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御岩神社

ファイル 2725-1.jpg日立市入四間町にある神社。

正直名前も何も全然知らなかった。
今回集まった言い出しっぺの しばお が決めて予定組んでついてきた神社で、何がある神社なのかどんな神社なのか知らなかった。

で、来てみたら意外と人が多くて驚いた。駐車場も何ヶ所もあったけど混んでて三台バラバラに停めた。(なので今日は並んで撮った車の写真は無い、、)
年末のこの時期の神社は大概もう初詣の準備をしてるところで「何しに来たの?まだ早いよ」って雰囲気プンプンのトコが多い印象だったので、普通に参拝者が多いここは益々何があるのか気になった。

駐車場の県道からはちょこっと宅地を通って参道に歩く。
参道は山の日陰だったけどやっぱり歩いている人は多く、入り口の鳥居脇の社務所には巫女さんも数人いた。
由緒の案内板もあったけど、ゆっくり読んでたら置いて行かれちゃうので通過。予備知識ゼロで進行。

鳥居の前の「御岩神社」の石碑に小さな賽銭箱が置かれてて「そこ入れる人いるの?」とか思った。
そして、鳥居のたもとにあった小さなウサギの像を見つけてカワイイとか思ったけど、ここにも賽銭箱があって草w

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鳥居のすぐ先には「御岩山の三本杉」という御神木が三本高く真っすぐ聳えててカッコよかった。
推定樹齢500年、樹高50m、幹周8.48mの立派な杉。森の巨人たち100選だそうだ。(そんな100選あったっけ?)

そして写真撮ってなかった楼門をくぐった。天井には大洗の日の出の絵が描かれていた。

その楼門の先の疎らなスギ林がなんかいい雰囲気だった。
杉は細く若そうだったから整備された境内とも思えなくもなさそうだったけど、その下の苔の緑がとてもよく、たまたまだけど斜めに差し込んだ西日がその苔を照らし、光のあたった苔の黄色さと日陰の苔の青さとをクッキリ分けて緑を強調するかのように彩っていた。

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倒木の根に纏った苔や、低い笹を埋めるように覆う苔。乾燥しがちな冬でもしっとりした参道で、句碑や風土記の案内板も幾つも配されているものの興味は苔の雰囲気で充分だった。

その先には池があって、池の前に手のひらの石があり、その前に小さな賽銭箱w
手には「心-洗」とあって、手を洗って心を清めようってことなんだろうけど、どうしても「賽銭プリーズ!」と言ってるようにしか見えなくて草生えた。
一応池に流れ落ちる水に手を浸して先に進んだ。

そして回すと願いが叶う「後生車」というのがあった。
ん?これって仏教だよね、、と思ったらその先に木造如来像のお堂があった。神仏混合なのね。

その先に御岩神社の神殿があった。拝殿は大きくはないけど黒く厳つい立派な屋根でカッコよかった。
幕に葵の紋が入ってたので水戸徳川の神社かなと思った。

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どうやらここから始まる登山コースで御岩山へ登るのが本当の参拝らしく、杖を持って進む人や戻って来た人で人通りがおおかった。
どのくらいの距離なんだろうなと案内板を見ると片道60分だそうだ。「行く?」とか友達は冗談で言ってたけど、いやいやその先に凄いものがあるってアピールもないし、あっても行く気ないよ。

それより、この登山口の砂利道に財布が落ちてるのを見つけて気になった。
みんな遠回しに見て避けて通ってて、触らぬ神にー、、とは思ったけど拾い上げてみた。
しっかりお金入ってる感じだったのでこれは落とし主が困ってるだろうと思った。取り敢えず中を見るようなこともせずそのまま目の前の参集殿に持ち込んで、落とし物として預かってもらった。
渡した神職の方に「ありがとうございました」と言われたのがなんか違うような気がしたけど、、まあいいかw

ここで折り返し、復路は一本脇の車の跡がある通用道の方を戻った。けど、こっちも苔の感じがよくて雰囲気よかった。

ファイル 2725-5.jpg最後に色調真逆で申し訳ないけど、徳川マークのコーラの自販機が気になった。
ああやっぱり徳川関係の所だったんだね。
っていうかだからと言って徳川のラベルのコーラを買って行く参拝者ってどんだけいるのかな、、と気になりつつ車に戻った。

結局、なんでこんなに人が来る神社なのか分からずじまい。しばおも何で見つけのかハッキリ言わなかったし行けば分かるかと思って強く聞きもしなかった。
まぁ、個人的には神社としては特別な関心をひくことはなかったけど、苔と杉の木でいいトコだなぁと感じられたし、喋りながら歩くほど良い散歩コースとしてもいいトコだったと思う。

 
 
で、帰ってから気になって調べてみた。

常陸国最古の霊山にして国内屈指関東随一のパワースポットだそうだ。
ふーん。 パワーより穏やかさを感じたけどねぇ。
山登ってみるべきだったのかなぁ。。
しばおもきっと、みんなには何も言わずに行って、パワー感じて乗り気になったら山登ってもイイかなって思ってたんだろうな。。

ちなみに神社としては
古代より信仰の山だったここに、初代水戸藩主徳川頼房が出羽三山を勧誘して神社とし水戸藩の祈願所として定められ藩主は代々参拝してたそうだ。
けど、二代目の光圀(黄門さま)が如来像を拝して大権現とし、九代目の斉昭(幕末の烈公)が寺院を排して神社としたそうだ。
なので神仏混合の神社になってるらしい。なるほど。

タグ:観:宮 観:石 観:選 観:池 観:装 楽:浸 景:陽 植:樹 植:苔

鯨荘 塩町館

ファイル 2724-1.jpg常陸太田市西一町にある蕎麦の店。

「鯨ヶ丘」という旧太田城内の商店街の古い町並みの中心とも思えるレトロな建物の店。友達の しばお が探して決めてくれてた店。
この鯨ヶ丘は何度か通ってて知ってて、一度歩いてみたいとは思っていた所。
店名は集まる前に知らされてたんだけど、僕はこの後行く神社の位置と勘違いしてたので、「え?こっち?街の雰囲気を楽しんでドライブしてから行くのかな?」なーんて思ってたら、その町中の店だったのでちょっと驚いた。

店の前の空き地が駐車場ということで少々狭いけど三台の車も無事停められた。まだ11時ちょいだったからね。

店はうどんと蕎麦の暖簾が掛かってるのが不思議な感じもするレトロな建物。明治時代築の銀行だったそうだ。
中はホールのように広くなってて、靴脱いで上がって周りを見まわしながらテーブル席に着いた。
混んでそうだと思ってたけどまだ昼前だからか全然すいてて悠々だった。(あれ?駐車場の車はほぼ満車だったけどなぁ)
最初からなのか天井をはずしたのか客席部は吹き抜けになってて、高い上の天井まで見上げられた。
二階部の端には柵があったから銀行の頃からこうだったのかもしれない。

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さて、メニューをみて、そういえば暖簾には「粗挽き蕎麦」と「石臼うどん」と並んで書かれてたけど、饂飩と蕎麦とどっちがウリなんだろう?とか迷った。
けど「そばを食べに行こう!」という話しだったし、地域的にも常陸秋そばだし(うどんはこの地域には西山うどんというのがある)という事でやっぱり蕎麦だよね。三人とも蕎麦にした。
僕とおがぴは「葱天せいろそば」しばおは「鴨汁せいろそば」にしてた。

しばらく談笑。
台風の話から友達の家の駐車場の屋根の修理の話などを聞いた。業者の対応が悪くて「ネットで拡散しちゃおうか」とかとかw

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蕎麦はうまかった!
瑞々しく風味あって甘く爽やかで冷涼感たっぷり。(寒くない日でよかった)
そしてネギの天ぷらもおいしかった。敢えてネギだけというのがいいね。塩でもうまくだし汁でもうまかった。
店の雰囲気に負けないくらいのうまい蕎麦でいい食事になった。
店を選んでくれた しばお ありがとう。

ファイル 2724-4.jpg食後もゆっくり話して、お客さんが増え始めた頃に店を出たのがちょうど昼だった。
天気がいいので車停めたままで少し街を歩こうって事になった。

古い町並みはさほど密度濃くもなく、そしてさほど観光地化もしておらず、更に年末の騒がしさもない静かな日曜日という感じでのんびり話しながら歩けた。

東側の通りを歩いてまず見かけたのが赤レンガの背の高い蔵。
「旧稲田屋赤煉瓦蔵」明治43年(1910)築の三階建てで、酒業を営んでた稲田屋の蔵だそうだ。

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見やすそうな街の案内図もあったけど、やっぱり一人歩きと違って仲間と歩くときは細かく見たり興味深そうなのを探したりとかしないねぇ。それがいいんだけどさ。喋りながらぱーっと見て過ぎた。
足元のマンホールは「やまぶき」これはカードになってるのかな?(なってない)

通りの先は眺めがよく、丘の下の町が一望に出来た。
ここまでが外郭の城下町。
この先が太田城の城跡らしいけど、何が残っているわけでもなさそうなので此処等で折り返し。友達には「いかなくていいの?」と言われたけど、いいよーと西側の通りを戻った。

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ちなみに太田城(鶴舞城)は関東七名城のひとつ。水戸に移る前の佐竹氏の本拠地で、江戸時代初期に廃城になったものの、主郭部は太田御殿という形で水戸藩で管理してて、外郭の城下町は問屋が集まって栄えてたんだそうだ。

残ってる古い建物の多くは大正か昭和か、ちょっと崩れ気味で先の台風からか修繕できずにシートかぶった建物も多くて少々侘しい。茨城県ってこういう所が多い気がする。(真壁とか土浦とか)うまく観光地化できればいいんだけどねぇ。

駐車場に戻るとその前の細道が「十王坂」というまっすぐな坂道だった。太田七坂のひとつらしい。(なにかにつけて「七」ですなw)少し眺めがよく車で降りてみたくなった。一人で来たら通ってみようかな。

駐車場でもまた少し話してゆっくりしてから出発した。(出る時に店にきた人達よりも後だったw)ぽかぽかだしのんびりできて楽しめた。

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