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おせんころがし

ファイル 2790-1.jpg勝浦市大沢にある太平洋に面した岸壁の断崖。

去年来て点景にしたばかりだから、、と思ったけど今月はコロナ自粛で項目少ないだろうからあげることにした。

ホントは手前の「鵜原理想郷」に寄るつもりだったんだけど、駐車場への曲がり道を気付かずスルーして抜けちゃってたのでその代わり。
こちらは国道沿いに駐車スペースがあって閉鎖もされてなかったので寄りやすかった。

車からちょこっと歩くけど、鵜原理想郷に比べたら全然短い距離。なので、妹には転がされた「おせん」の伝説や戦後にここで起きた殺人事件とかを説明して不気味な雰囲気を盛り上げつつ歩いた。(よく考えると嫌な兄貴だなぁw)

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ゆっくり数分歩いておせんころがしの断崖展望所。
ちょっと草茂って見渡しづらかったけど、今日は波しぶきの靄が岸に寄せてる感じがなんかよくていい眺めだった。

妹は海の水もキレイと喜んでた。九十九里の方は砂で濁ってたからね。けど、覗けて見える海藻が不気味とも言ってた。

ここよりも「お仙之碑」の裏に登った方が眺めイイんだけど、そこにはしっかりと「危険 立入禁止」の看板が立ってた。いつの間に。。去年来た時にはなかったけど、、誰か落ちたか?

珍しく妹があまり気乗りしてなかったけど、自己責任で登ってみた。いや、そっち行かなきゃ来た意味半減でしょ。
一応よろしくない事なのでおススメしません。足元崩れやすそうなのは確かだし高所恐怖症の人は無理でしょう。
でもここを登れば東側の断崖や海を覗けるし、すく西の大沢港の口まで見れる。ちゃんと整備して階段つくって展望台にするべきだと思うけどね。

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すこしゆっくりして来た道を戻った。
道の周りの丘の上の木々で鳥が鳴いてたのでカメラのズームで探して撮ってたら、妹に「出た、花鳥風月。年とると花や鳥を愛でるようになるんだよね」と笑われた。
鳥は「ホオジロ」。どこへ行ってもよく見かけるけど、一応千葉県の県鳥だそうだ。

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仕返しのつもりでもないけど「ここら辺は野生のキョンがウジャウジャいるから出てきてもビビるなよ」とか言ってビビらせた。(嫌な兄貴だなぁw)

でも今日はキョンを見かけずに、自転車の中坊集団とすれ違っただけ。あいつらガンガン登って崖落ちそうだなぁ、、とか言って笑いつつ車に戻った。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:楽:眺 景:崖 景:海 動:鳥

銚子港 鮪蔵

ファイル 2789-1.jpg銚子市飯沼町の銚子漁港中央市場前の魚料理店。

市場前に並ぶ料理店の一番先にある店でずっと前からあって、蔵のような店構えで気にはなっていた店。
だけど、洒落た感じだけに一人で入る気もなく銚子でマグロというイメージもなかったのでまず入ることのない店だと思ってた。

今日はその向かいの漁協直営の食堂で食事しようかと来てみたんだけど、そっちは休業中で閉まってて空振り。サモアリナン。
ダメならウオッセでも行くか、、と思ってたんだけど、車おりたついでにこっちはどんなもんかと妹と店先に歩いてメニューを見てみた。
ら、
店の人が出ていて「地魚メインだよ」「全魚冷凍じゃないよ」「イワシもたくさん入ってるよ」だそうだ。
銚子でも近海のマグロはたくさんあがってたんだー、だったらおいしいかも、、(僕はイワシ狙いで妹はキンメキンメ言ってたけどw)
と思い、せっかくだからここで食べて行こうかと店に入った。

ファイル 2789-2.jpg靴を脱いで上がる蔵の店内は明るさを抑えて洒落た雰囲気。
これは一人で入りたくない感じなので二人の時でよかった。
カウンター席に着くと蔵の絵が描かれたシートに波模様の醤油皿と割りばし。雰囲気代でチャージとられてそうな気がした。

遠慮のない妹は早速レモンサワーをたのんで、こちらは水で乾杯。
僕はイワシだけあればよかったんだけど、イワシのメニューは単品の刺身だけだったので「青魚三色丼」にした。
キンメキンメ言ってた妹は刺身で食べたいわけではないそうで、じゃあってことで「まぐろ盛」というにぎり寿司セットにした。

あまりまたずに料理は出てきた。
けど、
もうてっきりイワシがメインの青魚三色だとばかり思ってたけど、、イワシ刺身は二つだけ、、アジのなめろうが意外と広く、メインはなんとカツオだった、、
あーーカツオが旬かぁ、、っていうか、カツオって青魚かよ、、
高知から帰ってしばらくカツオは食べないだろうと思ってたのに早速出てしまった。。まあいい、見せてもらおうか千葉のカツオの性能とやらを。。

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カツオは、(高知で感激する前から知ってる)カツオでした。否はないけど残念。なめろうも普通にアジ。おいしいけど普通。
で、やっぱりイワシはウマかった!すぐにペロリ、儚かった。これをメインにしてほしかった。。(っていうか、タコは完全に青魚じゃないよね、そこをイワシにするべきではなかろうか、イワシのうまみを分からずにタコやカツオで喜ぶ人は青魚丼なんかたのまないだろうに)単品でイワシ刺身だけでよかった。。

ファイル 2789-4.jpg妹の「まぐろ盛」もひとつもらった。
「赤身がおいしい。トロらしいのがトロっぽくなくて残念だけど、赤身がそれ以上においしい」
という妹の感想は的確で、たしかに赤身がおいしかった。新鮮な生マグロは赤身がいいんだよね。江戸時代は赤身しか食べずにトロは捨ててたというのはこういう事なんだろうね。

餅は餅屋、、というか、マグロを売りにしてる店なのでマグロを食べるべき店。だったね。
でもやっぱ僕はマグロよりイワシなんだよねー(前に逆のこと言った記憶もあるけどww)

タグ:食:丼 餐:魚 餐:鮨

刑部岬展望館

ファイル 2788-1.jpg旭市上永井の上永井自然公園にある展望台。
この刑部岬は銚子から続く「屏風ヶ浦」の丘の南端で、切り立った崖の岬の眺めのいい無料の展望台。
お気に入りの場所で何度も来ているけど、最近は滅多に来てなくて久々。たまには点景にもしとくかな。

前回来たのもやっぱり妹を連れてで、手前の店で飯岡の磯牡蠣を食べた後だった。(4年前)
で、その店の様子を見に来たついでに寄ってみたら、このコロナのご時世ながら駐車場が閉まってなかったので、停めて展望休憩。
停まってる車は他県ナンバーが多くバイクは都内ナンバーが多かった。
大きな公園や海岸の駐車スペースは悉く閉鎖してるこの時期にどうしてこの駐車場は開いてるのかその基準がわからなかったけど、だからと言ってその分集中するっていうほど満車というほどでもなく、程よいくらいだった。

だから、てっきり公園は歩けるけど展望台は閉鎖されてるとかだろうなと思ってた。
けど、サニアラズ。展望台も閉鎖されておらず登ってる人が見えて少々驚いた。

二階の展示室と屋上展望台への螺旋階段は閉まってたけど、ここは平時でも閉まってそうだし、三階の広い展望デッキで充分よく眺められるので問題なし。
まず東の太平洋と脇の小さな飯岡灯台を見ながら階段を上って展望休憩。

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以前の点景でも書いてるからとくにくどくど書かないけど、ここから始まる九十九里の海岸線と旭市の町、手前の飯岡漁港がよく見えた。
蒸し暑い夏日のこんな日は日陰で微風の展望デッキが丁度いい。しばらく眺めて階段を下った。

妹はこの東の崖下の「屏風ヶ浦」が見たいようで、少しでも見えないかと公園の端に歩いてみたけど、全然覗けなかった。
まぁ、よく見える時は落ちてる時だろうね。。

振り返って崖の柵沿いにひとまわり。
あ、ここも「房総の魅力500選」だった。気にしたことなかった。(他にもいろんな「選」に選ばれてるらしい)
そして前に来た時にはなかったと思う「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」という岩井俊二監督映画のロケ地記念碑というのが立っていた。(映画もアニメ映画も見たことなかった)
この記念碑が両脇の支柱の上に二人で手を置くとメロディーが流れるそうで妹と手を置いて流してみた。
興味本位だったけど流れた後に我に返って恥ずかしくなったw

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展望デッキから見てた市街方面を見下ろしながら南側にまわった。
意外とこっち側は崖の感じが見下ろせた。
西に続く銚子の丘の端の崖は、阿蘇のカルデラとまでは言わないけど大地の造形を長く眺められていい感じ。
大昔はこっち側も海、屏風ヶ浦みたいな崖が波に削れて崩れた砂が溜まって陸になり大きな潟(湖)ができて、干拓して広い田んぼになった。
たまにはこっちから眺めるのもいいもんだ。

そして鐘もつくられてた。
えーここも「恋人の聖地」とかなんかかよーと訝しんで見てみたら、これは「希望の鐘」という東日本大震災復興へ向けてのものだった。そっか、そういうのもあるのか。妹が(小学生なみに)ガンガン鳴らしてたw

そしてミニあしたのジョーの背中を見ながら駐車場に戻った。
 
 
ちなみに前回来た時の点景
もっと前に来た時の点景
崖下から見た屏風ヶ浦の点景

タグ:楽:眺 楽:音 景:岬 景:崖 景:海 景:町 観:園 観:楼 観:灯 観:具 観:選 観:キ