな中、キレイに咲いてた花もあったのでちょっと上る足を止めて見てみた。
これは「けい(現代名シラン)」という名の花だそうだ。よく見かけてたけど知らんかったw(紫蘭だけに、、orz)大伴池主が「蘭蕙」と読んだこの花は、昔から日本で自生して普通に咲いていた花だそうだ。(「諸説ある」とも添えられていたけど)

さて、階段を登り切ると、その上の広場に円形の藤棚があった。
あーこれ、藤棚だったんだ。。

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っていうか、棚が高いのに藤は密度も長さも少なくまばらな感じでイマイチ、いやイマサン。これで名所を名乗っちゃダメでしょ。Googleに言って取り下げてもらった方がいいと思う。(思うだけで自分で投稿とかはしない)

実はすごい隠れ名所だったなんてことは期待してなかったし、とりあえずまぁ藤は見れたのでよし。
丘の先の展望は前に来た時に見たのでパスで、取り敢えず一週廻って広場を奥に歩いた。

実は別のトコににも藤があったりして、、とか期待しつつも、そんな事は無く広場の先の裏口に出て、河津桜の段斜面側から下った。

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まぁ軽い散歩に丁度いいくらいの丘歩き。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:観:園 楽:読 植:花

角新食堂

ファイル 2985-1.jpg柏市藤ケ谷にある食堂。

海上自衛隊下総基地の前の宅地にある店で、ここも以前Googleマップ見てて行ってみようと思ってた店の一つ。定番コースからはちょこっと横道に入るけど、表の県道からも屋根の看板が見えててすぐ場所がわかった。
駐車場は店の前と横だけじゃなくて手前にも一軒分の駐車場があったりするので集会向きなのかもしれない。
店の前の交差点には「防衛省用地につき居住者及び関係者以外の立ち入りを禁止する」とか看板があるくらいの宅地なので、基地関係者の御用達の店なのだろう。

ファイル 2985-2.jpg店の雰囲気もメニューも普通の定食屋さん。
そうそうこういう感じで気軽な店を探してたんだよね。中華でも蕎麦でもなくて洒落た感じでも凝った感じでもない普通の定食が食べたいときあるよね。
で、焼き魚の定食にしようと思ってたけど、「めひかりフライ定食」なんてあったからそっちにしてみた。めひかりは深海魚。海沿いとかでしか食べたことなかったから少し珍しく思えた。

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フライは頭ごとで苦みもあったけど食べやすく、五つあったのでご飯とのバランス丁度いいくらい。最初ソースで食べてたけど、醬油をかけてみたらそっちのほうがしっくり来て後半は醤油でおいしく食べた。

食べ終わる前くらいにもう入口のカーテン閉じていた。昼は2時までなのかな。出掛けるの遅めだと寄れないかぁ。
ちょくちょく来ることはないだろうけど、たまにはという選択肢でアリな店だなと思えた。

タグ:食:定 餐:揚 餐:魚

東の原公園

ファイル 2981-1.jpg印西市東の原の県道沿いにある公園。
先日寄った「旧陸軍印旛飛行場跡 掩体壕(→)」のオマケのようなネタなので、そっちの項目に追加してアップしようかとも思ったけど三週間もあいてるので普通に上げてみた。

そっちの項目で「掩体壕の土塁と飛行機の形を模した遊び場がある公園」と書いたのが此処。
で、その後に前の県道を通ったらなにやらここにも「印旛陸軍飛行場」の案内板が立ってるのが見えたので、「ひょっとしたらこっちの遊び場の掩体壕っぽいのも本物じゃね?」なーんて思えて気になってた。

で、ちょこっと寄ってみた。駐車場は五台分位で、こんな天気で人も少ないのに満車だった。
まずは公園の入口の方へ歩いて案内板を見た。公園の図と並んで「印旛飛行場と掩体壕」という案内があって、現存する掩体壕は一基だけと前に行った場所を紹介してたので、やっぱりここの遊び場の土塁は模して盛っただけのもののようだ。

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その掩体壕型の中心には飛行機を模した形の狭い砂場があった。双発っぽい形だから二式戦の屠龍かな?とか一瞬思えたけど、主翼の形が後退翼なのでジェット機のイメージのようだった。遊び場とはいえせっかく作るならこだわってほしかったw
最初、これじゃ機首が逆向きじゃないかな?とか思ったけど、バックで格納するからこの向きで正解。砲台の向きと勘違いしてた。

そして天気悪いお蔭で遊んでる子供はいなかったので土塁にのってみた。上も平らで左程高くなく、子供が転がり下りても問題なさそうな感じ。いい遊び場だけど「子供が戦争に興味もったら困る」とか言い出す親とかいそうだなと思った。

天気悪いからチャンスと思って来てみたわけだけど、子供が遊んでないからとはいえ怪しいおっさんが遊具広場でウロウロしてるのはやっぱりヨロしくないと思え、土塁から下りたら足早に車に戻った。

タグ:観:園 観:軍

臼井城址公園

佐倉市臼井城之内にある城跡の公園。

臼井城は歴史からも興味ある城だったし、なによりちょくちょくドライブでも通る道から見える丘の城跡なので、前々から行こうとは思ってたし、いつでも行けると思ってるトコはなかなか行かないもんなんだよね。。
公園になってて駐車場もあるというのは調べてたんだけど、入りこむ道が狭くて細そうで毎度躊躇して通過し続けてた。。っていうか軽自動車(Z)に乗ってた時に行けばよかったーと、乗りかえた時から思ってた。

ファイル 2980-1.jpgなので、車を車検に出して借りた代車の軽で今日こそはとやって来た。
坂の中腹の駐車場の裏から登れる道もあったけど、取り敢えず公園の正面から歩こうと、くねーっと坂を上って入口に進んだ。

こっちからまわったのは正解かな。ちゃんと臼井城跡の案内と園内図もあった。(っていうか、ここにしかなかった)

臼井城は千葉一族の臼井氏が築いた城で、何度も戦乱に見舞われ落城奮闘返討の歴史を持つ城。
臼井氏を追い出して原氏の城になった戦国時代には、上杉謙信も攻めてきて落城寸前で巻き返して大勝して追い払ったというのが有名な戦場の城。
うちの地元の小金城の高城氏は原氏側だったので、謙信は臼井城に来る前に小金城にも攻め入ってて、こちらも攻め落とせぬままに臼井城攻略に失敗して引いたという話からも興味持ってた。

まず公園の入り口は二の丸跡の広場。広い原っぱで草も刈ってあったので天気よければ寝転がりたいトコだけど、雨降った後なので横断する気さえなく、周りの道を進んだ。

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その広場の北側は堀になってて、縁の日陰に進んでみたら深く割れた崖の谷のような溝でなかなか凄かった。けど、聊か茂み荒れ深くスッキリは見渡せないのは残念。

それはそうと足元にはかわいらしい紫の花があちこちに咲いてて、日陰ながらきれいだった。ムラサキケマン(紫華鬘)という春の花らしい。(かわいいいけど毒があるそうで食べたヤバいそうだ)

ぐるっと公園の道を進むと東側は浅い溝で一段低い小さな曲輪のように見えた。(けど、往時は深かった堀を埋めたものらしい)
溝に沿って進むと、駐車場からの道と合流して土橋の道に出る。その先が主郭の本丸跡だそうだ。

二の丸みたいな広場を想像してたけどちょっと違って三角?Y字?三方向に飛び出した形だった。
まず手前にあった土塁の階段を登って進んでみた先が北側の隅。ここはこれで別の曲輪に見えた。公園の入口の図では花のマークがあった場所だけど花はなく木蔭で地味だった。

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次に南の開けた広場の側には桜が並んで咲き乱れていた。
これはこれはいい具合に満開。そして枝先もいいくらいの高さまで伸びていて花見に最適。もちろんこんな天気だから花見客などおらずゆっくり歩いて花を見れた。むしろこんな天気で良かった。(昨日はいたのかな?)

そして桜に包まれながら隅まで進むと、南東側の臼井から桜への町並みがよく見えた。
昔はこの市街全部まで印旛沼が広がってたそうで、そのままだったらさぞかしいい眺めだろうと思えた。
正面少し先には佐倉城址の歴博の四角い変な建物が丘の上に見えた。佐倉城は江戸時代に建てられた戦乱知らずの城。大きくて立派でも歴史的な面白味はないね。

その右手前にこんもり見える森の丘が宿内砦。この臼井城はこの城以外に幾つもの砦と支城を付近に巡らせてた城なので、そういう領域で考えるとえらく広大な城という事になる。まぁ戦乱時の城はみんなそんな感じかな。

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東側に進んでそっちの隅からは印旛沼が少し遠いいけどよく見えた。もちろんこっち側も往時は眼下まで沼の水面だったのだろう。あ、いや、干拓しやすいくらいの蘆原だったのかもしれないな。と想像してみた。
沼の左岸に印旛公園の師戸城跡がある。城跡を歩いた感じではそっちの方が広くて立派な城に思えるけど、支城だったそうだ。
こっちの沼側から攻め込まれることはないだろうからここが城の奥の奥だね。館を造るならここだね。

あとはゆっくり北側の縁に沿って歩いた。下を覗くとこっちも曲輪のようだった。けど案内図には曲輪とはなく、北側の出口のように書かれてて祠の方から下る道があった。

ここら辺の足元にもまたさっきと別の青紫の花が咲いていた。タチツボスミレ(立坪菫)というらしい。スミレってどんな花かパッと思い浮かばないけど、こういう感じなのね。植えられた桜もいいけど、自生した天然の野草の花もいいもんだ。春だねぇ。

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そして土橋に戻ると、覗き見下ろせる坂の途中の駐車場まで小さな曲輪に見えてしまう。往時の土橋はもっと細く、両脇は急峻な深い堀になってたんだろうね。
で、その土橋の先の後から盛って造ったような下る道で駐車場に戻った。

あとは車で移動だけど一応駐車場からは来た道を戻らずに坂を上って、公園の口を通過すると土橋で深い堀を渡った先が三の丸曲輪だそうだ。
密林の谷のような堀に沿って進むと「太田図書の墓」というのがあった。太田図書というのは太田道灌の弟だそうで、この臼井城攻略の際に討死したそうだ。

つまり攻める側というか往時の城はこっち側が入口だったわけで、沼から登ってきて城の奥を歩いてまわって入り口方向に抜けて帰った形。でもっこっちの道は狭くて入り組んでた。くねくねと北に抜けて帰ったけど、この三の丸は南北に長い外郭で太田図書の墓から左に曲がって南に折り返すのが下城としては正解だったようだ。(そんなことまで考えて城をまわったこともないけどね)

タグ:観:城 観:園 楽:眺 景:町 景:湖 植:花

珍来

ファイル 2978-1.jpg館山市佐野の410号沿いにあるラーメン店。

「厄除タンメン」の幟が目について気になって暖簾が掛かってたから半端な時間でもやってるようなので寄ってみた。

けど、入口はカギが閉まってた。。

あれ?と中を覗くとテレビつけたまま店のおばちゃんが座席でうたた寝してた。。
コンコンとノックすると気付いて起きて開けてくれた。(いや、不安に思ってやめようかとも思ったけどねw)
日差し良く西日差し込んで暖かければうたた寝もする気持ちはわかるけど、ちゃんと鍵を閉めてたって事は寝る気満々だったんだよね。

ファイル 2978-2.jpgさて小さくて雑な店ながら入口のアルコールもテーブルの仕切りもコロナ対策はちゃんとしてた。
そして店のおばちゃんはまるで僕が近所の常連かの如く「もう毎日おんなじでつまんねーな」とか話しかけてきて(最初は乱暴な言葉で焦ったけどw)感じよかった。

メニューを見つつ最初から決めてた「厄除タンメン」をたのんだ。メニューにも「当店自慢」とあった。そういえばメニューの「ニラレバラーメン(気が向いた時)」というのも違う意味で非常に気になった。。

そして「厄除タンメン」
「おいしいキャベツを貰ったから沢山入れといたよ。この季節のキャベツは甘くておいしいよねぇ」といわれてキャベツ話が始まったので相槌うちながら食べた。

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たしかに甘いキャベツはボイルして炒めてておいしかったし、他の野菜もおいしかったけど、タンメンじたいそのまま塩バタくらいのコクで既においしくて、細麺で柔らかめの麺は野菜に夢中になってるとのびそうになるけど、むしろのびてもいいくらいの総合汁料理って感じでゆっくり食べられた。

おばちゃんの話は実に具体的な内輪話に移りつつも、ついつい聞き入って楽しめた。
先日行った同窓会の話からハーレー乗りのお客さんの話、木更津のコストコに行きたいと云う話とか宝くじの話、館山の話や一昨年の台風の話、話は流れながら自然に続きつつ、こちらの反応は流されずにちゃんと聞いてくれて会話になってたのでなごめた。
差し込んでた夕陽が落ちそうになったとこでさすがにそろそろ「ごちそうさま」と会計して店を出た。

客観的にみれば世間話に付き合わされただけに思えるけど、雑な感じながら人懐こく飾り気なく自然に話せて気分よく、千葉県ローカルのいい雰囲気が味わえて楽しかった。

帰り際に「うちはカツも厚くて自慢なんだよ、また館山に来たらカツ丼食べに来てみて」と言われ是非来ようと思った。
(そういえば「厄除タンメンの厄除けってどういう意味ですか?」と聞くのを忘れてた。。)

タグ:餐:ら 餐:菜 楽:話

館山市立博物館

ファイル 2977-1.jpg館山市館山の館山城跡の城山公園にある博物館。
山の上の天守型の建物が分館で中腹にあるのが本館だそうだ。

天守型の建物は昭和後期に建てられた所謂ナンチャッテ天守で、元々は天守などない江戸初期までの城跡ということで、今まであまり興味持てず一度も寄ったことはなかった。
けど、先月千葉氏の本拠地でもあった千葉城(猪鼻城跡)に行って千葉氏の歴史に触れてきたので、だったら里見の本拠地も行っとくべきだよな、、と思えたし、最近はナンチャッテ天守にも寛容になったので(現存だろうが復元だろうか模擬だろうか元々戦乱のない江戸時代の天守自体ほとんどお飾りみたいなもんだからね)やっと来る気になったし、緊急事態で千葉県から出ないこの時期に来ておきたかった。

さて、天守型の博物館分館は山上なので駐車場からは少し坂を上る。(それもあって今まで気がすすまなかったというのある)
その坂道は舗装された道で折り返さずに山を廻るように登る坂なので、(こんなデブでも)ゆっくり登ればキツくなかったし、周りでは桜も咲き始めていたので花見がてらで登れた。
桜の種類はいろいろあるようで、普通の吉野っぽいのをメインに八重っぽいのも咲いていたし白く大きめの花の桜(大島桜?)も咲いていた。

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更に坂の上の方では水仙も咲き残ってたしアヤメ(ダッチアイリス)までもう咲いていた。

取り敢えず立ち止まることなく進んで登り切ると博物館前の展望台に出た。
思ったよりも楽に登れたので、これなら毎度躊躇してる久留里城だって登れたかも、、、とか思った。(調べるとむこうの方が高くて急らしい。。)
常夜灯みたいなのとか恋人の聖地とかあっていい眺めのフォトスポットだけど、博物館に入るつもりなので展望はそっちでとサッと見て進んだ。

ってわけで模擬天守の博物館分館。その前は山頂の本丸にしては広すぎる広場になっていて引きの写真も撮りやすいイイ公園。戦国時代往時はどういう形だったんだろうか、、そういう案内はなかった。(戦時中に高射砲陣地としてかなり整備され、その後に公園化で均されたそうだ)

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入館料を払って入った。あれ?無料じゃなかったんだっけ。。
館内は撮影禁止。俯瞰でもアウト。「撮ってもイイよ」と言われたのは入口のアニメキャラのボード(去年暮れ放送の「戦翼のシグルドリーヴァ」の宮古。見てたし割りと好きなキャラだった)と、「八犬伝の登場人物」の一覧パネルと、犬と狸の像。
中は里見八犬伝の資料展示だけで、あまり興味なく馴染みもなく(ホントは一度しっかり物語を知ってみたいトコでもあるけど、、)サーっと見て階段を上った。

上の階の展示室は改装中で閉まってたので見るトコは他に無く一気に四階の展望室に上がった。(なんだこの博物館、、、)

で、展望室から館山の眺望。いい眺め。
正面の西側に浦賀水道方向の海が見えた。館山基地も見えて、そのまわりの関東大震災で陸続きになった幾つかの島も見えて、そのまま陸繋島にならなければもっといい景色だったかも、、とか思えた。

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南側は山方向。東側から市街が広がってて、こっちに館山藩の陣屋や鹿島掘跡とかあるそうだけどよく分からなかった。っていうか陣屋跡って山の裏側なんだ。。
北方向が市街の中心、案内には崖観音まで書かれてたけどさすがに見えなかった。手前の駐車場と停めた自分の車はよく見えたw この駐車場や公園広場が陣屋跡だと思ってたけど全然違ってたわけだ。
二周まわってゆっくり眺めて下に降りた。

天気よくなって日差しも出てきたので少し広場をまわって、里見桜の解説を読むと、江戸時代に外様大名取り潰しの策で倉吉に移封され流されて滅亡した里見氏を偲んで倉吉で育てた苗木を植えたものだそうだ。

ファイル 2977-5.jpg梅園とか八遺臣の墓とかには下らずに素直に来た道を下った。

そして坂の途中で横の階段に折れて下って北側中腹の博物館本館に行ってみた。
入場券は共通なのでこっちも見なきゃ無駄遣い。
入館は4時半までで4時前に入館。梅園に行かなくてよかった。

で、こっちも館内全面撮影禁止。
展示もいまいちパッとしなかったし里見氏の歴史についてはあまり展示がなく、館山城については皆無だった。
二階でやってた企画展「武士たちの明治」というのも期待せずにまわったけど、これは意外と面白かった。
館山は里見が去って廃城になった後はパッとしない江戸時代を過ごし、幕末にやっと稲葉家が一万石の館山藩をつくったものの陣屋には少人数しか詰めずに殆ど江戸屋敷がメインという(茨城の小藩と同じような)寂しい体制。戊辰の役で恭順派と分かれて函館まで行った藩士も多く、残った藩士は少なかったそうだ。
展示のメインは明治になって駿河の一大名になった徳川家に追い出される形で移ってきた長尾藩の藩士の廃藩置県後の生活。彼らがこの今につながる館山の土台を築いたわけだ。

それにしても、元々は四国の阿波国の人々が移り住んで開拓して上総国から別れてできたのが安房国。で、そののちこの地の大名として奮闘隆盛した里見氏も元は上野国の新田一族で、室町時代中期の結城合戦で敗れて落ちのびて安房に入ったとか。そして駿河から来た長尾藩等、みんな移り住んで来た人達の歴史だなぁ、、とか思ったけど、それは全国どこでも同じだよね。(自分も東京から来た千葉県民だし)
正直、この企画展は料金払っただけの面白みがあり、伝えるべき館山の歴史だし、これは常設にするべきじゃないかなと思えた。(それと「鉈切洞窟遺跡」のジオラマ模型だけはよくできていたので撮影OKにしてほしかった)

さてさて、下までくだって駐車場に戻る前に広場にある店に行ってみた。
ここは「里見茶屋」という茶屋で団子が名物らしく幟が立ってたんだけど、店の貼紙メニュー見てびっくり、団子の種類が半端なかった。わりとスタンダードな八犬士団子だけで八種類。ホイップクリーム系四種に醤油系三種に味噌系も二種、特製というのが三種あって、他に限定っぽいリンゴとか春イチゴとか房州完熟カボチャ団子なんていうのもあった。すげー。
いろいろそそられたけど甘いのは自粛なので「豚バラ肉巻みたらし団子」と「宮醤油と花かつおの焼き団子」を買ってみた。

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店内で食べる場合は飲物とのセットじゃなくてはならないそうなので、持ち帰りで買って公園の東屋で食べた。
なんか団子の見た目じゃないよね。。
けど「豚バラ肉巻みたらし団子」は「みたらし」という事を忘れてて食べたら甘くて意外な上に団子が柔らかくて食べづらくなんとも変な一品だった。
「宮醤油と花かつおの焼き団子」は思った通りの味で安心したけど海苔は切れずに先に食べちゃって削り節はポロポロ落ちちゃって後半は裸の焼き団子だった。。なんともはや。

そういえば昼も食べてなかったので忘れてた空腹を思い出した。花より団子より飯が食いたかった。。

タグ:観:館 観:城 観:閣 観:園 観:キ 観:像 植:花 楽:眺 景:町 景:海 景:島 餐:菓

道の駅 たけゆらの里おおたき

ファイル 2976-1.jpg大多喜町石神の297号沿いにある道の駅。

何度か寄ってるけど点景は二度目。トイレだけが多いかな。
今日もトイレだけのつもりで寄った。
でも一応売店や食堂も覗いてみた。

売店ではもう太く大きなタケノコがゴロンゴロンと沢山売られてて見事だった。さすが大多喜の名物。こんな時期から生えてるんだね。

そして食堂。
やっぱり今日もイノシシバーガーの販売は休止してた。。
猪肉入りの「ウリ坊まん」というのもあって、それだけ軽く食べて行こうかと思ったけど、ウリ坊の形で可愛くて恥ずかしく思い躊躇、普通の形の「タケノコ入り肉まん」にした。

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タケノコだらけのシャキシャキ饅頭かと思いきや、意外とタケノコは小さく少なめで肉メインの餡。でもさすがに風味はあってほどよい具合の肉まんだった。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:饅 道の駅

熊野の清水

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長南町佐坪にある湧水スポット。名水百選だそうで、熊野は「ゆや」と読むそうだ。
「熊野の清水公園」の駐車場に入ると、そこでフリーマーケットが開かれていた。取り敢えずトイレ行ってから軽くまわって見たけど、とくにササるものは無かった。

で、公園に歩いた。
この公園の池が遊水池かと思ってたけどそうではなくて、ここはただの公園だった。

ファイル 2975-2.jpg「熊野の清水」は道の向かいの神社の方にあるようだった。

歩いてみたら鳥居の手前脇に池があり、湧水地だけにキレイな水で、小さい池の割に元気なコイが泳ぎまわっていた。
そして覗いてみるとコイだけではなくカワムツやウグイやフナっぽい普通の川魚も多種混合で仲良く一緒に群れて泳ぎ回ってて不思議な池だった。

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少し歩くのかと思ってたけど鳥居をくぐって進むと清水はすぐだった。先に由来の案内を読んでから進んだ。
この清水は弘法大使が法力で湧き出させたと文献にあるそうだ。そして室町時代には鶴岡八幡宮の所領地だったこの地に八幡宮直営でこの水を使った湯治場を作り栄えたそうで、それで「ゆや」と呼ばれたらしい。
ん?鶴岡?鎌倉?熊野ではないのね。。

さて湧水口は奥の池の上の壁面にあって一本の樋で池を横断して流していて汲める形になっていた。

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手を浸してみた。今日はさすがに空きのPETとかないし飲み物もあるから手で掬って口つけてみる程度だったけど、それだけでもおいしい水だと感じられた。
でもこれ取水口が一つだけだとタイミングによっては水汲む人が渋滞しそうだよな。。

池も綺麗でこっちもコイが泳いでいた。水面に落ちた椿の花が浮いてたのもなんか和って感じで雰囲気よかった。

さて、まぁせっかくなので横の階段を上って神社に行ってみた。
八幡宮かと思いきや熊野神社、「ゆやじんじゃ」とでも読むのだろうか。
神社の横からは池が見下ろせた。天気よければいい感じだろうなぁと思えた。

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「熊野清水観音」というのにひかれてその少し上のお寺も行ってみた。
寺は「佛龍山 龍動寺」その横にあった観音像はわりとあたらしい感じだった。そういえば寺には弘法大師の坐像が祀られてると案内にあったけど、覗いて見れるものでもないだろうさね。

階段を下って戻ると鳥居の前の「熊野神社」の石柱の裏に神社の由来が彫られてるのに気づいた。読んでみたら、「紀州の国から社号を発し、、」とあった。あれ?熊野神社じゃん。。いろいろと複雑なのね。

そしてこの横に直売所と蕎麦屋があったのでここで食事して行こうかと思ってたけど、なんか店から大きな笑い声が聞こえてて、昼間から地元の酒盛り場になってそうな感じだったのでやめて出発した。。

タグ:楽:浸 観:水 観:選 観:池 観:宮 観:像 動:魚

らぁ麺 三軒屋

ファイル 2974-1.jpg茂原市東部台の県道沿いにあるラーメン店。

看板に「もばらーめん」というのを見かけて寄ってみた。
茂原の御当地ラーメンかな?と思ったらそうらしく、この店で提供して地域活性として提案して他でも何店か出すようになった新興の地ラーメンだそうだ。
ああ、そういえばネットで見たことあったかも。
たしか、、辛い系ではない筈だけど、なんとなくコッテリギトギトしてそうな感じだったような、、と、ちょっと怯みつつ、まぁせっかく駐車場に入ったんだから冒険と思って入店してみた。

ファイル 2974-2.jpgカウンター席に着いてメニューを見ると「もばらーめん」というのは「リモリラ肉ラーメン」の略だそうだ。ほうほう。
他にもメニューはいろいろあったけど、取り敢えずは迷わずに「もばらーめん」をたのんだ。有料オプションでバラ肉の量も選べるそうだけど普通で、無料オプションもあってニンニクネギ有、麺と背脂は普通でたのむと、麺の大盛をたのまない場合は杏仁豆腐が付くそうだ。サービスいいね。
そしてもばらーめんイメージキャラクターの「もばトン」というのもあった。

少し待って「もばらーめん」登場。

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これは思ったようなコッテリギトギトではないおいしいラーメン。豚骨っぽく感じたけど汁は鳥ガラと豚ガラの特製スープだそうだ。
麺も中太ながらかなり縮れててモチモチでいい感じ。
そしてバラ肉はむしろチャーシューよりいいかも。少し多めに頼めばよかった。。野菜は玉葱が大きめに切られてたのがバラ肉と合って良かった。

ファイル 2974-4.jpgペロリと完食で、ラストに杏仁豆腐。
プレーン、さくら、きなこの三種からサクラを選んだ。
なんかここしばらく甘いもの食べてなかったからとてもおいしく感じた。

いいねいいね。
とくべつスゴイ個性っていうわけじゃないけど、変にコッテリさせずにほどよくおいしく纏めたラーメン。
これはまた寄りたいと思った。
次回はバラ肉多めで麺大盛でもいいかも。

タグ:餐:ら

庚申神社

ファイル 2973-1.jpg山武市白幡の県道沿いにある神社。

成東から本須賀海岸へ下る県道の途中の県道同士の交差点脇にある神社。
この道は10年以上前には何度も通ってたルートだけど、その後他のまわりやすい道が定番化してからは滅多に通らなくなってた。
それがここ最近は千葉県内ばかりウロウロしてるせいもあって、たまたまこの道を何度も通ってて、この交差点でこの神社の木を見かけてて「ああ、この道か」と思い出す目印になってた。

っていうか、
気になってたのは神社というより木、こんもりと盛られた小さな塚の上に面白い形で立ってる樹が10年前からなんとなく気になってて、車停めて眺めてみたい気もしつつ、別に駐車場がある訳でもない狭目の交差点なので毎度通過してた。

で、今日はただフラフラしてるだけなので来てみた。
小さな神社だけに由緒も説明も何もなかった。(ネットでも何も上がってなかった。。)
これは何の樹なんだろう?なんか変なクネクネ感だからスダジイかな?樹齢どのくらいだろうね。

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こうしてみると二本の樹(根元で割れた樹?)が絡み合ってて、空を仰ぐ人に抱き着いてる人のような形。こういう絵画があったような、、
ついつい塚に登って間をくぐりたい衝動が疼くけど、遊び場じゃないのでこらえた。(そもそも通れるのかって話)

そういえばこの神社は工事してるのを見かけてて、取り壊されちゃうのか、、と残念に思ってた時期もあった。
けど、実はリニューアルだったで小さな祠も石柱も鳥居も新しいものになってる。

てっきりこの樹を祀っただけの祠だとばかり思ってたんだけどそうではなくて、庚申塚の神社だった。
なので祠の脇にある青面金剛の像がご本尊。
でも庚申塚で本当に塚があるのって珍しいような、、そしてその上に樹が生えてるのも珍しいような、、解説が欲しいトコだった。

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なんということはない場所だけど、ずっと気になってたトコなので満足。路駐なのでのんびりはせずに戻った。

タグ:植:樹 観:宮 観:像