坂東市大崎の菅生沼の畔にある県立の博物館。
入り口前の県道は何度も通っていて昔から気になってた施設。
裏の菅生沼が白鳥の飛来地でそれもよく見えそうで興味ある場所で、一度裏にまわって沼を覗いたこともあった。(→)
博物館は勿論有料で、サイトで調べると恐竜の展示がメインぽく児童学習向けで子供連れターゲットの施設ってイメージだったので長年入る気は更々なかったんだけど、どうやら模型展示も評判いいようで自然や生物の資料が充実してるという部分で最近気になり出してた。
で、楽しめるならばケチらず怯まず行ってみようと、たまたまこっちまで廻ってきた今日は思いきって寄ってみた。
ら、やっぱり子供連れだらけ。駐車場から入口の間で既に場違い感満点で腰が引けてた。けど、わいわいと楽しむためにやって来てる子供連れよりもじっくり見て楽しんでやるぞと意気込んで入館。
館内もやっぱり八割は子供連れで、場違い感でいっぱいだったw
まず最初にマンモスの骨格を見上げてくぐって順路通り進んで宇宙の第1展示室。
普段は触れる筈らしい隕石の展示もコロナの影響でおさわり禁止。んー意外と興味ない。。ぱーっと見て抜けた。
そして地球の第2展示室に恐竜が並んでた。等身大模型のティラノサウルスとトリケラトプスは作り込み細かく迫力あり毛が生えたティラノは意外と強そうに見えつつ、こんな感じの爺ちゃんいるよなぁ、、って感じにも見えた。
鉱物のコーナーは興味薄くパーッと見てスルー。
つづく自然の第3展示室は、まずシーラカンスのコーナーをじっくり楽しんだ。
そして森のコーナーには実物大の森の模型があって、細かくリアルに出来てるけど凄いんだか何だか面白い空間。双眼鏡で隠れた動物が覗けるようになってるけど、コロナで使用できなくなってた。。
森の先には水辺のコーナー。こっちも水槽に模型かと思いきや、魚だけは生きた本物が泳いでてプチ水族館になっていた!おお!ナイス。しかも個体もキレイで元気に群れていて好印象。
渓流(家族連れはイワナを見てもヤマメを見ても「ニジマスだ」とはしゃいでた、、)から清流、湖沼(キンブナが綺麗だった)、そして海と続いててじっくり楽しめた。
海の先は世界の海で、こっちは剥製ばかりでぱーっと通過。
渡り廊下からは外にダイオウイカの実物大模型が草中にあるのが見えて面白かった。(ダイオウイカは来週末からの企画展でいろいろ並ぶそうな、、)
その先の生命の第4展示室はDNAとか難しめ。環境の第5展示室とあわせて学習って感じで、ぱーっと見て通過。
これで終わりかな?と下った一階に地元茨城の展示室があった。
そうそうこういうのの方が興味あるんだよね。県内で出たナウマンゾウの骨格とかは入り口の中国のマンモスのに比べたら正直お粗末に感じるけど、2011年に高校生が発見した「ステゴロフォドン」という古代象の化石とかロマンあるじゃない。
そしてここの生物のコーナーが見ごたえあって、剥製だけかと思いきや下の引き出しにアクリル標本がしまってあって見れたり、植物の拡大模型や小動物の産卵ジオラマ模型はウミガメ、イモリ、ヒキガエルとそれぞれリアルで細かく見入れた。特に水たまりの中の枯葉とか再現凄かった。
あとは来週末から始まる企画展コーナーを過ぎて展示出口。
どれも丁寧な造りと見やすい展示で好印象の博物館だった。この展示をまわって子供たちが何かしらの興味をもって探求するきっかけになったらいいなっていう感じの施設だなと思え、やっぱり中年一人客は場違いだったかもとも思いつつ、模型も魚も楽しめたので悪くは無かった。
館を出る前にエレベータで屋上に上がって展望を楽しんだ。
ここからは菅生沼が広く見えるのかと思いきや、草木繁って筋になった川のような湿原のような状態の部分だった。あ、そういえば下の裏から覗いた沼もこんなかんじだったっけ、、
カメラのズームで覗くと右奥の下沼の始まるあたりにカワウが見えた。恐竜見てきた後だから翼竜っぽくカッコよく見えた。
そして館を出た。
館の前は広い自然公園になっていて、色んな散策コースが案内されていた。
個人的には「トンボの池」をまわるコースを歩きたいところではあるけれど、歩いてて雨が降ってきちゃったらヤだなーとか思いってヤメタ。
出口へ向かう木陰の苔原にいろんなキノコが生えてて、これは模型じゃないよな、、とか思いながら眺めつつ歩いて終了。
あーキノコのコーナーももう少しちゃんと見とけばよかったかなぁ、、とか思った。
まー正直言えば、ひとりでドライブ中に(短パンサンダルで)気まぐれに寄る雰囲気の所では無く、ここ目当てで興味趣向の合う人と周って楽しみ学習するようなスポットだと思えた。(つまり興味趣向の合う人がいないのが問題なのだろうねww)
でもやっぱり怯まずにどんなとこでも興味もったら寄ってみた方がいいね。