一宮町一宮にある神社。
上総国の一宮。先週行った飯岡の玉崎神社が玉之浦(九十九里浜)の終わりの守護で、この玉前神社が始まりの守護という事でちょっと気にかかってて、茂原まで来て思い出して来てみた。読みは玉前も玉崎もタマサキでまぎらわしいw
ここに来たのは実は二度目で、前は正月の房総周りの帰りに寄ったんだけど、正月だけに参拝は列になってて、少し並んでみたけど時間かかりそうだったからヤメて抜けて帰った。なので参拝は初めて。境内をちゃんと見るのも初めて。これは二度目とは言わないかw
裏の駐車場からは境内の裏にすぐ入れるんだけど、まぁ一応ちゃんと正面にまわって歩いた。
赤い鳥居をくぐると境内にはいろいろあって、まず参道の茅の輪。六月の夏越しと十二月の年越しの神事とあって(そういうものだったんだ、、知らなかった)8の字にくぐるのは知ってたのでくぐって回った。
その先には新しく造ったような「朱琴泉」(水琴窟のコーナー)や蓋した井戸の前に蛇口がある「御神水」(のコーナー)があった。
へええ、どんな水かと手の平に少々垂らして口にしてみた。ら、思い切り鉄クサイ水で、蛇口管のサビかと思ったけどそうではなく、ちゃんと案内に「鉄分を多く含み酸化して間もなく赤く濁る湧水」と書いてあった。。

石の鳥居をくぐって手水舎の段に上がり、また赤い鳥居をくぐって社殿の段に上がった。前来た時はこの石の鳥居さえ抜けてなかったっけ。
まず参拝。拝殿は黒漆塗りで柱の縁に赤い線が入っててカッコよかった。近く塗りなおしたようで中央の彫刻もキレイに彩色されていた。この爺さん婆さんはなんだろ。(夫婦愛と長寿の「高砂」だそうだ)
そして社殿の裏にまわってみると、岩の塚のようなのの周りを石の道で囲った「はだしの道」というのがあって、老若男女みんな裸足になって歩いて回ってた。「一周廻りて無垢となり二周廻りて気を入れて三周廻りて気を満たす」と立て札にあって三周廻るものらしい。いやいやデブには無理でしょ。。とか思いつつ、靴下脱いで歩いてみた。

最初の一周は思ったよりも普通に歩けたけど二周目からキツくなった。。脇の石に手をかけて休もうかと思ったらダンゴムシがいたので遠慮した。。
三周目はもう立ったばかりの小鹿のようなおぼつかない足でなるべく平たい石を選んで休み休み歩いた。。気を満たすというよりパワーをごっそり失ったような気がした。。
けど、靴をはくと楽に歩けてその有難味で満たされた。靴をもっと大事にしようと思った。
境内西側の天然記念物という槇の群生とその合間の句碑を見て歩いたけど、靴の歩きやすさばかり気を取られててピンとこなかった。。
そして「はだしの道」より先に見るつもりだった本殿を拝見。
シンプルな黒い社殿だったけど、ここにも彩色きれいな彫刻が小さく並んでて素敵だった。

境内裏を東側にまわると戦没者を祀った「招魂殿」と砲弾があり、その前に御神木の「イスの樹」と
、宝永7年(1711)造の神楽殿があった。
そのイスの木の前には、明治末期に九十九里浜で引き揚げられた漁網に被害を及ぼしてた錨と東郷平八郎の篆書の記念碑が地味に立っていた。
イスの木の説明に樹齢とか大きさとかは無く「古来当社の御神木として崇められてきた」とあるだけだった。聞きなれない名の木で「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれるマンサク科の木だそうだ。(「なんじゃもんじゃ」という木は神崎でも見た覚えがあるけど別種だった)うねうね~と伸びた感じの木だった。
そのまま出れば裏の駐車場もすぐだったけど、付近で食事もしたかったので正面に戻った。
手水舎の段にくだってその脇の「子宝・子授けイチョウ」というのも見た。これは雄株と雌株の間に実生の子銀杏が立ってて、雄雌子の順に両手で触れて子宝を願うとよいらしい。
ぱっと見「杉か?」と思うような真っすぐ伸びた三本の木だった。

あとは割とあちこちの神社で見かける「さざれ石」をながめつつ、こんなコース外の脇にあった由緒書きを読んで下の段におりた。
最後に斉館の前の五葉松を見て境内を出た。
なんか思った以上に見どころが多く面白い神社で、深くはないけど高い森の木々の雰囲気も良かったけど、その分なんか上総国の一宮という威厳は薄く思えた。まぁそれでいいんだけどね。
そして駐車場には戻らずに、飲食店を探して街を少し歩いた。
富里市七栄の296号沿いにある焼肉店。
食パンには興味ないので空振りかと出ようと思ったけど、その駐車場を共有する敷地内隣りに焼肉屋もあって、ちょっとどんなもんかと店先のメニューを見てみたら、ランチセットが16時までだったりしたので、たまには焼肉とか食べるか!とそっちの店に入ってみた次第。
あらためてメニューを見るとカルビセットというのが580円というリーズナブルなランチで、ビビンバやクッパとかとのセットで1000円とかハラミとかとのセットとか色々ありつつ、割高の「上州牛」のセットもそんなに高くはなかったので「上州牛カルビセット」にしてみた。
芝山町岩山の航空科学博物館の奥にある資料館。
展示はまず空港問題前のこの地域の開拓の話から。戦後に焼け出された人や沖縄の人達が入植して開墾したそうだ。

東金市田間の126号沿いにあるラーメン店。
東金市田間の126号沿いにある道の駅。
さて、飯岡で満足の食事はして来てたものの、そういえば昼の食事はちゃんとは食べてないのでぜんぜん空腹。トイレがてらではあるけどここで何か食べたいなと思って降りてみた。
旭市飯岡にある神社。



旭市下永井の県道沿いの食堂。
で、テーブル席に座りメニューを見ると、やっぱ牡蠣はカキフライ定食しかなく、店員さんに聞いてみると、「磯がきはボードに」あると言われた。けど、写真は貼ってあって「磯がき入荷!」とはあるだけで品目としては無いので更に聞くと「生か焼きの単品で貝の大きさによって値段も変わる」とか、、時価ってやつか。。

野田市関宿三軒家にある千葉県立博物館。





南房総市(旧三芳村)川田の県道沿いにある道の駅。
さて、この道の駅と言えばグルメバーガーの「ビンゴバーガー」。でも腹は減ってないので今日はパス。と思いつつ、ちょっと覗いたら意外と並んでる人は殆どなかった。買ってかえって後で食べるのも有りだよね、、とか思ったけど、クジラ皮刺もあるのでいいかとやめといた。引っ込み思案なもんで。
南房総市和田町花園の128号沿いにある食堂。
昼を少しまわったくらいだったけど他に客はおらず悠々と窓際のテーブルに着いた。道の駅とかより楽で静かでいいや。
さすがの専門店で、タレ(ジャーキー風)や佃煮、刺身も冷凍で有り肉に舌に皮も揃ってた。あーやっぱり「皮の刺身」が気になるけど、冷凍パックにしてまで仰々しく持ち帰るのもなぁ、、と迷ってたら「今夜食べるなら保冷材だけでも大丈夫ですよ」というので購入。
確かに隣りの店も「くじら家」という名前になってた。