成田市台方の464号沿いにある神社。
以前はよくここの464号を通って成田市街を通過してたので、気になっていたんだけど、成田市街の渋滞を避けるようになってからは滅多に通らなくなってしまって寄らずじまいだった神社。
気になってたのは「東日本一の大杉」
えーそうなんだ。ホントにぃ?なんて疑りつつ気になってた。
で、近場だけフラリのつもりの暑い夏の午後遅め、もう帰るとこでやっと寄れた。
車も国道前の木陰に停められてイイ感じ。他にも停まってる車がチラホラいた。
さて、段差の少ない森の神社。まずは勿論社殿にお参り。
この麻賀多神社は、千七百年余前の推古天皇の時代からある印旛国(律令以前の国名)一の神社。平安時代には延喜式内社の格式があり、この印旛郡地域にある(というか、この地方にしかないらしい)麻賀多神社の総社だそうだ。
御祭神は稚産霊命(和久産巣日神)。
社殿は江戸中期の寛文13年(1673)の建造物だそうだけど、あまり古さを感じないサッパリした拝殿と本殿だった。それでも佐倉藩の総鎮守だったそうな。
さてさて、目的の御神木の大杉は境内の左の末社が並ぶ奥にあった。
大杉の前の道には堂々と賽銭箱があって、まるで有料の観光地みたいだったけど、こころよく賽銭入れて大杉を見上げつつ進んだ。
おお、おお、これはなかなか立派で太い真っ直ぐな大木。
こんな立派な樹がこんな近場にあったんだねぇ。
石碑の案内によると幹周8m、樹高40m、樹齢約1200年だそうだ。
「東日本一の大杉」というのは昭和10年に認定されたもののようで、幹周も樹高も樹齢もそれぞれもっと上がいそうだけど総合的にその時には東日本一とされたようなので間違いではないと思う。
樹の周りは柵と板の道で、根を踏まず樹体を触らずに一回りできるようになっていた。
ひとまわり樹を見上げながら回ってみた。
んーホント真っ直ぐで立派な樹だなぁ。見上げる方向で樹の表情も違って見えた。
そして周りの森や合間に見える青空もイイ感じで、セミも啼きまくってた。ウチの自宅の周りくらいのセミだ。(っていうか、、神社の森くらいのセミが啼きまくってるウチの近所って、、ひょっとしたら蝉口密度No1の宅地かも)
この樹の真裏の辺りが一番イイ風が吹いて涼しかった。
展望台でもないのに珍しい。ひょっとしてこの夏では初めて涼しい風を感じたかも。気持ちよくてしばらく涼みながら森を眺めた。
そして社殿の方に戻ると風はなくて蒸し暑かった。
あれ?気のせいじゃないよな。ともう一度樹の裏に行ってみたら。やっぱり緩やかに風吹いてて気持ちよかった。
ひょっとしたら古く長生きの大樹って風を呼ぶ力があるのかもね。
(それか逆に、風通しのいい場所だから枯れずに残ったのかも)
いやぁ来て良かった。近場もまだまだいろいろあるなぁ。
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