宇都宮市大谷町ある大谷石採石場跡を使った資料館。
ここは前から興味があって友達にも勧められてて来てみたかったんだけど、有料なのでひとりでフラッとは足が向かずに来れてなかったトコ。
今日は妹連れてたので丁度よく、妹も「ひょっとしたらいってみたかったトコかも」と乗り気だった。
まずは手前の市営無料駐車場に停めて歩いたんだけど、これちょっと手前過ぎたね。。
大谷公園からゆっくり見て歩ける大谷石たっぷりのフルコースって感じだけど、今日はちょっと外を歩きまわりたくないような蒸し暑すぎる気候なのであまり嬉しくはない。。
その大谷公園には「親子がえる」の石や「平和観音」があり、採石跡の石の壁を見上げられてなかなか面白い風景。
おおー とは思うけど、クソ暑いので先を急いだ。
その先には大谷寺という赤い門の寺があって「大谷磨崖仏」という国重文の石仏があるそうだけど、寺だし有料だし妹も興味ないしということでスルー。
県道に出て車道脇を歩くと「大谷景観公園」という広場があって姿川の川に沿った大谷石の岩壁がいい風景だった。
川にはアオサギが立ち、小鳥(シロハラ?)も遊んでた。そして草原にはトンボ(ミヤマアカネ)も飛んでた。
写真は涼しげだけど蒸し暑かった。。ゆっくり眺めて歩きたいトコだけど、クソ暑いので(妹は鳥もトンボも興味ないので)先を急いだ。
この先がやっと大谷資料館なんだけど、こっちにも広い無料の駐車場があって脱力。。こっちまで車で来てみれば良かった。
で、いきなり歩行者も増えた大谷資料館への道を歩くとふわーーっと冷気が気持ちよく流れてきた。
うおーーサイコウ。
これは坑口から漂ってくる天然の冷気のようで、蒸し暑さから守ってくれる魔法のように爽やかさに包まれて嬉しくなった。
途中で見かけた廃車のボンネットトラック!カッコイイ草ヒロ。
雰囲気ある廃坑のオブジェにしてはリアル過ぎて違和感無くてイイね。
そして大谷資料館入口前の岩間の広場に出ると何故か冷気が消えてまた蒸し暑かった。。(手前の道の横の立入禁止の穴が冷気の出所だったらしい)
うげー早く坑内に入りたいよーと急いだ。
大谷資料館は、ほとんど採掘坑の入口だけみたいな小さい建物。
入場料払って早速階段を下る。
と、途端に天国のように涼しくなって、その下には高い天井に直立した石壁の神殿のような採掘場跡の空間が広がっていた。
いいねぇいいねぇ。
中の気温は10度と出てた。けど、Tシャツ短パンサンダルで寒くなく程よく心地良い温度だったから、もう少しあったと思う。
「そうそう!ここ、ここ!来てみたかったんだけど名前も場所も知らなかったトコ。やっぱイイわ!」
と、妹も感激。
資料館というより空間を見せて感じる観光スポットだよね。
一応作業者の人形も一体だけあったけど、逆に合わない感じがしちゃってかわいそうだった。
そして所々の横穴に、映画やドラマやPV等の撮影で使われました~という説明があり、たまにその説明に交じって「戦時中は陸軍の地下倉庫として、また、中島飛行機の「疾風」の機体工場として利用されました」みたいな解説もあった。
そしてそオブジェの飾られた横穴も幾つかあって、きれいなスポットで照らされていた。
真っ直ぐ下りて歩き立ち入れる一番奥まで下って折返し。
来た道を戻って、途中で折れて横に進む。
と、こっちも結構長く進められて、解放されているのは全体のホンの一角だけらしかったけど意外と沢山歩き回れた。
途中に撮影風景のパネルが並んでいた。
BzとかGLAYとか、、新しいトコで三代目~とか、、聴かないのばっかだった、、、ドラマも映画もことごとく見てないのが並んでて、唯一観てたのが「魍魎の匣」だけだった。。(逆に妹は見たものばかりだったようだ、、)
この横穴は一番下のよりも長く進めたので、一番下からは見えなかった奥の十字架のある神殿風なトコや、自然に溜まったという水溜まりとかも見下ろせた。
所々に開いた外への穴から覗く草木の緑もイイ感じだった。
そして最後に一番手前の横穴に進むと、ここには工作機械が置かれ、少し採掘風景を再現してて、資料館らしくなっていた。
外への穴も近く、その温度差からか穴の付近にモヤがかかってて、下の方はモヤがクッキリ消えて層になっていた。
あー出るのヤダなぁ、、また暑い世界に戻るのヤダなぁ、、
とウダウダ言いながら階段登って外に戻った。
眼鏡が一気にくもった。
そして(また途中の冷気のトコで立ち止まりながら)駐車場までの路をゆっくり引き返した。