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鹿野山九十九谷展望公園

ファイル 2451-1.jpg君津市鹿野山の県道沿いにある公園。

県道は昔通ったことあるけど、ここに立ち寄ったのは初めて。
昔は走行中の流れる景色以外は興味なかったからなぁ。。
あちこち寄るようになってからは、この道を通ったら必ず寄ろうと思ってた場所だけど、マザー牧場を抜けてくる道だけにそうそう通る事も無かった。

で、来てみたら普通な公園みたいな雰囲気の駐車場で、車は少なかったけどバイクが多く停まっていた。(公園の向かいの山側にも駐車場はあったのでいっぱいでも停められないことはなさそうだった)

公園はもう歩かずともその先の眺めが覗けてて、なんかすごいトコにあるのにのんびりした雰囲気で和む感じだった。

「九十九谷」の案内板を読みつつ、斜面側の先に進んで眺望した。

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これはいい眺め。
この展望所が九十九谷ではなく、見下ろした山々の細かい谷が幾つも連なった眺めを九十九谷と呼んでいるという事らしい。(海は九十九里だし千葉は九十九がすきだよね)
ここは朝の雲海が絶景なトコらしいけど、雲海がなくても低い山が一面に広く連なった風景は、高い山がない房総半島独得な風景。
手前の山は細かくうねった皺の模様を作っててカラクサかペイズリーかって雰囲気で面白く、遠くの山は眩しさと湿気でもやーっとかすれて見えてて雲海とまでとは云わずとも水墨っぽい雰囲気でもあり楽しめた。
「ゴルフ場がなければなぁ、、」という素直な感想は近くの人それぞれが代弁して話してた。

眺めもいいけど日差しも気持ちよく、2月の山の上とは思えない温かさ。緩やかな風さえ心地いいくらいの陽気で、しばらくはベンチに座ってまだ高い陽に頬を向けて日向ぼっこした。

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ベンチの前にあった案内には、画家の東山魁夷の出世作「残照」が出てて、その絵はここの景色に甲州の山(八ヶ岳?)をミックスしたものだとあった。へー。

しばしのんびりした後は、少し公園内をまわってみた。
やや傾斜のある広場の中央に、案内板の立った木があった。案内を見ると推定樹齢二百数十歳以上のヒイラギだそうだ。
「柊」という苗字の人は知ってるけど柊の木って始めて見たかも。こんな感じの木なんだ。

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ひとまわり歩いてトイレによると、その裏から県道を渡った向いに白鳥神社というのがあった。
その神社の先が山頂(鹿野山の東の峰の白鳥山)なんだそうだ。
行ってみようかとも思ったけど、まぁ多少登ってみてもこの公園以上に眺めのいい場所はないだろうなと思いヤメて車に戻った

タグ:楽:眺 景:山 景:谷 景:陽 観:藝 観:園 植:樹

富津公園

富津岬にある県立公園。

いつも公園の手前は通過して岬の先の展望台に向かってたけど、一応この公園内の丘の上に展望台があるのが見えてて気にはなってた所。
でも、展望するならやっぱ岬の突端だよねー。ってことでその突端への道が通行止めの今日ぐらいしか寄るチャンスはないだろうと戻ってきて歩いてみた。

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まず大きな池に歩くと、その展望台の丘は池の中の島だった。
ってことでその島に渡る橋に進んだ。
ら、
その橋も立入禁止で閉鎖されていた。。なんなんだまったく。

でもポカポカ陽気で気分いいので散歩だけでもいいかと林へ歩いてみた。
防風林の松林も公園だけに歩きやすい道ばかりだろうと思ってたけど、妙にマイナーな人の通りが少なそうな道もあって、なぜか妙に気になってその道を進んでみた。

ヤブ漕ぎとまではいわないけど、暖かい季節になったら鬱蒼としそうな細道を進むと、なにやらコンクリの蒲鉾型建造物が見えた。

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お!なーんかこれは軍事遺跡っぽい雰囲気。銘も説明も何もなくて判別できなかったけど、帰ってから調べようとよく見て写真撮った。

ファイル 2450-3.jpg公園から抜け出ちゃったような廃れた雰囲気の道をそのまま進むと、公園らしい松林の道に出て「海浜の森」の散策案内地図もあった。

他にも何か怪しい建造物みたいなのあるかな?と見たけど、そんなものが案内されてる訳もなく(今通って来た細い道も載ってなかった、、)森の奥の方に進んでも何もなさそうだったから、大池の方向に進んでみた。

天気いいせいか深い林も鬱蒼とした感じは無く、気分いい散歩。方向と位置と公園の範囲は把握してるので多少道がそれてても問題なく不安なく歩いた。

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ら、
またこっちにも軍事遺跡っぽい建造物が道の横にあった。
ちょっと気ままに歩いただけでこんな幾つもあるならもっと沢山あるのかな?と、ここでスマホで調べてみた。

これらは旧陸軍の射撃試験場の遺跡だそうで、この小さなトーチカみたいなのは「監的所」と云う射線を覗き観測する所。目の前の松林は当時は平地でここで短距離砲の射撃試験を行っていたらしい。

そして先ほどの蒲鉾型のものは「弾丸射入窖」というそうで、砲弾の初速を測るために弾丸を撃ち込む穴ぐらだそうだ。

「監的所」は同じものが公園内にあと二つあるそうだけど、逆方向なので探す気はなくそのまま進んで大池の南側に出た。
実はこの池、公園の為に造られた池ではなく、東京湾要塞の富津元洲堡塁砲台を構築した時に掘られた堀。池の中の中島がその堡塁砲台跡。あーそっか、それで一度は歩いてみたいって思ってたんだっけ。。。「富津公園の軍事遺跡」で調べるまで忘れてた。

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沢山いるカモやバンの水鳥を眺めながら池の周りを進んで、表側に出て正面中央の橋まで来てみたけど、やっぱりこっちも閉鎖されてた。
工事は2/15までだそうだ。二週間早かったか。
まぁ、今回は大正~昭和の軍事遺跡を覗けたので、明治の軍事遺跡は混ぜずにまた次回ということで丁度いいかと思えた。

最後に駐車場を通過して北側の海辺にあるという監視所へは行けるかな?と歩いてみたけど、プール施設で遮られてて行かれず、柵があって海すら出れなかった。岬の先へ行けないと海は見れないのか。

通れないとこが多いのは残念だったけど、取り敢えず二月とは思えないポカポカ陽気で、のんびり散歩できて満足。

タグ:観:園 観:軍 観:装 観:池 景:森 楽<残 楽:歩

かつ菜

ファイル 2449-1.jpg富津市青木の16号沿いにあるとんかつ店。

富津ではほぼ毎年この時期に「生のりフェア」というのをやっていて、富津の海で採れたばかりの生海苔の商品販売や、それを使った飲食店の料理などが幟の立った参加店舗で味わえる。
けど、
そんなに店が密集してるわけでもないし、店によって出すものが違うので、今年は行く前に一応調べてた。

で、一番興味を持った店がこちらの店。
午前中に来れたので駐車場も他に車が無くて悠々だったんだけど、ちょっと店先が狭くて入りずらかった。

ファイル 2449-2.jpg店に入るとまずレジで、テイクアウトがメインの店に思えたけど、客室は横にあり、靴脱いで上がるフローリングの洒落た部屋みたいな店だった。

座布団のテーブル席だけでなく、カウンター席もあっておひとりさまでも落ち着けたし、そのカウンター席だけは足元が深く段になっててブラブラしながら座れるのが楽だった。

さて
一応メニューは見たけど食べるのは決まってて、生のりフェア期間限定メニューの「生のりチーズかつ丼」
ちょっと変り種メニューで面白そうだと思った。

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これはおいしい。
まず、海苔の香りがしっかりしてて、さすが生のりフェア!って感じ。
玉子ではなくチーズで綴じたおだしのかつ丼で、おだしがすでに海苔の風味でいい味な上に、チーズもくどく感じずいい組み合わせ。更にカツもしっかりしてておいしいのに海苔の風味は全然負けておらず、そして生海苔の変な食感も楽しめた。
洋かと思ったけどぜんぜん和。チーズ無しの「生のりかつ丼」もメニューにあったけど、こっちたのんでよかった。

と、満足な食事だった。

ちなみに「生のりフェア」は、ラーメンが一番多いみたい。
(でも生海苔ラーメンはフェア期間中じゃなくても食べれそう、、)
他はサイドメニューで三杯酢あえとか。
また来年も調べて富津に来てみよう。

タグ:食:丼 餐:揚 餐:菜 楽:催