小松市の中央、JR小松駅の目の前にある公園。
日本を代表する建設車両メーカー「小松製作所」の本拠地だった小松工場跡地の一部。
工場跡地の広い部分にはパワーショベルが林のように立ち並んでて、それを指して「杜」というのかと思ったけどそういうわけではなかった。出荷待ちなのかな?かっこよかった。
そんな個人的に「森」と感じたパワーショベルを横目に「げんき里山」という散策路ゾーンを歩いた。
途中の公園内や外の出荷待ちコーナー(勝手に命名)は部分的に造成中のようで元気にパワーショベルが稼動していた。
あ、いやこれはデモストレーションなのかな?
だとしたらさりげなさ過ぎてカッコイイw
これだけの公園かと思いきやサニアラズ、駐車場から来たこっち側は公園としては裏の部分で、散策路を抜けるとその先がメインの正面側。でかいのがドーンと見えた!
超大型ダンプトラック「930E」
おーおーおー!これはでかい。
写真で見るとイマイチ縮尺わかんないけど直に見るとスゲー迫力。
これ、原寸大のガンダムや鉄人28号にも勝てそう!
しかも無人でも走れて、電動でエコという代物。
重量498,960kg、積載量296,728kgというのもピンとこない位でかいけど出力2,014kwというのもピンとこない。馬力にするとどのくらい?
(ちなみに同型のディーゼル車タイプの「960E」は7,800ccで3,500馬力だそうだ。)
もちろん稼動箇所は海外の大型鉱山などなので国内にあるのはこれ一台の唯一の車両。これは必見だね。
そして約5tあるというタイヤ、BSの「ORタイヤ」も丁寧に紹介されていた。
写真撮りながら近づくと「次回の運転席試乗は三時からでーす」と案内係のお姉さん。
あーあと数分早く来てれば運転席試乗に参加できたのか、、、と残念に感じたけど、参加者を見るとみんな子供連ればかりだったのでどちらにしてもだね。
さてそんな超大型ダンプの横にはなにやら味のある建物。
これは旧本社社屋を復元した「わくわくコマツ館」だそうだ。
中は子供向け学習体験資料館って感じだった。
でも模型とかも凝った作りでモニターと連携しての解説で面白く、結構お父さんも見入ってったりしてた。
パーッと見て外に出てそのコマツ館の裏にまわると「コマツを支えた建機たち」と題して歴代のブルドーザーが並べられていた。
目を惹かれるのはこの「コマツ製最古のトラクターT25」
1936年(S11年)製で最大2tの牽引トラクター。カッコカワイイ!!
戦後のブルドーザーからホイールローダーまで並んでた。
歴史だねぇ。
そして振り返るとコマツ館の裏にさりげなく銅像。
小松製作所創業者の竹内明太郎さんだそうだ。(小松さんじゃなかったんだね。あ、小松は町の名か)戦後の首相の吉田茂の兄だとか。
少し離れたトコにも白いブルドーザーが展示。
これは「対人地雷除去機D85MS-15」
白いけどごつくてカッコイイ。
フラリと来てみた公園のつもりだったけど、無料で色々見れて楽しめた。
コマツといえば近年耳にするのは世界で認められた日本の企業のトップ、実はトヨタ以上の車メーカーという譽高い評判。
そんな興味深いけどなかなか接することがないコマツと言う会社を、気軽に散歩するくらいの感覚で楽しめる公園に立ち寄れて良かった。
たまたまながらナイスな寄り道。よかったよかった。